深緑の空と渡り鳥   作:タルル

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この2週間濃すぎる時間が流れました・・・

5年間も遊び続けたゲームがサービス終了するのは辛いっすね・・・

この悲しいことはクレイドルを破壊してすっきりすることにします。

今回でやっとACが実践投入されるのですが対ISがドウナルンダロウー

では本編どぞー ノシ


第九話 鳥の戦争

好治が出撃する数分前、アリーナの管制室では千冬と他の教員は二人の試合を見つめていた。

 

「さすがは中国代表候補生、一夏さんも動きは良いですが良いように翻弄されてますね。織斑先生はこの試合どう見ています?」

 

「この試合は一見、鳳が優勢だが考えてみろ織斑の武装は一撃必殺の雪片弐型を使っている。鳳がその単一仕様能力(ワンオフアビリティー)を知っているなら常にそれを意識して接近させないように両肩の武器を使わなければならない。だが、あれは恐らく自分のエネルギーを消費するタイプ。織斑がそれに気づけばいくらか勝機はあるさ」

 

千冬がそう発言した瞬間、空から太いレーザーが降り、アリーナの地面を抉る。それはアリーナのシールドが貫通されたことに意味していた。そしてその敵からはIS独自の反応を感知していた。

 

「何っ!?アリーナのシールドが貫通された!?」

 

「織斑先生!アリーナのシステムがハッキングにより使用不可能!警備部にも連絡しましたがIS格納庫の扉がロックされてしまい解除に時間がかかっています!」

 

「くっ・・・織斑!鳳!聞こえるか!敵ISには牽制程度で自衛して時間を稼いでくれ!少ししたら教員に任せて戻ってこい!いいな!!」

 

千冬はアリーナにる敵を見ながらそばにいる教員に焦りを含んだ声で言葉を発した。

 

「システム復旧までどれくらいかかる?」

 

「・・・今整備課の生徒も手伝ってはくれていますが・・・少なくとも5分はかかりそうです・・・」

 

帰ってきた解答に千冬は悩んでいる。傭兵に緊急依頼として出撃してもらうか、生徒に無理をさせて負担を強いるか・・・だが、千冬は傭兵に依頼することにした。これ以上生徒を危険な橋を渡らせることはできない。そう千冬は判断した。すぐさま千冬はスーツの内ポケットから携帯を取り出すと真耶の携帯に電話を掛けた。

 

「もしもし?山田先生か?緊急事態になった。アリーナに敵ISが侵入して織斑と鳳の二人が戦闘している。そのことで佐野かファットマンを呼んでほしい。」

 

そうすると電話相手が変わるまでにふと起動試験のことを思い出し、今電話に出れるのはファットマンと確信めいたことを頭に過りはじめた。

 

「ファットマンか?織斑だ。緊急事態のために私から緊急出撃として依頼する。内容は生徒の護衛、および敵勢力の撃退だ」

 

電話の相手が誰なのかを聞かずに開口一番そう言い始めた千冬、数秒の沈黙の後、電話の相手がファットマンだったようで依頼を承諾し多様だった。

 

《依頼だな?わかった・・・コージー!仕事だ!久方の依頼なら喜んで受けてやるよ織斑さんも悩んだ結果俺らのに依頼したんだろ?ならこっちはそれに全力で応じるさ》

 

「・・・感謝しよう。・・・情報を伝える。敵はアリーナに侵入したISが1機だが仲間がいないとも限らないそこに注意してくれ。」

 

《そこもコージーに伝えよう。他に何か分かり次第伝えてくれ、、戦場は何が起こるかわからんからな》

 

「分かったこちらで何かわかり次第伝える。通信機器の周波数を学園に合わせてくれ」

 

言い終わると千冬は電話を切り、後ろに振り替えると近くにいた教職員にACの突入までにアリーナのシールドを一時的にでもシールドをオフにするという作戦も一緒に話していた。その作戦を通信機越しで聴いていた教職員も少しでも生徒の危険を減らすことができると考え、千冬の作戦に乗ることになった。その作戦は弘治の乗るACがアリーナに突入するのに合わせてアリーナのシールドを一度だけ落とすというものである。だがこの後の入る報告によってこの作戦は瓦解するのであった。

 

《管制聞こえるか?こちら弘治アリーナ上空に敵機体の反応がある。アリーナにいる奴と同じ反応だからISだろうな、生徒の避難状況は?》

 

「こちら管制、織斑だ。本当か?なら弘治はそちらに注力してくれ、だが生徒の避難は遅れている。ファットマンを通して避難に使うエリア情報を送るからそのエリアに入らないようにしてくれ」

 

《了解・・・一つ聞きたいんだが、施設は多少損壊してても問題ないな?》

 

「?少しくらいならこちらで何とかなるが・・・?」

 

《なら心置きなく動かせるな》

 

そういうと弘治の乗るACは突然地面を蹴り上げるとそのまま学園の校舎に突っ込むと思いきや校舎の壁を蹴り上げアリーナの観客席から見えるほど高く跳躍したのだ。その光景に避難している生徒はおろかアリーナ中央部で戦闘している3人すら上空のACを見て口をあんぐりと開ける事しかできなかった。ACが持っている銃を上空に向け発砲する。すると撃った方向からお返しと言わんばかりの実弾の弾幕がやってくるが、ACはその場をゆっくりと下降していくだけで避けようとしない。

 

「危ない!」

 

とっさに一夏がそう叫ぶ、が、その機体からキンキンという軽い音がしたのみで再び上空に向かって発砲を続けている。すると上空からもう一機のISが急降下してはACに突撃するがそれをと即してるかのようにACは急降下していったためにアリーナからは見えなくなってしまった。その光景を見ていた鈴と一夏は横からの攻撃に反応することができなかった。鈴が最初に撃たれたために一夏は気づくことができたが鈴は肩部兵装が爆発してしまったがためにアリーナの壁際まで吹っ飛ばされてしまった。

 

「鈴!」

 

一夏はすぐさま鈴のもとまで飛んで行き抱えるが幸いにも身体に怪我は無く気絶しているようであった。

 

「(幸い鈴に怪我が無くて気絶してるだけ・・・なら俺のすることは!)」

 

一夏はアリーナの地面を舐めるように移動しつつ一夏と正対する敵に突撃する。鈴が戦闘不能になってしまっているために敵の注意を自分に向けさせる必要があったからだ。突撃した一夏は敵の射線が鈴に向かないように気を使いながら敵の足元から救い上げるように突撃していった。

 

「もうこれ以上やらせはしない!」

 

一夏が叫ぶとそれに反応するかのように敵も反応しては一夏に向けて右手の武装を構える。一夏にとって幸か不幸かは分からないが、敵の武装はエネルギー系がメインの兵装のようで対エネルギー兵装の白式とはこれ以上ないほどの相性の良い相手ではあったが知っての通り、一夏の白式「雪片弐型」は近接兵装であるために敵に接近しなければならないという条件と『零落白夜』の効果を発動中は地震のSE(シールドエネルギー)を消費してしまうという制約があった。だが、一夏が敵に急接近してる中それは起こった。

 

「一夏!そんな奴倒せないで何が男だ!!」

 

アリーナに響き渡る声、それは一夏の知っている声であった。知っている声に驚き、思わず足を止めてしまう一夏。

 

「箒!?何でそこに!?」

 

声の正体はアリーナの放送室にいる篠ノ之箒であった。他の生徒と共に避難しているはずだった彼女は一夏の()()するためにこんなことをしでかしているのである。放送室からの声に反応したのか包装室に向けて右手の武装を構え始めた。だが一夏が止めに行こうにも距離が開いているために敵のもとには間に合わない。

 

「間に合えーーーッ!」

 

なんと一夏は自身を敵の射線上に置き自ら盾になることで放送室に当たるはずだった敵の攻撃を受けることになったのだ。しかも、『零落白夜』の発動が間に合わなかったために自身のSEを削る羽目になってしまったのだ。

 

「ぐぅ!」

 

「一夏!?」

 

箒が驚いた声を上げているが、それに構わず一夏は敵に向けて自身の出せる最大速度で敵に向かって突撃する。もちろん敵は迎撃するが、『零落白夜』を起動させながら突撃しているために攻撃は全て無効化されている。

 

「もらったぁー!」

 

雪片弐型が敵の胴体に当たり()()する。知らずうちに一夏は『零落白夜』のリミッターを解除していた。リミッターのかかった状態は敵のSEを削るだけだったのだが、リミッターを外した状態だと本体対して直接ダメージを与えてしまう。切断された敵は内部から()()をむき出しにしながらアリーナの地面に落ちていく。地面に落ちた瞬間に敵は爆発を起こし、一夏側の戦いは多くの謎を残しながら幕を下ろしたのであった。

 

 


 

「くっそ!この武器だと無駄弾が多すぎる!当たってはいるんだろうが効果があるか分からん!」

 

アリーナで戦っている時、アリーナの外ではISとACの戦いが繰り広げられていた。両手にISONOKAMI mdl.2が握られ、いまだ頭を抑えにかかっている敵に向けて弾を撃ちはなっていく、敵もエネルギー兵装をACに向けてはなっていくがACは危なげもなく避けて行くがお互いに決定打を打てずにいた。

 

「ファットマン!奴さんの武装TE系だぞ!?TE耐性には自信はあるが全ては受けきれんぞ!?」

 

《コージー!とにかく撃ち続けろ!相手にはSEというものがあるみたいだから相手のSEが切れるまで当て続けるしかない!》

 

「あークッソ!弾切れまでに墜ちてくれよ!」

 

敵機のエネルギー弾を避けるために学園校舎の壁を蹴り上げながら移動する。学園の校舎は弘治が思うより頑丈なためか蹴り上げた個所に損傷はほとんど見られなかった。

 

「ッ!今頃になって接近してくるか!交換間に合うか!?」

 

敵機がACに向かって急接近してくるのに合わせて左手の武装をISONOKAMI mdl.2からMURAKUMO mdl.1に換装する。

 

「間に合わん!蹴るっ!」

 

間に合わないと判断した弘治は武装換装にも関わらず敵ISに向けて蹴り(ブーストチャージ)をした。蹴られたISはSEが一気に無くなった挙句配線をまき散らしながら学園外縁部にまで吹っ飛ばされていく。ISコアを含んだ部分は吹き飛ばされた影響で学園がいの海に沈んでいった。ISがACに蹴られる瞬間多くの生徒がその光景を見ていた。突如現れた大型人型兵器(AC)が学園を襲撃してきたISを蹴りで破壊したのだ。その光景は彼女たちには一生残りようなものであっただろう。

 

「・・・ふぅ、相手が速度出していたおかげで破壊まで至れたな・・・速度が乗って無かったら耐えられてたかもな・・・」

 

《大丈夫か?コージー隣にいる山田さんも驚いてるんだが・・・?》

 

《弘治君!?本当にIS倒したの!?》

 

「そんなにすごいこと・・・か?思ったより弾を消費しちまったが・・・弾薬の補給どうしよう」

 

真耶が驚いている傍ら弘治はACのコクピット内で消費した弾薬分の経費が掛かることを心配しながらACをゆっくりと降下させていくのであった。

 


 

「弘治がISを・・!?」

 

「はい織斑先生、生徒のほとんどが目撃しています。箝口令を布いてはいますが人の口に戸は建てられませんから・・・」

 

管制室で後始末をしていた千冬は職員の報告から驚きを隠せずにいた。それもそのはずISが登場してから同じISに撃破されたことが無いのであったからだ。ISを撃破できるのは同じISだけ。これが世界共通の認識である。その共通認識を壊す存在になるACは脅威であり、いまだくすぶる世界情勢に火薬を投入するような事案であると千冬は判断していたのであった。

 

「このことは政府には報告しないように、ACについても限界まで秘匿するべきだな・・・私から理事長に報告しておく。御苦労」

 

管制室に一人になった千冬はどこまで隠ぺいできるかは心中不安でいっぱいであった。管制室から見える夕日は血の色のように赤く学園を照らしていたのであった。




ここまで読んでいただきありがとうございます。

AC対ISなんですが相手がスピード乗った状態で質量で蹴ったので相当な破壊力となってしまい。結果IS撃破ということになっています。本当ならムラクモで切りたかった(´・ω・`)

次回は後始末関連なのでイチャイチャや戦闘はカットだ(無慈悲)

アンケートもありますのでよろしくお願いします。

質問、感想お待ちしております!


次回「激昂の天災兎」

本小説のルート決め

  • 平和の守りて
  • 革命(ORCA)
  • 人類種の天敵
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