失くし者 (旧題失った者)   作:お昼寝須磨さん

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はい、須磨さんです。

雪かきしてたら長靴に雪が大量に入ってきて霜焼けになりそうになりました。

雪かきするときは屋根に積もった雪に気をつけましょう。

そして、車の運転をする方はスタッドレスタイヤにして、慢心せず運転しましょう。

立ち往生してしまった時に備えましょう。

お前が口出すなと思われるかもしれませんが、安全は大事です。

どうか、今一度冬の安全確保と対策のご確認を・・・


では、どうぞ


馬田鹿夫は馬鹿

とある孤島にて・・・

 

 

深海提督サイド

 

子供の頃、八尺様に会った。

 

都市伝説では2008年に出没しているがそれでも私は会ったのだ。

 

私は馬田鹿夫

 

元日本国海軍中将だ。

 

あれはまだ私が小学校低学年の頃だった・・・

 

その頃、私は馬田鹿夫ではなく古川 息吹(ふるかわ いぶき)

 

あらゆるものの息吹を感じ、優しくなれるようにと付けてくれた。

 

私はとある田舎に住んでいた。

 

私の家、古川家は地元では一番大きな農家で地元内でかなりの発言力を持っていた。

 

作った作物を朝早く都会に売って生計を立てていた。

 

近郊農業というやつだ。

 

私はその家の長男で、大人になればその家を継ぐ予定だった。

 

当時の私は小学校の同学年の中では一番大きく力があった。おまけに家は地元一番の農家で裕福、田舎で世界を知らない私は天狗になっていた。

 

井の中の蛙大海を知らずだ。

 

でも私は暴力を振るう訳ではない、何か悪さをする訳でも無い、私の悪い所は・・・

 

慢心するところと口が悪い所だ。

 

私は危害は加えないし、口の悪さも幼さからということで大人達からも特に小言も言われず。学校でも危険物扱いは受けなかった。

 

まぁ、よくある小説みたいに親が権利を振りかざしてやりたい放題していた訳も無く。

 

友達も普通にいたし、幼なじみもいたし、家の農業も安定していて、至って平和だった。

 

もし、あのままの生活が続いていたならば私は古川孝夫として、幼なじみが隣にいただろう・・・

 

だがある冬の日、

 

近所の男の子が行方不明になった。

 

最後に目撃された場所は畑の広がる一本道、親は冬の畑の手入れをしていた。

 

周りで畑の手入れをしていた人々も目撃している。

 

ワァーと叫びながら元気に走り回っているのを確認し、畑の手入れに戻ったその時、

 

息子の声が消えた。

 

風に乗ってポポポという声が流れて来る。

 

親はすぐに息子を見ようとするも、息子はいなかった。

 

村の大人達が全員出て捜索した。

 

駐在さんも来て捜索した。

 

しかし、息子は見つからなかった。

 

捜索は数日間続けられたが遂に打ち切られた。

 

それでも親は探し続ける、多分今も・・・

 

私は捜索から帰って来た両親に、暫くは子供だけで遠くに行くなと耳にたこができる程言われた。

 

しかし、その頃私は小学校低学年、しかも天狗になっていると来た。

 

行くなと言われれば、行きたくなるのは子供の性である。

 

私は学校で仲間に行ってみようと誘った。

 

だが仲間は誰一人首を縦に振らなかった。

 

だから一人で行くことにした。

 

そのことを幼なじみに告げると私を全力で止めようとした。

 

でも私は制止を聞かず、誰も見ていない夏の日、一人であの一本道に行った。

 

今思えば馬鹿なことをしたものである。

 

そこで出会ったのだ。

 

異常な程背が高く白いワンピースを着て白い帽子を被った女

 

八尺様と

 

目を合わせてしまった。

 

本能で感じる、あの女があの日この道で男の子を連れ去ったのだ。

 

私は全力で逃げた。

 

逃げに逃げた。

 

当時感じた感情、喜び、悲しみ、怒り、恐怖・・・その中では一番大きな恐怖だった。

 

走った。走った走った

 

後ろを何度も振り返る。

 

元の距離が離れていたのもあり、何とか家にたどり着いた。

 

両親は怒り心頭だった。

 

私に烈火の如く怒った。

 

後にも先にも親にここまで怒られたのはこれだけである。

 

そして、息絶え絶えで走ってきた私に何があったのかと問うた。

 

私は自分が見た女の事、多分あの女がこの前の男の子を連れ去ったのだということを伝えた。

 

そのことを聞いた両親は祖父に相談した、祖父は大慌てで至急村の者を集め集会を行った。

 

いつも冷静沈着な祖父が慌てていたので私はどうしようもない不安感に襲われた。

 

集会の結果、その女を子供それも幼い男の子を狙う悪霊として対策を打つことにした。

 

何故悪霊だと決めつけたのかはこの村の出来事にある。

 

その昔、この村には子供好きの女性がいたという

 

名前は 鞍馬 というらしい。

 

年齢は17歳程、成人していた。

 

それが姓なのか名なのかは分からない。

 

彼女は鞍馬としか名乗らなかったのだ。

 

西洋の白い服に帽子がよく似合う女性で子供ととても仲がよかったらしい。

 

そして、鞍馬にはイブキという歳の離れた弟がいた。

 

鞍馬はとても可愛がっており、その愛情は少し・・・いや、大分異常だった。

 

ところがある日、煙のようにイブキが 消えたのだ。

 

村の一本道で・・・

 

そのことを知った鞍馬は絶叫し、半狂乱になって愛する弟を探した。

 

飲まず食わずで手や足から血を流しながら「私のイブキ、私のイブキは何処?

 

やがて鞍馬はどんどん痩せていった。

 

心配した住民がこのままでは飢えて死んでしまうと食べ物を無理矢理にでも食べさせようとした。

 

鞍馬はその時は、食べた。

 

そして、消えた。

 

イブキを探します

 

という書き置きを残して・・・

 

字体は震えていた。

 

鞍馬は帰って来なかった。

 

生死の確認もできない為お墓を勝手に建てる訳にもいかなかった。

 

それから恐ろしい事が起こった。

 

 

幼い男の子が行方不明になる事件が多発したのだ。

 

村人は連れ去ったのは鞍馬の怨霊として怖がった。

 

目撃情報によると

 

姿は元気だった頃の鞍馬、

 

幼い男の子を狙い襲う。

 

イブキがいなくなったのが夏の為か季節を問わず夏服

 

弟を未だ探している?

 

鞍馬が男の子を追いかけ捕まえると男の子は消える?

 

ポポポという言葉を発する

 

年々身長が高くなる・・・

 

これらの特長があげられた。

 

年々身長が高くなるのは怨念が未だ晴れないかららしい・・・

 

祖父の友人も何人か連れ去られたらしい。

 

その時は村を挙げて慰霊碑を建て、近くの神主さんにも来て貰い弔った。

 

その結果、鞍馬が出没することはなかった。

 

私の友人が連れ去られるまでは・・・

 

何故出没したかが分からない以上この村から鞍馬を出す訳にはいかない。

 

住民は神主さんを呼んだ。

 

祖父の時にもお世話になった神社の神主さんだ。

 

流石にあの時の神主さんは亡くなっている。

 

それでもう一度お祓いをしてもらい封印をした。

 

それからこの土地に鞍馬を縛り付け、出て行かないようにした。

 

これでもし、封印が破られても鞍馬はこの土地から出ていけない。

 

しかし、問題は私だ。

 

多分私は狙われる。

 

何故なら私の名前は息吹なのだ。

 

鞍馬の弟と同じ名前なのだ。

 

私達一家はこの土地を離れることにした。

 

車に乗り、急いで出発した。

 

神主さんは俺の後ろに鏡を置いた。

 

鏡は三種の神器の一つだ。

 

(須磨さん「石、剣、鏡ですね」)

 

もうそろそろ村を抜ける・・・

 

そんな時だった。

 

「おい!あそこにいるあれはなんだ!?」

 

父がナニカに気付いた。

 

 

鞍馬だ!

神主さんの声。

 

封印したのに来てしまった。

 

後少しで村から出られるのに。

 

とにかく飛ばした。

 

 

窓の外を頭が可笑しくなるぐらいの速度で景色が前から後ろへ流れていく。

 

エンジンが唸りをあげる。

 

しかし

 

ポポポポポポ

 

すぐそこまで鞍馬は迫っていた・・・

 

遂に車は捕まってしまった。

 

そして窓ガラスを割り俺の事を見た瞬間に

 

 

ギェアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!

 

後ろへ飛びのいた。

 

しかし

 

車は鞍馬が飛びのいた衝撃で横転

 

何とか出られた私と神主さん

 

しかし、神主さんと両親と祖父は車に挟まれていた。

 

その後四人は死んだ。

 

父は死に際に

 

「何としてでも・・生き延びて・・・くれ」

 

と言った

 

鞍馬はというと

 

こちらに恐ろしい速度で向かって来ていた。

 

私は全力で逃げた。

 

聞こえる

 

鞍馬の息の音が

 

足音が

 

聞こえる

 

 

 

そして

 

俺はギリギリで村の境を越えた

 

 

鞍馬はこれ以上追っては来れないらしく

 

恨めしそうにこちらを見ていた・・・

 

 

 

その後私は親戚の家を尋ねた。

 

大人になってからは名前を改名した。

 

馬鹿なことをした自分への戒めとして・・・

 

名前を馬田鹿夫とした。

 

その後は深海棲艦が出現したため海軍に入り提督に・・・

 

数年たった頃

 

とある地方ニュースで、

 

お祓いと封印の意味を込めた石碑が破壊されている。

 

との情報が入った・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

続く




はい、今回は深海提督の馬田鹿夫についてでした。


何か最近変な感じなんですよね・・・


書きたい物が書きにくいんですね~



では、次回もお越しください。



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