【悲報】深海棲艦、艦娘側よりホワイトな件。 作:初月にたらふく食わせ隊
1:転生深海棲艦
生活楽すぎてマジで草。
2:名無しの転生者
なにワロてんねん。
3:名無しの転生者
笑い事じゃないんだよなぁ…
4:名無しの転生者
イッチ深海棲艦に転生したんか?
5:名無しの転生者
敵よりブラックな正義の味方がいるらしい。
6:転生深海棲艦
>>4
いや、艦娘に転生したわ。
ちな初月ちゃんやで。
7:名無しの転生者
こ ん な 初 月 は 嫌 だ 。
8:名無しの転生者
えぇ…(困惑)
イッチの喋り方した初月とか嫌やw
9:名無しの転生者
ん?じゃなんで深海棲艦に…あっ(察)
10:名無しの転生者
あっ…スゥー…
11:名無しの転生者
そういう…ことだったのか…
12:名無しの転生者
えっ、まさかのブラック鎮守府?
13:転生深海棲艦
いやいや、ちゃうで?確かにブラ鎮は存在したけどワイの所の鎮守府はきちんとした所だったで。
14:名無しの転生者
思 わ せ 振 り な こ と 言 う な 。
15:名無しの転生者
本気で同情したのに…裏切ったな!?
16:名無しの転生者
僕の気持ちを裏切ったな…
父さんと同じに裏切ったんだ!
17:名無しの転生者
>>16
シ○ジ君うるさいわよ。
18:名無しの転生者
うわぁぁぁぁぁぁぁ──ッ!!
19:名無しの転生者
叫ぶなw
20:名無しの転生者
シン○君沸いてて草。
21:転生深海棲艦
一応言っとくけど普通に死んだで。
これで二回目や。
22:名無しの転生者
…。
23:名無しの転生者
oh…。
24:名無しの転生者
不謹慎すぎる質問で悪いけど、イッチはどんな死に方したんだ?
25:名無しの転生者
>>24
マジで不謹慎だぞお前。それがガチタブーな転生者もいるんだぞ。
26:転生深海棲艦
>>25
ワイは大丈夫やから怒らんといて、ね?
>>24
ワイが言うのもアレやけど死に方がグロすぎてアカンねんな。経緯や状況は言えるけどね。
聞く?
27:名無しの転生者
興味津々で聞きたい自分とガチで不謹慎だからやめたい自分がいる。
28:名無しの転生者
グロい死に方ってなんだよ…何されたら俺達でもアウトな死に方になんだよ…
29:名無しの転生者
ダークファンタジーでグロテスクは慣れたらから取り敢えず聞いてみたい。
30:名無しの転生者
グロ耐性ニキ不遇な転生してんな。
31:名無しの転生者
聞きたい…けど、大丈夫?
32:転生深海棲艦
大丈夫やでー。ぶっちゃけ死因にかんしてはネタにできるレベルで気にしてない。
ネタにしておK?
33:名無しの転生者
NOOOOOOOッ!!
34:名無しの転生者
自分の死因ネタにできるとかイッチ鋼メンタルすぎて草。
35:名無しの転生者
アキレウスが自分の死因ペチャクチャネタにするようなモンだぞそれ。
36:名無しの転生者
ジークフリートが背中見せながら「ここが俺の弱点だ。どうだ、カッコいいだろ?」って言ってるような物やん。
37:名無しの転生者
例えで草。
38:名無しの転生者
ネタにできるなら面白い死に方したんだろw
とりま聞いてみたい。
39:名無しの転生者
チーズで死んだ奴居るぐらいだしな。
40:名無しの転生者
じゃ、説明オナシャス!
41:転生深海棲艦
おK。
忘れもしませぬ…あれはワイが鎮守府で新人達の射撃訓練を担当していた時。
ふと嫌な予感がして水平線を注目した時、向こう側にとてつもない威圧感があるのを察知した。艦娘の能力で視認したところ、複数の影が5つ見えた。
見間違えるハズが無い、奴らは艦娘の宿敵である深海棲艦だった。しかもそれら全ては姫級であり、最悪な事に全てが進化個体だった。
何が目的かは分からん。鎮守府を乗っ取りたかったのか単なる気まぐれか。
とにかく新人共を避難させたワイは遠征中の艦隊に他鎮守府への避難を命令、たまたま残っていた人員で練度の低い者達を提督護衛に使い余った人員をワイと共に姫級足止めに使った。
善戦はしたんで?なんとか一体を撃破、他2体も中破に持っていけたからなぁ。そんで提督含めた未来ある新人共の撤退も無事に完了。急造の少数精鋭でうまくやったほうや。
まぁ殿を勤めた僕らの艦隊は僕を残して轟沈し、結局僕もこのザマさ。
ちなみに仲間は深海棲艦にはならなかった。僕が死ぬ間際に死体を隠したんだ。僕は隠れることができなかったからこうして深海棲艦になったんだろうね。
42:名無しの転生者
…………。
43:名無しの転生者
…おい、誰か何か言えよ。
44:名無しの転生者
何を言えと?
45:名無しの転生者
最後一人称変わったんだがイッチ大丈夫か?
46:名無しの転生者
やっぱり言わないほうが良かったんじゃ…?
47:転生深海棲艦
いやー溜め込んでたらストレスやん?
だからここに書かせてもらったって訳。こういうの誰かに聞いてもらえると楽になるんや。
ソースは艦娘の時のワイ。
48:名無しの転生者
イッチかなりベテランの艦娘だったんか?
49:名無しの転生者
そうじゃね?射撃訓練見てたぐらいだしゲームならlevel90は行ってるだろ。
50:転生深海棲艦
>>49
まぁケッコン艦だからねぇ。レベル110は行ってたんとちゃうかなぁ。
51:名無しの転生者
ファッ!?
52:名無しの転生者
えッ…ケッコン…!?
53:名無しの転生者
結婚したのか、俺以外のヤツと…
54:名無しの転生者
>>53
存在しない記憶沸いてますよ。
55:名無しの転生者
人妻初月とかエッッッッッ!!!
56:転生深海棲艦
でも中身は元男やで?
57:名無しの転生者
スン…
58:名無しの転生者
落差で草生えるから止めろ。
59:名無しの転生者
ケッコン艦はイッチだけ?他には?
60:転生深海棲艦
居らんでー。ケッコン艦はワイだけや。
仮とはいえ、結婚してくれ!って言われた時は思わず抱き締めてもうたなぁ。んでいいこいいこしてもうた。あんな初心者が今じゃベテランになったんやもんなぁ…ホントに成長したんやなぁ…
61:名無しの転生者
ねぇ、誰か教えて…
私のこの気持ちはどう言えばいいの…?
62:名無しの転生者
急に惚気られた事に怒ればいいのかこのイッチを励ませばいいのか…
63:名無しの転生者
…ホモ?
64:転生深海棲艦
>>63
なんだァ?てめェ…
65:名無しの転生者
イッチキレた!
66:名無しの転生者
えっイッチは提督のこと好きだったん?
67:名無しの転生者
ド直球だなオイ。
68:名無しの転生者
さすがにイッチも…
69:転生深海棲艦
んー…多分、好きだったんだと思う。
恋人としての好き、弟に向けるような好き、友人としての好き、色んな感情がごちゃ混ぜだったからなんとも言えないけど、でも多分好きだった。
好きになってもいい、そう思えるぐらいあいつを信用も信頼もしてた。
今思うと悪いことしたなぁ…アイツ、僕の事で泣いてくれるかなぁ…
70:名無しの転生者
思った以上に激重感情だった件。
71:名無しの転生者
それはもう好きじゃん…大好きじゃん…
72:名無しの転生者
うわぁ…イッチの様子からして提督もイッチ大好きだろこれ。
長い間一緒に居たケッコン艦囮にして逃げるとか俺でも無理だわ…絶対暴れただろ提督。
73:名無しの転生者
え、めっちゃ悲しくなってきた。泣きそう。
74:転生深海棲艦
うわ、自分語りって結構ハズイわ。
恥ずか死ぬw
75:名無しの転生者
笑っとる場合かァ────ッ!!
76:名無しの転生者
イッチ今からでも艦娘側に寝返らん?きっと人類滅ぼすよりええで?
77:名無しの転生者
せやで、きっとそれがええ。深海棲艦化したってのも言えばなんとかなるかも!
78:名無しの転生者
人体実験というのもあるかもしれんで?
79:名無しの転生者
それは一番不安やなぁ
80:転生深海棲艦
それがそうもいかないんだよねぇ。
81:名無しの転生者
え、なんでや?
82:名無しの転生者
やっぱり見た目が変わりすぎたか。
83:転生深海棲艦
いや、見た目はあんまり変わらん。今のワイは初月を無理やり深海悽艦化させた感じの見た目してるんや。
ただ、それがアカンかったっぽい。
ワイ例の鎮守府にいたんやが、偵察艦隊が来てあの娘ら開口一番に「初月さん!?」って感じに驚愕してん。しかもバリバリ知り合いと言うか戦友混じってんねんな。だからワイ会話を試みようとしたら
あの娘ら「今、解放しますから…!」って問答無用で撃ってきてん。マヂ会話すら出来んかった。
84:名無しの転生者
/(^o^)\
85:名無しの転生者
oh…(絶句)
86:名無しの転生者
これ相手は恩人、あるいは師を苦痛から解放してやろうとしてるのよね。
どうしろと?
87:転生深海棲艦
マジどうしよ…ワイ逃げちゃったし…
88:名無しの転生者
誰だってそーする。俺もそーする。
89:名無しの転生者
まずこんな状況にならねぇよ普通…
雨の日、彼女は海の上に立っていた。雨に濡れてもそれを気にする事なく、破壊された鎮守府を見ていた。
「嘘だ…」と誰かが呟いた。もしかしたらそれは僕だったのかもしれない。そこにあるのは非現実的な現象であり、僕たちはそれを信じられなかった。
だって、彼女は
彼女がそっとこちらに振り向く。
「あ…」と誰かが悲鳴にも聞こえる声を溢した。
彼女の目は深紅に染まり、肌は死人のように蒼白くなっていた。片眼は抉られたのか、そこには空洞しか無く。全身を余す事なく弾痕が覆っていて、今にも死んでしまいそうな姿の彼女に…左腕は付いていなかった。
嗚呼、なんて残酷なことを、してくれたんだ。
彼女はあんな姿になるまで、戦っていた。僕らが逃げる時間を稼ぐために自分を犠牲にして戦っていた。彼女はいたぶられたんだ。あの化け物共に散々痛め付けられて、あんな姿にされたんだ。
そうでなきゃ、あんな姿にされるハズが無い。
握る手から血が溢れるぐらい、僕は拳を強く握り締めていた。
「…時、雨?」
ボソッと、彼女が呟いた。
「…初月さん?」
「…村雨…白露…那智…足柄…蒼龍…」
彼女は一人一人、名前を口にする。
彼女達はこの
彼女と共に戦って、轟沈しているのだから。
そして、彼女は苦笑いを浮かべた。
「──ごめん、ね…」
「…ッ!」
それは雨だろうか。彼女の深紅の瞳から、涙が溢れているように見えた。
…貴女が謝る必要はない。あなたは上手く立ち回った。そう口にしたかった。でも僕の口は少しも動かなくて、声も震えた嗚咽しか出てこなくて。
「…ごめん、なさい…」
「…しぐ、れ…」
「ごめん、なさい…!」
あの時、一緒に戦えなくてごめんなさい。そう言いたいのに言葉は出てこなくて、その場に崩れ落ちてしまった。
「…夕立、ごめん…僕、戦えない…」
「…私も、分かるよ。でも…」
「うん…分かってる。」
涙を拭う。それを雨が塗り直す。冷たい水が全身の体温を奪っていく。
「…ごめんなさい、初月さん。」
「……時雨…?」
「いま、解放しますから…!」
彼女は、その場から消えた。
僕たちは結局彼女を解放出来なかった。
後日、崩壊した鎮守府を索敵していると死体が多数発見された。
それら全てが艦娘で、奇跡的に誰であるか認識できるほど原型が残っていた。
まるで
もし、神様が本当に居るのなら。
アンタ相当性格が悪いよ。
時雨ちゃんを曇らせ隊