ある日の神高。
「おはよ!」
「おう!今日の一限テストだけど勉強したか?」
「うげぇ、何にもしてないや…」
「てかそういえば最近あの先輩見ないよな?」
「あー、中島先輩だっけ?」
「なんでかは知らないけど、定時制に変更したらしいよ?」
「へぇ、なんでだろうな?」
その話を耳にした司は海羅がいないことにも納得出来た。
(本性があういうものなのだとしたら人と関わりたがらないのは当然と言えるな…)
それに司は、海羅が持っていたセカイについても情報を集めていた。
(海羅の想い…『嘘と希望のセカイ』か…)
司はワンダーランドのセカイに足を運んだ。
「あっ!司く〜ん!今日は早いね!」
「あぁ!学校も少し早く終わったからな!」
いつも通りワンダーランドのセカイのミクを見つける。
「早速ショーの練習をしたい!…ところだが、ミクに1つ聞きたいことがある!」
「私に?なになに〜?」
「世の中にはセカイはどれくらいあるんだ?」
「セカイはね〜!想いの数だけあるんだよ〜!」
予想していた答えと違って司は困惑した。
「想いの数だけある?どういうことだ?」
「そのまんまだよ!極端に言っちゃえばみんなセカイを持ってるかもね!」
「そうか...ありがとう!ミク!」
「えへへ、役に立てたならよかったよ~!」
司はこのことは部屋に戻ってからゆっくり考えようと思い、頭の片隅におしこんだ。
ー宮益坂女子学園ー
「今日は予備校がお休みの日だし、サークルの時間も長く取れそうだな」
まふゆは廊下を歩きながらこの後の予定について思案していた。
(そういえば、今日はセカイで奏の曲を聴くんだっけ)
(...海羅って人、どこが私と同じだったんだろう)
思考は海羅の事に移った。
(いい子の私を「気味の悪い笑顔」か...あ...)
ここでまふゆはある答えを見出した。
(自分がないから...?同族嫌悪...かな...?)
(でも、あの表情に嫌悪は見えなかった。)
(...奏たちと考えよう)
一旦考えるのをやめ、帰宅するのだった。
ー噓と希望のセカイー
「~♪~~♪」
海羅は一人でセカイにきて、歌っていた。
(歌はいいな...少しだけでも楽になってる気がする)
「...~♪」
そこにミクが来て、海羅の歌声に合わせるように歌い始める。
「「~~~♪」」
二人の歌声がセカイを駆け巡る。
すると、セカイに少しの変化が起きた。
「ふぅ、こんなところか、ありがとう。ミク、一緒に歌ってくれて」
「いいよ、海羅、楽しそうだったから」
「っ!ミク、これは...」
海羅が見つけた変化とは
机の上にあった色のない花瓶に、淡い水色が浮かんでいた。
「色がついてる...?」
「海羅が少しずつ前に進んでるってことだね」
「どういうこと?」
ミクにその真意を聞く。
「海羅、さっき歌ってて、”楽しかった”でしょ?」
「海羅は、歌うのが好きなんじゃない?」
「...確かに、そうかもしれない」
ここまで来てようやく、”好きなこと”が一つ見つかった。
「少し、うれしいかな」
「ふふ」
二人で静かに笑っていたら、光と三角のオブジェクトは出てきて、奏がやってきた。
「あ、海羅。」
「奏か。」
「今日はどうしたんだ?」
「海羅にこの曲を聴いてほしくて。」
「わかった。」
音楽に触れていけば、少しだけ近づけて、明日がちょっと楽しみになった。
恋愛は誰にする?(一応NL基本として考えてます)
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奏
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まふゆ
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絵名
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瑞希