私がターフで転ぶまで   作:RKC

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八話 勝ちたがり

 ジェミニとの勝負から2週間ほどが経ちました。

 あれ以来ジェミニは私に絡んでは来ませんでした。教室でたまに視線を感じるぐらいです。

 

 2週間の間私は、特にジェット走法の習得に重きをおいて練習をしてきました。

 というのも筋トレや基礎練習だけでは足りない……何か抜本的な走りの改革をしないとジェミニには勝てないような気がしたからです。

 

 私は照る日も降る日も曇る日もピットに飛び込み続けました。

 その結果、完璧とは言えないまでもジェット走法をモノにすることが出来たのです。

 

 そして今日、ピットではなく芝の上で実走します。

 

「体勢を戻すときは徐々に歩幅を大きくして、ゆっくり体を起こすんやで。ええか?」

 

「はい」

 

「それと体育館の床と芝じゃ勝手が違う。そこも十分気ぃつけや。しっかり土を踏みしめるんやで」

 

「は、はい」

 

「それと……」

 

「す、スパさん! もう注意事項は大丈夫ですから!」

 

 これでスパさんの注意事項は三回目です。

 わざわざ私の実走を見に来てくれたのはありがたいですが、このままだと耳にタコができてしまいます。

 

「ほんまか? ちゃんと頭に入ったか?」

「え、ええ、それはもうしっかりと!」

「そうか……ほんなら後は頑張ってきいや」

 

 スパさんに背中を押され、スタートラインに向かいます。

 

「ノール!」

 

 その途中スパさんに呼ばれたので、振り向きます。

 

「度胸やで!」

 

 スパさんは胸を拳で叩きながらそう言います。

 私は軽く手を挙げてそれに答えました。

 

 度胸が大事……。

 

 初めにスパさんから指導を受けた時もそんなことを言われました。

 あの時はよく意味が分かりませんでしたが、今ならわかります。

 

 スタートラインに立つと、硬い土の上に生えた芝がずっと続いているのが目に入ってきました。

 いつもは200mも先にスポンジの海が見えるのに。

 

 ここで走るのか……

 

 ドクン……ドクン、ドクン……

 

 さっきから胸の鼓動がどんどん大きくなっています。

 手のひらの汗を体操服の裾で拭きました。

 

「すーー……ふーー……っ!」

 

 大きな深呼吸を一つ。

 それから地面を蹴りました。

 

 一気にトップスピードまで加速。その勢いのまま体を前傾させようとします。

 その瞬間、体育館の床に衝突しそうなったシーンがフラッシュバックしました。

 床の木目が嫌に大きく見えたあの場面。

 

「っ!」

 

 ぶわり、と額に汗がにじみ出ます。

 次いでジェミニに負けたシーンがフラッシュバックしました。

 

「……!!」

 

 ギリギリ、と奥歯を噛みしめ、固まった体を無理やり前傾させました。そしてそのまま歩幅を縮小、足の指で地面を掴み、後ろに蹴とばします。

 

 その瞬間、トップスピードから更に加速。

 自分の限界速度を超えるこの感覚は何度味わっても心地良いです。

 

 そして前傾の代償として、地面が近づいてきます。手を伸ばせば芝に触れられそうな程。

 しかし、それ以上は近づいてきませんでした。

 そのまま超前傾姿勢と狭い歩幅を維持したまま走り続けます。

 

 なんだ……私、出来るじゃん……。

 そりゃそうだよ、だってピットでもできたんだから。

 

 実走前は最悪の場合をイメージしてしまい、とても緊張していましたが、蓋を開けてみれば意外と簡単でした。

 場所が変わっただけで、元々出来ていたことをやるだけですからそれもそのはずです。

 

 それにしてもすごいや……私、こんなに速く走れちゃってる……。

 

 視界が低いため、実際の速度より速く感じられます。

 とてつもない体感速度の中で万能感を抱きながら、風を切って走ります。

 

 いける……これなら勝てる!

 

 自然と頬が緩みます。高揚した精神のまま、もうしばらくジェット機のようにすっ飛び続けました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(sideスーパーチャージャー)

 

「お、きちんと走れてるやん」

「だな。少し心配だったが全然問題なかったか……」

 

 柵の内側でノールのトレーナーと一緒に頷く。

 

「それにしても一発で成功させるかぁ……流石に肝が据わっとるというか、おそるべき執念というか……」

 

「……なぁ、一つ聞いても良いか?」

 

「ん? なんや?」

 

「前にジェット走法はノールに向いてるだとか、度胸が大事だとか言ってたが……詳しく教えてくれないか? 考えたが良く分からなかった」

 

「ん~……そうやな、まずは度胸の方から話そか」

 

 ノールのトレーナーの疑問に一つ一つ答えていく。

 

「ウチのジェット走法は超前傾姿勢かつ、歩幅が狭いせいでかなり不安定な走法や。

 しかも視界が地面に近いおまけ付き。

 顔から地面にダイブするかもしれんからかなり怖い走法ってのはあんたも分かるやろ?」

 

「ああ。実際にノールもそうなりかけたしな……だがその恐怖心はピット練習で克服出来るんじゃないのか?」

 

「そこや。確かにピットで走ってたら恐怖心は克服できる。

 でもな、それはあくまでピットで走る時の恐怖心を克服してるだけなんや。

 ピットというエスケープゾーンがある場合と、バランス崩したら終わりの芝の上じゃプレッシャーが全然違うで」

 

「なるほど……」

 

 実際にウチも芝の上で走れるようになるまで追加で1週間かかってもうたし。

 

「そういうわけやから、ジェット走法には度胸が大事なんや」

 

「そこまでは分かったが……ノールに向いてるってのはどういうことだ?」

 

「ここまで言ったら分からんか?

 ジェット走法には度胸が大事……ってことはノールは度胸があるからジェット走法向きって事や。

 ……ちゅうても正確には度胸というより……資質か?」

 

「……もっとはっきり言ってくれねぇか?」

 

 少し回りくどい言い方になったため、ノールのトレーナーにそう聞き返された。

 

「すまんすまん……。言いたかったのはノールは極度の勝ちたがり、せやからレースで勝つため、速くなるためなら恐怖も痛みも我慢できる娘、ってことや」

「勝ちたがり……ねぇ」

 

 ノールのトレーナーは指で顎をさすっている。

 

「なんやピンと来てない様子やけど……ノールはガチやで!!

 ……昔、暇な時にノール捕まえてオセロに付き合ってもらった事があった。

 そん時は予想外にノールが弱くて、圧勝するのも大人気ないと思ったからそこそこ接戦を演じてウチの勝ちで終わらせたんや」

 

「けんどその三日後にノールからオセロを挑んできた。

 多分その間に勉強してきたのかそこそこには強くなってたけど、まだウチの方が強かった。

 そこでもウチが勝った」

 

「そこからは三日おきにオセロに付き合わされたんや。多分勝つまでウチに挑戦するつもりやったんやろうな。

 カバンの中には教科書に混ざってオセロの本がいつも入ってたし、昼飯誘いにノールのクラスに行ったら、席も立たずにマグネット盤でオセロの研究してたし、ナイト……ノールの同室相手に聞いた所、休日は寝食も忘れてずっとオセロと向き合ってたって話や……」

 

 あん時はウチのせいでノールが変になってしまったかと焦ってたなぁ……

 

「その話、単にノールがオセロに興味を持ったってだけじゃないのか?」

 

「それは明確に否定させてもらうで。

 だってノールはウチに勝ったすぐ後から一切オセロをやらんようになったからな。

 多分やけどあの娘はオセロをただの対戦ツールとしか捉えてなかったんやないか……?」

 

 あれ以来、たとえ遊びであっても対戦型のゲームには誘わない様にしている。

 

「オセロ、ねぇ……」

 

「……あ、その顔、たかがオセロって顔やな。言っとくけどなぁ、あの時のノールはほんまに怖かったんやで!

 「まさか、勝ち逃げしませんよね?」みたいな表情でオセロ盤持ってくるし……。

 わざと負けようかとも思ったぐらいやで……」

 

 けどわざと負けたら、それこそどんな目に合うか分からんかったから、せんかったけど……

 

「それにもっとやばいエピソードもあるで!

 あれは確かファン感謝祭の時。そん時は体育祭みたいな催し物やってて、クラス対抗でいろいろ競技やってたんや。

 んで、ウチは保健委員任されてたから、救護テントから競技の成り行きを見てた」

 

「ほんで問題のシーンは綱引きやってた時やな。

 ノールが出とったから、じーっと見てたら、途中からノールの顔が険しくなったんよ。

 その瞬間は疲労が顔に出ただけかなーっと思てたんやけど、いざ決着が着くとノールが救護テントの方に来たんよ」

 

「「どないした?」って聞いたら、ノールが「手の皮剥けてしまって……」って言うんや。

 あぁ、やから綱引きの途中で険しい顔したんやなーって、のんきの事考えながら「そうかぁ、ほな見してみい」って軽い気持ちで言うたら、見せられてびっくり!

 想像の百倍怪我がひどかったんやで!」

 

「手のひらのでっぱりというでっぱり部分はほとんど皮剥けとったし、広範囲の皮が綱引きの途中に剥けたもんやから、皮が巻き込まれてズタズタ……。

 あ! 剥けたっちゅうても薄皮やないで! 肉が見えるぐらいまでズッパリとや!」

 

「肉が露出した状態で綱引きなんかやってもうてたんやから、相当痛かったはずやで。

 しかも綱は古いやつやったから、ほつれが肉に食い込んで……って、思い出したこっちの手が痛うなってきたわ……」

 

 怪我を詳細に思い出し、自分の手の皮まで剥けてしまったような感じがする。その嫌な感覚を手を振ることで誤魔化した。

 

 

【挿絵表示】

 

 

「……とにかく、ノールはそんな状態でも綱引きを途中で止めんかった。

 本人に「なんで中断せんかったんや!?」って聞いても、「もう少しで勝てそうだったので……」って言う始末」

 

「そんな娘が転倒のリスクにビビると思うか? いや、ビビらへん!

 勝つため、速くなるためやったらあの娘何でもやるんやないか……?」

 

 ウチにそう思うくらいにはあの時の衝撃は大きかった。

 

「……そういえば併走で負けた時も爪が皮膚を突き破るぐらい手を握りしめてたっけか……」

「そうやろ! そんぐらいはする娘なんやって、ノールは!」

 

 トレセン学園に居る奴はたいていが負けず嫌いやけど、あそこまで極端な例はノールが初めてだ。

 

「……まぁ、そういうわけやからノールはジェット走法向きって言ったんや」

 

 ウチのチームメイトにもジェット走法を教えたけれど、全員芝の実走段階で躓いていた。

 それぐらいには怖いはずなのだが、一発目で成功させるのは流石という他ない。

 

「それにあの娘が無茶せんか気ぃ付けとった方がええで。

 気持ちが先行しすぎてオーバーワークもしとったらしいし」

「……そうだな、改めて気を付けておくか」

「トレーナーさん!」

 

 そうこう話している内に張本人が帰ってきた。

 

「見ててくれましたか! 私、ちゃんと走れてましたよね!?」

 

「あ、あぁ……端から見てもきちんと走れていたぞ。これならレースでも使えそうだな」

 

「ですよねですよね! 良かったぁ……模擬レースに間に合って……。

 これなら私、勝てますよね!?」

 

「そうだな。練習の成果を発揮すればきっと勝てるさ」

 

「そうですよね! ……あ、スパさんも見ててくれましたか!?

 どうでしたか? 私の走り!」

 

 ノールはジェット走法を完成させて興奮しているのか、いつになくハイテンションでウチに迫ってくる。

 

「よ、良かったで、基本的なところはちゃんと出来てた。

 後は実際のレースやとラストスパートでジェット走法に切り替えるわけやから、自分がどれくらいの距離スパート掛けれるのかをきちんと知っておく必要がある。

 そこだけ気ぃ付けや」

 

「はい! ……私がここまでこれたのもスパさんのおかげです!

 本当にありがとうございました!」

 

「礼なんかせんでもええって。

 この結果はノールが頑張ったからや、ウチの功績はほんの少しや」

 

「そんなことないですよ! スパさんの指導が無ければ習得できるかも怪しかったですから……」

 

「まぁそこまで言うなら素直に受け取っとこうか。どういたしまして……」

 

 こうして改めてお礼を言われると若干照れる。

 頬を人差し指で掻いた。

 

 ここまで嬉しそうにしてくれると、こっちまで嬉しくなってくるなぁ……。

 指導した甲斐があったってもんやで……。

 

「私は感覚を忘れない内にもう一回走ってきます! それじゃ!」

 

 ノールはそう言ってもう一度コースの方に向かっていった。

 

「ああしてる分には無邪気でええ娘に見えるんやけど……。

 薄皮一枚剥げば勝利に執着するモンスターやからなぁ……」

 

 ま、そこも含めて可愛い後輩なんやけどな。

 

「ひどい言いようだな……だがまるっきり否定もできない。

 無茶しないように目を見張らせておくか……」

「頼んだで……じゃ、ウチはこれで帰らせてもらうわ」

「おう。今日もありがとな」

「どういたしまして」

 

 ひらひらと手を振りながらその場から去った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(sideトレーナー)

「ノールが勝ちたがり……ねぇ」

 

 ノールの練習を見終えてトレーナー居室に戻る最中、そう呟き、スーパーチャージャーから聞いた話を思い出す。

 

 勝つためなら怪我の痛みをも厭わない……か。

 

 ノールは行儀が良い優等生なタイプだと思っていた俺にとっては、かなり意外な内容だった。

 

 だがそれもそうか。俺とノールはまだ出会って1か月程度。

 俺の知らない一面があってもおかしくはない。

 

 にしてはかなり過激な一面だったが……。

 

「あの、トレーナーさん、今いいですか?」

 

 思案していると後ろから聞きなれた声で呼びかけられる。

 

「ん、ノールか。どうした?」

 

「いえ、新しいトレーニングを試してみたくて、相談に来たんですけど……時間大丈夫ですか?」

 

「大丈夫だぞ。どんなトレーニングだ?」

 

「昨日トレーナーさんの居室で借りた本に高山トレーニングっていうのが載ってたんですけど……」

 

 ノールは最近、こうして自分から新しい試みを提案してくれる。

 積極的に取り組んでくれるのは俺が目的としている「トレーナーがいなくても一人で強くなれるウマ娘」になっているという事でもあるから、俺としても万々歳だ。

 

「酸素濃度の薄い高山で生活していると、体が適応して心肺機能や血流機能が向上するらしいんです。……これを取り入れられないかなと思いまして」

 

「……確か、高山トレーニングってのは何週間単位でその低酸素の状況に身を置かないと行けなかったと思うが……ノールは寮生活で高山になんか行けないだろ?

 そこら辺をどうにかする方法は考えてるのか?」

 

「はい。一応前提として酸素濃度の薄い場所でトレーニングを行うと、トレーニング効果が低くなってしまいます。

 ですので実際行う場合には平地でトレーニングをして、睡眠時だけ高所に移動するのが良いというのがあります。

 だったらタンクか何かに低酸素濃度の空気を詰めて、夜寝る時にその空気を吸えば良いんじゃないかなー……って思ったんですけど、どうですか?」

 

 たまにとんでもない発想をしてくるのは困りものだが。

 

「ま、まぁ、できなくはないだろうが……寝る間といったら、大体八時間か?

 その間タンクの中身は持つのか?」

 

「一応調べたんですけど、10Lのタンクに圧縮した空気が約2000L入ります。

 人の呼吸量が一時間で30L程度なので八時間程度なら余裕で持つかと……」

 

「時間は問題なさそうだが……問題は低酸素濃度の空気どうやって用意するかだな……」

 

「そこなんですよね……高山まで圧縮機を持っていくのも難しいでしょうし、低酸素濃度の空気を生成してくれる会社でもあれば良いんですけど……」

 

「そうだな……。俺も調べてみるが、あんまり期待せずに待っていてくれ。かなり難しそうだからな」

 

「はい。お願いします」

 

 それにしても高山トレーニングに目を付けたか。よく本を読んでるな……。

 

 俺の居室にある本はウマ娘関係やスポーツ医学についての本ばかり。

 ノールがそれらに興味を持っていたから、好きな時に借りていっても良いという許可を出している。

 この突飛な発想も何かしらの本を読んで思いついたのだろう。

 

 いや、待てよ……? 確か高山トレーニングについての本は奥の方に突っ込んだ記憶が……。

 

 わざわざ手前の本を取り出して、奥の本を覗いたのだろうか。

 

(無茶せんか気ぃ付けとった方がええで)

 

 ふとスーパーチャージャーの言葉がフラッシュバックする。

 

「……なぁ、ノール」

「はい、何でしょうか?」

「お前、居室にある本どれくらい読んだ?」

「え、えっと……ほ、本棚の上段をある程度……」

 

 ノールの目線が右上に泳いだ。

 

「……確か高山トレーニングの本は中段に入れていたはずだが?」

「ち、中段も少し……」

 

 今度は左下に泳ぐ。

 

「少し?

 わざわざ手前の本をどけて、奥の本を見るのが少しか?」

「中段もある程度……」

 

 次は右下に。

 

「……本当は?」

「う……じょ、上段から下段まで……というか大体全部に目を通しました……」

 

 ついに自白した。

 

それしてもあの本棚を大体となると……トレーニングと学校以外の時間をほとんどそれに費やしてるんじゃないのか?

 

「もしかして勉強時間や睡眠時間は削ってたりは……」

「してないです! それはもちろん、はい!

 空いた時間に読んでるだけです!

 あ、ほら、化粧で隈を隠してもいませんし、ね?」

 

 ノールは手で目の下をこすって、化粧をしていないことを俺に示してくる。

 

「ならいいんだが……」

 

 睡眠時間を削っていないなら、自由時間のほとんどを読書に費やしているはずだ。

 

 ……勝ちへの執着、か。

 

 改めてノールの勝ちたがりを見せつけられた。

 

「他に話はないか?」

「はい、それだけを相談しに来たので。今日はありがとうございました」

「お疲れ様」

 

 ノールは俺に背を向け、そのまま去っていこうとしたが、途中で足を止めた。

 

「あのー……ついでにトレーナーさんの居室に寄って、今日の夜読む本を借りていっても良いですか……?」

「……」

 

 頑張りすぎるってのも少し困りものだな……。

 




 怪我の描写が難しい……描写や絵を見て少しでも痛いと思っていただけたのなら作者冥利に尽きるので幸いです。いや、災いかな?

 例によって高山トレーニングのくだりについては適当理論なので読み流してオッケーです。主人公が頑張ってるって事を描写したかっただけなので。
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