Duel Dream!!   作:シルウェスト

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作者なシルウェストです!
サイバースデッキってなんでこんなに1ターンが長いんだ、なんて思い始めた今日この頃。日常回という名のデュエルパートの筆休みにお付き合いください…。


孤高の青薔薇

いつも通りの登校日。そんないつも通りの日に花を飾ってくれた人がいる。

蘭「おはよう、究。」

究「ああ、おはよう。」

美竹蘭、俺の恋人だ。家に案内した以降彼女は登校日の朝は必ず家の前で待っている。だが今回は――

巴「よっ。」

ひまり「おはよう!」

Afterglowメンバー全員が来たようだ。

巴「で、この前蘭を家に連れ込んだって?大胆だなぁ。」

究「否定はしないが、その含みのある言い方はやめないか?絶対誤解される。」

モカ「もしかしてもう蘭と…ヒューヒュー。」

究「やめろ、ガチで誤解を招く。」

蘭「モカ……?究はそんなことしないから。」

ひまり「デュエルなら私も行きたかったなぁ。」

つぐみ「蘭ちゃんから究君の本気を見たって聞いたから。」

ふむ、どうやらサイバース族の事は伏せて皆に伝えたようだ。本気…かどうかは自分でも分からないが、蘭としては色々と初めての刺激だっただろう。いつも俺が使ってたのはEXを使わないものばかりだからな。それを使ったということで本気と捉えたのだろうか。あのデュエル以降、俺はサイバースを使うと決めた。もちろん今までのデッキを使わないわけじゃない、新しい選択肢としてのサイバースだ。

巴「究のEXありきのデッキかぁ。一度やりあってみたいな…!」

究「ああ、今度やろうぜ。」

そんなこんなで雑談していればあっという間に羽丘に到着。今日も学校生活の1日が始まる。いつも通りかと思いきや……

 

 

 

究「運動会…だと…。」

蘭「……」

昼休み前、クラスで近々開かれる運動会の種目案のまとめをしていた。未だ部活を決めれてない俺にとっては運動のいい機会ではあるが、蘭はどこか…じゃないな、完全に乗り気じゃない。みんな競技の案を出し合っている。徒競走、障害物競争、2人3脚と色々出てきている。果たして俺は何に出場させられるんだか…。

女子生徒「八須賀君はなにか競技の案とかある?」「前の学校でやってた種目とか…!」

究「俺?そうだなぁ…。俺のところはクラス対抗で球技とかボードゲームとか…カードゲームもかな?そんな感じだったからな。」

女子生徒「え、ほんとに!?」

究「おう。前いた所の誰かが、デュエルモンスターズを提案したらまさかOKが出ちまったのは笑ったよ。ここみたいにまるっきり運動会みたいなのじゃなかったからさ。俺が出せる案はないかなぁ…。」

女子生徒「ねぇねぇ、そのクラス対抗のそれってなんていうの?」

究「クラスマッチ…だな。先輩だろうが後輩だろうが関係ない、3年が相手だからって勝ちに行ってたな。」

女子生徒「それにしようよ!」

究「はい…!?」

運動会だよな?それだとガチで企画の根本から覆るぞ…!?それにここの現生徒会長とか知らないし…!

女子生徒「じゃあ、私達の案は『クラスマッチ』で!つぐみちゃん、お願い!」

つぐみ「わかった、出しておくね。」

あれ…なんか俺の意見が通った。しかもまとめた案をつぐみに渡しやがった。そういえばつぐみは生徒会に所属していたんだったな。…相当忙しくないか?つぐみ。生徒会にバンドに家は喫茶店、俺だったら絶対にどれか投げている。いや、そんなことよりクラスマッチ案はここではいいかもしれんが、生徒会で絶対に蹴られるって…!

蘭「究…採用されたらどうする?」

究「採用って…そんなわけないことを祈る……。」

取り敢えず纏まった。変な方向に。案の定、『クラスマッチ』提案クラスの代表は放課後生徒会室に来るよう言われた。流石にまとめてくれた子に任せるのは難なので提案者の俺が呼び出しに応じた。

 

 

 

生徒会室

究「失礼します…。」

恐る恐る入室した。別段なにか悪いことをしたわけではないが、生徒会室に入るなんてことがまずないので未知の経験にぶっちゃけビビっている。

つぐみ「そんなに緊張しなくていいよ?」

究「あ、ああ…。」

?「ごめーん!待った?」

究「い、今来たところです。」

テンションが軽いというか高いというか…そんな子がきた。

日菜「私が生徒会長の氷川日菜だよー。」

究「……はい…?」

……自分の耳をまず疑った。なんというか、意気揚々に入ってきたこの子が自らを生徒会長と名乗った。なんの冗談と思ったが、つぐみは副会長の席に座っている。となるとやはり日菜という子が生徒会長なのだろう。もっとこう清楚なイメージを持っていた自分のなにかが容易く崩れ去った。

日菜「信用してないでしょー。」

究「すいません…。それで、運動会の案でしたよね。」

日菜「うん!つぐみちゃんのクラスからの案を見てね、るんって来たの!」

究「は、はぁ…。」

かなり抽象的な表現が多い。テンションから察するあたり、否定的ではないみたいだが…。提案したクラスマッチなるものの説明を求められたので、前の学校でやっていた事をそのまま話した。説明中、目をキラキラさせながら会長さんは聞いていたが――

究「…ざっくりと前の学校でやっていたクラスマッチの概要を説明したが…。」

日菜「面白そうだね!今度からこれやろうよ!」

つぐみ「えぇ…!?」

日菜「だって先輩後輩の垣根を超えた文句なし、ガチンコの試合だよ!面白そう!」

究「……。」

もっとこう…否定的な意見が出るかと思いきや、全肯定レベルの反応を示している。例年は生徒会が主催で運動会を開いており、それに則り、クラスマッチも生徒会が主催。俺も臨時として入ってもらうという話にまで発展した。まさか、ここまでウケる事になるとは思いもしなかった。

究「なんか…クラスマッチやりましょうな雰囲気なんだが。」

日菜「もちろん。」

つぐみ「じゃあ、もう少し説明してもらってもいい?」

究「わかった。まず、なんの競技をするかについてだが。学校内の施設で行っている部活…スポーツを採用するのはどうでしょう。」

つぐみ「それだとそのスポーツの部に所属している人が有利に…」

究「そこで、所属している部と同じ種目には参加できない制約をつける。またはその種目の審判をしてもらうでもいい。将棋やオセロとかのボードゲームは制約は考えないものとして…で、これは余談だけど。」

日菜「なになに?」

究「前の学校では、クラスマッチにデュエルモンスターズをやっていて――」

日菜「いいじゃない!下手にオセロとかの将棋なんかよりよっぽど楽しいよ!」

究「……つぐみちゃん。」

つぐみ「どうしたの?」

究「生徒会長っていつもあんな感じ?」

つぐみ「否定はしないかなぁ…。」

…つぐみ、過労で倒れたりしないよな?まじで。会長に付き合わないとなると相当だな。説明はした、後は生徒会でお願いしますということで俺はその場を離れた。

究「終わったー…。」

蘭「おつかれ。」

究「蘭!?待ってたのか…?」

蘭「うん。大丈夫?疲れてない?」

究「大丈夫だ。待たせて悪かったな。」

蘭「…いいから。いこ?」

究「ああ。」

長時間、蘭が生徒会室の入口付近で待っていた。ありがとうと伝え、待たせた(?)お詫びとしてミニデートをした。どうやら蘭は今日発売の雑誌かなにか欲しいそうで、早速本屋に行って俺は別の本を探している時――

友希那・蘭「「あっ……。」」

蘭は湊先輩と遭遇、偶然にも同じ雑誌に手を伸ばしていた。

究「蘭?あ、どうも。湊先輩。」

友希那「八須賀さん?なるほど…デートだったのね。」

蘭「…ええ。」

友希那「だから八須賀さんも来ていたのね。」

究「蘭を諸事情で待たせたお詫びとして、こうしてます。」

友希那「そう…。」

今井先輩、助けてください…。湊先輩との付き合い方が分かりません…。そんなさもない願いが届いたのか、噂をすれば影がさすといえばいいのか。

リサ「友希那ー?買えた?って、究君と蘭ちゃんじゃん。」

究「今井先輩、どうもです。」

助かった…蘭も湊先輩も口数は多くないからこの沈黙を破って欲しかったところに来てくれた…。

リサ「あー、最後の1冊なんだ。」

究「穏便に貸し借りすればいいんだろうが…蘭の事だから湊先輩に貸一つなんて作りたくないんだろうなぁ…。」

リサ「あーわかる。友希那もそういう節があるんだよー。」

究「じゃあ間を取って俺が――」

蘭・友希那「「それはだめ(よ)。」」

究「あ、はい…。」

 

 

 

八須賀家

究「疲れた……。」

帰って俺はソファーに身を投げた。生徒会長は色んな意味で元気な人だし、俺の案は採用されて詳細の説明を要求されるし、蘭を待たせたお詫びに一緒に買い物してたら湊先輩とばったりで睨み合いだし…。

究「にしてもクラスマッチなぁ…。」

クラスマッチは1年の時の経験が印象に残っており、新天地で同じような事をすることになるとは思わなかった。どうせ明日も打ち合わせか何かに付き合わされるだろうから、それに備えて早めに寝た。




カード紹介コーナー!
今回紹介するのは『悪魔竜ーブラック・デーモンズ・ドラゴン』!
蘭「このカードが戦闘を行う場合、相手のカード効果の発動を封じる事が出来て、バトルを行ったバトルフェイズ終了時に墓地のレッドアイズ通常モンスター対象に元々の攻撃力分のダメージを与えてデッキに戻す効果もある。これ1枚で一気に削りに行けるよ。」
一気に削りにいくどころか、下手したらゲームエンドですね、ええ。というわけでここまで!
読んでいただきありがとうございます!

モカちゃんのデッキは何にしましょう?(上2つは作者の素案です。)

  • 蘭がレッドアイズならブラマジで友情コンボ
  • 妖仙獣
  • 取り敢えず融合テーマ
  • 取り敢えずシンクロテーマ
  • 取り敢えずエクシーズテーマ
  • 取り敢えずリンクテーマ
  • 取り敢えず儀式テーマ
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