【悲報】鳥人族の上司が「銀河を征服する」とか言い出した【反乱】   作:雫お嬢様

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感想がドバーッと来てたまげた。皆さんありがとナス!


Mission.3 凄まじき兵士

568:名無しの宇宙人

うわあああああああああああああああああああ

 

 

569:名無しの宇宙人

いやあああああああああああ

 

 

570:名無しの宇宙人

おいお前ら落ち着け!!!!!

 

 

571:名無しの宇宙人

いい加減抑えろ!

ここは叫ぶためのスレじゃないだろ!

 

 

572:名無しの宇宙人

そうだよ(便乗)

 

 

573:銀河連邦

知らなかったとはいえ、本当に申し訳ない

 

 

574:名無しの宇宙人

連邦くんさぁ・・・・・・

 

 

575:鳥人兵士

とりあえず、サムスちゃんはベビーメトロイドを連れてそこを脱出してくれ

絶対にベビーから離れないように

 

 

576:サムス

分かりました

 

 

577:名無しの宇宙人

頑張れサムス・アラン!

 

 

578:名無しの宇宙人

無事に戻って来いよ!

 

 

579:名無しの宇宙人

ベビーメトロイドが現状唯一のメトロイドなんだろ?

それさえあればなんとかなる?

 

 

580:鳥人兵士

>>579

もちろんそれもあるけど、一番はサムスちゃんの安全の確保だ

メトロイドが駆逐されたって事はつまり、Xが活動を再開するって事だからね

 

 

581:名無しの宇宙人

あっ

 

 

582:名無しの宇宙人

そうだった

メトロイドがXを抑えてたんだな

 

 

583:サムス

了解しました

必ずベビーを連れて帰ります

吉報をお待ちください、兄様

 

 

584:名無しの宇宙人

 

 

585:名無しの宇宙人

兄様・・・・・・だと・・・・・・

 

 

586:名無しの宇宙人

あのサムス・アランに兄呼びされるだなんて

 

 

587:名無しの宇宙人

嫉妬の炎がこの身を焦がす

 

 

588:名無しの宇宙人

中指が勃起する

 

 

589:鳥人兵士

どやぁ

 

 

590:名無しの宇宙人

>>589

ころちゅ

 

 

591:名無しの宇宙人

>>589

自慢か貴様ッッッ!!!!

 

 

592:名無しの宇宙人

>>589

あーこれはもう駄目ですわ

 

 

593:名無しの宇宙人

>>589

ライン超えたね

 

 

594:名無しの宇宙人

>>589

なろうハーレム主人公がよ・・・・・・

 

 

595:名無しの宇宙人

スレの雰囲気が一気にコメディになって草

 

 

596:名無しの宇宙人

まぁ、このままギスギスするよりはマシでしょ

 

 

597:名無しの宇宙人

そうだよ(便乗)

 

 

598:名無しの宇宙人

さっきから「そうだよ」しか言ってない兄貴居て草

 

 

599:名無しの宇宙人

そうだよ兄貴はもっと語彙増やして

 

 

600:鳥人兵士

じゃ、私は上司にメトロイドの現状について報告に行くから・・・・・・

 

 

601:名無しの宇宙人

は?

 

 

602:名無しの宇宙人

は?

 

 

603:名無しの宇宙人

え?なんで?

 

 

604:名無しの宇宙人

上司って敵じゃなかったんか?

 

 

605:鳥人兵士

わざと真実を伝えて襲撃ルートを絞るんだよ

銀河連邦軍とサムスちゃんを始めとするバウンティハンターで上司を迎え撃つんだ

 

私は後ろから撃つ

 

 

606:名無しの宇宙人

おお!

 

 

607:名無しの宇宙人

なるほど

 

 

608:名無しの宇宙人

襲撃ルートを絞ることで事前に準備して、こっちの領域に誘い込むってわけか

 

 

609:銀河連邦

なるほど

良い作戦かも知れん

 

早速議会に通してみよう

 

 

610:名無しの宇宙人

連邦くん頼むよ~

 

 

611:名無しの宇宙人

ところでさ、この掲示板を上司に見られたらどうするの?

 

 

612:名無しの宇宙人

言われてみれば

 

 

613:名無しの宇宙人

その可能性を失念してたわ

 

 

614:名無しの宇宙人

バレたら一巻の終わりだゾ

 

 

615:鳥人兵士

上司はあまりこういった場には来ないし興味もないからね

その可能性は低いと思う

 

もし見られてたら今頃私はこの世にいないよ

 

 

616:名無しの宇宙人

あっぶねえ

 

 

617:名無しの宇宙人

それならひとまずは安心・・・・・・なのか?

 

 

618:名無しの宇宙人

勝てるのかな・・・・・・

 

 

619:名無しの宇宙人

勝つしかないだろ

 

 

620:名無しの宇宙人

なあ、もしバウンティハンターも参戦できるなら俺も行くぜ

 

 

621:名無しの宇宙人

ワイも

このまま指をくわえて見てるだけってのは性に合わんしな

 

 

622:名無しの宇宙人

ぶっちゃけ銀河の危機だし

 

 

623:名無しの宇宙人

俺も

やれるだけの事はやりたい

 

 

624:名無しの宇宙人

ワイはただの一般人やから祈ることしかできん

 

 

625:名無しの宇宙人

応援するしかできないけど、マジで頑張って欲しい

 

 

626:名無しの宇宙人

報酬もらえるなら行くわ

 

 

627:名無しの宇宙人

金!暴力!SEX!

 

 

628:名無しの宇宙人

金にがめついバウンティハンターの鑑

 

 

629:名無しの宇宙人

もし銀河連邦が許可しなくても俺らだけで行けばよくね?

 

 

630:名無しの宇宙人

まあ、最悪そうなるだろうな

 

 

631:名無しの宇宙人

あっおい待てい(江戸っ子)

スペースパイレーツが横槍を入れてくる可能性もあるゾ

 

 

632:名無しの宇宙人

ああああああ!忘れてたあああああ!

 

 

633:名無しの宇宙人

やっぱり宇宙海賊はクソ

 

 

634:名無しの宇宙人

スペースパイレーツくんさぁ・・・・・・

 

 

635:名無しの宇宙人

まだパイレーツが来ると決まったわけじゃないのにこの言われよう

 

 

636:名無しの宇宙人

(犯罪組織だし)当たり前だよなぁ?

 

 

637:名無しの宇宙人

あいつらは宇宙のゴミだから(過激派)

 

 

638:サムス

惑星の大気圏を突破、脱出完了

ベビーメトロイドも無事だ

 

 

639:名無しの宇宙人

うお

 

 

640:名無しの宇宙人

サムス・アラン!

 

 

641:名無しの宇宙人

やったぜ。

 

 

642:名無しの宇宙人

おつかれナス!

 

 

643:名無しの宇宙人

(脱出)早くな~い?

 

 

644:名無しの宇宙人

流石銀河の守り手と呼ばれた女

 

 

645:名無しの宇宙人

サスガダァ・・・・・・

 

 

646:名無しの宇宙人

一応襲撃に注意しつつ帰還するんだぞ

 

 

647:銀河連邦

任務完了、了解した

ご苦労だったな

 

報酬はいつもの口座に振り込んでおく

 

とりあえず銀河連邦本部まで来てくれたまえ

 

 

648:サムス

了解した

 

 

649:名無しの宇宙人

やっぱ俺らとはレベルが違うわ

 

 

650:名無しの宇宙人

サムス・アランが居るなら勝てるかも

 

 

651:名無しの宇宙人

一人だけに期待を背負わせるのは良くないことだって分かってるけど、どうしても期待しちゃう

 

 

652:名無しの宇宙人

分かる

 

 

653:名無しの宇宙人

これで後は連邦が結論を出してくれれば・・・・・・

 

 

654:鳥人兵士

上司に報告してきたゾ

 

上司は残存戦力をかき集めて(生きている兵士は数えるほどしか居ないけど)襲撃の準備に入るから、私に最後のメトロイドの行方を追うよう命じてきた

 

 

655:名無しの宇宙人

おっ、鳥人兵士兄貴

 

 

656:名無しの宇宙人

おつかれ~

 

 

657:名無しの宇宙人

情報収集も部下にやらせるのか

 

 

658:名無しの宇宙人

ひょっとして上司って脳筋?

 

 

659:鳥人兵士

>>658

いや、上司は頭脳も鳥人族トップクラスだぞ

 

 

660:名無しの宇宙人

チートかよ

 

 

661:名無しの宇宙人

チート種族の中の更にチート

 

 

662:名無しの宇宙人

本当ズルいわ

 

 

663:鳥人兵士

でも無敵じゃない

皆で力を合わせればきっと勝てるさ

 

 

664:名無しの宇宙人

せやな!

 

 

665:名無しの宇宙人

だと良いけど・・・・・・

 

 

666:名無しの宇宙人

こういうのは気持ちの問題だから・・・・・・

 

 

667:名無しの宇宙人

さて、後は連邦の決定を待つばかりか

 

 

 

 

 

 

銀河連邦傘下の研究施設『宇宙科学アカデミー』に最後のメトロイドが収容されたとの情報を得た俺達マオキン族は、アカデミーの付近にスターシップを停めて完全武装で地表に降り立った。

 

正直、俺は今回の作戦に乗り気じゃなかった。

 

あの恐るべきXに同胞達を大勢殺されて戦力が激減した現状、銀河連邦軍や異種族の戦士達(バウンティハンターと言うらしい)と戦って必ず勝利できるとは限らなくなったからだ。

 

俺だってマオキン族の戦士だ。いくつもの試練を乗り越えて力をつけたし、たとえ戦場で死ぬことになっても怖くない。しかし、俺達のボスであるレイヴンビーク様は苛烈な性格の持ち主だ。俺達兵士の事も単なる駒としか見ていない。

 

俺は、自分が無意味に、無価値に死んで行くのが怖いのだ。誰からも忘れ去られて、チョウゾゴーストにさえなれず、完全に消滅してしまうことが怖い。

 

そんな俺に、副司令のゴールドストーム様は話しかけてくださった。

 

 

 

「大丈夫か?なんだか顔色が悪いようだが・・・・・・」

 

「ゴールドストーム様・・・・・・俺達はパワードスーツを装着しているので顔は見えないのでは・・・・・・?」

 

「ははは、冗談だよ。暗い雰囲気だったから、つい」

 

 

 

彼はいつも陽気な御方だ。戦いに明け暮れる俺達マオキン族の良心と言っても良い。

 

彼には何度心を救われたことだろう。女兵士の中には彼と親密な関係になりたいと思っている奴は少なくない。俺も女だったら惚れていたかもしれん。

 

 

 

「これからの戦いの行方が心配なのか?なぁに、大丈夫だ。きっと大軍神様が『最良の結果』に導いてくれるさ」

 

 

 

俺も現金な奴だ。たったこれだけの言葉で気持ちが楽になっていくのを感じた。

 

まわりの兵士達も笑っている。過度な緊張が取れたようだ。

 

・・・・・・だが、レイヴンビーク様は何とも思わなかったらしい。

 

 

 

「無駄口を叩くな。行くぞ」

 

「「はっ!」」

 

 

 

俺達はそれに応え、進軍する。まぁ、こんな少人数じゃあ軍も何もあったもんじゃない。

 

()()()()()()()()()()()()ロボット鳥人兵士である程度は補えるものの、かつてのマオキン族とは比べものにならないほど弱体化した。

 

俺は最早、メトロイドや銀河の支配なんてどうでも良かった。ただ同胞と過ごせるだけで・・・・・・

 

だがレイヴンビーク様がソウハ族を虐殺したことで、全てが変わった。命令とはいえ、それに加担した俺達も同罪だ。許されることじゃない。

 

そんなことを考えていると、俺達の目の前に何者かが立ち塞がった。

 

オレンジ色の特徴的なパワードスーツを着た、おそらく異種族の戦士だ。俺は驚きで言葉が出なかった。あれは、まさしく鳥人族のパワードスーツじゃないか!

 

そいつは俺達に話しかける。女の声だった。

 

 

 

「ここから先は立ち入り禁止だ。すまないが、お引き取り願おうか・・・・・・退かないのであれば、力尽くで排除させて貰う」

 

 

 

話しただけで分かる。俺の戦士としての感覚が訴えてくるのだ。あの戦士は強い。おそらく俺よりも・・・・・・

 

しかし、レイヴンビーク様は彼女の警告を何でも無いかのように打ち払った。

 

 

 

「笑わせるな。お前ごときが我々にかなうとでも?」

 

「やってみなければ分からないだろう」

 

「結果など分かりきっている・・・・・・愚かな我が娘よ」

 

 

 

全体に衝撃が走った。娘だって?レイヴンビーク様の?

 

オレンジの戦士は何も言わずレイヴンビーク様をにらみつけている。

 

混乱する俺達にゴールドストーム様が説明する。

 

 

 

「彼女はサムス・アラン。幼少期に両親を亡くし、ソウハ族に引き取られて育てられた娘だ。彼女には当時の母星の環境に適応するために鳥人族の遺伝子が組み込まれた。ソウハ族からはグレイヴォイス。マオキン族からは、レイヴンビーク様の遺伝子を」

 

 

 

そうだったのか・・・・・・

 

俺達は若い世代だから、以前住んでいた惑星・・・・・・ゼーベスに居た頃のことはあまり知らないのだ。そんなことがあったとは・・・・・・

 

 

 

「ところで、レイヴンビーク様。サムス・アランは、間違いなく貴方の娘です」

 

「・・・・・・?それがどうした」

 

「こんな時に言うべきことではないかも知れませんが、あえて言わせていただきます」

 

 

 

そうしてゴールドストーム様はレイヴンビーク様に向き直り、パワーボム級の爆弾を落とした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「レイヴンビーク様!サムスちゃんを・・・・・・娘さんを私にください!!!!!!」

 

 

 

「「・・・・・・はあああああああああーーーーーッッ!?!?!!?」」

 

 

 

今世紀最大の驚きだった。もうわけが分からない。俺の頭が「?」で埋め尽くされた。

 

視界の端でオレンジの戦士・・・・・・サムス・アランが固まっているのが見えた。彼女にとっても想定外の発言だったらしい。

 

 

 

「ゴールドストーム様!?!?!?どうしてっすか!?あたしじゃ駄目なんすか!?・・・・・・なんとか言ってくださいっす!!」

 

 

 

彼を特に慕っている女兵士が涙目で叫んでいる。他の兵士達も大混乱だ。ひょっとして、彼は狂ってしまったのだろうか。

 

そんな中、レイヴンビーク様が口を開く。

 

 

 

「・・・・・・どういうことだ?何がもくてk」

 

「隙有りゃあああああああああああああああ!!!!!!」

 

「ぐわああああああああああ!?!?」

 

 

 

その瞬間、ゴールドストーム様がレイヴンビーク様に向けて超高密度のプラズマビームを鬼のように連射した。

 

俺は考えるのをやめた。

 

 




鳥人兵士:本名ゴールドストーム。大胆な告白は鳥人族の特権・・・・・・と見せかけて上司に不意打ちプラズマビームを連射する。愛の告白を不意打ちに使われたサムスは泣いていい。

上司:本名レイヴンビーク。冗談が通じないタイプ。わけも分からず部下に反逆される。人望がない。

一般鳥人兵士:一気に大量の情報が頭に流れ込んできて(精神的に)死んだ。かわいそう。

恋する女兵士:目の前で想い人が愛の告白をかましてショックを受ける。かわいそう。

サムス:兄のように慕っていた男性からの突然の告白で頭が真っ白になる。かわいそう。

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