ー逃げろ逃げろっ!
もっと早く足を動かせ!
もっと早く頭を回せ!
光溢れる繁華街から少し裏に入っただけで、繁華街からの零れる光と月のみに照らされるだけの路地を私は走る。
追っ手は二人か三人、今までに比べれば楽すぎる方だが…
「あぁもう!
しつこいなぁ!」
右へ左へと振り切っても振り切ってもしつこくついてくる追っ手に苛立ちを覚える。
獰猛で腹を空かせた猟犬に追われているような気持ちだ。
ーそうなると、さしずめ私は獲物ってことか。
やや自傷気味に思えるのは、ついぞ目的地の目の前にたどり着いたからだ。
廃校した小学校だ。
開校し数年で直ぐに廃校した私立の小学校。
廃校した理由については様々な理由や噂が立ち、流れているが事実はある。
それは開校者と小学生全員が…
ーいまは関係ない!
無駄を省け!
頭を振り、無駄な思考を捨てる。
起きた事実が事実なだけに誰も近寄らなくなっている小学校の校門を軽く飛び越え校庭を駆ける。
追っ手も一瞬の躊躇の後に校門を飛び越えた。
開け放たれている窓を潜り抜け校舎に入り込むと、一目散に屋上を目指す。
足音を忍ばせているためか、流石に追っ手も私の姿を見失ってきている。
私はそこで最後の踊り場から屋上への階段を大きく音を立てて登り、屋上へ続く扉を開け放った。
扉が開くと同時に吹き込む冷たい夜風と、夜風に吹かれ踊る前髪に目を細めながらも、手ごろなフェンスに駆け寄る。
腰にかけていたポーチを開き、中から長いロープを取り出し、素早く端を結びつける。
そしてその反対側の端を腰に結ぶと、フェンスを越えた。
ロープを握り校舎の壁に足をかけて少し飛びながらロープを緩めながら下へ降りる。
ーやば、着地地点の確認して無かった。
着地地点が花壇であったり池であったり、または追ってが待っていたとなると厄介がかさむため確認は重要なのだが…
ー集中が鈍ってたか!
自身を叱り付け目下を確認する。
「なっ…に、あれ…」
着地地点は普通の校庭の一角だった。
しかし、そんなこと私は気にもしないー否、気にも出来なかった。
薄暗く、手入れのされていないためあれた校庭に紅い光が灯っている。
視線が外せない。
ー……っ!?
足元に感覚が無い。
咄嗟に外せていなかった視線を足元に向ける。
そこは窓で、そして何故か開いていて、そしてその先に見えるはずの廊下は黒に塗りつぶされていて、そして私はその黒に飲み込まれて…
ーーー
はっと意識が覚める。
周りを見聞きし認知する前に脳が命じる。
ー逃げろ!
しかし問う。
ー何から?
答の見出せぬ問いに悶々としたメビウスの帯が生まれるが、その帯は耳に入る声に断ち切られた。
「あ、居たぁ!」
高い少年の声、私はその声のする方に向き、やっとそこで周りを見聞きし認知した。
声の主は声に沿った少年。
そして彼が走るのは明るい廊下、窓から吹き抜けるのは夏特有のぬるい風。
先程の問いに答えが生み出された。
ーそうだ逃げなきゃ、鬼から。
私はその答えに従い、小さい歩幅ながらも、声の主から逃げ出した。
と、ここで目が覚めた(笑)
詰まる所夢ですこれ(笑)
なので終わりが無いわけです。
何故わざわざ書いたのか。
それはまぁ、この先はこれを読んだ方達に書いてもらいたいなと思ったからです。
そのために'私'の解説や詳しい描写を避けて書いてみました。
素材としては面白いと思うのですがどうですかね?
書いてやろうじゃないか!
と、言う方は是非お願いします。
ちなみに書いてくださったらコメントくださると幸いです。
読みたいですから(笑)
ち、因みに久しぶり過ぎて書き方を忘れたギアスからの逃避ではないですからね!
ではどなたか聞いてくださるのを期待してます。