リベンジとペルソナ+ファレグさんが激闘を繰り広げる中、他のエスカファルス達の戦いに終わりが訪れる。
[逃さん!]
「うるあああああ!」
ドラゴン・エスカXとエルダーの刃が交差する。
「遅いぜぁ!!」
エルダーペインを使い、ドラゴン・エスカXの左盾を叩き割る。
[損傷……][だが、継続する!!]
そう言ってドラゴン・エスカXは右盾で刃を作り出してエルダーペインに向けて突き攻撃を繰り出した。
「ちっ!」
先程からの戦いで、エルダーペインも限界を迎えており、突き攻撃を諸に受けたエルダーペインは砕け散る。
[トドメだ!!][王陣っ!][砲壊閃塔っ!]
巨大な光の剣を生み出してエルダーを切りつけた。
回避が遅れたエルダーの身体は光の剣により真っ二つ切り裂かれる。
形を保てなくなったエルダーは音を発て砕け散ってゆく。
それは、ダークファルスエルダーを撃破した時のムービーのように。
砂煙をあげ、岩のようなエルダーの欠片が霧散してゆく。
[良き戦いだった]
その光景を見つめながら、ドラゴン・エスカXはエルダーに向けてそう言い放つ。
「まだ終わっちゃいねーぞ!!!」
[!?]
砕け散る身体から、一対の小さな影がドラゴン・エスカXに接近する。
その小さな影は雄叫びを発しながら、巨大なドラゴン・エスカXに攻撃を仕掛けた。
[切り捨てる!!]
エルダーを迎撃する為に、右盾の剣で前方をなぎ払おうとするが、エルダーは刀を用いて斬撃を飛ばして剣を破壊。
[!?]
「これで終わりだ。アルティメット……!!!」
両手の握り拳を相手の頭部に当てて、力を解放する。
「インパクトぉぉおおおおおおおお!!!」
採掘基地のタワーやバスタータワーをへし折るレベルの衝撃波がドラゴン・エスカXを襲う。
[みご、と……][良き、戦い……だった……]
ドラゴン・エスカXは口から吐エーテルし、霧散した。
「あぁ、これだから戦いは辞められねえよ……!!」
エルダーは満足気な表情で地面に降り立ち、降ってきた自分の刀を掴んで鞘に納めた。
[はあああああああ!!]
「無意味だ!!」
ルーサーが放った蛇行する氷の柱をグリュゾラス・エスカが口からレーザーを吐き横に薙ぎ払った。
[撃つ!!]
両翼をたたみ、一度に大量のホーミング弾を射出する。
「無駄だ!!」
無数の青い小剣を生成し、大量のホーミング弾にぶつけて相殺させた。
「深遠と想像の先に、全知へ至る道がある!!」
4本の剣をグリュゾラス・エスカへ展開。
「僕の名は、ルーサー。全知へ辿る存在なり!!」
そのセリフと共にこの世界の時間が停止する。
剣から小さな剣が複数出現していく。
まるでグリュゾラス・エスカが敗北するタイムリミットのように。
「僕の勝ちだ!!!」
―エスカード・カタストロフィ・レイ―
[それはどうだろうか?]
「!?」
時間が止まった静寂の空間。
グリュゾラス・エスカの声が響く。
パリンッ!とガラスの割れる音が鳴り、グリュゾラス・エスカが時間停止を打ち破った。
[我、時を裂く者なり!!]
翼を広げ、グリュゾラス・エスカの周囲に小型の結晶を大量に召喚し、両手から撃ちだしたレーザーを反射させ全方位に攻撃。
展開された剣を全て打ち砕いた。
「ならば、これで!!」
タリスを生み出して、拡散した魔力の奔流をタリスから放出する。
「ビッグクランチプロジェクト! 終わりは斯く示された!!!」
拡散する極太のレーザーを放射し、グリュゾラス・エスカにトドメを刺す。
[捉えた!!]
口と両手から3方向にレーザーを撃ち、ルーサーの極太レーザーを迎え撃つ。
2対から放たれたレーザーがぶつかり、大爆発を起こす。
[!?]
次の瞬間に青い爆煙から眩い光を放つルーサーが現れる。
―グラン・ザンディオン―
―グラン・バーランツィオン―
「僕と君とでは根本的に作りが違う」
[……我が負けるのか……]
雷と風を纏う翼を羽ばたかせ、光と氷で作られた剣を顕現させたルーサーがグリュゾラス・エスカを叩き切った。
時間が動き出し、グリュゾラス・エスカは真っ二つに崩れ落ちながら、エーテル粒子へと帰した。
「時には……戦いもいいものだな……」
人の姿に戻ったルーサーは、月面に座り込み呟く。
「はああああああああ!!」
アプレンティスは巨大な腕を振り下ろし、ツィオルネ・エスカのバリアを砕こうと奮闘する。
[無駄][砕けない]
余裕の笑みでアプレンティスのことを見つめるツィオルネ・エスカ。
それを聞いたアプレンティスは「おー、なかなか、わからせ甲斐のあるメスガキちゃんじゃないかー」と関心していた。
[余裕][諦めろ]
「やだね、このバリアを砕いてツィオルネちゃんをぺろぺろするんだーー!!!」
更に力を入れるアプレンティス。
だが、それでもバリアはビクともしない。
[滅華!]
光弾の弾幕を生み出してアプレンティスを攻撃する。
「くっ」
[邪魔][造創!]
幻創エボリオン・ドラゴン、幻創デサントドラール、幻創ドラゴン・イグニシモを具現化させて、無防備なアプレンティスに攻撃を仕掛けた。
「うぐっ!」
[滅華!]
再び光弾をばら撒く。
三体の幻創龍もアプレンティスに攻撃を繰り出してくる。
「でやああああああああああ!!!」
ツィオルネ・エスカの総攻撃を耐え凌ぎながら、アプレンティスは力を振り絞ってバリアを割りにかかる。
しかし、バリアにヒビが入っただけで破壊することが出来なかった。
挙句、ツィオルネ・エスカの[放散華]によって、大ダメージを受けてしまう。
「ぐううううう……これはまずいね……」
[勝利][昇華][満足]
満足気な笑みをするツィオルネ・エスカだが、アプレンティスはニヤリと微笑む。
「でも、ヒビが入っただけで十分だよ!!」
[?][不明][謎]
ツィオルネ・エスカは何を言っているんだ?と言いたげに首を傾げた。
アプレンティスは片目を輝かせる。
―邪眼・死裂―
ヒビが入った部分から力強く、激しく砕け散る。
そこから割れたガラスのようにバラバラになり、バリアが消滅した。
[!?][意味不明][何が起こっている?]
「トドメ、でやあああああああああ!!!」
超巨大レーザーを発射。
死裂を発動した状態での攻撃。
具現化した幻創龍をも巻き込んで、ツィオルネ・エスカを滅ぼしにかかる。
[負けた][悔しい][でも、次は負けない]
超巨大レーザーに飲まれながら、ツィオルネ・エスカはそう言って消滅した。
「はぁ、はぁ、はぁ……。次こそ分からせてあげるよ!」
アプレンティスはツィオルネ・エスカに対してそう言い放った。
「「キャッスル・マッスール!」」
[叩き潰す!!]
ダブルの足とヴァレオン・エスカの盾がぶつかりあう。
龍の逆鱗に触れたダブルを徹底的に追い詰めていく。
[覚悟はできたか?]
ヴァレオン・エスカの砲身が青く光を放つ。
盾を地面において体勢を固定、砲身から濃縮された光の弾が撃たれる。
あまりの衝撃にヴァレオン・エスカの砲身の先端が砕けるほどだ。
「「キャッスル・スタック・ウォール!」」
ダブルは壁を生み出してそれを目の前に何重にも重ねて配置し、防御する。
光の弾は壁を何枚も貫通し、残り1枚の所で消滅した。
「「反撃!」」
脚を横一列に並べる。
「「キャッスルレーザー!!」」
脚の屋根のてっぺんからビームを乱射して、ヴァレオン・エスカに攻撃を浴びせた。
ヴァレオン・エスカはキャッスルレーザーを砲身で弾いたり、盾で防いだりして凌ぐ。
[ふざけるな……!!]
砲身を再び光輝かせ、再び構える。
それを見たダブルは脚を自身の前方に展開させる。
イメージで言うと、採掘基地防衛訓練:VRでゼータ・グランゾが見せる必殺技だ。
[これで終わりにしてやる!]
「「さぁ、やるよー!」」
[骨の髄まで消えてなくなれぇぇええええ!]
「「キャッスル・ビッグ・ショーーーット!!!」」
砲身が破壊されるレベルの極太レーザーと、全ての脚が崩壊する程の極太レーザーがぶつかり合う。
[死ねぇぇえええええええええええええええ!!!!!!]
「「やあああああぁあああああああああ!!!」」
拮抗する2人。
ぶつかり合うレーザーのエネルギーが大爆発を起こしてお互いに吹っ飛ばされる。
「「いたあああああああああ!!?」」
[ぐううううう!!!]
城のまま痛い痛いと悶絶し、転げ回るダブルに対して、ヴァレオン・エスカは砲身が完全に砕け散り、もう片方の盾もボロボロになっている状態だ。
[こんなクソガキに私が負けるのか……]
「「いたたたたたたたた!」」
[だが、今度は絶対に殺してやる……!]
「「痛い痛い痛い痛い痛い絆創膏、絆創膏!!」」
ヴァレオン・エスカはそう言いながら、霧散して行く。
彼女が霧散したのにも気づくことなく、ダブルは自分の眷属、特にクマと兎を使って、あちこちに巨大な絆創膏を貼ってもらっていた。
「でや!」
[……終われ]
エルガマスカレーダのソードを持ったエルミルとクォーツ・エスカが空中戦を繰り広げている。
空間が割れた欠片がクォーツ・エスカに降り注ぎ、結晶の爆発がエルミルを襲う。
「これなら!」
両手持ちでの振り下ろし、斬撃の壁を生み出す。
更に連続でクォーツに切りつけて攻撃を行う。
[ちっ!]
クォーツ・エスカは舌打ちをしながら、拡散するレーザーを撃ってエルミルに攻撃を当てる。
互いにボロボロの状況だ。
次にどちらかが喰らえば、敗北するのは目に見えているだろう。
[終わりにしてやる!]
クォーツ・エスカを纏う結晶が青く光り輝く。
そして、光すらも超える速度でエルミルの胸元にあるコア目掛けて突進。
当然、エルミルはそれを回避出来ずに、攻撃を受けてしまった。
「ごはぁっ!!?」
[これでトドメだ……]
「お、お前もな……!!」
だが、エルミルも負けじとクォーツ・エスカの翼を掴んで、無理矢理軌道を変えて見せた。
このままでは月面に直撃する。
焦ったクォーツ・エスカは即座にブースターを吹かすのを辞めたが、落下が止まることは無い。
更にエルミルは、 ある言葉を呟いた。
「これは……1つの結末に、過ぎない……!!」
エルミルは力を溜め、周囲に解放。
爆発が起きて、クォーツ・エスカを飲み込んだ。
[ぐおおおおおおおおおおおお!?]
爆発に飲まれたクォーツ・エスカはそのまま霧散。
エルミルも完全体が解けて人の姿のまま月面に叩きつけられ、そのまま意識を失った。
[エスカファルスううううう!!!]
「やああああああ!!」
ハリエットとヴォル・エスカが戦う地は、月と言うにも関わらず、緑に生い茂っていた。
だが、不気味なのが、そこら中にヴォル・エスカが生み出したであろうディッグと思しき幻創種が木の根に突き刺され、養分が吸われて干からびていた。
「はあああああああああ!!」
木々を操作し、ヴォル・エスカに攻撃を仕掛ける。
しかし、ヴォル・エスカは巧みな飛行技術で、襲い来る先が尖った鋭利な木々を全て回避していく。
[燃え尽きろおおおおおおお!!]
ヴォル・エスカは木の根を回避した後、全身から放出した炎を収縮し、頭上に巨大な火炎弾を作り出す。
[バアアアアアアアストオオオオオオオ!!!]
その巨大な火炎弾をハリエット目掛けて発射した。
その巨大さにハリエットは回避出来ず、ただただ見つめるだけだった。
火炎弾が大爆発を起こし、周辺の木々を吹き飛ばしていく。
爆発が去ったあと、ハリエットはおらず、そこに広がるのは焦げて倒れた木々だけだった。
[……]
勝利を確信し、飛び去ろうとした時。
ヴォル・エスカの後ろの地面からニョキっと芽が生えて、そこから急速に木が成長、そして最後にはその木が人の形を形成し、ハリエットの肉体となった。
「……」
[馬鹿な……!?]
あまりの出来事に呆気にとられているヴォル・エスカ。
だが、その呆気にとられていたのが命取りだった。
「終わりです」
ヴォル・エスカの足元から剣山のような鋭利な木々の根が穿ち、ヴォル・エスカを串刺しにする。
[が……あ!?]
「……」
そして、その根がヴォル・エスカのエネルギーを吸い付くし、じわじわとヴォル・エスカは霧散していった。
「でやあああ!! 朝霧連弾!!」
私はリベンジに高速で接近。
無慈悲な連続斬撃を食らわす。
「……!!」
─桜花気刃斬─
「食らうかぁ!!」
私はカタナコンバットを使い、常軌を逸した速度で、リベンジの攻撃を避けながら距離を詰めて反撃をする。
「コンバットフィニッシュ!!」
一閃し、格好よく納刀。
カチンと鞘に納めた時、円状の斬撃が飛んでリベンジを襲う。
「……!!」
リベンジは襲い来る斬撃を叩き切り、身体を横回転させながら踏み込んで大回転斬りを食らわせる。
「ぐ……ぐぐ……!!」
「……」
リベンジの刃と私の刃がぶつかり合う。
両者一歩も引かぬ鍔迫り合いが続く中、私が力を込めて押し出す。
弾かれ後ずさるリベンジにトドメの一撃。
「零式・華山撫子!!」
一瞬の閃きの後、エーテル粒子によって具現化された刃で巨大な一撃をリベンジに放つ。
リベンジの刀が真っ二つに斬られ、赤黒い身体からエーテル粒子が吹き出す。
「……!!?」
声は上げていないが、明らかに苦悶の動作をしつつ、槍を持って衝撃波の突きを放って反撃に出たが…
「やっ!」
ファレグさんが、再び開眼しその衝撃波を眼力だけで完全に防ぎ、逆に手刀でその槍ごと叩き斬った。
「まだまだですね」
「嘘でしょ……??」
私は呆気に取られた。
深遠なる闇の形態の私よりもファレグさんの方が圧倒的な強さを誇っている。
正直この人とは絶対に戦いたくないと思った。
なんか次元が違いすぎている。
「馬鹿な……これほどの力が……!?」
流石のリベンジもファレグの力に驚きを隠せずにいたが、直ぐに真なる力を解放する。
「よかろう、我が真なる力を以て、相対する栄誉を授けようぞ!」
青い爆発と共に顕現したのは、青い輝きを放つ一対のドラゴンだ。
挨拶代わりに雄叫びと共に天空に舞い上がり、上空から月の半分を覆うレベルの青い火炎放射を発射。
周囲を火の海へ変えた。
「……!!!」
―劫火―
リベンジのセリフの後に火炎放射の出力を爆発的に上昇させ、月を焼き焦がす程の超絶的な炎でもってペルソナとファレグを焼き払おうとする。
「この攻撃ヤバいやつだ!!!」
小野寺龍照そのものとも言える私は、奴のこの攻撃のヤバさが瞬時に理解でき、咄嗟に上空に避難した。
それを見たファレグさんも地を蹴って私の花弁部分に掴んで、避難。
その直後にリベンジの炎が月を飲み込んだ。
「……」
「とても面白い攻撃ですね」
呆気に取られる私とは対照的に笑顔で関心するファレグさん。
この状況で、なんでこの人こんな余裕な笑みを浮かべれるの……?
「……うわ……」
「これは……」
青い炎の濁流が過ぎ去った跡を見て、私は絶望する。
月面基地の一部が溶けてなくなっていた。
無論、そこに居たエスカダーカーと龍型エスカダーカーも同様に。
―アク・モーン―
よそ見している隙をついてリベンジは火球ブレスを何発も連続で私に向けて撃ち放つ。
「やばい!!」
数発受けながらも、刀を使って切り裂く。
「アッツィ……!!」
私は悪態をつきながら、リベンジに攻撃を仕掛ける。
―ヒートテイル―
少し羽ばたいたあと、尻尾に青い炎を纏わせて、サマーソルト攻撃。
直線上に青い炎が燃え上がった。
私はそれを間一髪の所で回避し、リベンジの横側に回り込んで技を繰り出す。
「春華春蘭!!」
一瞬で間合いを詰め、リベンジを切り払おうとしたが、リベンジは何も言うことなく両翼を青い炎を纏わせた。
―ヒートウィング―
「!?」
確実にやばい攻撃が来ると判断した私だが、回避することが出来ず……。
リベンジは翼を大きく羽ばたかせ、青い炎を発生させる。
回避出来なかった私は直撃し、吹き飛ばされて月面基地の残骸に叩きつけられた。
「痛い……!!」
痛みに表情を歪める(深遠なる闇形態だから分からないけど)。
リベンジは月面に降り立つと、直ぐに両翼を用いて体勢を固定し、巨大な扇状の火炎放射で私を含む前方一帯を焦土にしようとした。
「ペルソナさん? このままでは、龍照さんを救うことは出来ませんよ?」
激痛に悶絶し、起き上がれない私の前にファレグさんが立ちはだかった。
何をするのか?
私は彼女の方を見ていると……。
「少し、力を入れますよ」
そう言って、力を溜めるような動作をした後、「はぁ!!」っと気を解放。
その解放した衝撃で、扇状の火炎放射が一瞬にして鎮火した。
「!?」
「なっ!?」
その意味不明な光景に私とリベンジは驚きを隠せずにいた。
だが、驚いている暇もない。
ファレグさんは、素振りをするかのように拳を前方に殴るような動作をする。
そして、それが圧となり、月面に砂煙を上げながらリベンジを襲った。
「……ぐっ……!」
ファレグさんの拳圧によりに吹き飛ばされるが、態勢を整えて、火炎弾を発射する。
ファレグさんは迫り来る火炎弾を眼力で防ぐ。
私は直撃を受けつつも、リベンジにタックルをお見舞する。
「……!」
リベンジもそうはさせまいと、機関銃如き火炎弾を何百発と乱射する。
図体のデカい私にはその攻撃を回避し切れずに何十発と直撃してしまう。
正直激痛と熱さで叫びたくなるが、それを我慢してショルダータックルを、リベンジの顔面に食らわせた。
「うぐぅ……!!」
苦痛に歪んだ表情をするリベンジ。
更に私は両手を掴んで石のように固くさせて、脳天目掛けて振り下ろした。
ドゴッと鈍い音がしてリベンジは垂直に墜落する。
まだ。
私は更なる追撃を加えるために、スピードを落とすことなく急降下。
思いっきりの拳をリベンジの後頭部に殴りつけた。
「……!!!!!?」
リベンジは声にならない声をあげて怯んだ。
これでどうだ!?
念の為に、リベンジから離れる。
「我は、負けない!! かならず復讐を!!」
起き上がるリベンジ。
なんであれだけ殴って起き上がれるの?
普通の人じゃなくても、確実に気絶する程の暴行なはず。
私はリベンジの底知れぬ体力に若干引きつつも、攻撃の態勢をとった。
リベンジも上空に飛び上がって再び、あの必殺技を繰り出そうとする。
だが……。
〚ニーズヘッグ、ミラボレアス!!〛
どこからか、声が聞こえてくる。
龍照の声だ。
〚聞こえるか!?聞こえてるやろ!?〛
龍照の必死の叫び声がリベンジに訴えている。
「邪魔だ! 貴様は……!!」
〚ええから人の話を聞けやゴラァ!!!!!〛
リベンジにも勝るとも劣らない怒声にリベンジは黙り込む。
〚ニーズヘッグとミラボレアス!! お前らの中を見た! 申し訳ないが、それでお前らの復讐したい気持ちも理解した!!〛
龍照は続ける。
〚だが、ちょっと待ってくれ!! その復讐したい気持ちや記憶は、作られたものなんや!! お前らはそれを経験してない!! だから、1回復讐したい気持ちを抑えて、1回だけでええから、私と一緒に世界を見よう!!〛
龍照はリベンジ、いや幻創ニーズヘッグと幻創ミラボレアスに語りかける。
〚少なくとも、この世界の人々は、お前らがいた人々とは違う!! だから、1度、ここの世界の人を見て、そこから復讐するか考えて欲しい!! 3年だけでいい!! 3年で気持ちが変わらなければ、この世界の人々を皆殺しにすればええ!!! だから、1回だけ、私と一緒に!!〛
「……だが、我を生み出したの原因がその人なら……」
〚あぁ、そうやな。だから、3年の間、この世界の人を見て、そこから復讐するか考えてくれ!! それでも復讐をしたいというなら、そのお前らを生み出した怒り事、我々にぶつけたらいい!! だからや!! 私と一緒に1回だけでええから見よう!!!〛
ちゃっかりと自分が助かる事を視野に入れている龍照。
汚い。
「……」
黙り込むリベンジ。
畳み掛けるように、龍照は続ける。
〚それに今の状況やと、確実にお前は負けるぞ!! 実際ボコられとるがな!! だから、その3年の間、力を蓄えつつ、人々を見ればええねん!! だから頼む、1度だけでええから!!!!!〛
多分、龍照の事だから土下座してお願いしているのだと想像する。
そして、幻創ニーズヘッグと幻創ミラボレアスは口を開いた。
「分かった。お前の提案に乗ろう。3年後に復讐するかどうかを考えよう……」
「え? マジで?」
あの無理過ぎる提案を承諾したの!?
と、私は驚きを隠せなかった。
だが、これで一旦の嵐は過ぎ去ったと言える。
後は3年後、どうなるか……。
私は少しの不安を覚えつつも、人の姿に戻り、月面に倒れ込んだ。
続く
龍型エスカダーカー
ディッズ(ディッグ)
シルソル・ディニアンサ(シル・ディーニアン、ソル・ディーニアン、ディーニアン)
エスサディニアンサ(セト・サディニアン、シル・サディニアン、ソル・サディニアン、サディニアン)
ノーディランサス(ノーディラン、ノーディランサ)
フォードランサス(フォードラン、フォードランサ)
バリドランス(バリドラン)
ウィンディース(ウィンディラ)
ソル・ディガース(ディガーラ、ソル・ディガーラ)
ペンドラース(ペンドラン)
エス・ディーランダース(ディランダール、ソル・ディランダール)
キャタドランサス(キャタドラン、キャタドランサ)
ゴロンゾ・ドラース(ゴロン・ゾラン)
十二界龍
ヴォル・エスカ(ヴォル・ドラゴン)
バーン・エスカ(バーン・ドラール)
エボリオン・エスカ(エボリオン・ドラゴン)
クォーツ・エスカ(クォーツ・ドラゴン)
クリス・エスカ(クリス・ドラール)
ドラゴン・エスカX(ドラゴン・エクス)
ノワール・エスカ(ノワル・ドラール)
イグニシモ・エスカ(ドラゴン・イグニシモ)
クローム・エスカ(クローム・ドラゴン)
ヘイズ・エスカ(ヘイズ・ドラール)
アポストロフィ・エスカ(アポストロ・ドラゴン)
デサント・エスカ(デサント・ドラール)
創世種龍型エスカダーカー
エスカ・シュバリザール(ジ・シュバリザン、ゾ・シュバリザン、シュバリザン)
デファンザウーズ(デファンザウル)
ヴェンタザウーズ(ヴェンタザウル)
ヴァルガーラス(ヴァルガーラ)
エルドラン(グルドラン)
エスカ・シュバルザス(ゾ・シュバルザス)
ボクス・エスバルス(ボクス・ドゥバルス)
ブギル・エスバルス(ブギル・ドゥバルス)
六界幻龍
グリュゾラス・エスカ(グリュゾラス・ドラゴ)
ニルバリーズ・エスカ(ニルバリーズ・ドラゴ)
エスカ・デッドリオン(ドラゴ・デッドリオン)
ヴァレオン・エスカ(ヴァレオン・ドラール)
ゾンドヴァ・エスカ(ゾンドヴァ・ゴラル)
ツィオルネ・エスカ(ツィオルネ・ゾロン)
直轄眷属龍型エスカダーカー
輪廻白竜クリアウィング紫水・アナザードラゴン
輪廻紫竜スターヴヴェノム六穂・アナザードラゴン
輪廻黒竜ダークリベリオン舞・アナザードラゴン
輪廻虹竜オッドアイズまり・アナザードラゴン
輪廻青竜アースルウィンド深月・アナザードラゴン
輪廻藍竜サイバーネットみこと・アナザードラゴン
ふと思った事がある。実行するとも限らない。ルーサーかアプレンティスを、シャドーコリドーか、ととモノの世界に一時的に転移させてもいい?
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いいよ。
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ダメ。