雲ですが、なにか?   作:もこもこもっけ

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誤字脱字報告有難うございます!間違えまくっててすみません。


レベルアップ祭り

あの化け物と別の道を進むことを決めた私たち。

デッカい蛇のような強敵がポンポン出てくることを覚悟していたが…

普通に上層にいるカエルとかタラテクト種とか、いた。

弱い魔物が生きてるんなら普通にアイツに会わなければ生きていけんじゃね?

 

とか思ってた矢先に現れたのは魚に足が生えた気持ち悪いやつ。

アレは生理的に無理。

あの魚とエンカウントしたら気絶してしまう。

気絶している間に御陀仏よ。

 

そんなわけで蜘蛛ちゃんと一緒にコソコソ移動する。

その間にも鑑定、鑑定。

コソコソ

コソコソ

……

 

さっきから気になってたけど壁に張り付いてるタニシみたいなやつはなんで食べられないんだろう?すごい弱そうなのに…

もしかしたら見た目が弱そうなだけですごい強いのかも!

鑑定!

 

〈エルローゲーレイシュー LV.3 ステータスの鑑定に失敗しました〉

 

うーんよく分からん。

 

(蜘蛛ちゃん、あのタニシ食べてみない?ちょうどお腹空いてきたし)

(うん。いいよ。なんでいっぱいいるのにみんな食べないんだろう?)

(さぁ?わかんない)

 

蜘蛛ちゃんは毒牙、私は雷纏いの雷でタニシを殺す。

 

((いっただきまーす))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハッ

何が起きた⁉︎確かタニシを食べたんだ。

この世のものとは思えないほど不味かった…

もう絶対に食べない。

蜘蛛ちゃんは「お残しは私の主義に反する!」といって全部食べてた。

すご…

 

弱くても何か取り柄があれば生きていけるんだね。

…つまり、死にかけてた私たちは取り柄がない…⁉︎

いやいや、転生者という取り柄があるさ。

考えない、考えない。

 

♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎

 

現在、下層を探索してから広いところに出たのでスキルの練習をしている。

よりスムーズに速く魔法を使うために魔力を意識して使う。

魔法は魔力を使ってイメージを現実世界に反映させる。

 

『蒼電魔法LV.4 雷の牙』

 

雷でできた大きな牙を想像しながら発動させ、岩に噛み付く。

バァン

 

なんのイメージをしないでテキトーに使った時よりも威力が上がってる!

よし、この調子で頑張るぞ!

 

 

 

《熟練度が一定に達しました。スキル『蒼電魔法LV.4』が『蒼電魔法LV.5』になりました》

 

周りの岩に向かって片っ端から『雷の牙』で噛みついてたらレベルが上ったー!

やったね!

とりあえず1つレベルが上がったから次だよ!

全部均等に鍛えて行かなきゃね!

 

次にレベル上げするのは『雲魔法』。

高いレベルのものを使った方がレベルが上がりやすいから、分身していくよ〜

 

雲魔法LV.4 雲分身(分身の術)

 

忍忍!忍者になった気分!

それにしても自分がたくさんいるのって不思議。

この中でかくれんぼしたら絶対に見つからない自信がある。

今度蜘蛛ちゃんとやってみようかな…

 

《熟練度が一定に達しました。スキル『雲魔法LV.4』が『雲魔法LV.5』になりました》

あ!上がった!

LV.5は何ができるんだろう?

ふむふむ…忍者度が増したよ!

 

 

 

最後にレベル上げするのは『鑑定』。

走り込みはやらないよ。

下層走り回って強い魔物に遭遇とかしたら死んじゃうもん。

でも、『鑑定』やると頭割れそうになるんだよな…

限界になるまで見えるものを全て鑑定していく。

 

〈エルローゲーレイシュー〉〈エルローゲーレイシュー〉〈エルローゲーレイシュー〉〈エルロー大迷宮の壁〉〈エルローゲーレイシュー〉…

 

…タニシ多いな‼︎

う、そろそろ酔ってきた…

 

《熟練度が一定に達しました。スキル『鑑定LV.6』が『鑑定LV.7』になりました》

 

ヒャッホーイ!あがったー!

 

(蜘蛛ちゃーん、『鑑定』がLV.7になったよ!)

(やったね!)

 

思わず蜘蛛ちゃんと喜びを分かち合う。

 

ハーハー

なんか笑ってたら止まらなくなって過呼吸になることってあるよね。

今、そんな感じ。

 

ふぅ、落ち着いた。

 

 

(蜘蛛ちゃん!勝負しない?糸か雲の中に捕まえた方が勝ちで)

(いいよー!でも、私は毒を当てなきゃいいけどモコちゃんはどうするの?)

(雲魔法だけでやるよ!)

(オッケー!)

 

 

(レディー…ゴー‼︎)

 

開始早々糸が飛んでくる。

こんなに早く捕まってあげないよ!

 

『雲魔法LV.1 雲作成』

雲を細長い紐状にして作り出す。

さらに…

 

『雲魔法LV.2 雲操作』

生み出した雲を操って蜘蛛ちゃんを追い詰める。

蜘蛛ちゃんは持ち前のスピードで雲の紐を振り切ると網状の糸を発射してきた。

蜘蛛ちゃん、やっぱり速い!

 

(捕まえた!あれ?)

糸に捕らえられた瞬間、私は跡形もなく消えた。…ように見えているだろう…

フフフ…蜘蛛ちゃん!君が見ていたのは幻だ!

『雲魔法LV.5 幻雲』

さっきレベル上げで取得したばかりの魔法だ。

 

蜘蛛ちゃんの後ろから忍び寄り、雲で捕まえる。

ボフッ

 

(ふふ、私の勝ち〜♪)

(うわぁぁぁぁ…まーけーたー)

 

私は喜びのダンスを踊り、蜘蛛ちゃんは悔しさのあまりゴロゴロと転がる。

 

(あんな凄い魔法いつ覚えてたの⁉︎)

(さっき)

(いいなぁー…私も「騙されたな!それは幻だ!」ってやりたい!)

 

 

やりたいのそれなんだ…

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