エスカファルス【非在】   作:楠崎 龍照

9 / 95
エピソード1 エスカファルス【代行】(リベンジ)
9話 邪龍の眼すげええええええええええええ!!!


 

 

 

 

 

あれから、幻創龍騒動から1週間が経った。

私はとりあえず、モンハンをやり尽くし、神龍装備やリヴァイアサン装備等のff14に登場するモンスターを討伐し、装備を一通り手に入れることに成功した。

 

マスターランクの神龍のイカレ具合がトップだった。

あのタイダルウェイブが初見殺しすぎる。

ステージは、城塞外縁迎撃拠点という、ラオシャンロン等の超大型古龍や、シェンガオレン等の超巨大生物等のモンスターを相手にするステージだ。

神龍はそこで戦うことになるのだが、初見殺しのタイダルウェイブはクエストが始まった瞬間、つまりキャンプでいきなりタイダルウェイブが飛んできて、一気に即死級のダメージを与える訳分からん攻撃だ。

 

本当に訳分からん攻撃である。

 

"クエストが開始されました。"

というログが出た瞬間にタイダルウェイブ、ザバーーーーーン!!

 

"クエストに失敗しました。"

 

は?

である。

クエスト時間は0分0秒という快挙。

Twitterのトレンドにはタイダルウェイブが1位に輝き、様々な掲示板、動画投稿サイトでお祭り騒ぎ。

 

正直、今度は幻創神龍が出るのではないかと焦ったが、予めタイダルウェイブの存在を知っていたマザーが、何とかしてくれたらしく。

幻創ニーズヘッグ、幻創ミラボレアスの騒動にはならずに済んだ。

ニーズヘッグの時もそうしてくれ……。

 

それと、神龍の装備1式の装備だが、明らかにこれ被って太刀担げと言わんばかりのスキルである。

特筆すべきスキルは圧縮剣気というスキル。

太刀の攻撃の鬼刃大回転切りが、圧縮剣気という技に変わるスキル。

めっちゃ強い。

あとは、リヴァイアサンのボーカルが幻の女性ボーカルだったり、色々とヤバいコラボだった。

 

 

 

「ふぅ」

 

私はコントローラーを置いて、ベッドに寝転んだ。

ここ1週間はずっと鍛錬せずモンハンしてた。

ぶっちゃけ、鍛錬したところで、モンハンやりたいという雑念があっては鍛錬に集中できない。

それなら、モンハンをやりまくれば良いという考えである。

とりあえず、コラボモンスターの装備は全部作った。

アホみたいに装備あったからかなり作るの手間取ったけどな……。

 

「ふへー」

「随分遊んだね」

 

アプレンティスがチラッと私のパソコンを見る。

ちなみに、あれからアプレンティスだが、せっかくなので、彼女にもPCを買い与え、飯も与え、寝床を与え、普通の人として接している。

当たり前だが。

 

そして、この前アプレンティスのpcの中を見たけど……。

うん。

確かに私は、アプレンティスを具現化する際に、子供好きお姉さん、そして、対魔忍RPGに登場するふうま亜希を連想した。

確かに、私はそう思い浮かべた。

それは認める。

ただ、このアプレンティスは、ふうま亜希と同等かそれ以上の領域に達していると思った。

少なくとも、ここにルーサーがいたとしよう。

pso2をプレイした人なら分かるかも知れないが、アプレンティスとルーサーは、絶妙に仲が良く、そして悪い。

ルーサーは彼女の事を「ウジ虫」と作中では呼んでいる。

ただ、ここにいるアプレンティスを見た、ルーサーは確実に「誘拐犯」か「ロリコンティス」というあだ名をつけるだろうと、私は謎の確信がある。

マジで。

それくらいpcの中身が酷かった。

別のベクトルでダークファルスを突っ切ってた。

 

「そろそろ、鍛錬するかなぁ」

 

私は背伸びをして、息を吐きながら口に出す。

 

「エスカタワーに行くの?」

「いや、月の中枢付近の場所でやる」

「そうなんだ」

「アプレンティスは行く?」

「今、戦国プリンセスしてるから行かないよ」

「さよか」

「もう少ししたら晩御飯だけど何がいい?」

「アプレンティスの好きなやつでいいよ」

「はーい」

「じゃあ、行ってくる」

「行ってらっしゃーい」

 

私は転送装置を使って、月に移動する。

月面基地を移動するのが面倒なので、私は転送装置の座標を少し弄って、あの中枢付近の場所に設定したのだ。

これであのクソ訳分からん迷路をさ迷わなくて済む。

 

「さてと、具現化トレーニングするかー」

 

私は蟲型エスカダーカーを具現させる為に、神経を研ぎ澄ます。

さて、何を具現化するか……。

今私が具現化できる、というかしたことのあるエスカダーカーは以下の通りだ。

・エスモス(ダモス)

・エスガン(ダガン)

・クラーズ(クラーダ)

・ブリアーズ(ブリアーダ)

・エスアーダ(エル・アーダ)

・プラチドーラス(ゴルドラーダ)

・エスカ・グワーダ(グワナーダ)

・エスカ・ラグナス(ダーク・ラグネ)

・エスカ・ビブナス(ダーク・ビブラス)

・エスカファルス・アプレンティス(DF・アプレンティス)

この通りだ。

 

今日は蟲型エスカダーカーを全部具現化するか。

多分いけるやろ!

 

私は具現化を試みようとした。

だが、私はあることを思い出した。

 

「そう言えば、そうして私は4つのあるものを取り出す」

 

それは幻創ニーズヘッグと幻創ミラボレアスの双眼だった。

なぜか、2匹の幻創邪龍はエーテル粒子となって霧散したにも関わらず、この眼だけはそのまま、こうしてあり続けているのだ。

この眼を凝視していると、ふとff14の事が頭に浮かんだ。

ニーズヘッグの眼には莫大なエーテルが内包されているのだ。

もちろん、エオルゼア世界とこちらの世界のエーテルは名前は一緒だが、その中身は全くの別物だ。

いや、でも蛮神とか使い魔とかを見る限り、何処と無く似てるような気がしないまでもないが、まぁ、別物と見て間違いない。

仮に、それならもしかしたら、このニーズヘッグの眼にも、エーテルが内包してるのでは無いかと考えた。

もちろん、こちら側のだ。

根拠はない。

仮に内包してたとしても、なぜ内包してるのかなんて知らん。

そんなもん私の管轄外だ。

 

私は、ニーズヘッグの眼を持って具現化を試してみる。

 

「な、なんじゃこりゃあああああああ!!?」

 

ビックリした。

とりあえず、私はアプレンティスを除き、蟲型ダーカーで最強格に位置するであろうダーク・ビブラス・ユガを思い起こした。

出来た。

普通に出来たが、ヤバい程の数のダーク・ビブラス・ユガが誕生した。

その数30体。

これ、採掘基地に出てきたら、ep3.4辺りで出たら荒れるな。

絶対。

採掘基地防衛戦【絶望】とか【終焉】どころではない。

採掘基地防衛戦【歪】だわ……。

まぁ、ep5.6辺りになったらただの空飛ぶデカい経験値やろうけど。

 

 

色合いは、異形の聖騎士といったカッコよさがある。

従来のビブラス・ユガとの違いは、ヘラクレスオオカブトのように角が2本になっている。

そして、ビブラス・ユガの黒い甲殻部分の色が青みがかった白。

赤いラインの部分が、藍色という感じだ。

もっとわかりやすく言うなら、プラチドーラスの色合いをそのままビブラス・ユガに置き換えた感じと言えばわかるだろう。

 

名前は……。

そうやな。

"リンゼ・ビブナス・エスガ"にしよう。

元がユガ種だから、これは蟲型じゃなくて分類的には壊世種エスカダーカーか。

いや、ここは壊世種ではなく、創世種エスカダーカーと命名するか。

何となく。

違うわ、こいつだけ壊世種じゃないんや、忘れてたわ。

 

「まぁ、それにしても」

 

私はニーズヘッグの眼を見る。

眼は光っている。

 

「これはやべえな」

 

今度は、ミラボレアスの邪眼でも試してみたい好奇心に駆られた。

とりあえず、蟲型エスカダーカーを全て具現化してみることにした。

 

 

 

15分後

 

 

 

「やべえなこれ、ふふふははは……」

 

余りの惨劇に笑ってしまう。

 

「おほおおお、ヤバいヤバいヤバい!」

 

あまりの光景と、幻創ミラボレアスの眼のエグさに私は笑いと焦りに変な感情が湧き上がる。

 

「お、おほーーーーーー! ヤバい、ヤぁバい」

 

あまりの力に笑って誤魔化すしかない。

あれだ。

ヴィタ武器を担いた後にクラース武器を担ぐ感じだ。

これで分かったことは、幻創ニーズヘッグ、幻創ミラボレアスの眼には、莫大なエーテル粒子が内包されているということだ。

そして、そのエーテル粒子を用いる事で、蟲型エスカダーカーを意図も簡単に具現化することができた。

流石に笑ってしまう。

ついでに創世蟲型エスカダーカーも想像する。

 

 

10分後

 

 

「よっしゃあああああああ! 遂に、蟲型ダーカーコンプしたぞぉぉおおおおお!」

 

私は幻創ミラボレアスの眼を掲げて、歓喜する。

眼やべえわ!

幻創邪龍の眼が持つ莫大なエーテルにより、蟲型ダーカーをコンプすることができた!

これは興奮する!

 

私は一旦蟲型エスカダーカーを霧散させた。

身体に違和感は特にない。

これならまだ具現化できそうだ。

今度は、水棲型エスカダーカーとエスカファルス・エルダーを創造しよう。

私はさっそく具現化に取り掛かる。

 

 

 

10分後

 

 

 

「眼これチートじゃね?」

 

目の前にある水棲型エスカダーカーを見て呆気に取られる。

ぶっちゃけこれ使うだけで具現化がかなり楽にできる。

だが、まだ具現化をしていないダーカーが1人だけいる。

そう、エスカファルス・エルダーだ。

私はエルダーを具現化する為に、彼の容姿を思い浮かべる。

 

「いや、まてよ」

 

私は止める。

そう言えば前にアプレンティスが具現化の際に、言っていたことを思い出した。

それなら、性格は思い浮かべずに後々、エルダーに任せる方が……。

私はそう思ったが、アプレンティスの具現化する際に性格も思い浮かべ、あの性格になってしまった。

それなら、エルダーも同じように性格も思い浮かべよう。

 

私は同じカテゴリーの物は同じように作りたいという意味のわからない性格をしているのだ。

例えば、

 

同カテゴリーの武器を作る場合、

全て、同じソール、ファクター、レヴリー、グレア、ブーストを付けて、同じ羅列で作る。そこには一切の妥協は許さないと言った感じだ。

 

だから、アプレンティスの具現で性格も思い浮かべたのなら、エルダーや他のダークファルス達も同じように具現化する。

そうしないと、なんだから変な気分になるのだ。

 

だから、私はエルダーも同じように具現化しようと考えた。

 

「よし、いくか!」

 

私は幻創ニーズヘッグの眼を両手に持ち、具現化をする。

性格はどうしようか……。

ゲッテムハルト、に……するかな〜。

気さくな兄ちゃんもいいな。

……。

……。

……何で私の頭の中にゼノス・イェー・ガルヴァス(ff14)とイオ・フレミング(ガンダムサンダーボルト)と眞田焔(対魔忍)が出てきてるの?

待て待てヤバいヤバい。

また訳分からんことになる!

あーーーーーーー!

 

私は即座に具現化を止めようとした。

しかし、時は既に遅く……。

私の前にはエスカファルス・エルダーが具現化された。

姿はゲッテムハルトにダークファルスの戦闘衣を着ている感じだ。

その戦闘衣も色合いはマザークラスタ幹部の色合いと似ている。

 

「おい」

「はい?」

 

エルダーが話しかけてきた。

姿、声はゲッテムハルトそのものだ。

ちょっとほっとした。

これでゼノスの声、口調だったらどうしようかと……。

エルダーが「遂に見つけたぞ我が友よ!」とか言い出すんやで?

挙句、完全体があのタケノコに手を生やしたクラーケンみたいな形態じゃなくて神龍の姿……。

あーでも、それはちょっと見てみたいな……。

いや、やめておこう。

怒られる。

 

「どうやら、アンタが俺を具現化した訳だな?」

「まー、そうっすね」

「そうか、俺はエスカファルス・エルダー、よろしくな」

「ええ、よろしく」

 

握手を交わす私とエルダー。

えらい気さくな兄ちゃんだこと。

 

「これからどうするんだ?」

「水棲型エスカダーカーは一通り具現化できたので、これで自宅に戻るつもり」

「もちろん、俺もそこに住まわせてくれるんだろう?」

「そら当たりまえよ」

「じゃあ、行こうぜ」

 

エルダーの言葉に私は頷き、エルダーと自宅に戻るため、私は転送装置を使用する。

 

「よし、到着!」

「おかえりー」

 

アプレンティスが何やらご飯を作っていた。

こちらからでは見えないが、何か焦げ臭い……。

そして、エルダーとアプレンティスの目と目が合った。

 

「お前は……はじまて会うが、俺の記憶にあるぞ」

「同感ね。私も貴方にははじめて会うわ。でも貴方の事は知っているわ」

 

そう言った後、お互いが同時に互いの名を口に出す。

 

「ダークファルス・アプレンティスだな」

「ダークファルス・エルダーね」

 

そして、エルダーが続ける。

 

「猛き闘争をはじめないか?」

「こんなところで出来るわけがないでしょ? 常識を考えなさい」

「なんだと? じゃあ、何処なら良い?」

「月面基地なら問題ないと思うわよ」

「じゃあ、今からーーー」

「その前に晩御飯を食べなさい。こんなこともあろうかと3人分を用意したわ」

 

そう言ってアプレンティスは焦げ臭いイカ墨パスタをテーブルに置いた。

そして、アプレンティスは晩飯の名前を言う。

 

「ペペロンチーノのよ」

 

はい???

私はアプレンティスの方を見る。

彼女は目を逸らしながら「何か問題でもある? たまには失敗ぐらいするわよ」と口を尖らせながらそう言った。

まぁ、せっかく作ってくれたんだ。

何も言うまい。

作ってもらう側の私が何かを言うのは、あまりよろしくない。

ここは、有難く頂こう。

エルダーと、私は椅子に座りイカ墨パスタ失敗風ペペロンチーノを食べた。

 

「どう?」

「意外と行けるやんこれ!」

「ああ、美味い!」

 

エルダーは、凄く嬉しそうな表情で、パスタを頬張る。

私も箸でパスタを口に放り込む。

見た目はあれだが、意外と美味しい。

アプレンティスも「あぁよかった……」と言いたげな安堵に満ちた表情で、パスタを食べる。

 

 

20分ぐらいだろうか。

 

 

食べ終えた私たちは、エルダーのお願いで、月面基地で1戦交えることになった。

もちろん、私は戦わない。

エルダーとアプレンティスとの戦闘だ。

とりあえず、マザーに言うと、月の裏側でならいいよと言われたので、現在は月の裏側にいる。

 

「とりあえず、どちらかがギブアップ、もしくは気絶したらで」

「おう!」

「わかったわ」

 

「それじゃあ、バトルスタート!」

 

私がそう言うと、エルダーとアプレンティスはすぐ様完全体へと成る。

 

「さぁ、始めようか! 猛き闘争を!!!」

「見せてあげるよ! アプレンティスの力を!!!」

 

因みにエスカファルス・エルダーの姿は、概ね想像通りの姿だ。

 

物凄い簡単に言うなら、エスカファルス・マザーの戦いでエルダーの手があるやろ?

それをまんまエルダーにした感じ。

 

「先手必勝! やああああああ!」

 

アプレンティスは巨大なアプレンティスグラッジを生み出して、切りかかる。

 

「無駄だああああああ!」

 

エルダーも巨大なエルダーペインを具現化。

アプレンティスグラッジを受け止める。

このまま鍔迫り合いが続くかと思ったが、さっそく予想外の行動をエルダーがとった。

なんと、エルダーの空いている腕から巨大な刀が具現化されて、アプレンティスに切りつけようとする。

 

「ちっ!」

 

アプレンティスは力場を発生させエルダーを突き放す。

突き放した事でエルダーの刀攻撃は空振りに終わる。

 

「ダークファルス・エルダーが刀を使う記憶はないわね」

「ああ、俺もないが、大方、龍照が俺を具現する時に、別の思いが混じったんだろう。ゼノスっていう奴の思いがな。まぁ使えるんで、とことん使うぞ!」

 

そう言うと、エルダーペインの具現化を解いて、刀を2本具現化する。

これにより三刀流の戦い方ができるようになる。

なぜ、エルダーが刀を使用するのかについては、何も言うまい。

エルダーを想像した時にゼノスの事が頭に浮かんだから、それのせいだろう……。

 

「行くぞアプレンティス!」

「ふふ、いいよ」

 

エルダーは腕を伸ばして切りつける。

それをアプレンティスはグラッジで華麗に捌ききる。

そして、一瞬の隙をついて、エルダーの腕の内、左右の下段の腕2本に傷を入れる。

しかし、それは少し傷が入っただけでとても部位破壊できるような傷ではない。

 

「この程度どうというこたぁねえ!」

 

エルダーの頭部のコアに青い光が収束していく。

 

「斃れてくれるなよぉ、破滅の一撃!!」

 

そのコアから特大のレーザーがアプレンティス目掛けて放たれる。

それは採掘基地防衛戦【終焉】でラストに撃つフォトンキャノンと同じぐらいの太さのレーザーだ。

 

「さっきエルダーが刀を使う記憶がないって言ったわよね」

 

完全体なので、表情は分からないが明らかに微笑みの口調でアプレンティスはそう喋る。

そして……。

 

「ふっ!!」

 

振り向きざまに薙ぐようにアプレンティスは、エルダーから放たれたレーザーを一刀両断する。

その腕には刀が握られていた。

 

「なっ!!?」

「その腕貰うわよ!」

 

アプレンティスは完全体を解除して、人間体に戻る。

何をするつもりなのだと、エルダーは刀を構えた。

 

「せっかく持ってるんだから、使わせてもらうわ」

 

そう言うと、彼女の片目の色が黄色く変化した。

それを見た私は「まさか」と呟く。

彼女はニヤリと笑みを浮かべ、こう高々に言い放つ。

 

「ふうま亜希さん、借りるわよ。貴女の能力! 邪眼・死裂!!」

 

黄色の眼が光輝いたかと思えば、先程傷つけたエルダーの左右の下段の腕が切り刻まれたようにバラバラに粉砕する。

 

「ぐっ!!! な、何が!?」

 

エルダーは苦痛の声を上げた。

 

 

少し説明させて頂きたい。

邪眼・死裂とは、

対魔忍RPGに登場する"ふうま亜希"という女性が持つ能力。

傷を負った状態で瞳を見ると強烈な暗示にかかり、小さな傷でもまるで臓物を切り裂かれた致命傷かのように感じ、現実の肉体も感覚に引きずられ、元の傷がほんの掠り傷でも致命傷へと変化する邪眼である。

 

つまり、先程傷つけた掠り傷が邪眼・死烈によって、致命傷レベルまで変化し、腕がバラバラに部位破壊されたという事だ。

 

 

なぜ全く関係のないアプレンティスが、この能力を持っているかと言うと……。

アプレンティスの性格を考えた時、ふうま亜希を思い浮かべた。

その時、ふうま亜希の性格と共に、彼女が持つ能力も同時に付いてきたのだろう。

それにより、アプレンティスはその能力を使えるのだと考える。

 

 

「あの眼が厄介だな、おい」

「そうね、どうする? 降参する?」

「するわけねえだろ!」

 

エルダーは残っている4本の腕を伸ばし、指の先から氷のビームを放射する。

それはまるで、小林幸子がライブで千本桜の時に行った、あのビームである。

ガンダムでいうなら、ジオングとかサイコガンダムのあれである。

 

「だよね!」

 

アプレンティスは完全体に戻り、それを腹部から撃たれるレーザーで全てを相殺する。

 

「どれがいいか選ばせてあげる!」

 

巨大な腕による引っ掻き攻撃で斬撃をエルダー目掛けて飛ばす。

先程の能力もあり、エルダーは下部から青いブースターのような物を吹かして大きく回避。

エルダーペインを生み出し、弓をひくように身体を振り絞った。

 

「ンなもん全部要らねぇよ!」

 

 

ートリア・ソニック・アロウー

 

 

円盤状の斬撃を三枚、アプレンティス目掛けて飛ばした。

アプレンティスの斬撃とエルダーの斬撃がぶつかり合い爆発。

青い煙と風圧が辺りを包む。

アプレンティスはその風圧を前に、ボンバブリアーダを静かに生み出し、顔を覆う。

 

「くっ、前が……」

 

彼女が怯んでいる隙をエルダーは逃さなかった。

青いブースターを吹かして急接近。

炎を纏った拳で、アプレンティスをぶん殴った。

 

「がはぁ!!」

アプレンティスの羽の半分が焼け焦げ、地面に伏す。

その動けない彼女に追い討ちをかける。

刀を生み出し、彼女の近くに地面に刀を突きたてた。

 

「トドメだ! 圧縮剣気!!」

 

地盤が吹き飛ぶほどの闘気の爆発を起こして、アプレンティスを飲み込んだ。

 

「うぐぅ!!」

 

宙に舞うアプレンティス。

勝利を確信するエルダーだが、彼は気づいていないようだ。

エルダーの近くに爆発寸前のボンバブリアーダが2匹いることに。

 

「なっ、こいつらいつの間に!?」

 

エルダーは刀を持って、真っ二つにしようとするが、遅かった。

ボンバブリアーダは大爆発を起こし、エルダーを飲み込む。

 

「ぐはあああああああ!?」

 

爆発の衝撃で、完全体の身体がバラバラに砕け始める。

完全に砕け散った後に残ったものは、倒れているエルダーとアプレンティスだった。

 

 

「エルダー、アプレンティス、共に気絶したため、この勝負は引き分け!」

 

私は叫ぶように言うが、多分2人には聴こえていないだろう。

とりあえず、私はこの2人を抱えてマザーに感謝を述べ自宅のマンションに戻った。

 

 

 

 

 

 

続く




現在龍照が創造できるエスカダーカー

蟲型エスカダーカー
・エスモス(ダモス)
・エスガン(ダガン)
・クラーズ(クラーダ)
・ブリアーズ(ブリアーダ)
・エスアーダ(エル・アーダ)
・ヴィドルース(ヴィドルーダ)
・ディカース(ディカーダ)
・エスディカース(プレディカーダ)
・エスターゴ(カルターゴ)
・エスカ・ブラーダ(ソルザ・ブラーダ)
・プラチドーラス(ゴルドラーダ)
・エスカ・グワーダ(グワナーダ)
・エスカ・ラグナス(ダーク・ラグネ)
・エスカ・ビブナス(ダーク・ビブラス)
・リンゼ・ビブナス・エスガ(ダーク・ビブラス・ユガ)
・エスカファルス・アプレンティス(ダークファルス・アプレンティス)

創世種蟲型エスカダーカー
・エスガン・リンゼ(ダガン・ユガ)
・リンゼディカーズ(ユーガディカーダ)
・リンゼドラーダ(ユグルドラーダ)


水棲型エスカダーカー
・ミクダス(ミクダ)
・エス・ミクダス(オル・ミクダ)
・ガッチャス(ダガッチャ)
・ダーガッチャス(ダーガッシュ)
・ボンバガッチャス(ボンバダガッシュ)
・ガ・グウォンズ(ガウォンダ)(グウォンダ)
・エスバーダ(クラバーダ)
・サイキュロエスカ(キュクロナーダ)(サイクロネーダ)
・エスカオルガーダ(ウォルガーダ)
・エスカシュレイズ(ゼッシュレイダ)
・エスカ・アーム(ファルス・アーム)
・エスカファルス・エルダー(ダークファルス・エルダー)

創世種水棲型エスカダーカー
・ガ・グウォンズ・リンゼ(ガウォンダ・ユガ)(グウォンダ・ユガ)
・サイキュロエスカ・リンゼ(キュクロナーダ・ユガ)(サイクロネーダ・ユガ)








眼が光っている。





『ファレグ・アイヴズ。』

月の中枢、禁足の場所にマザーとファレグがいた。
マザーは深刻な表情でファレグに話しかける。

『私個人の意見を述べるなら、あの眼を放置するのは、オススメできない。』
「それが普通の人の意見だと思いますよ」

至極当然な口調でマザーに言う。

『あの邪龍の眼には……。』

マザーの会話を遮り、ファレグは淡々と喋る。

「あの眼を征したあの方は、途轍もない力を手に入れる。私は、その状態のあの方と一戦交えたい。問題ありませんよ。あの方は、あの眼を征する事ができる」
『なぜ、それがわかる?。演算をしても、かなり低い』
「あの方はとても強い信念を持っている。例えそれが酔狂で邪な信念だったとしても……」
『……。分かった。ファレグ・アイヴズ。君のことを信じよう。』
「ありがとうございます。それでは、失礼します」

礼儀良くお辞儀をするファレグ。

『(小野寺龍照、どうか無事でいてくれ。)』



眼がさっきより光が強くなっている。

ふと思った事がある。実行するとも限らない。ルーサーかアプレンティスを、シャドーコリドーか、ととモノの世界に一時的に転移させてもいい?

  • いいよ。
  • ダメ。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。