IS 化け狐と呼ばれた男 リメイク   作:屑太郎

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ソクバレ!!

俺こと相澤康一は、その男性であると紹介されたシャルル・デュノアをかなり怪しいとにらんでいる。…………まあ、ドヤ顔で言われてもなんだそんなことと思われても仕方はないだろう。可能性はゼロではないがISに適合する男は一夏ぐらいしかいないことと(俺はエネによるライセンスで動いているにしか過ぎないので除外)そしてタイミングが良過ぎることが挙げられる。理由は…………言わなくても分かるだろう。

 

だが、俺にとってはそんなものはどうでもいい、ゴミくらいに役に立たない情報だ。俺の重要なのは俺は俺の知り合いに用事があり、それに伴って彼に(今は仮称として彼とする)絡むというだけである。

 

「携帯は~。」

 

俺はガラパゴス携帯を自身にあてがわれた机の中から取り出し電話をかけた。保護と情報操作の部分は…………。

 

 

 

『ん?ああ、今しばらく待っていてくれ。』

 

 

 

 

 

『終わりだ、続きを楽しんでくれ。』

 

 

はぁ、おいおい。めんどくさいなぁ。

 

俺は、全く持ってどっかの金髪クソやろうの尻拭いをさせられるべく。一夏が訓練をしているであろう場所に向かった。

 

 

理由は簡単、一夏の部屋の鍵を盗むためだ、引越しの相手が一夏とシャルルだからな。後はまあ、ばれないように監視カメラのハッキングははエネに任せておくことにしよう。

 

『マジか。』

 

 

 

 

よし、盗って来れた後は・・・。

 

 

 

 

 

 

 ◆ ◆ ◆

 

 

 

 

廊下にて。

 

「(はぁ、人を騙すなんてきついなぁ。)」

 

シャルル・デュノアいや、ここでは彼、いや彼女の本名シャルロット・デュノアが走っていた、2、3回注意されたがそれでも走る。

理由は簡単、それは彼女は女だということが、ばれてはいけない(と思い込んでいる)からである。だが、そんな任務を背負っていようが彼女は十代の乙女。シャワーやそれに準じる身を清められないのには耐え難い苦痛を味わうことだろう。それを回避すべく彼女は同居人である一夏と合わないために走っているのだ。

 

「(けど、来ちゃったからにはやらなきゃ。)」

 

と、半ば諦観のような思考が彼女の脳裏を過ぎりながらも走り自身の部屋に到着する。急いで服を脱ぎ、バスルームに入った。

 

 

ここで、お色気シーンとか入れられたらいいんだけどな。

 

 

そうして、彼は動き出す。抜き足差し足で音もなくバスルームに近づき・・・一気にあける!!

 

「ひゃうう!!??」

 

彼の思惑通り彼女はびっくりした。そうして、彼は声を一夏のそれに変えてシャルロットに話しかける。

 

「シャルル、シャンプー切れていないか?」

 

「ああ、だ、大丈夫だよ。一夏」

 

「そうか、それじゃあ、あがったらケツ出して待っててくれ。康一も来る」

 

「!!?」

 

よりにもよって最大級の爆弾をぽいっと投げた、それによりシャルロットの頭の中がミキサーの如くグチャグチャにかき回される。因みにもしかしたら自分の正体がわかってしまうのではないか、あの男性IS操縦者同士が処女を散らしているのではないか?がかなりの割合を占めている。

 

その最中…………。

 

「(wwwwwwっうぇえwwwwwwwwwwwwwwwwっうぇwっうぇwっうぇっうぇ超おもしれえwww。)」ゾクゾク

 

悪魔、いや、康一はバスルームに居るシャルロットの混乱を想像して悶えていた。康一は音を立てずに笑っていた

 

 

 

 

 

やっと、決心が付いたのかバスルームから着替える音が聞こえ、数秒後。ギギィっといった気だるげかつ足取り重くバスルームの扉が開く。少し警戒しながらドアの周りを見回して出てきた。

 

「よっす。」

 

と、康一はベットに腰掛けながら気さくに声をかけた。

 

「あれ?い、一夏はどこ行ったの?」

 

「あれ?…………まあ、一日じゃあ、間違えるのも仕方がないか。いいか?デュノアあれは俺の声真似だ。特技の一つでもある。」

 

「へ?ええ!?…………騙されてたってこと?」

 

「うん。」

 

何かを素通りしながら、シャルロットは安堵をえていた。だが、新たに爆弾(と思い込んでいるもの)を投下されているのには気が付いていない。

 

「えっと・・・何の用件でここに来たの?」

 

と、自然を装って話しかけてきた。それを

 

「ん?まあ、デュノアの娘さんをからかう為にここにきたのも一つの理由ではあるけど、メインはそれじゃない。」

 

「か、からかうって…………じゃあ、何しに来たの?」

 

まだ、シャルロットは理解が追いついていないようだ。

 

「それは…………ああ、めんどくせえ。尻拭いなら自分でやれって話だろ、それはともかくだ、もうちょっと引きずった方が(俺の面白さ的に)良かったかもしれんが本題から入るけど。君…………情報スパイだろう?」

 

「………………うん。そうだよ。」

 

非常に暗い顔でそう答えた。えっと、確か貰った情報だと。デュノアは経営が第三世代のISを作ないという原因で火の車になっている、と言うことになっているらしい、ので、ISの情報をしかも男性のを抜き取るためにここに来たと知らされている(つまり犯罪なので捕まったらお先真っ暗。)ためかなり危ない橋を渡っているのだ。

 

 

 

「いやぁ、実はアルさん、いや君の親父さんに一つ頼まれてね。」

 

「は!?」

 

 

 

だが、そんな事情も知りながらも続いて追い討ちをかける。

 

「は!?はぁ!?ちょっ、ちょっと待って!!情報と状況を整理するから!!。」ワタワタ

 

 

頭痛がしたかのように頭を抑え混乱している。その様子は日本の芸人もびっくりのあわて様だった。

 

「(アルさん。貴方のリアクションと性格はしっかりと娘さんに受け継がれていますよ)」

 

その様子をしみじみと受け取っていた康一だった。しばらくして状況を整理しきれなくなったのかシャルロットが康一に質問していた。

 

 

「いくつか、質問良い?」

 

「いいよ、答えられるものだったらな。因みに、名前は康一。趣味、特になし。特技、特になし。性別は男だ。」

 

「そんなの聞いてないから安心して。」

 

「いきなり冷たくなった!?」

 

「えっと、まずは一つ目。何で私の父と面識があるの?」

 

「うっかり密入国してフランスに行った時に。偶然。」

 

「…………そ、そう。それじゃあ、二つめ。どうやってここに入ったの?」

 

「ん?そんなの一夏から借りたに決まっているじゃないか?」

 

「そう…………それじゃあ、三つめ。私の父は何を君に命令しているの?」

 

「禁則事項です。」某朝○奈さんのように。

 

抽象的過ぎる答えを受けてシャルロットは黙った。その利益の範囲を知らない限りは何を指すのか分からないからだ。

 

「それじゃあ、状況は飲み込めたかな?」

 

「なんとなくね。」

 

「そう、それじゃあ、君の親父さんの伝言なんだけど。『残りたければここに残ればいいし、帰りたいなら帰れば良い。あと、君に訓練の一環としてやった男性口調の講習だがあれは冗談のようなものだ。かなりの語弊が生まれるようなことをしてすまなかった、ただ情報を盗んで来いというのは取り消させてもらう私がどうにかしていた。』と言ってた。良かったな、要約すれば君は自由だ。」

 

と早口でまくし立てて用件を伝えた。やりきったと言わんばかりに大きく伸びをして腰掛けていたベットに横たわった。大きく一つあくびをしながら。

 

 

 

 

 

 

 

「あれ?い、一夏はどこ行ったの?」

 

「あれ?リピート!?」

 

目の虹彩が失われどこを見ているのか分からない目でシャルロットは言った。どうにも現実を受け入れられないようだ。

 

「あの、本当ですよ?」

 

「ウソだ!!。あの鬼のような父親がそんなことする訳がない!!」

 

「い、いや、ほら日本のことわざに鬼の目にも涙とか言うし在り得ないことではないんじゃないんですか?」

 

「あの男がそんなことするはずがない!!。」

 

「ランクダウンしていませんか!!?シャルロットさん!?」

 

「いい?あの男は。妻がいるのにも関らず、妾を作って!孕ませて!それで、出来たら母に育児は任せっぱなし!四年前に母が死んだら死んだで呼び戻してなぜか妻に合わせる始末!大体妾作ったって分かったらブチ切れるのが正道ってもんでしょうが!それすらも人の気持ちも分からずしてなぜ鬼と呼ばれなかろうか!!」

 

「あの、シャルロットさん?」

 

本格的に怒り心頭になっている。口調が定まらず感情を吐き出す機械と化している

 

「その挙句に顔を合わせたのは十回程度!!会話をしたのは三回!仮にも半分の血を分けているって言うのにその仕打ちは無いと思いますうよ!?テストパイロットの訓練も半端なく辛かったし!専用機貰ったからって会社の人たちからの風当たりは強いし!挙句の果てに男になってIS学園に入学しろだぁ!?いい加減にしろ!このクソバカ鬼畜野郎がァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!」

 

 

一通り愚痴を言いまくって疲れたのか肩で息をしながら康一のほうを向いた。

 

「ね?これであの男がどれだけ非情で無情で冷淡で残酷な人間か分かったかな?」

 

「ああ、でも。もう情報や過度に媚を売らなくてもいいと私が保証しますよ。それが破られたら私を殺しても構いませんし。」

 

「う…………けど。」

 

不承不承ながら信用に値しないと言う目で彼を見た。

 

「まあ、信じられないかもしれませんし、信じろと強制するかけでもありませんがね。ただ、親父さんが言っていました。『貴方は聡明過ぎて、たまに変な方向に走るときがある大体はそれでも結果を残すことはあるが見ていて痛々しい。』とね」

 

「…………微妙に的を射ているような。」

 

「まあ、そういうことです。そろそろ一夏君が来ますし、これでおしまいにしましょう。」

 

「そうだね。…………色々あって疲れたよ。」

 

転校初日に犯罪経歴の付与、それにその覚悟を決めた上での即バレ。疲れないわけがない。

 

「はぁ、疲れるなぁ。あ、どうする?男性名で呼ぶ?女性名で呼ぶ?それともデュノアの娘っこでいい?」

 

いきなり砕けた口調になった。

 

「…………一応信用したわけじゃないからね、男性名にして欲しい。」

 

「了解。」

 

そういって彼はベットに寝なおして暇を潰していた。

 

「もう…………なにこれ。」

 

そんな声も無視して暇を潰していた。

 

 

 

 

 

オマケ

 

 

ガチャ。

 

シャル「あ、一夏お帰り。」

 

一夏「おう、ただいま。お?康一か?」

 

康一「ああ、邪魔してる。」

 

一夏「それじゃ、ちょっと自販行って来る。」

 

康一「いってらー。」

 

一夏「いってきまー。」

 

シャル「なぜ順応している!!!!!。」

 

 

 

 

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