私は……ようやく役目を終えられるのか……。
あとは任せたぞ…ジョルノ……。どうかディアボロを…倒してくれ…。
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拝啓 承太郎、ジョースターさん、ジョルノ達
承太郎、無事に矢を全て見つける事は出来ただろうか。ジョルノの持っているモノと合わせて揃っていることを願っている。
ジョースターさん、DIOの件の時点でも70程だったのに10年以上も経ってれば流石のあんたも衰えるか?恐らく先に逝っちまったが長生きしろよ。
ジョルノ、ジョースターの血の歴史を聞く限り、あそこで入れ替わったブチャラティがチャリオッツレクイエムを破壊したことで矢はきっとジョルノに行ったことだろう。その力で、ディアボロを打ち破っていると信じている。
俺は今ーー
「ねぇ、騎士さんはどうしてあたしに憑いてるの?」
小学生くらいの日本の少女のスタンドになっている…。しかも、私自身がかつての自らのスタンド、シルバーチャリオッツの姿を取る形で。
「どうして君に憑いてるかと訊かれれば、恐らく私の魂の大元から分離したこの欠片が君が生まれる時に混ざったからだと判断するしか無いだろうな。何故君なのかと訊かれても判らないがね。」
3割ほど嘘だ。この少女の名前が「あじみ・ポルナレフ」である点、この少女が日本人とフランス人のハーフであり、私が承太郎や花京院という日本人と縁があった点からこの少女になったのだろう。それ等の要素から、チャリオッツレクイエムの魂を入れ替える能力が最後の力を使って自らを支える核となる私を並行世界に送り込み、この少女についたのだろう。
「じゃあ、どうして騎士さんはあたしに混ざる目に遭ったの?いずれって言葉はもう何度も聞いた。でも、あたしだってもうすぐ中学生なんだ。しっかりと話を聴ける年齢になったし、あたしに自我が芽生える前から貴方には世話して貰ったらしいし、感謝してる。どんな荒唐無稽な話であっても真実と受け止めるわ。スタンドなんて存在、この世界じゃ噂すらも存在しない。なのに、こうやってあたしにしか見えない貴方がいて、貴方が傷つけばあたしも傷つくんだもん。それに、さっきの何故あたしなのかも検討はついているのでしょう?それも訊かせてもらうわよ。」
…全く、女性は本当に感が鋭い。それに、たしかにそろそろ言っても理解できる年齢だろう。幸い、明日は休日で両親は会社に寝泊まりすると連絡があった。
「…一晩掛かっても終わるか判らないからな。コーヒーでも淹れておきなさい。」
「! わかった!絶対だからね!!!」
そう言って彼女は部屋を飛び出す。私も引っ張られて部屋から出る。そんなに聞きたかったのか…
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結局、私が知っていることを全て語るのに朝まで掛かってしまった。
ジョースターさんの祖父、ジョナサン・ジョースターとディオ・ブランドーの因縁。
ジョースターさん、ジョセフ・ジョースターと石仮面を開発した柱の男達との激闘。
ジョセフ・ジョースターの孫、空条承太郎を筆頭とした我々の50日間に及ぶDIOとの因縁の決着の旅路。
そして、DIOの息子 ジョルノ・ジョバーナと仲間たちによるヨーロッパ最大の犯罪組織のボス、ディアボロへの叛逆とその時の私の状態。
覚えている限りのことに加え、何故少女なのかの考察も語った。言ってないのは正義の件くらいだろう。
「…騎士さん。いや、ポルナレフさん。語ってくれてありがとう。そして、辛いことまで語らせてごめんなさい。」
「いや、気にしなくていい。全て前世の出来事だからな。辛いことだけじゃなく、承太郎達との50日間の様な楽しかった思い出も思い返せたからな。それからポルナレフさんはやめてくれ。君達の姓と被っているし、何より今の私は君のスタンドだ。今まで通り騎士さんでも構わないし、シルバーチャリオッツ、チャリオッツ、と呼んでくれても構わない。」
「………わかった。今まで通り騎士さんと呼ばせて貰うわ。…それにしても、騎士さんって絵が上手いのね。話に出てくる人の顔が見えるから聞きやすかったわ」
私は少女がイメージしやすい様に紙を用意してチャリオッツの剣で私の知る限りの人の顔を切り込みながら話をしていた。
「それなら良かった。あれは話した通り私が10年間修行して得たスタンドのスピードと精密動作性の賜物だな。あれがチャリオッツの真の実力だ。まだ上があるかも知れない。君も、修行すれば同じように操作できるようになるだろう。」
「あんな芸当があたしにも?…騎士さん、あたしに修行をつけて。ジョルノさんの様な経緯はなくても、あたしにも夢があるの。…個性が出なくて、当時悪霊だと思っていた貴方に助けて貰った。自分の個性が無いからヒーローになれないと思ってた。でも、そのシルバーチャリオッツがあたしのスタンドで、そしてそんな綺麗で無駄のない剣捌きが出来るなら、…ヒーローになれる。ヒーローになりたい。だから、教えて下さい。」
そう言って少女が頭を下げた。まだ書かれていないようだが(メメタァ)、どうやらこの世界には"個性"という世界人口の8割の人がスタンドのような超能力を持っている世界らしい。
また、この世界ではジョースター家も、パッショーネも存在しないらしい。空条家は確認したが純粋な日本人であるようだし、DIOに至っては元のブランドー家が市民のため記録がなく、調べようがないが、恐らく石仮面のない、ジョースター家もいないこの世界ではもういないだろう。
「…頭を上げてくれ。今の私は君のスタンドだ。幾らでも聞くとも。だが、その場合先程の発言を撤回しなければならないな」
少女が頭にハテナマークを浮かべている。どこを撤回するのか判らないのだろう。
「私の呼び方に関してだ。こうなる事も予想して君の個性の名前も「銀の戦車」にしているだろう?だから、いつでもそう呼べるようにしておかなければならない。普段はチャリオッツ、特段気合を込める時にはシルバーチャリオッツと言うようにした方がいいだろう。」
「そう言うことね。確かに、個性と違う呼び方じゃ不自然だものね。わかったわ、騎士さ…チャリオッツ。それから、いい加減私のことも名前で呼んで。ポルナレフだと貴方のことにもなるしお父さんとお母さんのことにもなるからあじみって。」
そういえば、承太郎には娘が出来たと言っていたな。名を確か…ジョリーンと言ったか。私にも娘が居たらこんな感じだったのかね?まあ、何はともあれ、
「わかったよ、あじみ。それじゃあ先ずはーー」
此処が、あじみ・ポルナレフの英雄譚の始まりだ---
独自解釈①:レクイエムとはいえ、元となったシルバー・チャリオッツに本体が必要なスタンドなのでポルナレフの魂の欠片がブチャラティが破壊した核ではなく、あの影の体の中にスタンド維持の為の核として取り込まれていてもおかしくないと考えてます。
独自解釈②:完全に支配下に置いたチャリオッツレクイエムの能力は「魂の操作」だと考えます。理由としては支配下に置けないのに無差別に能力を発動してあんな事になっているなら支配下に置ければ対象を絞れるので魂により干渉することが出来そうと思ったからです。
そうなった際の能力予想?能力設定としては、ゴールド・E・レクイエムが自動で攻撃無効化してるから相手の魂の操作によってこちらも自動で攻撃が当たらない様にしてそう。また、剣で相手を切ってスタンドを切り離したりそれを制御下に置けるとかも良いかも。強すぎ?でも真実に到達させない能力と張り合うにはこのくらいやらなくちゃ…
『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 〜2人の英雄〜』編、読みたいですか? (2作目以降の映画は自分は他の方の小説でも見たことが無く、時系列が曖昧なのでまたその内調べ、適宜アンケート取ります)
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