ドニwith亡霊が征く! FE覚醒ロスト0チャレンジ!! 作:しやぶ
『──じ、人類が滅亡するって……どういうことだべ!?』
『神竜ナーガと
『ペレジアが崇める神竜……まさか』
『そう、
『……ナーガ様は、負けたんだべか?』
『いや、そもそも復活できなかった。復活できないようにされたってのが正確だがな』
『……じゃあ、カイトの次の目標は──
『流石だ相棒。分かってんじゃねぇか』
そう。いくらドニが人類最強に至る逸材でも、ギムレーの相手は今回のようにはいかない。
全ステータスカンスト、
ちなみにこのバカみたいなスペックのラスボスは、無限に湧く取り巻きに守られている。しかも一体一体がクソ強い。いい加減にしてくれ。
まぁ長々と語ったが、つまりギムレーは『そもそも戦おうと思うことが間違い』な類の相手なのだ。
『幸い、ギムレーを復活させようとしてるアホが現れる場所と時期は大体把握している。オレ達ならできるさ』
『んだな。今回もなんとかなったんだ。次もなんとかなるべ!
……ところで1つ気になったんだども、そんなに大きく未来を変えて、カイトは大丈夫なんだべか?』
『どういうことだ?』
『未来が変わったら……カイトは、その……産まれなくなっちまうんでねぇのか?』
『……優しいな、相棒は』
『お世辞はいらねぇべ。どうなんだ?』
『オレは大丈夫だよ。オレの生まれは、この大陸と何も関係がないんだ。ずっとずーっと、遥か遠くの国で生まれたからな。
……でも、そうだよなぁ……オレの行動で、生まれることすらできなくなっちまう人がいるんだよなぁ……考えたこともなかったよ』
『あっ、いやいや! そんな意味で言ったんじゃないべ! カイトはおらと父ちゃんを助けてくれたし、ギムレーの復活が阻止できたら、救われる人の方が圧倒的に多い筈だべ!』
『……やっぱり優しいなぁ。
『様!? 突然どうしたんだべか!?』
『今思えば、歴史に名を残す大英雄様に対し、これまでとんだご無礼を……』
『止めてほしいべ! 相棒に畏まられると、凄く変な気分になるだ!』
『……分かった。お前がそう望むなら、今まで通り相棒と呼ばせてもらうぜ!』
『おう、それでいいんだべ!』
──ドニとの絆が、少し深まった気がする。
『絆』が確かな効力を発揮するこの世界において、この心は何よりも強力な武器となるだろう。
「……ドニ様のお父上様、ドニ様は何故百面相をなさっていらっしゃるのでございましょうか?」
「慣れろロビン君。天才とは得てしてそういうものだべ」
「……いつも、こうなのでございますですか?」
「いや、1度こうなると暫く続くが……普段からじゃないべ」
「分かっ……承知、なのであります」
「無理に敬語なんて使わなくていいべ」
「……うん」
……ロビンとも、いつか絆を紡ぎたい。
帰ったらまずは、手料理でも振る舞ってやることにしよう。