Infinite Stratos ~The Ruler of War~ 作:Bradford
めちゃくちゃ不定期ですが投稿していきますので、応援よろしくお願いします。
今回は他作品のキャラクターも出てきます。
男性操縦者適性検査から月日は立ち、桜の花びらが舞う4月。
IS学園とは、アラスカ条約に基づいて日本に設置された、IS操縦者育成用の特殊国立高等学校であり、操縦者に限らず専門のメカニックなど、ISに関連する人材はほぼこの学園で育成される。
馬鹿でもわかるように言えばISの操縦者やメカニックを育成するエリート校である。
普通の学校であれば入学式の後はHRを行い、帰宅するというのが普通だが、IS学園はその性質上、IS関連の専門授業と数学や国語等の普通授業を同時に進めるために日数の影響でそのまま授業に入る事になっている。
「…ハァ…メンドクセ」
そんな場所で世界で2番目にISを動かした
因みに彼が付けているオークリーのサングラスはFlak JacketのXLJである。
無論、初日からフルで授業があると聞けば誰でもテンションが下がる。
「まぁ…アイツとは別々になったからいいか」
アイツとは彼を虐げてきた人間である織斑一夏の事である。
彼のクラスは1年3組であり、織斑一夏のいる1年1組ではない。
これにはいくつか理由がある。1つ目は織斑千冬のクラスに入れてしまうと実力面で偏りが生じるため。2つ目は貴重なサンプルでもある男性操縦者を2つのクラスに分け、万が一片方が死んでも生き残れる様にするため。
「政治的な配慮があったとはいえ、政府には感謝しなくちゃな」
そんなことを言いながら左目の義眼を触る。
彼の左目は誘拐された時にナイフで傷をつけられて失明してしまった為、義眼に変えてある。サングラスをつけているのはそれを隠すためである。
「…」
窓の外をボーっと見ていると教室の扉が開き、ブロンドの長髪の女性が入ってきて教壇に立った。
「みんな、IS学園入学おめでとう。私がこの3組の副担任のユーリヤ・イヴァノヴナよ。気軽にユーリヤて読んでちょうだい。これからよろしくね」
「「「よろしくお願いします!」」」
全員が姿勢を整えて挨拶をする。
「ちゃんと返事も出来てるわね。担任の方は会議が長引いてるから先に進めておいてって話だから、先に自己紹介しちゃいましょうか。えーっと…それじゃあ1番から」
ユーリヤの提案で自己紹介が始まる。
「えっと…次は…リーデル君。自己紹介、よろしく」
「え?…ああ、順番が来たのか」
オークリーのフラックジャケットをポケットにしまい、教壇上に立つ。
「えーっと…ロレンズ・リーデルだ。ミドルネームはラリー、趣味はフライトシミュレーターとか実機で空を飛ぶこと。嫌いなものは女尊主義者と政府の人間だ。もし苗字が呼びずらいならローレンスと呼んでくれればいい。後は…特にないかな。これから1年間よろしく頼む」
「ありがとう。個人的な質問は全員の自己紹介が終わってからか、放課の時に聞いてちょうだい」
「それで…次は「ごめんなさい!遅くなったわ!」あ、ファリーナ先生」
自分の自己紹介が終わった直後に1人の女性が駆け込んできた。ブロンドのショートヘアーにモデルの様な体に若さを感じさせる美しい女性だ。
「会議、結構長引いてましたね」
「色々と変更点があったから長引いちゃった」
自分が降りた教壇に立ち、自己紹介をする。
「自己紹介の途中だけどごめんね。私が貴方達の担任のシエラ・ファリーナよ。よろしく!」
「「「よろしくお願いします!」」」
「元気があっていいわねー。それじゃあ自己紹介の続きを。次は――」
キーンコーンカーンコーン。
自己紹介の時間が終わり、放課を知らせるチャイムが鳴る。
リーデルの周りに集まる人はいない。彼には聞こえていないがどうやって声を掛けるか、緊張して無理だとか、男のくせにISに乗るのは生意気だなどといった声が殆どだった。
「貴方は、随分と人気のようですね」
「ん?」
外をぼーっと見ているリーデルに1人の女性が声を掛けた。ブロンドの髪を腰まで伸ばし、赤い髪飾りを付けた貴族の様な雰囲気を持った女性だった。
「えっと…確か名前は…」
「タイシア・グラフトといいます。タイシアと呼んで下さい。よろしくお願いします」
そう言って右手を差し出してきたタイシアをジッと見つめていた。
「…?どうかなされましたか?」
「…いや。今時女尊主義を持ってない人間は珍しいなと思ってな」
「そういうことでしたか…私は人を見た目で判断するということはしません。それに、貴方はしっかりと挨拶をしていました。ですから、貴方は女だからといって怒る様な人ではないと思ったからです」
「なるほどねぇ…」
タイシアの言葉に納得し、彼女の手を握る。
「ま、どっちにしろ嫌でもクラスの人間と仲良くしないといけないしな。よろしく」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
「それではお近づきのしるしにこちらを…」
そう言って彼女がカバンから取り出したのは海外のとある会社が出している高級なビターチョコレートだった。
「これ…いいのか?」
「はい。買ったはいいのですが、余りにも苦かったので…」
「なるほど。それじゃ、お言葉に甘えて」
ビターチョコを1つ手に取り、口に入れる。
「…」
「味のほうはどうでしょうか?」
「美味しい。十分いける。これもらっても?」
「ええ、まだ他にも色々とあるので良かったら持ってきますけれども…」
「取り敢えず今はまだいい。これで十分だ」
「そうでしたか。満足していただけて嬉しいです」
そんな風に話していると放課の終わりを告げるチャイムが鳴る。
「なってしまいましたね。それではまた次の放課で」
「ああ、また」
次の授業と放課で面倒ごとに巻き込まれることを彼はまだ知らない。
いかがでしょうか。
今回登場した別作品のキャラは
シエラ・ファリーナ、ユーリヤ・イヴァノヴナ→IS ~一人の男と一つの王座(旧)~
タイシア・グラフト→ゲーム、ファイナルギア
です。
他にも色々な作品のキャラクターを出す予定でいます。
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