仮面ライダーゼロワン&ウマ娘  OtherWorlds  REAL×RACE   作:泥団子男

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お待たせしてすみませんでした!
さらっとサブタイトルに書きましたが、(どうしてもやりたい内容が多くなってしまったため)前・後編に分かれます!
ただ、「お待たせしておいて、これでは…」とも思いましたので、今週中に後編あげます!!(といってもこの投稿時点で木曜日なので、明日・明後日にあげることになりますが…)
来週は来週で、第6話を上げる予定なので、「いつも以上に長い話(SP回)」ぐらいに考えてもらえると幸いです・・!

(泡男)

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【前回のあらすじ】
エイシンフラッシュとの闘いに勝つため、トレーニング方法を考える或人と、ミホノブルボン。桐生院トレーナーから、代々受け継がれてきたトレーニングの秘伝書「トレーナー白書」を見せてもらい、トレーニング方法を学ぶとともに「スキル」と呼ばれる特殊な能力があることを知る。しかし、「スキル」を掴めぬままメイクデビュー戦前日を迎えてしまう…。


第5話(前編) ヒビけ!Make debut!のファンファーレ!

―トレーニング最終日―

エイシンフラッシュさん達と別れ、私達はメイクデビュー戦前最後の練習を始めた。

「慌てず、『いつもの私』で走る…」

マスターと決めた『今日の練習で心掛けること』。 

スキルが習得出来ていないとはいえ、焦って怪我をしては意味がない。だから元々の自分の力、トレーニングの成果を示すことにのみ集中することにした。

「目標を『通常通りの練習の遂行』に変更。」

練習を開始するときだった。

ふと、視界の端に映り込む警備員型ヒューマギア。

しかし、様子が変…いや、この『状態』を私はよく知っている。

赤く発行した目、不気味な歩き方…恐怖を思い出す。

しかし、先程『集中』モードに入ったせいか、少しだけ『あの記憶データ』と違う点を発見する。

うっすらと『朱い霧』のようなものを、纏っていた。

「マスター!」

自分の出せるだけ大きな声で遠くのマスターに叫ぶ。

「…ああ!」

マスターも状況を理解したようで、真剣な顔で返事する。

しかし、それは1体だけではなかった。

他の警備員型、計5体がそんな状体だった。 

「なんで、こんなにっ…!?」

マスターですら、驚くほどであった。

「とりあえずなんとかしないとな…。ブルボンは、避難しててくれ!」

そう叫ぶと、何か『少し大きめの機械』を取り出し、腰部に構える。

私は、物陰に隠れながらその様子を見る。

すると、『その機械』は黄色い光の帯を出し、ベルトとなる。

そして、『長方形の機械』を取り出しボタンを押す。

 

J U M P !

 

あの時の電子音声。

私が、マスターいわく、『マギア』と呼ばれるモノ達に襲われかけたときに聞こえたのは、コレだったのだと理解する。 

そう思考している間にマスターは、『長方形の機械』をベルトにかざす。

 

Authorize!

 

『オーソライズ』…意味は『承認する』…だったはず。

上空から光の柱が降りる。

ズドン!

地震のような音を響かせて、巨大な『機械バッタ』が落ちてくる。

それだけでなく、まるで変身を楽しみにしてるかのように、コースを跳ね回る。

しかし、コースが傷付かないように着地している。

あわわわわ…。

跳ね回るときの地震で視界は揺らぎ、「壊れた機械」のような声が出てしまう。

マスターは揺れなど気にせず、ポーズを決めながら指でカバーのようなものを回した。

すると『長方形の機械』は長くなり、『カギ』のようになる。

 

「変身!」

 

マスターが叫び、『カギ』をベルトに差す。

 

Progrize!

 

機械音声とともに、『巨大機械バッタ』は、謎のゲートを通って、全身を装甲で包んだマスターの身体に『二重螺旋状のデータ』となり、『あの時の救世主』の姿になる。

 

飛び上がライズ!ライジングホッパー!

"A jump to the sky turns to a rider kick."

 

「お前達を止められるのは、ただ一人…俺だ!」

 

Blade rise!

 

そう宣言すると、変身時に手元に現れた『カバン』を剣に変形させ、敵の方を向く。

『朱い霧に包まれたヒューマギア達』も、様々な異形の姿に変貌する。

『緑色の巨大な鎌を持つマギア』、『赤色で肩から刃を生やしたマギア』、『茶色の牙を生やしたマギア』、『黄土色のドリルのような頭部のマギア』、『紺色の翼のマギア』…

全員見たことない姿をした異形であった。

いくら戦闘に慣れたマスターでもこの数に、苦戦していた。

すると、

「或人社長!」

聞き覚えのある女性の声。

その声のする方を向くとイズさんが、何かを持って立っていた。

「いくつかのプログライズキーのメンテナンスが完了しました!これを!」

そう叫ぶと何かを投げ、マスターはそれを受け取る。

「…!イズ、ありがとう!」

お礼を言ってから、ソレを構える。

 

Fang!

 

さっきとは違う『長方形の機械』。

さっきと同じように認証し、即座にベルトに差す。

天から明るい青緑色の光が差し、巨大な鮫が現れマスターの装甲になる。

元々あった装甲はスライドし、場所を変える。

 

キリキリバイ!キリキリバイ!バイティングシャーク!

"Fangs that can chomp through concrete."

 

そのままベルトに差した機械を押し込み、蛍光色と青緑色の装甲の戦士が『緑色の鎌の異形』に迫る。

 

バ イ テ ィ ン グ   イ ン パ ク ト 

 

鮫の歯を模したエネルギーの刃が『鎌の異形』を噛み砕くように切り裂き、爆散させる。

次に、『茶色の牙を生やした異形』が相手だ。

イズさんは、持っている縦長のケースから別のアイテムを取り出して投げる。

マスターはそれを落とさず手にして、確認する。

「おっ、これもひっさびさだな!

そうよろこびながら、ボタンを押す。

 

Blizzard!

 

また、ベルトで認証。

天から、青白い光と『機械のホッキョクグマ』が現れ、異形に攻撃をする。

そして、カギの形にしてベルトに差す。

 

Attention freeze!フリージングベアー!

"Fierce breath as cold as arctic winds."

 

「悪いが一気に決めるぞ!」

手のひらを、かざすと冷気が放射され敵の足元が凍りつく。

そして、ベルトに差した機械を押し込む。

 

 フ リ ー ジ ン グ   イ ン パ ク ト 

 

先程とは比にならないレベルの冷気が相手を完全に凍りつかせる。

そして、自然と崩れ落ちた。

間髪入れずに『黄土色のドリルの異形』が突進する。

しかし、それを見越していたように回避し、そのタイミングでイズさんが別のアイテムを投げ、それをマスターがキャッチする。

まさに阿吽の呼吸だった。

 

Fire!

 

赤い光が降り注ぎ、燃えたぎる炎を纏った虎が装甲になる。

 

Gigant flare!フレイミングタイガー!

"Explosive power of 100 bombs."

 

さっきまで凍っていた地面が一気に溶ける。

「また炎で熱して殻をなんとかできればいいけど…練習場に引火したら大変だしなぁ…」

少し考える素振りをするマスター。

「う〜ん…。はっ!そうだ、これなら!」

どうやら、何か思いついたようで、手のひらを敵に向ける。

すると、文字通り『高火力な炎』が放射される。

熱風が吹き荒れ、思わず目をつむってしまう。

熱風が止み、目を開くと敵の姿は無く、練習場は無事だった。

マスターは、斜め上を向いて差した機械を押し込む。

 

 フ レ イ ミ ン グ   イ ン パ ク ト 

 

先程以上の火力の炎がマスターの手のひらに集まる。

そしてマスターの視線の先、上空にいた『殻を失って情けない姿』で飛ばされていたさっきの敵に当たり、爆散する。

ただ、その上空の爆炎の中から『紺色の翼の異形』が現れ、追突してきた。

「えっ!?うわっ!」

マスターも流石に回避できず、ダメージを受ける。

すかさずイズさんの方を向くと、既にアイテムが投げられていた。

マスターはキャッチしながらボタンを押す。

 

Wing!

 

そしてベルトに認証。

上空からマゼンタカラーの光と共に現れた機械の隼が「紺色の異形」を撃ち落とす。

ベルトに差し込み、また姿が変わる。

 

Fly to the sky!フライングファルコン!

"Spread your wings and prepare for a force."

 

マゼンタカラーの翼を広げ、再び上空に逃げた敵を追う。

敵の攻撃を避けながら、機械を押し込み敵へ近付く。

 

 フ ラ イ ン グ   イ ン パ ク ト 

 

マゼンタの隼のようなオーラを纏い、敵へにぶつかる。

爆炎の中から、マスターはマゼンタのオーラを纏って無事、地上に降り立つ。

少し安心して練習場を見た私は、あることを思い出す。

「残り一体、『赤色で肩から刃を生やした異形』は…?」

そして、私の耳にうっすらと何かが聞こえた。

やめて…来ないで…

嫌な予感が当たってしまった。

逃げ遅れたウマ娘が、『赤い異形』に追い詰められていた。

「しまっ…ぐっ…」

マスターも気がついたが、先程からの連戦のせいか、膝をついてしまう。

しかし、敵は無慈悲に肩の刃を取り外し、腕を振り上げる。

「…!ブルボン!?」

マスターに言われて、ふと気が付く。

私の脚は、そのウマ娘の方へ走り始めていた。

『彼女を助けられる可能性…0%』

そんなことは計測しなくても分かっていた。

でも、彼女の姿は『あの時、マスターに助けられた私』と同じだ。

表情に『絶望』と『恐怖』が私の回路…訂正、『心』に痛いほど伝わってしまった。

だから…だからこそ、助けたかった。指示もされていないのに脚が動いてしまっていた。

「今の私の脚は…『逃げるための脚』じゃない…ッ!!」

目の前の命を助けるために、この脚は走る。

 

『スキル』という存在が、本当にあるかはわからない。

ただ、今は目の前の『命』を救うため、『お父さんと見た戦闘機』のような速度を、『救う力』を貸して!

 

視界に映るは、出撃用のカタパルト。

カウントが終わり、宇宙に向かって私は飛び立つ。

 

そんな風景が見え、ふと気がつくと先程の彼女を私は抱きかかえ、敵から3m程離れていた。

「いつの間に…?」

私は、つい呟く。

「…えっ?」

か細い少女の声。

「…?」

異形は、小首を傾げたような動きをする。

「ブルボン…今のは…!」

マスターは、驚いていた。

状況を整理して、私はようやく理解した。

「これが、『スキル』…?」

全員が、呆然としていた。

が、すぐにマスターは気を取り直して

「いや、今はアイツをなんとかしなきゃ!」

カバンが変形した剣を一度カバンに戻す。

Charge rise…

そしてまた、剣に戻した。

Full charge!

剣にエネルギーが集まり、マスターは一気に、敵までジャンプする。

 

「おりゃあああ!」

 

 カ バ ン ス ト ラ ッ シ ュ 

 

必殺の斬撃が、敵を切り裂いた。

 

(後編に続く)




第5話前編、お読みいただきありがとうございました!
「エイシンフラッシュとレースする話を書き始めたら、アプリの『レジェンドレース』でVSエイシンフラッシュが始まって驚いた」『泥団子男』の泡男です!
(もちろん、自分で育成したミホノブルボンで勝ちました!)
今回が前・後編になった理由でもある『トレーニング最終日で現れる多数のマギア』や『本編では、ランペイジバルカンの一部としてぐらいしか出番が無くなってしまった形態(ハイブリッドライズ)達の再びの活躍』、『ミホノブルボンのスキル覚醒』などをまとめたら、いつもの一話分の長さ(大体3500文字ぐらい)を余裕で越えてしまったのでこうなりました…。
ただ、書きたかったことが書けて、幸せです!
(投稿が遅くなってしまったので、良くはないのですが)
というわけで、後半ではエイシンフラッシュとの決着つけます!!
お楽しみに!

(泡男)
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