それとすいません。前回の後書きに書くべきでしたが、バンドリ側は2ndシーズンを土台に考えてます。よろしくお願いします。
午後の授業が終わり、放課後になった。各々部活なり帰宅なりし始めた頃――
蘭「約束、ついてきて。」
究「一応どこでやるつもり?」
蘭「もちろんショップ。…なに想像してたの。」
究「え?…屋上?」
蘭「バカじゃないの?吹き曝しの所でやってどうすんの。」
究「いやまぁ…ですよね。」
彼女達のバンド名らしく夕焼け空の下でデュエルするのかと少しでも思ったちょっと前の自分を張っ倒したくなった。さて、蘭達の案内のもとやってきたのはショッピングモールだった。
究「え?ここ?」
ひまり「うん、あるんだよ。ここに。」
究「知らなかった…。」
如何に自分が街を見て歩いていないのかを痛感した究、今度予定が空いてる日に街の案内を頼んだら2つ返事でOKされた。雑談していたら件の店に着いた。
究「へぇ、モール内の割にそれなりに揃ってる店だな。サプライ関係も。」
巴「だろ?大体はあるんだぜ。」
究「後でじっくり見よっと。さて…やろうぜ。」
蘭「負けないから。」
いったい何を使うんだろうとワクワクしながら――
蘭・究「「デュエル!」」
蘭 LP:4000
究 LP:4000
蘭「私のターン、魔法カード『レッドアイズ・インサイト』発動。デッキから『真紅眼の黒炎竜』を墓地に送って、『真紅眼融合』を手札に加える。そしてそのまま発動。デッキから『真紅眼の黒竜』と『真紅眼の凶星竜ーメテオ・ドラゴン』を素材に融合召喚する、『流星竜メテオ・ブラック・ドラゴン[ATK:3500]』!」
究「召喚口上、ないの?」
蘭「…ないから。とりあえず流星竜メテオ・ブラック・ドラゴンの効果でデッキからもう1枚『真紅眼の黒竜』を墓地に送り攻撃力の半分ダメージを与える。」
究「レッドアイズはこれが痛い…。[LP:4000→2800]」
蘭「…カードを1枚セットしてターン終了。それと、真紅眼融合で融合召喚した流星竜は真紅眼の黒竜として扱うよ。」
究「にしても3500か。取り敢えずドローしてから考えるか。ドロー。…上々かな。メインフェイズに入って、俺は『強欲で金満な壺』を発動。EXデッキから6枚除外する。お好きなのどうぞ?」
蘭「どうせ使わないでしょ。上6枚でいいから。」
究「お言葉に甘えて上から6枚除外して2枚ドロー。」
ひまり「エクストラ使わないってなんか珍しいよね。」
巴「まるっきり使わないのは確かにそうだな。」
究「俺ってどうしてもデメリットの方を見ちゃうんだよな。」
モカ「じゃー強貪とか使わない感じですかー?」
究「ああ、俺はメインデッキの1枚もなるべく無駄にしたくない。EXデッキはまだ使わないという選択肢がある。けどメインデッキはそうはいかない。だから――」
つぐみ「大事にしてるんですね。」
蘭「いいから、進めて。」
究「ありがとう、羽沢さん。ごめん美竹さん、語っちゃって。」
蘭「別に、八須賀さんの気持ち…なんとなく分かるから。」
究「なんか嬉しいな。じゃあ改めて…『ウィッチクラフト・シュミッタ[ATK:1800]』召喚。」
蘭「それ…昼の?」
究「ああ。さて、シュミッタの効果発動。手札の魔法カード1枚『ウィッチクラフトサボタージュ』とシュミッタ自身をコストにデッキからウィッチクラフトモンスターを特殊召喚する。来たれ、万能の創造者!『ウィッチクラフトマスター・ヴェール[DEF:2800]』!」
蘭「守備力2800じゃあ私のメテオ・ブラック・ドラゴンは耐えられないよ。」
究「まぁまぁ、墓地のシュミッタの効果発動。このカードを除外して、デッキからウィッチクラフトカードを墓地に送る。『ウィッチクラフト・バイストリート』を送るぜ。カードを1枚伏せて…ターンエンド。そしてこのエンドフェイズ、さっきコストにしたサボタージュの効果。ウィッチクラフト魔法カードは各々の固有効果と共通効果がある。いずれかターン1でしか使えない。今回は共通効果のほうだ。エンドフェイズにサボタージュは手札に戻る。」
蘭「なっ…。」
ひまり「実質タダ!?」
つぐみ「なんか主婦の反応だよ、ひまりちゃん…。」
究「そしてバイストリートの効果。ウィッチクラフトの永続魔法は手札には戻らないが、フィールドに置かれる。バイストリートが場にある限りウィッチクラフトモンスターは1ターンに1度だけ戦闘・効果で破壊されない。そしてウィッチクラフトの永続魔法はウィッチクラフトの効果で手札の魔法カードをコストにするのをバイストリートを墓地に送る事で肩代わりできるんだ。これで処理は終わり。美竹さんのターンだよ。」
蘭「私のターン、ドロー。」
モカ「……」
巴「モカ?」
モカ「蘭、なんか楽しそうー。」
蘭「(バイストリートのせいで計算が狂った…。守備力2800を純粋に突破するにはいまある流星竜メテオ・ブラック・ドラゴンの攻撃力か、あとは…あ、あるじゃん。)」
つぐみ「蘭ちゃん、なんか警戒してる?」
ひまり「伏せたカードとか?」
巴「レッドアイズの攻撃力の土台は2400。対してヴェールの守備力は2800。流星竜メテオ・ブラック・ドラゴンだけじゃ相手の盤面を破れない。」
モカ「あ、動いた。」
蘭「魔法カード、死者蘇生発動。これで『真紅眼の黒炎竜[ATK:2400]』を特殊召喚。そしてデュアル召喚。」
究「まさか…!?」
蘭「更に手札の『黒鋼竜』の効果で『真紅眼の黒炎竜』に装備。攻撃力を600上げるよ。[ATK:2400→3000]」
ひまり「これでヴェールの守備力を超えたモンスターが並んだからバイストリートを突破できる!」
蘭「バトル、『流星竜メテオ・ブラック・ドラゴン』で『ウィッチクラフトマスター・ヴェール』を攻撃!」
究「攻撃宣言時、ヴェールの効果発動!」
蘭「え!?」
究「手札の魔法カード1枚をコストに、相手フィールドのモンスター効果を全て無効にする。コストは『ウィッチクラフトドレーピング』。」
蘭「でもまだ…」
究「確かに、まだ脅威は去ってない。だからこのままダメージ計算時にヴェールのもう一つの効果を使う。」
蘭「ダメージ計算時…まさか!?」
究「ヴェールは戦闘を行う魔法使い族の攻撃力・守備力手札の魔法カードを任意の枚数見せることで見せたカードの数×1000上げる。」
蘭「見せたカードの数…あっ…!」
究「そう、俺が手札に戻したサボタージュがある。俺が見せるのはサボタージュ1枚。ヴェールの守備力は3800になる!」
蘭「やられた…![LP:4000→3700]」
ひまり「え?なに?どういうこと?」
つぐみ「蘭ちゃんはヴェールの防御力を突破できない。」
ひまり「えぇ!?」
モカ「しかも黒炎竜のバーンダメージの効果も無効にしてくるからー。」
巴「相手の手札が切れる瞬間を狙うしかない。」
蘭「ターン終了。」
究「俺のターン、ドロー。」
ひまり「ファイト、蘭…!」
究「俺、完全に悪役じゃないか。」
つぐみ「そんなことないですって!」
究「ホントか?まぁ…手札的にやることないからこのままターンエンド。ドレーピングは手札に戻る。」
蘭「ドロー!…これならいける…!」
究「(何を引いた?)」
蘭「儀式魔法『レッドアイズトランスマイグレーション』!」
究「なんだと…!?」
蘭「墓地の『真紅眼の黒竜』を除外して、儀式召喚!『ロード・オブ・ザ・レッド[ATK:2400]』!」
巴「いいぞ、蘭!これで相手は動けなくなった!」
究「(まさにその通りだ。俺がヴェールの効果を使おうものなら俺の盤面が崩壊する。ヴェールの守備力を突破可能なモンスターは流星竜と黒炎竜の2体。しかも黒炎竜はデュアル状態。戦闘を介したら最期だ。いや…詰んでないか?ヴェールは突破される…黒炎竜は戦闘を行ってしまう、ロード・オブ・ザ・レッドのダイレクトアタックで俺のライフは尽きる。……いや…まだ手はあるまがその為には…)」
蘭「諦めたら?」
究「終わってないだろ?来いよ。」
蘭「(まだ諦めてない…なにかあるの?)」
究「(まだ俺にはこいつがある。美竹さんが先手を打ってくれれば俺の命は繋がり…逆転もある!)」
巴「ブラフだって、攻めれば勝ちだ!蘭!」
ひまり「うーん…でもなんで八須賀君、さっきのターンは何もしなかったんだろう。」
つぐみ「手札的にやることないって言ってたし、引きが悪かったんじゃない?」
モカ「そーかなー?なんか、嵐の前の静けさ的なの感じるー。」
究「(モカとの相手やばそうだな。直感的に俺の手を読んできそうだ。)」
蘭「……ターンエンド。」
究「いいのか?攻めなくて。チャンスだったろうに。」
蘭「そうやってカウンターするんでしょ。」
究「バレた?」
蘭「…ほら。」
究「(が…攻めてこないのはシンプルに辛い。ロード・オブ・ザ・レッドのせいでこっちから先手を打てないし。)俺のターン、ドロー。…悪いな。ロード・オブ・ザ・レッドは何とかなりそうだぜ。」
巴「嘘!?」
究「それがマジなんだよなぁ…。魔法カード、『ワン・フォー・ワン』発動!手札コストは『ウィッチクラフト・ピットレ』を墓地に。(さぁ…喰い付け…!)」
蘭「……」
つぐみ「なんか…蘭ちゃんと八須賀さんの間にほんとに火花が散ってるみたい…。」
蘭「チェーンして『ロード・オブ・ザ・レッド』の効果発動。」
究「じゃあヴェールの効果をチェーンして発動、コストサボタージュだな。」
蘭「そう…なるよね。」
究「ロード・オブ・ザ・レッドはこれで封じた、ワン・フォー・ワンの効果で『ウィッチクラフト・ジェニー[DEF:500]』を特殊召喚。ジェニーの効果発動、自身と手札のドレーピングをコストにデッキから『ウィッチクラフト・ハイネ[ATK:2400]』を特殊召喚する。ハイネが居るとこのカード以外の魔法使い族を効果の対象にできないぜ。」
蘭「仮にロード・オブ・ザ・レッドが生き残っても破壊できるのはハイネだけ…。」
究「もっとも残す気はないな。ハイネでロード・オブ・ザ・レッドに攻撃。」
蘭「バイストリートでハイネは残って、ロード・オブ・ザ・レッドだけ破壊される…。」
究「ターンエンド、サボタージュとドレーピングは回収する。」
蘭「ドロー。…このままバトル!」
究「なにもしない…?」
蘭「流星竜メテオ・ブラック・ドラゴンでウィッチクラフト・ハイネを攻撃!」
究「ならダメージステップ開始時、ヴェールの効果を発動。おれはサボタージュ、ドレーピング、コラボレーションを見せて攻守3000上げる。[ATK:2400→5400]」
蘭「…でも、このデュエル私の勝ちだよ。[LP:3700→1800]」
究「なんだと?」
蘭「罠発動、『レッドアイズ・バーン』!」
究「げっ…!?」
蘭「流星竜メテオ・ブラック・ドラゴンは真紅眼融合の効果で真紅眼の黒竜扱い、レッドアイズモンスターだよ。破壊されたモンスターの攻撃力分ダメージを与える。」
究「してやられたなぁ…[LP:2800→0]」
蘭「…私もだけど。[LP:1800→0]」
究「おい!」
究「引き分けっすか。」
蘭「バーンがなかったら負けてた。」
巴「惜しかったな、蘭。」
ひまり「でもいいもの見たよ!」
モカ「同感ー。」
つぐみ「ふたりともすごかったよ!」
究「レッドアイズ恐るべし…。」
蘭との1戦後、俺とみんなで時間の許す限り語り尽くした。自分の事、バンドのことetc…
蘭「あの、八須賀さん。」
究「美竹さん?」
蘭「…名前で呼んで。私も名前で呼ぶ。これから一緒のクラスだし、それに仲良くなりたいし…。」
最後の方はよく聞こえなかったが、どうやら名前で呼んで欲しいらしい。こうしてデュエル仲間が出来たし吝かではない。
究「えっと…蘭さん?」
蘭「さん付けなし!」
究「…蘭ちゃん?」
蘭「よろしい。別に呼び捨てでもいいけど…」
究「え?」
蘭「なんでもない。ほら、行くよ!究!」
なんか顔が赤かったが気のせいだろう。4人からも名前で呼んでと言われたので名前で呼ぶことにした。
究「ただいま…って、いないんだった。」
両親は引っ越して間もなく仕事であちこちを飛び回っている。実質一人暮らしもいいとこだ。
究「あ、親父から電話だ。もしもし。」
長期出張中の親父から電話というかビデオ通話だ。隣に母さんもいた。さっそく今日の事を伝えた。新しい学校生活の期待、友達ができたこと…両親はほっとしていたようだ。ついでに転校先が元女子校だったことも愚痴った。親父は豪快に笑い飛ばしただけで『友達が出来たなら上手くやれるさ』とだけ言われた。帰ってきたら友達を紹介するよ、と伝えて電話を切った。
究「さてと、宿題を熟すか。ついでにリベンジマッチのデッキも考えるか!」
作者のシルウェストです!初めてデュエルを文面で書きました!
蘭ちゃんのデッキはレッドアイズに。デッキ構成についてはNeuronで作ってます。デュエルの方針はライフ4000、かなりスローペースな展開が基本です(ライフ4000のレッドアイズは殺意が高過ぎるのは言わないで…)。デュエルパートについては手札枚数の推移を今後書いていこうかなと思います。
読んでいただきありがとうございました!頑張って書いていきます!
追記
『レッドアイズバーン』の効果を勘違いしてました…!申し訳ないです!ご指摘ありがとうございます!
モカちゃんのデッキは何にしましょう?(上2つは作者の素案です。)
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蘭がレッドアイズならブラマジで友情コンボ
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妖仙獣
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取り敢えず融合テーマ
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取り敢えずシンクロテーマ
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取り敢えずエクシーズテーマ
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取り敢えずリンクテーマ
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取り敢えず儀式テーマ