いずれプロフィール作りますが、中3・高1のあじみは身長175cm、銀髪を高めのポニーテールにしています。想像する際の補完にご利用ください。
中学校に入る前から、あたしとチャリオッツの修行は始まった。
まず、騎士さん(スタンドとJ.P.ポルナレフさんとの区別のため内心ではそう呼んでる)に対してテレパシーのようなモノを通じさせる練習をした。曰く「具体的な事は口に出したら相手に聞こえるのは自明だろう?だからスタンド使いは誰もが意思でスタンドを操っていた」だって。まあ、そこは納得出来るよ。でもさ?この世界にはスタンドが存在しないからって騎士さんだけ普通に喋れるの狡くない?内心で考えることと心の中で話しかけるのを分けるってちょっとコツがいるのにあっちは…って思ったら向こうからも言葉を発さずに直接言葉が響いてきた。出来るんですかそうですか…。
スタンドの修行として、主に精密動作性の訓練を中心に行った。向こうの世界と違って、スタンドで人を殺す必要が、ヒーローなら尚更無いし相手に攻撃して誤って致命傷を与えないようにする措置らしい。でも多分、あたしに人殺しになってほしく無いんだろうなぁ。スピードも鍛えて、騎士さんの経験上普通の拳銃の弾なら弾けるくらいにはなったらしい。本当は自分の目で銃口を見て大雑把な弾道予測みたいなことをしたりもするらしいけど、スタンドの移動に関しては騎士さんが取り敢えず担当してくれてるらしい。将来的には緊急時以外は全て任せたいとのことだ。頑張らねば。
そういった修業を始めて早3年。明日から雄英高校の入試が始まる。
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「いよいよ明日が実技な訳だが…座学は済まないな。これでも勉強してはいたのだが、フランスと日本の違いがあるのに加え、いかんせん法律と歴史が力になれない。」
「気にしないで騎士さん。それもう何度も聞いた。個性が無い世界だからどうしてもズレる所はあるし、それでも十分勉強面で力を借りた。スタンドの修行して貰ってる上でだもの。あたしからの感謝の必要はあっても騎士さんからの謝罪の必要は全く無いわ。」
ああ言っているけど、実際に勉強面でも大いに助けられた。今日が座学の試験だった訳だけど、苦手な物理学とか英語はなんとか合格点に入れそうだったし他の科目もなんとかなりそうだ。
ちなみに受験番号は7番。大アルカナで戦車の暗示らしい。私にとって最高の験担ぎだ。
そうそう、3年経って、更に精神が成長した為か、緊急時と平常時の切り替えで失敗をしなくなり、普段は騎士さんと呼んでも問題なくなったから1人きりの時は呼んでいる。
「それに明日の方が正直気が楽。過去の統計から見て、なんらかと戦闘するのは間違いないだろうから、シルバーチャリオッツに切ってもらえれば問題は無いはず。」
「わかっていると思うが、私からは今回は補助もしない。自分の力だけでチャリオッツを操り、合格を目指してくれ。」
「もちろん!」
さて、万全を期して早めに寝ますかね。
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「受験生のリスナー!実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ!!アーユーレディ!?」
うるさっ。概要を説明してくれるのはプロヒーローのプレゼント・マイク。いやそれにしてもうるさい。
『プリントを見る限り、ただ機械を壊していれば合格できるヌルい試験のようだな。』
『それは言わないであげて。大体の受験者は自分の身体で個性を使う必要があるから相当辛いんだと思うよ。その点、スタンドは思うだけでいいから楽なのは確かだけど。』
『スタンドがなければ無個性のはずのあじみですら私の世界の人間より身体能力が高いのだがな。』
『どうしてだろうね?』
『簡単に説明すると、基本となる人体に+αされた仕組みが個性で、その+αが個性因子というらしい。ここからが完全に根拠のない、私の考察だが、恐らく無個性の人間にもその+αを受け入れる様なDNAに変化しているのだろう。そこに胎児のうちに親の個性因子が入るかどうかによって個性があるかないか決まっているのではないか?受け入れられるように変化したことで身体能力が向上しやすいという副産物をもたらしている可能性が考えられるな。』
『つまり、無個性の人間でも個性を渡せるような個性を使われて受け取ったら個性が使えるようになるって解釈でいい?』
『その解釈で問題ない。さて、雑談はここまでにしよう。説明に加えて最後まで資料を読まない奴の質問がそろそろ終わる』
「物見遊山のつもりなら即刻雄英から去りたまえ!!」
うわぁ。緊張でクセが出ることもあるだろうに、わざわざ言う必要ある?っていうか、まだ四種目のロボの説明してないのね…。
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説明が終わり私はまず、先程指摘された縮毛の男の子のとこへ向かった。
「あの〜。」
「は!はいっ!!な、ななな、なんでひょう!!?」
「さっき指摘されてたことだけど、あんな緊張感のある場所じゃついクセが出てもしょうがないですよね〜。実力で勝ち取ればいいのにああやって気が散るなんて言い訳して蹴落とす様な他人の戯言なんて気にしない方が「そこの銀髪の女子!」いい…ってさっきの…受験番号7111君だっけ?なに?」
「君が俺の名誉毀損をしていたから声をかけたまでだ!!即刻今の発言を取り消したまえ!」
「イヤに決ってるでしょ?どうしてヒーローになりたいって奴が気が散るなんて身勝手な理由で他人を蹴落としてる事実を撤回する必要があるの?」
「ッ…!」
「それに、貴方の質問である四台目のヴィランについても写真だけじゃなくちゃんと下の方に書いてあるし0Pとも表記されてる。まともに資料も読まずに話だけ聞いて質問って、ここは中「ストップだぜ3人とも!!」がっこ、…プレゼント・マイク」
「よく見ればさっきのお便りくれたリスナーと注目を集めたリスナーじゃねぇか。その2人なら分かるが、受験番号7番ちゃん、君は?」
「はい。まず、あたしはあのような緊張感のある場では普段のクセが無意識に出てしまってもしょうがないと考えています。そのクセによって周りの気が散るのなら直していった方が良いとは思いますが、ヒーローを目指す者が気が散るなどという自分本位な理由で周りを蹴落とすという状況が遺憾であるために、その矛先であった彼を励まそうと話していたところに7111さんが割って入って来ました。」
「なるほどなぁ。 残りのリスナー2人!今の7番ちゃんの話は事実って事でOK?これは正直に答えても試験には何も影響しないから気楽に答えな!」
「は、はいっ!僕に言ってくれた内容と違いはありませんでしたっ」「…事実として間違いはありません。ですが僕は!」
「怒んな怒んな。俺としちゃあ事実と理由が確認出来ればいいんだよ。こう言った場面を見たら3人とも即座に不合格にするくらいの合理主義者をなんとかするための事実確認だからよ。ほら、移動用のバスに遅れない様に行った行った!3人とも頑張れよ!!」
「はっ「「はい!!」」」
プレゼント・マイクがそう言って去って行った。その後、7111君もあたしを睨んで去って行った。
とりあえず、
「なんかごめんね?励まそうとしたらこんなことになっちゃって。」
「い、いえ!!大丈夫です!」
「それじゃあ、あたしもそろそろ行くけど、後1つだけ。誰かを探してるみたいだけど、その子だって緊張してるだろうし、精神統一してるかも知れないから話しかけるのは試験が終わった後の方がいいと思うわ。あとはお互い頑張りましょう。」
そう言って私は彼の返事も聞かずにサッと指定されたバスへ乗り込みに行く。
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出久視点
「あとはお互い頑張りましょう。」
そう言って彼女は返事も聞かずに行ってしまった。オールマイトに見定められて10ヶ月経った現在、その期待に裏切らない様にと必死でクセが出ていることに気がつかなかった僕が悪い。
「励ましてくれたあの人のためにも頑張らないと…」
そういえばなぜなのか分からないけど、彼女は他の人たちと違って自然体だったな…。まるで合格して当然と思っている様な、そんな自信を感じられた。
…そういえば彼女の名前聞いてなかった!!
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『よくあそこまで言ったな。』
今まで静観してた騎士さんが話しかけてくる。
『どこか問題あった?正直、その人個人の信念とか正義を他の人にも当て嵌めて強要するの好きじゃないのよね。』
『問題は無いとも。人に限らず、生物とのコミュニケーションは会話の他に信念を尊重したり相手に敬意を持って関係を持つことが重要だと私は思うからな。だが、あのふくらはぎの形状から推測する個性の方向性、顔の形などを考えると今大人気のヒーロー、インゲニウムの弟だろうからお前と一緒に入学を決めるだろう。その際の人間関係を考えると少し面倒になるだろうというだけだ。』
そんな良いとこのボンボンだったのか彼。
『これまで貴方以外の人と仲良くしたことないんだし、今更あたしを憎む人が増えても変わらないわ。それよりも、あたしの合格を疑って無いのね。』
『それは当然だろう。スタンド使いの強くなるコツの1つに"出来て当然と思うこと"というものがある。シルバーチャリオッツに切れない存在は無い、そう断言できる事がいずれ本当になるものだ。それに、周りの生徒を見ていても強いとか厄介だと感じる人物が殆どいない。このバスに乗り込む人間でもあのロングボブで目が椎茸の様な少女と、髪の毛以外の全身が真っ黒の少年だろうな。あとあじみは高校生、いや、同じヒーロー志望者と生活する訳だから生涯付き合いのある人間がここにはいるはずだ。最低でも3人以上とは縁を持ちなさい。』
『どうしてその2人が強いと感じるの?あと、交友関係については流石にあたしもまずいと思ってるからなんとかする。』
『交友関係に危機感があるなら良い。あの2人についてだが、まず、この世界ではどうやら名前と個性もしくは身体がリンクする傾向が非常に高いらしい。文字通り"名が体を表す"わけだな。あじみの名も銀の元素記号のAgと紐付いているのだろう。他の人と同様、意図せずな。そして、個性がある人で身体に目立った特徴がない人間はコスチュームなりでそれらをアピールする傾向もまあまあある。あの2人、まずロングボブの方だな。彼女は髪の形がキノコっぽいし先程見えた目も椎茸の様だった。更に緊張なのか、ジャージの足元の裾裏にキノコの様なものが確認できている事からキノコ、又は菌糸類に関係する個性の可能性が高い。ロングボブについてはいいか?』
『う、うん…。この世界では名が体を表す傾向が非常に高いというのはよくわかったわ。確かにキノコの胞子を蒔くタイプだったらシルバーチャリオッツじゃあ胞子を避けるために空気を切り続ける必要があるから厄介そうね。それにしてもそんなに見てるなんてあんな子がタイプなの?』
『バカを言え。こちらでの生活も含めてもう50歳を越えている私にとって、私の娘の様な年齢のあじみと同年齢の少女など、皆庇護対象としか見れんよ。人に恋しないししても叶わない身だ。すでに人ではなくあじみのスタンドだからな。色恋にうつつを抜かすよりはスタンドとしてあじみの剣となるのが最優先だ。』
…軽いジョークだったのに思った以上に重く返された。なんかごめん。そしてありがとう。末永くよろしく。
『さて、あの黒色の少年だったな。あれはさっきより分かりやすい。黒で思い浮かぶモノは影とか夜だ。そう言ったものに入り込めるスタンドの話は覚えているな?』
『えっと……確かパッショーネの入団試験官のポルポって人のスタンドだっけ?』
『そうだ。アレは影の中でのみ活動できてパワーやステータスが圧倒的に高い上にスタンドのダメージが本体へいかないが自動操縦で小回りが効かないタイプのスタンドだ。そう言ったタイプの影や夜に潜れる個性又は、物の影などを操作できる個性だろうな。死角を突かれやすいタイプだろうから先程のキノコ少女とは別の意味で常時警戒が必要だな。さて、その2人の話や縁を持とうという話は置いておいて、そろそろ到着だそうだ。頑張りなさい。』
おっと、もう到着か。こう言った話が楽しいし分かりやすいから騎士さんとばっかり話しちゃうんだよなー。
さて、気合入れて、刻みますか!!
独自解釈③:あの世界の人達がやけに身体能力が高い理由を、個性を受け入れる為に変化したDNAの副産物と考えました。
次回はロボ戦の予定です。
『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 〜2人の英雄〜』編、読みたいですか? (2作目以降の映画は自分は他の方の小説でも見たことが無く、時系列が曖昧なのでまたその内調べ、適宜アンケート取ります)
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