「あのー、あなたは。」
と、高杉は言う。
「私は愛知県警・捜査一課の福山と言います。」
「同じく、伊沢です。」
「で、何か用でしょうか?。」
「今日は職務で、鶴岡晟弥公安官に話を聞きたいのですが。」
「鶴岡ですか?。」
「はい。」
「鶴岡、警察の方が話をしたいって。」
「えっ、俺何にも悪いことしてないぜ。」
「早速ですが、事件の事で話を聞きたいです。」
「いったい、どういう事なんでしょうか。」
福山警部補は、事件の事を詳しく説明した。
「9月下旬ごろ、名古屋市のホテルで殺人事件が発生しました、被害者は東京・新宿の企画会社社長の青山和夫さん50歳、この人です。」
と、写真を見せた。
「おう、なるほど、確か、事件当日は鶴岡は新宿から8時発の特急「あずさ」に乗って上諏訪に行っていたな。」
「それ、本当ですか。」
「ああ、これが証拠ですよ。」
「ほう、上諏訪に行く時は特急「あずさ」に乗って。」
「はい、到着したのは10時20分です。」
「なるほど、すると君は「あずさ」に乗って上諏訪に行っていたって訳だね。」
「はい、その時俺は上諏訪に観光していたから。」
「そうですか。」
「どうも、有難うございました。」
「その翌日に、名古屋の事件の翌日に木曽福島で女性の死体が発見されたんです。」
「ほう、よくご存知でしたか。」
「はい、一連の事件と関係してる可能性もあります。」
「ほう。」
「私の推理だと、先月に起きた名古屋市内のホテルの事件と木曽福島の女性の水死体、天竜峡で溺死は被害者の女性は毒入りの飲み物で毒殺後に天竜峡に転落したと長野県警から報告を受けています。」
「うーむ、名古屋と木曽と天竜峡の殺人か。」
「なるほど、南公安主任の推理なら何か分かるかもしないわ。」
「それで、名古屋のホテルで起きた殺人で使われたのは。」
と、南は福山警部補と伊沢刑事に言った。
「藤島警部の話では、使用された凶器はバタフライナイフと考えられます。」
「犯人は、男か女かは確認できませんでした。」
「なるほど。」
「実は、鶴岡はせつ菜と一緒に上諏訪と天竜峡へ行ってたんです。」
「それで、確認しました。」
「はい、家の松本と三輪が確認しました。」
「えっ、本当ですか。」
「せつ菜の話では、友人の歩夢としずく達と一緒でしたと言っていました。」
「なるほど、アリバイありって事か。」
「はい。」
「そうか、裏付けありか。」
「はい。」
「問題は、犯人はどうやって行ったかだ。」
「そこなんですよね。」
と、松本は言った。
そして、犯人は?