取り敢えず続きをどうぞ。
究「……」
昼休みの長閑な時間に俺、八須賀究は今ある問題に直面していた。別に成績が悪かったとかそういうのではない。今朝担任から渡されたプリントだ。
究「部活動…かぁ……。」
羽丘で稼働している部活動の一覧が載っているプリントだ。共学化したとはいえ、現状男子生徒は俺だけ。運動部に入るにしてもあれだし、運動部を避けて文化部に入りたいとは思わない。どちらかといえば身体は動かしたい方だ。実のところ似たような問題として体育の授業もそうだ。ペアを組むときにどうしても色々と気にしてしまう。色々って?言わせるなよ。
究「はぁ……」
蘭「ため息多いよ。」
究「え?そんなに?」
蘭「そんなに。部活、迷ってるの?」
究「そらな?運動部入ったって、ね?かといって文化部もなぁ…って。」
蘭「ふーん…。帰宅部すればいいじゃん。」
究「んなわけにはいかねぇだろ。」
蘭「けど意外。」
究「なにが。」
蘭「デュエル好きなくせに、運動好きなんだ。」
究「運動もデュエルも楽しいからな。今度またデュエルやろうぜ、リベンジマッチだ。」
蘭「いいよ、いつでも。」
取り敢えず放課後ざっくり部活を見て回ると心に決めて、まだ行ったことのない羽丘の食堂に行ってみることにした。食堂に向かってる最中――
?「ねぇねぇ!転校生って君?」
究「え?あ、はい。えっと…」
日菜「私は氷川日菜だよ!まだ部活決めてないよね?」
究「はい、まだです。今日の放課後にでもあちこち見て回ろうかt――」
言い切る前に眼をキラキラさせながら…てかマジでキラキラしながらぐいっと来た。
日菜「天文部に入らない?キラキラ」
一瞬思った。何だこいつ、と。だが言わない、初対面で無碍に扱うのは失礼この上ない。
究「取り敢えず他の部活を見て回ってからでいいですか…?」
日菜「うん!ルンってするの見つかるといいね!」
究「そ、そうですね…。(ルンってなんだ…)」
日菜というハイな子が行った後、つぐみが来た。
究「あれ?つぐみちゃん?」
つぐみ「あ、大丈夫?日菜ちゃんになんかされなかった!?」
究「か、勧誘はされたが。」
つぐみ「よかったぁ…大丈夫みたいだね。」
聞けばどうやらさっきの子は生徒会長…らしい。嘘だろ。あんな暴走列車みたいなのが?つぐみも生徒会に入ってるそうだが、日菜の下で動くのは相当疲れるんだろうなぁ…。まず天文部を選択肢から外した俺だった。
放課後、俺は運動部から見て回ることにした。プリントでもそうだが元女子校というだけはあり、そこまで多くはなかった。
究「テニスコート完備とかどうなってんだ?ここの女子テニスって強いのかな…ん?あれは、ひまりちゃん?テニス部だったのか。声掛けるのも難だし、他を見て回るか。」
テニスコートを離れ他に行こうとしたとき、茂みの向こうから声が聞こえた。俺は声の主が誰かを確認しようと奥へと入った。
究「(役者のような台詞…演劇部の人か。自主練とは凄いな。本気で目指しているのだろうか。)」
邪魔しちゃ悪いと思いその場を離れようとしたが小枝を踏んでしまい、勘付かれた。
?「誰だい?」
究「すいません…覗く気はなかったんですが…。」
?「これはこれは、噂の転校生か。私は瀬田薫。演劇の自主練をしていたんだ。転校生の君をも誘うなんて…なんて儚いんだ…!」
あーこいつ…やべぇ奴だ。
究「八須賀究です。なんていうか…凄かったです。」
薫「ありがとう、そういえば部活は決めたのかい?決まってないなら演劇部に入部はどうだろうか。」
究「あはは…俺舞台とかそういうのは…」
薫「人は誰しも初心さ。その様子じゃ他の部活を見て回っていたのだろう?じっくり考えるといい。」
究「ありがとうございます、では俺はこれで。」
言動こそあれだが、根はいい人だ。ほんとに…言動で誤解されそうな気がするが。
究「取り敢えず一通り見て回ったが…」
帰り道、部活動一覧表を見ながら振り返った。意外とどの運動部からも寛容的な反応で、文化部についても同じような反応だった。となると次はどこに入るか迷ってしまった。
究「いっそ蘭ちゃんの帰宅部というのもありか…。いやいや…ん?あれは…おーい、蘭ちゃん!」
蘭「究?」
究「ギターってことは、バンド練習の帰り?」
蘭「そう。見学、どうだった?決まりそう?」
究「意外とみんな寛容的で良かったのと、それで今迷ってる。」
蘭「ふーん…。」
巴「ん?究じゃねぇか。」
究「巴ちゃん?」
巴「んー…やっぱ呼び捨てで頼む。むず痒い!」
究「お、おう。分かった、巴。」
巴「それでよし。」
蘭「…なら私も呼び捨て…」
究「分かった、蘭。」
蘭「〜!!!////」
なぜか顔を真っ赤にして超速ダッシュでどっか行った。
究「…俺なんかしたか?」
巴「……さぁ。」
究「その間はなんだ…?」
蘭視点 道中
究『分かった、蘭。』
蘭「っ……!!////」
なんか…頭の中で何回もリピートしちゃう…!呼び捨てでいいって言ったのは私だし、それで呼ばれただけなのに…あいつの事考えただけで…真っ白になる…。どうしたんだろ、私…。
蘭「究……。」
究視点
呼び捨てOK出たから呼び捨てしただけなんだが…なぜあんなガチ逃げしたんだろうか…。追うべきだった?
究「わかんねぇ…。」
モカ「蘭ちゃん泣かせたのー?ウルウル〜。」
究「なわけないだろ…俺はただ呼び捨てで呼んでって言われたからそうしただけで…」
ひまり「……」
究「なんだよ、その察したような顔は。」
ひまり「きっと恋だよ!」
究「はぁ!?」
ひまりがなんか突拍子もない事を言い出した。いやいや、転校してまだ指で数えるくらいだぞ。デュエルもした、割と隣同士だから結構話し語りした。それでなんでそうなる?
つぐみ「取り敢えず私達で宥めておくから、明日…」
究「だから泣かせてねぇって!」
八須賀家
究「はぁぁ……」
帰って早々、ソファーに倒れ込んだ。蘭の事で頭の中が混乱している。なんで呼び捨てOKで呼び捨てで呼んだのにあんな爆速で逃走したのか、極めつけはひまりが突拍子もなく恋だとかなんだ言い始めた。
究「何なんだよ…。ほんと…。取り敢えずやる事やって寝よ…。」
読んでいただきありがとうございました!今回は、もうノリと勢いで書きました。後書きコーナーは使用カード紹介コーナーにする予定です。これから頑張って書いていきます、よろしくお願いします!それではまた!
モカちゃんのデッキは何にしましょう?(上2つは作者の素案です。)
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蘭がレッドアイズならブラマジで友情コンボ
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妖仙獣
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取り敢えず融合テーマ
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取り敢えずシンクロテーマ
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取り敢えずエクシーズテーマ
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取り敢えずリンクテーマ
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取り敢えず儀式テーマ