ゲーム版BWのゲーチスに成り代わり!?   作:セッル@ポケモン熱発生中!

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いくら、性別がナチュラル変更されても、元は同じなわけでして……
顔は似てますよね…。


チェレン先生の勘違い

チェレン先生side

「えっ?……ちょっと待って下さい。…本気で言っているのですか?」

 

とある日、ジムリーダーとして警察から電話があった。警察が言うには、

 

ブラックシティで栄養失調気味の女性を保護した。

その女性には親がいない。なので苗字がない。

 

ここまでなら、まだ分かる。だけどジュンサーさん曰く、

その女性は『ポケモンを架空の存在だと思っていた』と言い、実際、ポケモンセンターにいた【ラッキー】と【タブンネ】に異常なはしゃぎ方をしていた。

と言った。

 

実際、警察署にある監視カメラとポケモンセンターの監視カメラを見ても、あの反応は嘘ではないと、嫌なことにゲーチスやNとの関わりでわかってしまった。

 

「それで…、ジュンサーさん、僕にどうしろと?流石に引き取りは出来ませんよ。」

 

『ええ、分かっているわ。それに彼女を養子に迎えたいと言う親族がいるの。恐らくそのまま引き取られると思うけど、問題は、彼女が何処で生活していたのかが判明しない事なの。』

 

どんな場所に住んでいても、ポケモンがいない場所なんて、かなり限られている。

なのに、彼女はブラックシティの病院に診察していた。人間社会での常識はある。つまり、人と生活していた証拠。

なのに、ポケモンに関する知識がない。

つまり、《意図的にポケモンに関する情報とポケモンを見る機会を奪われていた》という事…。

 

「アスター…、人間しかいない世界で生きてきた人…か。」

 

 

Nとは真逆の環境下だな。

 

 

 

そう思いながらも、遂に彼女はやって来た。

 

「チェレン先生はいらっしゃいますか?」

「はい、君がアスターだね。事情も聞いている。自分のペースでポケモンと仲良くなってくれ。」

「はい!」

 

黒髪に赤い目、医師の診断書から分かるように先天性の右手左足の中等度麻痺。右眼は病気で失明していると言った、ポンチョとロングスカートに失明している右眼を隠す眼帯をした彼女は、

 

「はじめまして、ブラックシティから来ましたアスターです。この通り体が不自由なため学校は初めてです。トレーナーになる事はありませんが、皆さまどうか宜しくお願いします。」

 

「大きい…!」

「美人!」

「お姉さんだ!」

いくら成人を迎える前とはいえ、9歳も10歳も対して変わらない。“本物の大人”が頭を下げて挨拶するなんて機会、滅多にないだろう。興奮冷めやらぬ生徒たちの質問責めにも狼狽えながらもしっかりと答えていた。

 

「なんでもあるけど、何もない所…かな?あんまりお勧めはしないね。」

「ええ、アスターは花の名前なの。星の形をしているからそう呼ばれているって。」

「確かに苗字は正確にはあるけど、それを苗字だとは思えないだよね。だから、名前で呼んで欲しいな。」

 

ここで分かったのは、彼女は大人数と集団で生活していたということ。

人見知りも少しあるけど、コミュニケーション自体には問題ない。Nの方が酷かった。

Nと違い、人との接触には何一つ問題はなかった。

 

 

問題といえば…、彼女が通うようになって一週間も経って分かった。

 

 

「ムーランド出てきて。」

ムー!

「これが、“本物”のムーランド!かわいい!」

 

家庭でもよくいるノーマルポケモン、穏やかな性格から初心者が一番最初に接するポケモンの代表格。他にもイーブイや警察犬として一般的なガーディを見せても、彼女は、

 

「か、可愛い!」

「へー、熱くないんだ!この炎どうなっているんだろう?」

 

まるで、初めて見たかのように…。

実際初めて見たんだろう“本物のポケモン”に興奮冷めやらぬ様子だった。

 

ここまで、徹底的に隔離されていた【アスター】。ポケモンを架空の存在と思い込んでいたと言うことに、今は何処ぞに自分探しと称していなくなった【彼】と顔がダブる。

 

 

 

「あっ・・・!」

 

というか…、あの男(ゲーチス)に似ていないか!?




ゲーチス・ハルモニア・グロピウス(本物の悪人)から改めて、
【アスター・ハルモニア・グロピウス】
ゲーチスになり変わった不運な女性
注意書きにあったように、ポケモン廃人では無いから細かい戦略とか立てられない。
学校は黒髪のカツラと伊達眼鏡に垂れ目に見える化粧をしている。
本物のポケモンと遊べる環境で毎日が楽しい

隠れ家の室内や庭を歩けるまで1年かけて回復。ゲーチス時代の腕や足の麻痺、右眼失明は治せなかったので、リハビリがてら、闇医者がいる病院に通っていた。
ポケモンセンターから見えた本物のラッキーとタブンネに好奇心が抑えきれずに、飛び込んでジョーイさんを質問責め、それを異常に思ったジョーイさんが警察に通報。
国籍を得る前に警察に保護されてしまったが、ダークトリニティがギリギリまで偽造して、親族と偽り、無事に保護してもらった。
ダークトリニティにめちゃくちゃ怒られた。

限られた世界、
限られた場所、
会うのはダークトリニティだけ。
という環境に無意識にストレスが溜まってしまいポケモンセンターで爆発。

爆発後に、『私は指名手配犯ではない!』と開き直り、ポケモンと安全に接する事ができるトレーナーズスクールに編入。その際の入学手続きは警察がしてくれた。
実際問題、ゲーチス時代の残党が万が一やらかした時に、これ以上死んだゲーチスに罪を被せるわけにはいかない。という気持ちもあり、また、その点においてはダーク達も同じ意見だったのもあって、黒髪のカツラと出身地偽造の上で、チェレンの学校に通う許可が降りた。


ダークトリニティ
表向きは【アスター】の遠い親戚であり保護者。実態は主従関係に近いもの。
さながら、亡命した姫を護る騎士のようなポジション。
アスターとNを似たような者として仕えている。
限られた場所に閉じ込めていると、少しばかりの罪悪感と彼女がいうにはゲーチスには続きがあると聞いたので、その続きが起こらないようにする為には、やはりゼクロムに選ばれた英雄の近場にいた方が安全だと、入学許可を出した。
最初は、ゲーチスによく似た顔立ちのアスターから、ゲーチスを見いだしていたが、1年も経てば、ゲーチスよりもアスター本人を見るようになっていた。
吹っ切れたとまでは言わないまでも、彼らも最近では過去の亡霊よりも、今を生きている人を見ている。


ポケモンセンターのジョーイさん
治安が悪いブラックシティのポケセンにいるので、通報はお手の物。
服も靴も新品だったけど、明らかにポケモンに対する接し方が年齢に合わない彼女を訳ありと思い通報。

この世界の警察官であるジュンサーさん
『ポケモンを架空の存在だと思っていた』と言い、実際にポケモンに慣れていない彼女を見て、プラズマ団騒動のNを思い出したとかなんとか。学校入学手続きをしたのはこの方


チェレン先生
ジムリーダーとして警察から、とある女性の調査と学校入学を要請された。
ジムリーダーは警察とは協力体制にあるのもあり、かなり特殊な環境下にいたと思われる彼女の過去の居場所を捜索中。
Nの顔とダブり、もしや、Nの兄弟!?
ゲーチスの隠し子!?とあたってはいないけど、間違ってもいない疑惑が頭に流れた。
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