こちらの投稿が遅れてしまい申し訳ありません……
それではどうぞ。
型抜きで生地を無事に切り取り終えた3人。
「では、このクッキングシートに並べてください。それができたらオーブンで焼きましょう!」
「わかりました」
「他の人も並んでるみたいだし、順番を待ちながら3人で行こっか」
「はーい」
つぐみの指示に従い、次の工程に移る紗夜と悠里と涼香。
オーブンに入れて、時間をセット。170度で20分でよかった気がする。
そして焼いている間に洗い物をしてる際に、思った事だが、紗夜とつぐみはどこか似てる……というか、共通点があるなーと悠里は思ったのであった。
◇
「悠里さん、そろそろ20分経ちますので、オーブンの様子を見に行きませんか?」
「もう20分経つの? つぐみちゃん、3人で見てくるよ」
「いってきま~す」
「はい、いってらっしゃい!(涼香ちゃん、可愛いなぁ。妹がいたらこんな感じなのかな?)」
3人を見送りながら、つぐみは涼香を見て、自分にも年下の妹がいたら、こんな感じかな?と思った。
「ただいま戻りました」
「ども。今戻ったよ」
「ただ~」
「お帰りなさい! わあ、美味しそうに焼けてますね!」
そこには美味しそうに焼けたクッキーが。
「ええ、そうですね。こうやって見ていると、少し感慨深くなります」
「その気持ち分かる。初めて作ったお菓子なら、尚更だもんね」
初めてお菓子というものを作った紗夜にとっては感慨深いものだろう。
「では、これから最後の仕上げのアイシングをやりましょう!」
「アイシング……確かデコレーションの事って言ってましたけど……やっぱり難しそうですね」
「上手くできるかな……」
「私も~」
「大丈夫ですよ! 砂糖と着色料を混ぜたものを使って、このクッキーに絵を描くだけですから」
そんなこんなで、3人は最後の工程、アイシングを行う事に。
「紗夜さん、悠里先輩、涼香ちゃん、どうですか?」
「今、ギターの細かい部分を描こうとしているのだけれど……難しいわね」
「……結構、神経使う」
「確かに、こだわっちゃうと、どこまでもこだわれちゃいますからね」
紗夜と悠里は偶然にも同じだったのか、ギターの細かい部分を描いていた。
「…………」
「…あーあー、涼香、完全に極限集中に入っちゃったか。そっとしておこう」
「「……(集中し過ぎですよ!?)」」
一方で涼香は黙々と作業をしていた。あまりの集中力に悠里は苦笑い、それを見た紗夜とつぐみは集中し過ぎでは!?と思った。
「……あれ? こっちにあるクッキーは……」
「それは、犬と猫の型抜きで切り取ったクッキーです。目や鼻のバランスが難しくて、少し歪な顔になってしまいましたが……」
「……(そんな事ないと思うけど……)」
もう片方のクッキーは犬と猫だと説明する紗夜。悠里からすれば、どう見ても犬と猫にしか見えないなと思った。
「可愛いですよ! 特に、犬のクッキーへのこだわりに、愛情を感じますね。ひょっとして紗夜さんって、犬好きなんですか?」
「は、はい……私は犬が好きなんです……あと、日菜も。…………それに、悠里さんの事も」
「そ、そうなんですか。日菜先輩にプレゼントしたらきっと喜んでくれますね!(うわっ……悠里先輩、全然気づいてない!)」
「ええ、それなら嬉しいんですけど」
頬を赤らめながら、作業を進めてる悠里をチラッと見ながら呟く。それを聞いてたつぐみは真っ赤だか。ちなみに悠里、全く気づいてない。
「紗夜ちゃん、こっちの猫のクッキーは誰にあげるの?」
「これは
「いいんじゃないかな。友希那ちゃんも喜ぶと思うよ(……猫好きだし)」
猫のクッキーは、Roseliaのボーカルである
「なるほど! ギターはバンドを組んでいるからですよね?」
「ええ、そうです。今井さん達がそういうストラップを持っていたのを思い出して」
このお菓子教室が始まる前は、リラックス効果があるからクッキーを作るって言ってたが、本当は、メンバーとか日菜先輩とか悠里先輩に喜んでもらいたいからなのかなとつぐみは思った。
「お兄ちゃーん、できたー♪」
「はいはい。……これは……お星さまと……誰かの顔?」
すると涼香が自分のも見てとせがんできた。お星さまのクッキーは、どこかの某星の王子っぽいキャラみたいなのは想像できたが、ディフォルメした人の顔みたいなのは、悠里にはイマイチ分からなかった。
「お兄ちゃんと、しおりお兄ちゃーん」
「……そ、そっか。…ディフォルメされた僕ってこんな顔なの……?」
「ふふ、とても可愛いと思いますよ」
「私もそう思います」
悠里はどう反応すればいいか分からない感じだったが、紗夜とつぐみは微笑ましそうな表情で感想を述べるのであった。
読んでいただきありがとうございます。
次回も頑張りますので、よろしくお願いします。
本日はありがとうございました。