失くし者 (旧題失った者)   作:お昼寝須磨さん

30 / 37
はい須磨さんです

あのですね・・・

色々あったんですよ

怪我したりワクチン打ったり・・・


はい、大分遅れてしまいましたがよろしくお願いします。


ではどうぞ


訪問

 

 

砲撃試験の次の日

越提督サイド

 

??「君が此処の鎮守府の司令官だね?」

 

提督「はい、私が此処第六鎮守府の提督、越 大吾中佐であります」

 

??「私はこの度第一鎮守府の後任司令官として着任した阿久津 希望

(あくつ のぞみ)大将だ」

 

阿久津司令「そして私の隣にいるのが」

 

??「私は阿久津司令の護衛謙秘書車の九七式中戦車改です、チハ改とお呼びください」

 

阿久津司令は背が高めな女性、チハ改は背が低めで厳格そうな男性だ。

 

提督「それでは此方へ」

 

提督一行移動中・・・

 

チハ改「私の教え子のチト、チリ、五式がお世話になりました」

 

提督「彼らはとても勇敢で個性的でした。あの三人の教育は大変だったでしょう」

 

そう言うとチハ改は苦笑しながら

 

チハ改「確かに大変でしたね」

 

回想

 

チハ改「あれはまだ三人が生まれたてだった頃です」

 

とある小さな小さな陸軍戦車学校にて

 

チリ「教官!」

 

チハ改「なんだ?チリ」

 

チリ「今日はなんの訓練ですか!?」

 

チハ改「本日は楔形陣の訓練だ。これはドイツのパンツァーカイルを参考にしている」

 

チハ改「先ず先頭に五式!その左斜め後ろにチリ!五式の右斜め後ろにチト!初めてだから三人での陣形だ」

 

 

三人「了解!」

 

 

暫くして

 

〜〜〜〜〜〜

 

提督「此方になります」

 

少しボロだが防音性能ばっちりで密談もイケる部屋だ。

 

大将「失礼する」

 

チハ改「失礼します」

 

大和「御茶をお持ちしました」

 

大将「あぁ、感謝する」

 

チハ改「ありがとうございます」

 

大和が退出し扉が[ピシャリ]と閉じられる

 

チハ改「でですね」

 

 

〜〜〜〜〜

チハ改「良し、全車砲撃始め!」

 

五式「どっこいしょ」

 

チト「えいっ!」

 

チリ「うぉぉ!三連射だぁぁ・・・」

 

チリ「あれ?あれれ?」カチッカチッ

 

チト「教官!」

 

チハ改「どうした!?」

 

チト「チリの装填装置が壊れて砲弾が装填されません!!」

 

チハ改「何ぃ!?直ぐに工廠で修理に当たれ!チヘ!チリの抜けた所に入れ!」

 

チヘ「了解!」

 

 

また暫くして

 

 

チハ改「ようし・・・良いぞ〜!その調子だ!」

 

 

五式「あ・・・」

 

チト「五式!急に止ま・・・あぅっ!」

 

チヘ「き、教官!」

 

 

チハ改「今度はどうしたぁ!」

 

 

チヘ「五式のエンジンが故障して急停止!そこにチトが突っ込んでしまいました!」

 

チハ改「何ぃ!?二人は無事か!?」

 

チヘ「五式本人は無事ですがエンジンから黒煙!

チトは武装の装甲がひしゃげて痛がっています!」

 

 

チハ改「待ってろ直ぐ行く!ホリ!牽引ロープを持って着いて来い!」

 

 

ホリ「了解です〜」

 

 

 

 

 

チハ改「大丈夫か!?」

 

 

チト「私は新型・・・これくらい我慢・・・できる・・・」グスッ

 

五式「」オロオロ

 

チハ改「よしよし良く痛みに耐えたな直ぐに運ぶからな」

 

ホリ「五式さん助けに来ましたよ〜」

 

五式「かたじけない」

 

ホリ「いえいえ〜」

 

チハ改「チヘは俺と一緒にチトの武装を引っ張るぞ」

 

チヘ「了解!」

 

チト「うぅ〜・・・」グスッ

 

チハ改「はぁ・・・こんなんじゃ先が思い遣られる」チト担ぎ

 

チヘ「あはは・・・」

 

 

回想終了

 

 

チハ改「本人も武装も個性的な三人は特に大変でしたね」

 

提督「心中お察しします」

 

チハ改「あの後もチリの装填不良は度々起きて大変でした・・・」

 

阿久津(会話の中に入れないな・・・)ソワソワ

 

提督「おっと・・・そろそろ大将殿とチハ改さんがお越しになられた理由をお聞きしても?」

 

阿久津「!! 私達は此処の鎮守府の視察と今後について話しに来たのだ」

 

チハ改「司令官がソワソワした態度をするから越中佐に気を遣わせてしまった・・・」

 

阿久津「いや・・・そのスマン」

 

チハ改「そんなんだから30半ばになってもだれも娶ってくれないんですよ」

 

阿久津「!?い、今それは関係ないだろう!?」

 

チハ改「見た目良しで仕事も出来る、性格も悪く無いのに待てが出来ない、それじゃあ軍人としてダメですよ」

 

阿久津「で、でももし誰も私を娶ってくれなくてもカイは側にいてくれるだろう!?」

 

チハ改「当たり前です」

 

阿久津「ならば良いじゃないか!うん良いじゃないか」

 

チハ改「私が言ってるのは人間の・・「ほ、ほら!越中佐が待ってる!」・・・はぁ・・・」

 

提督(仲が良いんだなぁ)

 

チハ改「司令官が話す為の準備をする時間は稼いだんですから頑張ってくださいよ」小声

 

阿久津司令「あぁ、わかってる」小声

 

 

阿久津司令「さて・・・久しぶりだね大悟君、あの頃よりも大人になったじゃないか」

 

提督「はい、その節はお世話になりました」

 

阿久津司令「馬田提督と今回の件に関しては残念でならない」

 

阿久津司令「此処の艦娘達も・・・」

 

提督「はい・・・」

 

提督「後任で貴女が来てくださった事が幸運です」

 

阿久津「嬉しい事を言ってくれるね」

 

阿久津「・・・それで」

 

提督「なんでしょう?」

 

阿久津「君の肩に乗っている妖精は・・・」

 

荒船「!?」

 

提督「この妖精は荒船と言います」

 

提督「阿久津司令、貴女に報告すべき事があります」

 

阿久津「私に?大本営ではなく?」  

 

提督「勿論大本営にも報告はします」

 

阿久津司令「私を経由するのでもなく・・・か」

 

提督「はい」

 

阿久津「いいだろう、私に話してご覧なさい?」

 

提督「私は完全な人間ではなく艦娘ならぬ艦息であった事が判明しました」

 

阿久津司令「艦娘ではなく艦息?」

 

 

提督「はい、艦息であります」

 

 

阿久津「それで?」

 

阿久津「貴方はどうしたいの?」

 

提督「私は艦息として戦闘に参加します」

 

提督「勿論提督業を辞める訳ではありません」

 

阿久津「・・・それは君の艦種によって変わるな」

 

提督「私の艦種は超甲巡洋艦、巡洋戦艦とも言える大型重巡洋艦です」

 

阿久津「ふむ・・・超甲巡洋艦ね、それなら指揮も取れる」

 

提督「はい、それで先ほどの妖精荒船は私の艤装艦です」

 

荒船「荒船型重巡洋艦1番艦の荒船です」

 

阿久津「よく見ると君と同じ格好をしているね」

 

提督「はい、それで今後の事なのですが」

 

阿久津司令「うむ」

 

 

 

 

2時間後

 

 

 

 

阿久津司令「では・・・こんな感じで良いかな?」

 

提督「はい、ありがとうございます」

 

阿久津「なぁ・・・大悟君」

 

提督「なんですか?」

 

阿久津「君が海を滑ったりするところを見たいんだ・・・・良いかな?」

 

提督「全然良いですよ」

 

チハ改「私も見てみたいです」

 

提督「どうぞどうぞ」

 

 

 

in工廠

 

 

提督「ってゆー訳で艤装使いたいんだけども・・・使っていい?」

 

夕張「O.Kです、阿久津大将に良いところ見せましょう」

 

 

in演習場

 

 

古鷹「あれ?提督に夕張ちゃん、どうしたんですか?」

 

提督「かくかく然々」

 

古鷹「へ~第一鎮守府の新しい司令官さんが・・・」

 

古鷹「頑張ってくださいね!私見てますから」

 

 

 

 

 

 

 

山城「あら?提督も演習するんですか?」

 

提督「ツーカーツーカー」

 

山城「へぇ・・・じゃあ扶桑義姉様(ねえさま)と見守ってますから頑張ってくださいね」

 

提督「・・・」

 

山城「?」

 

提督「いきなり大将が視察に来るだなんて不幸だわって言うと思ってた」

 

山城「・・・・ハァ」

 

山城「不幸だわ、そんなに不幸連呼担当だと思われていたなんて不幸だわ」

 

提督「お、山城だ」

 

山城「・・・」ジトー

 

提督「ごめんて山城そんなに怒んないで」

 

山城「全くもぅ・・・」

 

 

その頃阿久津司令達は

 

 

荒船「越さんとはどんな関係で?」

 

阿久津司令「あぁ、彼は教え子みたいな感じだ」

 

荒船「へぇ~」

 

阿久津司令「あの頃の彼は記憶喪失状態でな」

 

荒船「記憶喪失・・・」

 

阿久津「これがその頃の私達だ」

 

荒船「なんと言うか今よりもずっと細いですね」

 

チハ改「顔も幼さがありますね」

 

阿久津司令「まぁ、こんなもんだ」

 

荒船「そうなんですね」

 

 

 

こうして演習準備を進めた




髪を切っても変わらないと言われるこの心境・・・

どうしてくれようか・・・
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。