ドニwith亡霊が征く! FE覚醒ロスト0チャレンジ!! 作:しやぶ
鬼滅二次が完結したら、以前の投稿頻度より少し遅いくらいになると思うので今暫くお待ちを……
前回から間が開いたので、軽いあらすじを。
1話:死にかけドニの身体に亡霊カイトがログイン。
2話:ロムゴー襲来。しかしMURABITOに即撃退される。ロビンが味方に!
3話:ドニwith亡霊の会話回。
4話〜6話:ロビンの素性が明らかに。どうやらルフレの姉らしい。
7話:クロム自警団に入団!
8話:ルキナが過去に戻る直前のお話。
9〜11話:概ね原作通り。ルフレ(記憶有り)が自警団に入団し、その後屍兵と戦闘。フェリアへ同盟を求めることに。
12話:ギャンレルの苦悩。
13〜15話:自警団メンバーの交流と、同盟のための闘技大会の話。クロムはロンクーに勝利したが、ルキナに敗北。その後ルキナをドニが倒したので、イーリスとフェリアの同盟は成立するだろう。ただし未来を知るカイトとルキナは、ペレジアの後の脅威に対抗するべく情報の交換を約束した。
── 一刻後。
「……来てくれたんですね。ありがとうございます」
「全く。フラヴィア様から逃げるのは大変だったべ」
負け続きだったフラヴィアは、久方ぶりの勝利に歓喜し、宴を開いた。
気絶中のクロムに代わり、フレデリクはその席で、あらかじめ書面にしておいた『イーリスとフェリアは同盟を結ぶ』『イーリスは資源を、フェリアは武力を提供する』ことを約束させる契約書へ、フラヴィア直筆の署名を貰った。
……と、そこまでは良かったのだが。
ドニの強さにすっかり惚れ込んだフラヴィアは、フレデリクの隣に居た彼をなんとか引き込めないものかと、あの手この手で勧誘をし始めたのだ。当然、彼はキッパリ断ったが。
(ギムレー復活を阻止するなら、イーリス陣営に居るのが一番だからな。
……まあ普通に生活するにも、フェリアはちょっと遠慮したいけど。ひたすら寒いし)
フラヴィアの人柄を知るルキナは、容易く一連の光景を思い浮かべられた。自然と彼女の頭が下がる。
「それはすみません……ところで、その」
それはそれとして気になることがあるのか、彼女は口をモゴモゴとさせている。
「ん? なんだべ」
「……訛りが戻っているのは、何故でしょう?」
「あぁ、それなんだどもな? 口調の変化は『自己暗示の亜種』を使った結果の副作用で、やると疲れるから……申し訳ねえんだども我慢してほしいべ」
──嘘である。
アレは本人が自覚する以上に危険で、恐ろしい
「……やると、疲れるんですか?」
「んだなぁ」
「……やはり私達は、ずっと貴方に無茶をさせていたんですね」
ルキナがなんと言ったのかは聞こえなかったものの、ドニはその表情から何を言われたのか察した。
「……もしかして未来のおらは、ずっと普通に喋ってたんだか?」
「……はい」
「……そっか。伝言の内容、分かっちまったかもなぁ」
そしてドニは苦笑いして、ルキナの手紙を受け取った。
その内容は、カイトの母国語であったが故にドニは読むことはできなかったが……態々そんなことがされる時点で、彼は察した内容の確信を強めた。
『過去のカイトへ。
ルキナの反応で察してると思うが……お前は失敗した。ギムレーを復活させちまった。
最初にして最大の失敗は──』
「……クソが」
肉体の主導権が移るほどの激情。
ドニは『そんなに想ってもらえて、おらは嬉しいべ』と言って、彼を宥めるも……カイトは自責の念を抑えられなかった。何故なら……
未来において、人知れず
彼らは口に出さず、その事実を噛み締めた。