アフタースクール・ラビュリントス   作:潮井イタチ

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冒頭は知人の実話を参考にしています(本人許可アリ)


第18層「*ぐだぐだ!*」

「それはそれとしてカレーを作ります」

「い、いや既に多いよ! 材料が! 今フライパン一個しか無いのに!」

「野菜を切ります」

「だから多いって! もう確実にフライパンからはみ出るよこれ!」

「煮込めば減ります」

「無理だよ! もうかき混ぜられない! 中身が!」

「……肉を、投入します」

「どうして……どうしてそこでその判断に到れるの!?」

「水を入れ――溢れました」

「でしょうよ!」

「レシピとは違いますが今回はこちらを入れます」

「どう、して……ッ! どうしてこの状況でアドリブを利かせようと思えるの……ッ!?」

「栄養がありそうな砂肝を買ってきました。焼肉用の味付け済です」

「カレーに砂肝……ま、まあ、悪くはないけど……」

「ぽいっと」

「あの、今のなんか生っぽくなかった?」

「…………」

「…………」

「……砂肝って焼かなきゃいけないタイプの食材なのです?」

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!! 離して! 離せ! この縄解いてお願いだからッ!」

「だめです。このカレーは弊機がひとりでつくるのです。再街さんはすぐ手出しをするのでいけません」

「事態はもはやそんな感傷じゃどうにもならないところまで来ているのッ! こんなものを重傷人に食べさせたら何が起こるか分からないッ!!」

「待ってください、取り出しました。今から改めて過熱すれば間に合う可能性があります」

「いや、フライパン一個しかないのにどうやっ、」

「何分ぐらいチンすれば良いんでしょうね」

「な――ま、待っ、砂肝は卵と同じで表面に膜があるからレンジに入れたら――!」

 

 *チュドーン!* 砂肝は爆発した。

 

「…………」

「…………」

「もう一回チンしてみますか」

「何故!?」

 

 *チュドーン!* 砂肝は爆発した。

 

「――再現性、アリ」

「再現性有りじゃないよッ! 絶対確認する必要なかったよ今の!!」

「一度爆発しただけでは砂肝以外の物が爆発した可能性があります」

「その場合レンジか皿が爆発してるんだからどちらにせよ爆発するよ!」

 

 *チュドーン!* 砂肝は爆発し、

 

「なんでもう一回やった!? なんでもう一回やった!?!?」

「このままやっていけば火が通るかな、と」

「食べ物で遊ぶなぁ! 命を――命を何だと思ってるの!? 死んでいるなら、生きていないなら何をしても良いとでも!? ()()()()()()()()()()!?」

「……罪は必ず、償います。ですが、それは今・ここでではありません」

「ここだよ!」

「無事、ルーを投入する段階に至りました。次に移りましょう」

「何をもって無事と判断したの?!」

「買ってきたはずのルーがありません」

「ここまで来て砂肝と野菜と豚肉を水で煮た物が生まれようとしているッ!」

「バーモンドの空箱だけです。弊機の認識では確実に『在った』のですが。何らかの迷宮による攻撃を受けています」

「まず探そうよ! どっかに落ちてるよそれは!」

「あっ、有りましたバーモン――こくまろ!」

「何故!!」

「しかしこれにてようやくカレーの完成です」

「……砂肝は!?」

「あ」

「忘れるなあ! 三度もッ、三回も爆発させておいてッ! あの子が一体何をしたって言うの?!」

「そういえばこの部屋、炊飯器が無いのでそもそもご飯が炊けま――」

 

 


 

 

「完成したものがこちらになります」

 

 普通の病院食だった。

 

 アンセスタの前には、改めて買ってきたのだろうレトルトごはん。

 彼女が自分で作った砂肝カレー(四人前)を一人で*もぐもぐ*と食べ尽くすのを見ながら(鶏肉の生食はカンピロバクターによる食中毒を起こす可能性があります。探索兵器以外は絶対に真似しないでください)、俺は普通で無難な病院食を口に運ぶ。

 

「で、これ結局再街が作ったのか?」

(いえ)、弊機が作りましたが」

「作れるのか……」

「レシピ通りに作ればレシピ通りに出来ます。アドリブを利かせなければどうということはありません」

 

 じゃあレシピ通りに作れよ。可哀想なことになってるだろ砂肝と再街が。

 

「……だって、手作り感が欲しかったのです。クウマの食べるカレーなので」

「……うん?」

「みゃあ」

 

 ぽす、と。傷を気遣ったのか、撫でるようなパンチが胸の辺りにぶつかった。

 

 食事を終えて、惨状の如く荒れ果てたシンク周りの片付けもどうにか終了。

 包帯の取り替えなども終わった頃、時刻は既に午後四時を回っていた。

 

「それで、あの五人に関してですが」

「ああ――もう完全に元に戻ったよ。五人まとめて一度にブチ抜いたから、ホワイトオーダーも一回しか使ってない」

(はい)。予後観察もしましたが、特に問題は見受けられませんでした。……ですので、『あの五人に関して』、と言うよりは――」

「あの五人以外――最後の一人に関して、か」

 

 (はい)、とアンセスタが頷き答える。

 

 一旦数え直そう。

 まず、あの時火事に遭ったのがクラスの約半分、十六名。

 

 先程まで転がっていたのが、佐田国・近澤・尾根田・西奥・以西の五人。

 三日前に副担任が引き連れていたのが、火神・鉄鳥・黒雁・心沢の四人。

 一昨日に病院で元に戻したのが、入院していた寒登・早町・新谷の三人。

 再街。

 室久。

 俺。

 

 で、十五名。

 

 故に、残る一人こそが――最後の一人。

 十六人目。

 

 出席番号三十一番――村雲零時(れいじ)

 

「村雲か……」

 

 今となってはもはや俺の記憶など何のあてにもならないが――それでも、村雲零時のことは覚えている。

 

 覚えていることを、確信出来る。

 それだけのインパクトが、アイツには有る。

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()――そう思わせるだけのキャラクターが、村雲零時には、ある。

 

「それほど――ですか」

「ああ。見た目はそれこそどこにでもいる普通の高校生って感じだけど、アレほど没個性って言葉から縁遠いキャラクター性もない。割と派手なバックボーンがあるくせにモブ度が高過ぎて教室じゃ完全に埋もれてた再街とは全く違う。そもそも裏設定に通じるプロフィールが地味過ぎるんだよな。なんだよサメが好きで弁当をたまに二個持ってくるって。母親の胎内で共食いする種類のサメがいるとか知ってる奴いねえんだよ普通。もっと派手に闇撒き散らせや」

「……あの、私そんなに村雨君に酷いことしちゃったの……?」

 

 どうだろう。思い返すと、再街がどうってよりは俺がいきなり切腹したのが色々と良くなかった気もする。あの時はそこそこシビアな時間制限があったからアレだが、今にして考えてみれば、もうちょっと穏便に済ませる方法があったでもない。というか、ホワイトオーダーで死体を破損体(エラー)に巻き戻せばそれで解決だったんじゃなかろうか。

 

「まあ、済んだことだ。常に最適解を選べる人間はいない。いや、人間に限らず行動する限りはどんな存在だって間違うんだ。だからここは水に流そう。サメだけに」

「は?」「は?」

「で、村雲がどういう奴かって話だが」

 

 が、いざ人物評をしようとして、先のアインソフの言葉が頭を過ぎる。端的に言ってノイズだ。

 そうでなくとも、俺みたいな奴があまり人間を客観的に――普遍的に評価できるとも思えない。

 

「……まあ、俺が説明するより再街が説明した方が正確な評価になるだろ。頼む」

「え……? う、うん……」

 

 唐突な振りに困惑しつつも、頷きと共に再街は語り出す。

 

「えっと……多分一言で言うと語弊が生まれると思うんだけど、それでも一言で言うと、村雲君は――()()()()()、かな」

(はあ)。前振りからしてさぞ問題児的な人物かと思っていましたが……真面目、ですか」

「……うん。すっごく真面目で……。信じられないぐらいに――極端」

 

 回想するような素振りを見せながら、彼女は言う。

 

「中一の頃なんだけど……学校までの通り道に、道路脇の植え込みがゴミだらけになってるとこがあってね? 何でかって言うといつもそこ通るおじさんが、数年ぐらいずっと家のゴミを平気でそこに捨ててたからなんだけど……」

「なんかもう既に民度低いですね」

「ちょっと前まで相当治安悪かったからな、この街」

 

 あの、三日前の朝に話した女警官――国巻さんが赴任してからはかなり改善、というか戒厳されたものの(なんせ警部補だ。あんな人間が)、ほんの数年前までは地域別犯罪件数ランキングで結構な上位にインしていたのが我らが永地市だ。

 

 小学生の頃には夜中に何度か銃声を聞いた記憶があるし、街の奥まった場所ではカタギの人間が入らないように強面のおじさんが道を塞いでいた。

 そしてその辺の人達とすら無関係に、ネジの外れた人間が全体的に多かった印象がある。数年前の猛獣テロなどはその最たるものだった。

 

 そういや、アレで逃げ出したとか言う人喰いトカゲは結局どうなったのだろう。恐竜だか怪獣だかみたいな巨体で、国巻さんがどうにか撃退したものの、撃っても焼いても何をしても死なない不死身のようなヤツって、話、だった、が……。

 

 ……いやまさかアイン……。

 …………。

 ……いや……まさかな……。

 

 そんな俺の様子を気にした様子も無く、二人は話を続けていた。

 

「管理の兼ね合いか何かで問題にするにも難しい場所だったみたいで……それで、村雲君はそこのゴミを一人でずっと片付けてた」

「別に、誰かから命じられたというわけでもないのですよね? なぜそんなことを?」

「私も一回ね、聞いたことがあったんだけど……逆に『何でお前らはそうしないんだ?』って」

(はあ)……いいひと、です?」

 

 こてん、と首を傾げるアンセスタ。どうにも話の流れが掴めない様子だ。

 

「うん――すっごい当然みたいな顔で言うから、私も、なんか逆に自分が情けなくなっちゃって……その日は手伝ってから帰ったんだけど」

 

 その、次の日にね、と再街。

 

「口論になってたの。村雲君と、その――」

「不法投棄の犯人ですか」

「うん……。私は遠目で見ただけなんだけど、怖そうな人だったよ。鍛えてる感じで、身長も多分百八十は超えてて……。後から聞いた話なんだけど、昔は格闘技やってたって噂で……大人でもそうそう真っ向から注意なんて出来なかったと思う」

 

 しかし、そんな相手に村雲は既に口どころか手まで出していたらしい。

 再街は同じくそれを見ていた他の生徒に指示され、慌てて大人を呼びに言ったそうだ。

 

「えっと、結局私は近くに頼れそうな人が見つけられなかったから、しばらくしてから戻ったんだけど……その、村雲君が、それで……」

「それで?」

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

「――――」

 

 相変わらずの無表情。だが、それでも、彼女が静かに息を呑んだ気配を感じる。

 

「当然、途中で止められたんだけど、それでも――六キログラム、だったと思う。胃の中から出てきたゴミの量」

 

 アンセスタは、何も言わずに再街の話を聞いている。

 

「当たり前だけど、その人の口の中も喉の中も胃の中もズタズタで……村雲君の手も、その人の歯でズタズタになってた――()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 思い返すだけだというのに、彼女の顔には冷や汗が垂れていた。

 

「自分の拳の骨を折りながらいじめっ子を殴り殺しかけるなんてのは序の口で……小学生の頃から、不良グループ相手に真っ向から注意して、ボコボコにされて、その後グループ全員の住所を特定して寝込みを襲ったりして……本当かどうか分からないけど、暴力団みたいな人にも、そんな風に挑みかかったって噂まであって……」

「……なぜ、そんな」

「うん……聞いたよ、私も。そしたら――」

 

 ――()()()()()()()()()()()()()

 

 と。

 一言一句、先の言葉を繰り返すように、再街は言った。

 

「…………」

「怖かったよ――そんな風に暴力を振るうことじゃなくて、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 正義感に燃えていたわけでも、怒り狂っていたわけでも、何かの理由で恨みあったわけでもなかった。

 

 ただ、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()――どんなことをしようが、どんなことをされようが、村雲はそんな態度を崩さなかった。

 

「だから、怖かった。そんな価値観を――そんな世界観を共有するのが」

「…………」

「言葉だけじゃ、伝わらないかもしれないけど……。……うん、だから、極端って言うのとはちょっと違うのかもしれない」

 

 言うならば、アレは――

 

「――()()、なんだと思う。きっと、村雲君の中では」

「同じ……」

「そう、同じ。ゴミを片付けるのも……悪人を壊すのも……同じ」

「…………」

「隣の席の子が落とした消しゴムを拾ってあげるのと同じ態度で、()()()()()()()()()()()()()()()()。両手に荷物を持っている人の代わりにドアを開けるのと同じ様に、()()()()()()()()()()()()()()。知り合いの迷子の子猫を探すのと同じ熱量で、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

「…………」

「……仮に村雲君に『世界を救って』って言ったら、きっと平気で『分かった、いいぞ』って言うよ。――平気の、本気で」

 

 再街が同意を求めるようにこちらを向く。それに対し俺も首を縦に振った。

 

「酷いことを言ってる自覚はあるけど――それでも、確かに本心だよ。……村雨君はどう思う?」

「ああ。なかなか良い感じのトークだったんじゃないか? 思ったよりも案外語りが上手いぜ、お前」

「そんなことは聞いていないよ?????」

 

 というか俺にそんなコメントだの感想だのを求められても困るのだ。

 辛気臭い感じになった空気を軽く振り払いつつ、俺は実際的な方向に話を戻していく。

 

「まあ、そんな感じのヤバい奴なわけだ。一応、国巻さんにシメられてからは村雲も相当丸くなったはずなんだが――迷宮主になってその性質が戻ったって可能性はあると思う」

(はい)……完全とは言えませんが、確かに理解できました」

「それで、なんでそれをわざわざ再街に言わせたかなんだが、実は――」

 

 言うべきか悩みつつも、俺は先程のアインソフとの会話の内容を語る。

 

「……色々と信じられない話ではありますが……、アインソフが村雲零時に敗北したというのなら、さっきの迷宮主五人が屋上に意識の無い状態で倒れていたのにも納得がいきます」

「ああ――全部が全部真実とは言わないけれど、それでも、大体は本当のことを言ってるんだと思う。あまり真に受けても仕方ないが、少なくとも村雲相手に撃退されたってのはまず間違いないはずだ」

「なんか聞く限りじゃ滅茶苦茶格低く聞こえるんだけど……」

 

 それはそう。だけどそんなのに決死の覚悟で立ち向かっていると思うとこっちの士気がダダ下がりなのであまり言わないで欲しい。

 

「……アインソフの格がどうであろうと、村雲零時がそんな人物である以上、対策しないわけにはいきません。クウマは今後の方針について何かありますか?」

「ああ。ある」

 

 そして、俺は本調子とはほど遠い体をベッドに横たえ、言った。

 

「――あえて寝る」

「あえて」「寝る」

 

 交互にリピートする女子二人。

 

「というかやれることが無い。対策を打つには村雲の調査が必須だけど、村雲の家はこっからじゃかなり遠いし、調査しに行こうにも俺はこのザマだし」

「調査するだけなら弊機一人でも出来ますよ?」

「そう言って一昨日に一人で行かせたらアレだったじゃん」

「うみみゃ……」

 

 無表情でいじけるアンセスタの横で、再街が小さくほっと息をつく。

 

「でも、よかった……。一応、自分の状態は分かってるみたいで……」

「そりゃな。流石にあと一日は休まないと使い物にならないってのは俺にも分かる」

「わかってないじゃん! 無理だよ! 一日じゃ! 水道管工事じゃないんだよ!」

 

 唸る再街。しかし、その表情はすぐに陰鬱なものへと変わる。

 

「……やっぱり、おかしいよ、村雨君……。こんな状態でそんな風に思えるの……()()()()()()

「そんなん言われても最初から俺こんなんだけど」

「曇りなき眼を宿した真顔で言わないでよお……」

 

 まあ、再街の危惧は分からないでもない。

 

「迷宮主になった影響がどうのって言いたいんだろうけど、俺は確実に例外だよ。ノギスの主任も『超常を使ってるのに迷宮主反応が無い』とか言ってたし」

「えっ、あっ……そ、そうなの?」

「まあ、(はい)。間違いなく迷宮主なはずなのですが……クウマからは依然、迷宮主としての反応の一切が計測されていません」

「うん。だから再街は気ぃ回さなくて大丈夫だよ。カンピロバクターにだけ注意してくれればそれで十分だ」

「今日のあれそれを見る限り他にも注意することはありそうだけど……」

 

 ベッドに寝っ転がりつつ、傷が傷まない姿勢を探しながら画面バキバキの携帯電話を取り出す。

 

「つっても、情報収集しなくてもいいってわけじゃないんだが……」

「何か街で事件があるようなら、対処しないわけにはいきませんからね――対処すると言っても、倒さずとも良い――むしろ倒さない方が良い、というのは楽な部分かもしれませんが」

「……???」

 

 要領を得ない様子の再街。俺はアンセスタの言葉にああ、と得心して答える。

 

「俺たちと村雲とアインソフで、一対一対一の三つ巴にしようって?」

「というよりは漁夫の利ですね――村雲零時とアインソフの戦闘に持ち込み、どちらが勝つにせよ消耗した相手を万全の我々が相手にし、倒す。できればそれがベストです」

 

 もちろん、理想論ではありますが、と付け加えるアンセスタ。

 しかしその状況に持ち込めれば圧倒的に優位に立てるのは確かに間違いない。

 

「まあ、情報量で出遅れてる以上、そこまで有利な状況を整えるのは難しいか……」

「弊機の方でもこの環境で可能な限り情報収集を行います。せめて村雲零時の迷宮が存在する座標……可能ならば村雲零時の現在地を把握することができれば――」

「い、いや、あの……」

「何ですか、再街さん。弊機は今から演算能力をフル稼働させて村雲零時の行方を調べるところなのですが」

「その、それなんだけど――」

 

 同じように携帯を取り出した再街が、恐縮したように手を挙げ、言った。

 

「――村雲君、普通に学校来てるって」


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