『書籍化!』自分の事を主人公だと信じてやまない踏み台が、主人公を踏み台だと勘違いして、優勝してしまうお話です   作:流石ユユシタ

14 / 75
感想、高評価ありがとうございます!!
面白ければ感想と高評価よろしくお願いいたします。


第二章 本入団編
13話 月下アーサー


 真っ赤な水溜まりが出来ている。それはもう血の池とでも言えるのではないかとおもえるほどに大量の血が地面に迸っている。

 

 血、血、血、その真ん中で一人の少女が立っていた。眼が虚ろで絶望の血の海に膝を折る。

 

 血の海に波紋が広がって行く。彼女を中心にどんどんと広がって行く。それに引き寄せられるように何かが彼女に近寄って行く。

 

 

「か、え、して……」

「いた、い……」

「か、えして」

 

 

眼が消えてしまったとある二人の女性。心臓部に穴が開いた女性。血だらけの三人が金髪の少女に縋るように寄って行く。

 

気付けば、少女の周りには死体が数多存在していた。吐き気がする、めまいがする、耳を塞いで、眼を閉じて、ただ、ただ、ふさぎ込む。

 

殺した、殺した、殺した、殺して、奪って、彼女は生きている。真っ赤な自分の手、綺麗な体も血で染まり、生暖かい血が全身に染みこむような拒絶感を感じる。

 

耳を塞いで、眼を閉じても、心が覚えている悲鳴が己の中でこだまする。瞼の裏に縫われた血まみれの少女の姿が想起される。

 

 

「え、いゆうに、ならなきゃ……ワタシは、それまで、死ぬことも……」

 

 

呪いのように呟いて、己を保つ虚言のように呟いて、彼女は、アーサーは眼が覚めた。冷や汗で体が濡れて、悪夢を見た事で精神がやつれている。

 

「……」

 

 

円卓の騎士団の女性専用寮。その二階で彼女は眠気が消えた体を起こし、窓から自身を照らす月を見る。

 

彼女は月は嫌いではない。何だか、あの光に照らされていると自身も綺麗になるような気がするから。

 

ぼうっと、月を見上げる。ただ、只管に。眠気は湧いてこない。何も考えずにただ、見上げているまま時間が過ぎていく。

 

閉めきった窓を開けて、風を感じる。汗が少し乾いて、気分が落ち着いてくる。だが、それでも何だか、落ち着きは完全ではなかった。

 

彼女は寮を出た、風に当たりながら王都を歩きたかったから。ただの気分転換。少しでも悪い何かを思い出したくはなかった。もう少しで、仮入団が終わるらしい。だから、訓練もますます過酷になっている。

 

明日も訓練があり、その為には万全のコンディションで臨むことが求められる。睡眠をとらなくてはならない。だから、少しだけ外に出た。少し、体を使って気分も変われば眠れるはずであると彼女は考えていたからだ。

 

 

人が居ない。人の音がない。王都を歩いて、彼女は何だか、自分が一人のような気がしてしまった。

 

だが、それは当然のことであるとも割り切った。

 

 

行く当てもなくただ、歩いた。気付くと、自身の足がいつもの訓練場に向かっていると彼女は気付いた。荒野を歩く。誰も居ない、ただ風だけが……

 

 

――吹いていて。でも、誰かがそこに居た

 

 

雲によって、そこが隠れているからよく見えない。だけど、彼女はそこに近づいてしまった。風が吹いて、雲が動く。次第にそこが月によって明かりを帯びていく。

 

「フェイ……」

「……アーサーか」

 

そこには、フェイが居た。同じ隊の仲間と言っていいのか彼女には分からないが、それでも見知った仲である。

 

興味なさそうに彼女の声に反応し、こちらに目を向けることもなくただ、背中をこちらに見せている。

 

「どうして、ここに居るの?」

「……それを話す必要があるか?」

「なんとなく知りたいから聞いた」

「……訓練だ。今は少しだけ、呼吸を整えているがな」

 

 

いつものように感情を感じさせないフェイの言葉に自然と安心感を彼女は感じていた。互いに低い声のトーン。機械同士の会話に聞こえる者も居るだろう。

 

ただ、彼女はそれが気に入っている。

 

なぜだが分からないが、同じように物静かな感じが、異端な感じが気に入っているのだろう。

 

今も、気持ちが落ち着かなかったがどことなく、不思議と満たされているような気がしていた。

 

 

「フェイは……どうして、そんなに強いの?」

「……それは嫌味か?」

「……違う」

「……ふんッ、いつも俺を圧倒する貴様にそんなことを言われても嫌味にしか聞こえんがな」

「……嫌味じゃない」

 

 

 

フェイは不機嫌そうに鼻を鳴らし、彼女を見ずに低い言葉で強気の姿勢を見せる。フェイからすればいつも自身をこれでもかとボコボコにするアーサーにそんなことを言われれば嫌味に聞こえても仕方がない。

 

 

「ワタシは弱い……フェイの方がきっと強い……ワタシなんて、ズルだから……」

 

 

言葉がどんどんしぼんでいった。その言葉には嘘など無く、己を見つめてただ悲しくなったアーサーの本心。無機質で整っている顔が悲しく、萎れた花のように見るに堪えないものになっていく。

 

彼女は顔が整っているから余計に、その表情を見た者は同情心がわくだろう。何か優しい言葉をかけなくてはと思う事だろう。

 

だが、フェイから出た言葉はそれとは真逆とも言っていいものであった。

 

 

「……気に入らん」

 

 

その声は、夜に響いた。彼女の悲壮な言葉と裏腹に苛立ちが籠った言葉。

 

 

「え?」

「貴様は気に喰わん。俺達の部隊で最も強いお前がそんな言葉を吐くな。お前は強者なんだ。上でふんぞり返るくらいしたらどうだ」

「……でも」

「ふん、まぁいい。少し、付き合え」

 

 

 

そう言ってようやく彼女の方を彼は向いた。そして、予備の木剣を投げる。アーサーはそれを右手で受け取る。

 

「……別に良いけど」

「いつも通り、来い」

 

 

 

その言葉と共に最初にアーサーが動いた。右斜めからの斬り下ろし。それを読んでいたと言わんばかりに無表情でフェイが防ぐ。

 

 

だが、そこから更にアーサーの剣が加速する。淀みなく一定の間隔を置き徐々に速度を上げていく。ウォーミングアップを兼ねた剣。それを感じたフェイに再び怒りがわく。

 

フェイは元々体は温まり、筋肉もほぐれていた。疲れは溜まっているが、アーサーよりは調子が整っている。そのはずなのに、アーサーに押されているからだ。

 

 

いつものように、彼の剣が空を飛ぶ。

 

 

 

「っち、貴様の勝ちだ」

「……うん」

「言いたくはないが、圧倒的であった。俺とお前とでは天と地の差があるだろう」

「……」

「これでも、まだ弱いと言うつもりか」

「……ワタシは、それでも」

「戯けが……。勝者の貴様が己を弱いだと? ふざけるのも大概にしろ。貴様は俺に勝ち、トゥルーに勝ち、ボウランにも勝った。貴様に負けた俺達は何になる」

「……」

「本当にいけ好かない奴だ。お前のそれは謙虚ではない。ただ卑屈になって、他者を不快にしてるだけと知れ」

「……ごめん」

 

 

 

彼女は再び俯いた。

 

 

「……お前が辿ってきた道。それを否定するな。それはお前に関わった者達への侮辱だ」

「……」

「勝者は敗者の重荷を背負って先に進む義務がある。振り返り、同情をする暇があるなら先に進みふんぞり返っていろ」

 

 

初めて、フェイとアーサーが対立をした時かもしれない。フェイに言われてもアーサーの考えは変わらなかった。

 

 

フェイもそれを悟ったのか、それ以降何も言わなかった。それは当然のことで、誰しもが完全に分かり合うなんてことは不可能であるからかもしれない。

 

アーサーはフェイの事を自分と同じであると考えていた。だが、今対立をして、相違があると知って、それが僅かに変わった。だから、悲しくもなった。

 

 

それを埋めたくて、また一つ、また一つと、共通点を探したくなったのかもしれない。

 

 

 

「……ワタシ、は英雄に、ならなきゃ、いけないの」

「……」

「その為に戦っている」

「……」

「フェイはどうして、戦うの」

「……なぜか。そうだな。俺は……己が己であるため。ただ、俺はそうすべきであると思うからだ」

「……よくわかんない」

「……まぁ、お前と近い。英雄になる為と言っても間違いではない」

「そうなんだ。フェイは英雄になりたいんだ?」

「……そんな所だ」

「ワタシはなりたくない。でも、ならなきゃいけないの」

「……良く分からん奴だな。貴様は」

 

 

(……ワタシとフェイは違う。ワタシは英雄になりたくないけど、目指して。彼は英雄になりたくて、目指して。きっと彼は本物の器)

 

 

(でも……多分。私がならないといけない……魔術の適性。剣術、全てが……偽物の継ぎ接ぎだけど)

 

 

(……英雄、アーサー……か……)

 

 

 

彼女は英雄を目指している。目指さなくてはならない。アーサーと言う少女に課せられた重みは他の聖騎士とは比べ物にならない。その重みに彼女はいつも潰れそうになる。

 

普通に、ただの村娘として生きられたのであればと彼女は願った。だが……運命がそれを許さない。その重荷から逃げることはきっと……

 

 

「だが、安心しろ。お前が英雄になることはない」

「――え」

 

 

それは彼女にとって驚愕であって、救いの声に聞こえた。それを誰かに言って貰えたくてどれほど、悶えていたか。だが、それを言われても、意味はない。

 

自分が、この重みを背負う自分が、それをしなければと。呪いのような強迫観念に彼女は苛まれた。

 

 

「何故なら、それになるのは俺だ。俺がその座をとり、頂点に立つ。トゥルーや貴様を倒し、先に進む」

「……フェイは強いけど……その……」

 

 

 

精神的には言わずもがな。だが、魔術適正や剣術、星元操作。それらを加味すると、フェイと言う少年は自分を超えるなど……とアーサーは正直にそう思った。

 

 

如何に彼でも自分を超えて英雄にはなれない。精神だけで自分を超えて重荷を消すなど出来るはずがない。それは落胆であった。

 

悲しみが支配し、彼女は気が落ちる。だが、それを鼻で笑い眼の前の存在は言葉を続ける。

 

 

「やはり貴様は気に入らんな。だが、俺がお前を倒し、勝者となる。そして、敗者のお前の全てを背負って、俺は先に進む」

「――ッ」

「なんだ? その顔は」

「本当に、背負ってくれるの?」

「……なぜそこに反応をするのか知らんが……そうだな。それが勝者の義務だ。敗者の悔しさ、後悔、それを背負い最後の最後まで諦めずに戦う。それが俺の魂に刻まれている勝者の概念だ」

「……」

「今はそこでふんぞり返っていろ。いずれ、お前を倒し、全てを貰い受けよう。そして、俺は……」

 

 

彼は遠くを見ていた。只管に。アーサーなんて存在よりも、もっと大きい存在。憧憬に焦がれた無垢な少年のように、ただ、そこを見ていた。

 

 

 

「話が過ぎたな。俺は訓練に戻る」

「まだ寝ないの?」

「貴様に勝つには、この程度は成しえないとならんのでな」

「……さっきの、倒すって本当に期待していい?」

「あぁ、俺は約束は守る。だから、勝手に期待していろ」

 

 

こちらを見ずにフェイはそう言った、彼からすれば大した事ではないのだろう。それは彼が今まで生きてきた中での当然の信条であったのだから。

 

だから、それに一々恩着せがましく反応はしない。だが、アーサーにとってはそれは……

 

再び、剣を彼は振った。アーサーの方を見ずに再び、背中を向けていた。

 

 

「ねぇ」

「……なんだ? 邪魔だからさっさと――」

 

フェイがそう言って不機嫌そうに振り返る。その時、アーサーは自然とその言葉が出ていた。その言葉を彼は求めていないだろうというのは分かっていた。

 

だが、言った。

 

 

「ありがとう」

 

 

その時、アーサーは初めて笑顔を見せた。それは万物を魅了するような笑み。愛しく、美しく、ガラス細工のように儚げで、それをきっと見た異性がいるのであれば一瞬で魅了をされてしまうような。そんな、笑顔。

 

だが、彼はそうかと適当に手を振って、剣を振る。

 

「ねぇ」

「なんだ? 早く帰れ」

「ワタシ、もう少し付き合う」

「なに?」

「だって、ワタシを倒してくれるんでしょ? だったら、ワタシの剣。もっと見て欲しくって」

「……妙な奴だ。倒してもらうために剣を交えるとは。だが、良いだろう」

 

 

そう言ってフェイが再び、アーサーの方を向く。互いに剣を構える。アーサーの顔も既に機械のようになっていた。

 

そして、二人は剣を交える。

 

結果は言うまでもない。アーサーの圧勝だ。フェイはコテンパンにされた。だが、僅かに救われたのはアーサーであった。

 

 

■◆

 

 

 

 

 夜に風に吹かれて体温を調節している。先生が夜遅くなったので帰り、それでも俺は剣を振る。

 

 努力、努力。努力。

 

 先生曰く、かなり良い感じで成長をしているとのこと。当り前です、主人公ですから。

 

 風に吹かれていると、アーサーが来た……どうしたの?

 

 え? 何でここに居るかって訓練だけど。お前たちに勝つためにな!! トゥルーとアーサーにはマジで勝てん。

 先生はいずれ勝てるとは言うが、それでもなぁ。少しでも早く勝ちたい。ダサいから言わないけど。

 

 まぁ、努力系主人公と言う理由もあるけど、どちらにしろ言えん。

 

 

「フェイは……どうして、そんなに強いの?」

 

 

 本当に偶にコイツって煽っているのか、何なのか分からないが、結構エグイ事言うよな。東大医学部なのに、ニートに向かってどうしてそんなに頭良いの? って聞く感じではないだろうか。

 

 俺、お前にトータル860戦、860敗してるんだぜ?

 

 まぁ、なんか、落ち込んでるみたいだけど、体動かせば元気になるんじゃない? 剣を渡して、負ける。いや、改めてなんでこんな強い癖に弱いとか言うんだ?

 

 

 

「……お前が辿ってきた道。それを否定するな。お前に関わった者達へのそれは侮辱だ」

「……」

「勝者は敗者の重荷を背負って先に進む義務がある。振り返り、同情をする暇があるなら先に進みふんぞり返っていろ」

 

 

 結構良い事言ったつもりなんだが、あんまり響いてない? あれ。おかしいな。マジで手ごたえを感じたんだけど……。あれ? おかしいな。

 

 英雄になりたい? へぇー、まぁ、俺も似たような感じか? 主人公として生きていきたい。結果は英雄みたいな感じだし、主人公はそもそも英雄だし。

 

「ワタシはなりたくない。でも、ならなきゃいけないの」

「……良く分からん奴だな。貴様は」

 

 ど、どっちなんだ? なりたいのか、なりたくないのか……う、うん。でもまぁ、最終的には俺が英雄になるから気にしなくていいぞ?

 

 

 

「俺がお前を倒し、勝者となる。そして、敗者のお前の全てを背負って、俺は先に進む」

 

 まぁ、これって普通だよね。スポーツ漫画とか読んでてもこういうセリフ良く出てきたし。パロって言っておこう。と言うかこれは割と普通だしな。

 

 

「――ッ」

「なんだ? その顔は」

「本当に、背負ってくれるの?」

 

 ん? そんなに反応する? さっきの方が結構良い事言ってたんだけど……アーサーのツボは分からんな。

 

「……なぜそこに反応をするのか知らんが……そうだな。それが勝者の義務だ。敗者の悔しさ、後悔、それを背負い最後の最後まで諦めずに戦う。それが俺の魂に刻まれている勝者の概念だ」

「……」

 

 

 あれ? なんだが真面目に聞いてる。ここで畳みかけて滅茶苦茶良い事言ってやろうじゃないか!!

 

 

「今はそこでふんぞり返っていろ。いずれ、お前を倒し、全てを貰い受けよう。そして、俺は……」

 

 え、えっと、う、うーん。ちょっと、俺も何言ってんだが分からない感じがして来たぞ。気まずいから、遠くを見て話は終わりだみたいな感じ出しておこう。

 

「話が過ぎたな。俺は訓練に戻る」

 

 あー、続きの言葉が思いつかねぇ。あらかじめ考えておいた方が良いかな? やっぱり名言が多い主人公はカッコいいからな。よくもまぁ、スラスラとでるよね。

 

 と言うか、ちょっとセリフ纏まらなくて気まずいからアーサー帰ってくれない?

 

 いや、まだ居るんか?

 

「ありがとう」

 

 

 ……おー、可愛い。もしかして……アーサーってヒロインなのかな。顔はかなり、スタイルも良いし、ワンチャンあるかも。ライバル系のヒロインみたいな。

 

「ねぇ」

「なんだ? 早く帰れ」

「ワタシ、もう少し付き合う」

「なに?」

「だって、ワタシを倒してくれるんでしょ? だったら、ワタシの剣。もっと見て欲しくって」

「……妙な奴だ。倒してもらうために剣を交えるとは。だが、良いだろう」

 

 まぁ、手伝ってくれるなら別にいいけどさ。ヒロインかどうか、もうちょっと間近で感じて考えたいし……

 

 

……

 

 

……

 

 

……

 

 

いや、こいつヒロインちゃうわ。ジャイアントパンダやな

 

 

顔可愛いし、スタイル良いけど、マジで強すぎだろ。さっきより、剣の勢い強いしなに? 機嫌良いの?

 

マジで力強いし、速いし。これはヒロインっぽくないな。やっぱり主人公である俺の直感力を信じていかないと。ビビってきたのはマリアだよなぁ。やっぱり。

 

でも、アーサーは多分違うな。ジャイアントパンダみたいに見た目は良いけど、狂暴、強いし……俺の直感力、主人公補正的な物を考えると……

 

これはジャイアントパンダ系ライバル枠ですね。間違いない。

 

見た目は良いけど、中身狂暴なライバルキャラみたいなもんだ。

 

美女で笑顔可愛いからって全員がヒロインって訳じゃないんだな……当たり前だけど、アーサーを見て強く感じた。

 

つまり、アーサーは

 

ジャイアントパンダ系ライバル枠だな。俺の直感力が新たなライバル枠を作り上げてしまったぜ。

 

流石主人公、万に通じるとはまさにこのこと。

 

アーサーは、ジャイアントパンダ系ライバル枠として、これからも宜しくしていこう。




https://kakuyomu.jp/works/16816700427392241098

カクヨム様でも連載をしているので、お手数ですが、応援できる方はよろしくお願いいたします。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。