雲ですが、なにか?   作:もこもこもっけ

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久しぶりの更新です!
これから1週間に1話は多分更新しますよ!
がんばります!


偵察♪偵察♪

ふ〜んふふふ〜♪

走るのって、たーのしーいなー♪

 

転生してから走るのがすごい楽しくなった。

なんでだろ?う〜ん…不思議

まあ、いっか♪

 

それにしても中層は眩しすぎて目が痛くなるなぁ

視界は赤、オレンジ、黄色、白で埋め尽くされている。

何が言いたいかというととにかく眩しい。目が痛くなるくらい。

誰だよ、こんな誰にも需要がなさそうな場所を作った奴は。

いつかあったらぶっ飛ばしてやる!空の彼方までな!

 

そんなことは置いといて(閑話休題)

 

魚系の魔物が多いなぁ

マグマの中にタツノオトシゴとナマズ、陸地に犬と…なんか丸い物体。

いや、何あれ!?

え、怖…理解不能だわ…

理解不能な生物のことは頭から追い出す。

うん、私は何もみていない!見てないと言ったら見てないのだ!

…でも、もと地球人の私からすれば魔物は理解不能な生物だな…

え!?…っていうことは魔物に転生した私は理解不能な生物ってこと!?

いやだー!そんなの断固拒否するぞー

これは、なんとしてでも人の姿になれるようにならなければ!!

 

ん?なんかあっちでマグマからひょろ長いものが顔を出してる。

なんだろ?

って、鰻じゃん!!

鰻ってあんまり食べたことないんだよね。食べたい!!

 

あれ?なんかこっち見られてない?

うぎゃぁぁああああ!??

な、な、な、なんかレーザー撃たれた!?

こっちくるなぁぁぁああ!!

 

 

はぁ…はぁ…はぁ…

むり。あれは一人じゃむり。蜘蛛ちゃんに救援を頼まなければ。

そうと決まれば、すぐに戻ろう!

Let'sらgo! go!

 

あ、蜘蛛ちゃんがみえてきた。

まだ鱗とってる

…あれ?なんか忘れてるような…

あ!!偵察してない!

あわわわわわ!

と、とりあえず、中層を抜け出す道を探さねば!

私は今、音速を超える!蜘蛛ちゃんに見つかったら一巻の終わりだ!ずっと遊んでたってバレちゃう!

 

えーっと、えーっと、なにか成果を持って帰らないと!

道!道!みち!どこ!?みちぃ…

バ、バレたらナマズを食べれない予感…

それだけはいやだー!

中層、5周くらいした気がする。

まさか、脱出口ないの!?

…あ!!あった!あったよ!!

さ〜てさて、どこに繋がってるかな〜?

 

ゆきあし、さしあし、しのびあし〜

 

この暗さ、この気温、この感じ(?)!

これは、上層!

ということで、上層への道を無事に見つけたよ!

や、やった…これで無事にナマズを食べられる!!

今度こそ蜘蛛ちゃんに報告だー!

 

 

 

 

(くーもちゃーん!ただいまー!!)

 

(おかえり…やっと鱗取り終わったよ…)

 

(おつかれー)

 

(ふぅ…で、なにか収穫はあった?)

 

(もちろん!聞いて驚き、ひれ伏すがいい!なんと!)

 

(なんと?)

 

(鰻を見つけたよ!きっと美味しいよ!)

 

(でかしたモコちゃん!ってそうじゃなくて!地形については!?)

 

(地形?…あ!!)

 

(よかった…一瞬ないのかと思ったじゃん…)

 

(嫌だな〜♪私はそんなヘマはしないよ〜)

 

(で?)

 

(聞いて驚き、ひれ伏すがいい!なんと!)

 

(あ、もうそれはいいから)

 

(ひどい!)

 

(ほら、早く話してよー)

 

(分かったって!ゴホン!では、発表します!なんと!今回の調査で上層に行く道を見つけたのです!)

 

(でかした!)

 

(ハッハッハー!ということでナマズパーティーだー!)

 

(おうよ!)

 


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