特急「しなの」愛と殺意の中央本線   作:新庄雄太郎

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鶴岡は、歩夢達と一緒に天竜峡へやって来た。


第4章 天竜峡

諏訪に入った翌日、鶴岡と歩夢達は辰野から飯田線に乗り、天竜へ向かった。

 

飯田線は、長野県の飯田と愛知県の豊橋を結ぶ路線である。

 

「天竜峡か。」

 

「うん、天竜下りで有名なんだ。」

 

と、歩夢は言った。

 

「癒されるわ。」

 

「しず子、浮かれてるね。」

 

と、かすみは言った。

 

天竜峡とは、天竜川の浸食によって造りだされた、南北約2kmにわたる峡谷の美しい景観です。

 

奇岩断崖、アカマツやカエデ、サクラなど峡谷を彩る木々、天竜川の流れと川下り舟が水墨画のような峡谷美を織りなしています。

 

遊歩道を散策すると、四季折々の峡谷美を手軽に楽しむことができます。そして、天龍峡を余すことなく鑑賞するには、川下り舟が最適です。

 

天龍峡の名は、江戸時代の弘化4年(1847)4月29日、儒学者の阪谷朗廬(さかたにろうろ)が、岩を砕く激流と高い断崖の景観をほをほめたたえ、峡谷を流れる大河の名をとって命名しました。

 

「うん、天竜峡ってロマンチックだな。」

 

「彼方ちゃんったら、楽しそう。」

 

鶴岡と歩夢とかすみ達は天竜峡を見物していると、人が倒れているのを発見しました。

 

「あれ、何かしら。」

 

「何だろう。」

 

歩夢としずくは早速、見に行って見る事にしました。

 

「えっ、何これ。」

 

「この人死んでるわ。」

 

「えっ。」

 

と、歩夢としずくは叫んだ。

 

キャーッ!

 

そして、第二の事件が起きた。

 

暫くして、警察が到着した。

 

「で、あなたが第一発見者ですね。」

 

「はい。」

 

「川を見ていたら、何か流れている所を見つけたらこの人が死んでいたんです。」

 

「なるほど。」

 

そこへ、部下の橋本刑事がやって来た。

 

「警部、被害者の身元が分かりました。」

 

「おう、本当か。」

 

「はい、被害者は東京在住の二宮夏美さん24歳です。」

 

「それで、死因は恐らく天竜峡に落ちる溺死と考えられます。」

 

「ほう、溺死か。」

 

「はい。」

 

鶴岡も、とんだ休暇でした。

 

次の日、鶴岡は特捜班にやって来た。

 

「お帰りなさい、どうでした休暇は。」

 

「ああ、上諏訪行った後天竜峡へ行ったら、女性の死体が発見されたんだよ。」

 

「えっ、それ本当か。」

 

「ああ。」

 

「何、天竜峡で死体。」

 

「本当か、鶴岡。」

 

「はい、被害者の女性は東京在住の二宮夏美さん24歳です。」

 

「それで死因は。」

 

「長野県警の竹中警部と橋本刑事の話では溺死ではないかと。」

 

「なるほど、その女性は溺死か。」

 

「はい。」

 

「実はな、鶴岡、木曽福島でも同様の事件が起きていたんだよ。」

 

「えっ、マジで。」

 

そこへ、二人の刑事が公安特捜班になって来た。

 

 




そして、犯人はどんなトリックを使ったのか?
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