どうもどうもどうもー
雲子でございまーす
…なんか混ざった。あれ?混ざってないか。
いつも通り魔物を倒してたんだけど、変化があったよ。蜘蛛ちゃんに。
やっと決めたんだってさ。取得する邪眼。ポイントはいっぱいあるからいくつか取っちゃえばいいのに。え?私のだし大量に使うのは悪い?別にいいのに。邪眼は夢があるから慎重に選びたいって?うーん…なる…ほど?まあ、いいか。
蜘蛛ちゃんは『呪いの邪眼』を取ったって。その効果は絶大。弱体化させてHP、MP、SPを少しずつ奪うんだってさ。
しかも見られただけでそうなるんだよ?
えっっっっぐ。敵じゃなくてよかった。
また別の日のことー、お互い離れてスキルのレベル上げをしていたー。
そしたら、蜘蛛ちゃんが壊れた。
(もこもこもこもっこちゃん!!)
(え?大丈夫?壊れた?)
(そうなんだよ!…ってちがーーう!!聞いて!!)
どうやら違うらしい。よかった。
(うん、さっきから聞いてるよ)
(鑑定様がカンストしたよ!!)
(えー、いいなぁ。私は9になったけどカンストはまだかなぁ)
(あの苦楽を共にした鑑定様が!ついにカンストした! けど、進化とか派生はなしかー。いや、いいんだけどね。鑑定様がカンストしただけでもすごいことなんだけどね。こう、叡智を司る者的な進化を少し期待してはいたんだよねー。ないのかー。鑑定様ならあるいはって思ってたけど、ないのかー。ショックだわー。…本当にないの?)
うん、すごく期待してたみたい。たしかに鑑定さんの躍進は凄まじい。期待しない方がおかしい。私も期待してたり。
《ザ、……ザー、…ザ、ザー、ザー、……》
また、壊れたテレビみたいな音。やっぱり、気のせいじゃなかった。これは気のせいにしちゃダメな部類のやつだ。また私にも聞こえてる。
《ザー、要請、ザー、…上位管理者権限かく、ザー、……》
え?
《ザー、…理者サリ………ザー、…却下、ザー》
なんかやばい。
全くわからないのに得体の知れない怖さがある。
《ザー、ピン!》
急に聞こえたピンッという音に思わず体が震えた。
《要請を上位管理者Dが受諾しました》
《スキル『叡智』を構築中です》
《構築が完了しました》
《条件を満たしました。スキル『叡智』を獲得しました》
《『鑑定LV.10』が『叡智』に統合されました》
《『探知LV.10』が『叡智』に統合されました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『禁忌LV.7』が『禁忌LV.8』になりました》
《条件を満たしました。称号『叡智の支配者』を獲得しました》
《称号『叡智の支配者』の効果により、スキル『魔導の極み』『星魔』を獲得しました》
《『MP回復速度LV.4』が『魔導の極み』に統合されました》
《『MP消費緩和LV.3』が『魔導の極み』に統合されました》
《『魔量LV.9』が『星魔』に統合されました》
《『護法LV.4』が『星魔』に統合されました》
は?
はあ?
はあああああ?
意味がわからない。
なにこれ?
まるで、監視されているみたいだ。
今までそういう世界だって認識でスキルとか取ってきたけど、日本だったらスキルなんてもんは存在してない。
日本だったらスキルがあることのほうが異常だし。
でも、そんな当たり前のことを、この世界はそういう世界、なんて安直な考えで受け入れて良かったのか?
この言葉を信じるなら、上位管理者Dは私たちを監視している。そして、蜘蛛ちゃんの要望に合わせてスキルを作った。
つまりスキルは管理者に与えられたもの。
目的は?理由は?私たちに何をさせようとしている?
《ザ、…ザー…》
まだ何かくる。
《教室で……あっちの世界から….》
…なに?これは……記憶?
《…の身代わり……うまく誤魔化す………》
こんなの知らない。だって、私は…私は…
《転生しt……ザザッ………おっと、うっかりしていました)))
だれ?あなたは誰?あなたなんか知らない。だって、私は…ただの高校生なんだよ?
(((そうです。あなたは高校生です。あなたは知らなくていいんですよ)))
意味がわからない。
ところであなたは誰?目的は?
(((だから、管理者Dです。邪神とも言われています。せっかくなのであなたにも餞別をあげましょう)))
餞別なんていらない。お前みたいなやつからもらいたくない。
《スキル『三貴神』を構築中です》
《構築が完了しました》
《条件が満たされていまs…ザー……条件を満たしました。スキル『三貴神』を獲得しました》
《熟練度が一定に達しました。スキル『禁忌LV.2』が『禁忌LV.3』になりました》
《条件を満たしました。称号『神の権能』を獲得しました》
《称号『神の権能』の効果により、スキル『調停』『感情操作』『忘却の邪眼』を獲得しました》
《称号『神の権能』の逆効果により記憶の消去を開始します。現在の記憶消去率は0.5%です》
《記憶の消去を停止するには特殊クエストのクリアが必要です》
《特殊クエストの進行度は0です》
《スキル『神格領域拡張LV.5』を取得しました》
意味がわからない。
今までだったら使えそうなスキルだなって喜べた。
でも、喜べない。
記憶の消去ってなに?
こんなのいらない。
なんで?
本当にあなたは何がしたいの?
何も奪われたくない。
なのに守っても壊されて奪われる。
なんで?
なんで奪うの?
だれか説明してよッ!!!
◆◆◆
今回はいつも楽しませてくれるあなた達にご褒美です
片方は代償をつけましたけどね
でも、人は極限まで追い込まれた時にこそ限界を超えるんです
頑張ってくださいね?
全てを忘れるか、全てを思い出すのか
全てを思い出したときあなたはどう思うのでしょうか?
さあ、もっと私を楽しませてください