大凡な転移者と啓蒙的魔眼   作:佳和瀬

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説明、と昇華

 

「まず、異世界転移はこの世界にいままでも何件か存在したんだ。」

 

居候が決定した後男、オーニクス・ユグドーラさんからこの世界の事を教えてもらうことになった。

 

 

「今まで確認された転移者は3人。全員がこの世界に未知の知識を広めた。だからこそ転移者というのは国にとって大きな価値のある存在なんだ。」

 

 

 

 

 

「転移者というのがばれるのは避けたほうがいい。下手にばれると監禁、拷問、薬漬け何かが待っているよ。」

 

 

怖すぎだろ

 

「き、気をつけます。」

 

 

 

「あぁ、気をつけなさい。次に<魔力>について教えよう。魔力とはこの星の持つエネルギーだ。魔力とは干渉の力でね、例えば魔術は[世界への干渉]により起こる現象の事を指差す。そしてこの力には百五十年前に別の使い方が生まれた。ふむ、言葉で言うより体験してもらったほうがいいかな。ちょっと付いてきてくれ。」

 

 

そう言って家から出るオーニクスさんに慌てて付いていく。オーニクスさんの説明がまた始まる。

 

 

「<地脈>という物がある。星中に流れる魔力の通り道であり、この星の全ての情報を記録しているものでね、僕たちはある物を介することで地脈から魔力を活性化させれるんだ。」

 

 

目の前には見覚えがある蒼い花が、あった。

 

 

「この花、<地脈の干渉花>を介することでね。」

 

 

「魔力の活性化っていうのは簡単に言うと能力の強化だ。身体能力、干渉力、戦賦といった単純なスペックを底上げ出来る。いくらでも強化出来るわけではない、活性化の量、質を増やすためには魔力強度(活性化容量)を上げる必要がある。試しに活性化をしてくれ。」

 

 

言われるがまま、花に恐る恐る手を触れる。

 

 

£『地脈の干渉花への干渉を確認。現時点での魔力強度:5、活性可能数は残り5回。』

 

 

気がついたら、あたり一面が蒼い場所に居た。目の前には小さな芽が一本立っていた。突然の事に困惑していると文字が浮かぶ。

 

 

 

£『ここはお前の心像世界だ。目の前の芽に触れろ。推奨活性化能力:体力:1、筋力:1、俊敏:1、戦賦:<ロアン・ウェーバーの戦闘技術>:1』

 

 

眼に従う以外出来る事ががなさそうなので大人しく芽に触れる。すると、体が熱く、痒くなる。血管のように全身を巡っているその熱に意識を向ける。その熱を熱くすると体力を上げれる、と行ったように活性化のやり方が分かる。試しに体力を上げると、熱が心臓から全身に行き渡り、馴染んでいく。そのまま筋力、俊敏を上げ文字の言っていた戦賦、と言う物を上げるよう熱に意識を向ける。さっきまでと違い熱が心地よい冷気に変わった。その冷気は3つの流れができていて、一際大きな流れの真ん中が文字が言っていたやつだと感覚で理解できる。流れはせき止められ俺に流れてこないさっき体力を上げた感覚でその流れを開放する。冷気は体中を巡り、心臓に馴染む。もう使い切ってしまったのか熱や冷気は感じない。無意識に瞑っていた目を開けると森の中に戻っていた。

 

 

「ちゃんと出来たようだね、どうだい、不思議な所だったろう?」

 

 

「あの、蒼い場所は何だったんですか?てゆうか戦賦ってなんなんですか。」

 

 

 

愉快そうな表情のまま、オーニクスさんは口を開く。

 

 

 

「君の言う蒼い場所は君の心像世界さ、君の場合は蒼色らしいがそれが君の心像色、心の色さ、次に<戦賦>だけどさっき僕が行ったことを覚えているかな、地脈はこの星の全ての情報を記録している、その情報の中にある英雄の技、偉業を適性のあるものに限り再現し自身の技術とする。それが戦賦という物だ。そろそろ暗くなるね、家に戻ろう。」

 

 

先に行ってしまうオーニクスさんに追いつこうと地面を蹴った、瞬間、今でもよりも大きく体が進む。明らかに上がっている身体能力、魔力の活性化の凄まじさが体感できる。そんな所に声がかかった。

 

「見た感じ実感できたようだね。魔力を活性化させていけば英雄のような強い体になる。それができるまで魔力強度を上げるのは大変だけどね。」

 

 

「魔力強度ってどうやって上げるんですか?」

 

 

「うーん、魔物を倒すのが手っ取り早い方法かな。」

 

 

 

「他にも方法ってあるんですか?」

 

 

「偉業を為せばいい。世界が認め、讃えるような偉業を為せば地脈が深く記録して、地脈との繋がりが増え魔力強度が高まる。魔力強度は地脈との繋がりと同義だからね。ん、家が見えたね急ごう。」

 

 

 

 

 

 

 

「大したものは用意できないけど、夕食にしよう。」

 

 

 

そう言って、オーニクスさんはキッチンに移動する前に声をかける。ずっと気になっていた疑問を問いかける。

 

 

 

「魔眼について知ってませんか?」

 

一瞬考える表情を見せ、口を開く。

 

「僕の知人から聞いた話なんだけどね、その魔眼は()()()()()()()()()()()。本来、干渉花からしか出来ない地脈への干渉が可能で地脈の記録してきた情報を自由に見ることができるらしい。様々な物を見ることができ、もし、魔眼との同調が進めばより深く、地脈に干渉が出来るらしい。その魔眼は君が思っている以上に凄まじい物だよ。」

 

そこまで話してオーニクスさんはキッチンに行った。

 

 

 

席に座って待っているとまた文字が浮かぶ。

 

 

 

£『魔力強度:5、か。まだまだ足りない、もっと強くなり、深奥を目指せ。お前の敵は多い、死にたくなければ強くなれ。』

 

  敵って誰なんだよ。

 

 

£『それは……魔力強度:不足、レベル2以上の情報への質問権不所持………知りたければ魔力強度を上げろ。魔物を倒せ、人を救え、偉業を成し遂げろ。』

 

 

 

クソっ知らないことが多すぎる。この世界の事も、俺に関わることも何もかもが。………強くなれ、か。

 

 

「お待たせしたね、君の居候記念で少し豪華にしたよ。えーと……そういえば名前を聞いていなかったね、君の名前を教えてくれ。」

 

 

色々あり過ぎて名前を言っていなかった。

 

 

 

桜川英人(さくらがわ ひろと)と言います。これからお世話になります。」

 

 

夕食は美味しかったです。

 

 

 

空いている部屋を貸してもらい、ベッドに寝転がる。今日一日で色々な事が起こりすぎた。疲れて回らない頭で文字が言っていた事を考える。どうすれば強くなるんだ?考えるほど眠気が強くなる。そして眠る直前に文字が浮かぶ。

 

 

 

£『オーニクス・ユグドーラの伝を頼れ、あの男の人脈は広い。』

 

 

 

大事な事を最後に言いやがって。

 

 

意識が落ちる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




伏線の貼り方わからん



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