大凡な転移者と啓蒙的魔眼   作:佳和瀬

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文がまとまらねぇ…
駄文ですが楽しんでくれたら幸いです。


目覚めと、居候

   ……()は急いでいた。早くしなければ星獣がまた邪魔をしに来る。この<式>だけでも完成をさせなければ。あぁ何度この身を呪っただろうか、もはや<地脈>への改造に挑戦できるのはこれが最後かもしれない。<迷廻廊>は上手く動くのだろうか、業法再現は起動するだろうか?もはやこの不安を、疑問を正す時間はない。「………この<眼>を通じてこの光景を見ている者よ、頼むこの星を、文化を、営みを守ってくれ」

 

────────()()()()()()

 

 

「嫌な目覚め方…」

 

頭が痛む、何かの夢を見ていた気がするが夢は残り香のように薄れてゆき思い出せない。

 

「ここ、どこだよ。」

 

妙にかゆい体を起こし周りを見渡すとこれまた見知らぬ場所だった。木で出来たログハウスの部屋のようで置かれている調度品は落ち着いたデザインだった。この家の主はセンスはいいな、などと馬鹿なことを考えていると扉が開く。

 

 

「●●、●●●●●●●●●。●●●●●●●?」

扉の先には初老の男性が立っていた。何か声をかけているようだが何を言っているかがわからない。英語を習っていなかった時に外国人に英語で話しかけられたみたいだ。

 

 

「●●●●●●●●?●●●●●、●●●●●●●●●●●?○○○○○○?」 

 

 

まずい、何を言っているかはさっぱりだがなんの反応も示さないのは駄目だろう。何故か外人に話しかけられやすい体質のおかげでジェスチャーはプロ並だ、身振り手振りで何を言っているかがわからないのを示すと男は納得した表情を見せ、何か言い始めた。

 

 

「●●●●●…」

 

 

何だか男の手のひらが光り始めた。なんとも意味がわからない不思議を目のあたりにして頭が混乱する。え?なんで光るん?もしかして本当に異世界だったりする?そういやあの花?は何なんだよ、触った途端ひどい目にあったぞ。そんなことよりちくわ大明神。

 

£:『界式魔術の発動を確認……式の詳細把握。<バルスの言語>の再現:この小域限定発動………今のお前は何も出来ない、この男はお前を警戒している。大人しく従うのが賢明だ。』

 

 

「は?」

 

 

何かが見える、視界の端に文字が浮いていた。情報過多の余り思考停止する。そのまま呆けていると男が()()()で話しかけてきた。

 

 

「聞こえるかい?」

 

 

 

いきなり日本語を話しだしたことに驚きつつ、なんとか返事を返す。

 

「あ、聞こえます。」

 

 

「スタンリッジ語も帝国語も通じないとは驚きだね。体は大丈夫かい?あんな所に倒れていて慌てて家に運んだんだけど何かあったのかな?」

 

 

£『男はお前を<研究会>の者と疑っている。正直に経緯を話せ。歯向かうな、お前では戦いすら成り立たないだろう。』

 

 

まただ、また文字が見える。思わずそれに手を向けてしまう。当然触れるはずもなく、男の視線が鋭くなる。

 

 

 

£『男:からの警戒度上昇、固有業法の発動準備の開始確認。このままだと不味いことになるぞ。』

 

 

男からの鋭い視線に慌てて答える。

 

 

「え、えっと、あの、高校から帰っていたら突然気を失って、気づいたらここにいたんです。」

 

 

 

本当の事を言っていいのかわからないけど、まぁなんとかなるだろ。

 

 

£『男からの警戒度減少、男から強い驚愕を確認。命拾いしたな。』

 

 

まじで何なんだよ、これ。

 

 

 

「そうか…済まないね、こんな辺境に人がいて神経質になっていたよ。ふむ、こんな形になったが歓迎しよう、不本意な転移かもしれないが私は君の異世界転移を歓迎するよ、転移者君。」

 

 

 

 

疑問が止まらない。冗談よせよ、異世界とか嘘だろ?

 

 

「スタンリッジ王国、それがこの世界の大国何だが君の世界にこの国はあるかな?」

 

 

 

無い、そんな国、しかも大国?聞いたことすらない。ほんとに勘弁してくれよ異世界転移とか。衝撃が大きすぎて脳がショートする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

£『呆けているな、そんな暇はないぞ。この偉大な<原罪の魔眼>について話せ。この家に居座り知識を学べ。このチャンスを逃がすな。』

 

 

こいつ指示ばっかしやがって。

 

 

 

 

 

 

文字に従い男に研究施設のような場所に倒れていた事、蒼い花に触れて気絶した事、視界に浮かぶ文字の事を話した。そして畳み掛けるように頼み込む。

 

 

 

「お願いします。できる事何でもします、なのでしばらく泊めてください!」

 

 

頭を下げる、男の表情はわからないけど文字が結果を教える。

 

 

£『よくやった。お前は居住先を手に入れた。』

 

 

 

「ふむ、まぁこんな辺境で老いぼれと二人っきりでも良ければ、こちらから歓迎しよう。」

 

 

 

これが異世界初の現地人との邂逅で俺の最初の幸運である、<オーニクス・ユグドーラ>との出会いであった。

 




次は説明回になっています。この世界についてや魔眼何かの情報を吐き出しますのでぜひ、次も読んでください。
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