深緑の空と渡り鳥   作:タルル

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ワクチン接種して死にかけながら執筆させていただきました。

今回からまた人が増えます。増えます(大事なry)

そしてまた最近初期レギュでfAプレイしなおしてるんですが1.4レギュになれると違和感がすごい()

まぁとりあえず、本編へどうぞ~ノシ


銀の隻眼兎と金の貴公子

「まさか味方として貴様と戦えるなんて、思ってもいなかったな!」

 

「ああ!お前も守る為に戦えてるんだ!もっと自信をもって良いんだぜ!」

 

「おい!避けるんじゃねぇよ!弾代が嵩んじまうだろ!?」

 

「今回は弾代が保証されねぇんだ!大人しく当たっちまえよ!!ギャハハハ!!」

 

放たれる弾丸を避けながらACを駆る2つの影、片方は日本にいるはずのAC、「佐野弘治」のACではあったが、もう片方のACはこの世界にいるはずのない機体、「ビター・アニス」とそのパイロット「リンネ」、再び出会うことになったのは少し時間を遡ることになる。

 

 


 

 

それはある日のことであった夏の暑さになって来ている時期にIS学園は二人の転校生が入ることになったのだ。

 

「みなさーん!このクラスになんと二人も転校生が入ることになりました!」

 

先日のこともありハイテンションになっている真耶はクラスにいる生徒たちに向かって紹介を始めようとしていた。ただ、ハイテンションで話しているためかそのたわわに実ったものを見て少し憂鬱な気分になっている生徒も幾ばくか見受けられた。

 

「じゃあ、転校生の二人は入ってきてくださーい!」

 

その掛け声の後、二人の学生が教室に入ってくる。片方は黒い眼帯を掛けた銀髪の少女であることはクラスの生徒たちはそう認識していたが問題はもう片方の転校生であった。

 

「え?」

 

生徒たちは急に静かになってしまった。無理もなかった。中世的な顔でスカートは履いてなく代わりに男物の白い長ズボンを履いていたのだ。

 

「お、おっ、男・・・?」

 

「シャルル・デュノアです。同じ男性操縦者がいるということだったのでここに編入されました。よろしくお願いします」

 

教室はシンと静まり返る。静寂過ぎたのかニコニコ顔だった真耶は不思議そうにあたりを見回していた。だが、いやな予感を感じていた一夏、箒、セシリアは咄嗟に両耳を両手で抑え始めた。無論、セシリアは自身のISのセンサーのほとんどをシャットダウンしたのだ。その行動を完了し終えた途端。

 

「「「「「きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」

 

それは女子生徒の濃い、濃い黄色い声が教室を振動させていた。

 

一方、弘治とファットマンは学戦の清掃作業に追われていたが、教室から聞こえてくる声に弘治は驚いていた。

 

「うおっ!?こんなこと前にもなかったか?」

 

「それは知らねぇが、えらくバカデカい声だったな?まぁとりあえずさっさと終わらせて酒を飲むぞ」

 

尚も困惑する弘治に対してマイペースなファットマンであった。

 

「そういや聞いたか?コージー、新たに来た編入生のうちの一人は男性だそうだ。だがおかしいと思ないか?たしか、オリムラって言ったけか?最初の一人が見つかったときは大騒ぎしていたみたいだが今回は静かすぎる。まっ、俺たちは傭兵だからなそこんところは関係はねぇが情報は多い方が悪い気はしないだろ」

 

「ふむ・・・?まぁそこんところは更識さんに話したりして情報は集めるがそこんところはゆっくりやっていくとしよう。だがなファットマン、最近酒飲みすぎやしないか?意外と大きい酒瓶が一つもうなくなってたぞ?」

 

「まぁいいじゃないか。酒が美味しすぎるのが悪いんだ。ハハハッ!」

 

彼らはそんな会話をしつつ作業に励んでいたのであった。

 

さて、1組の教室に目線を戻してみると彼らは混乱のさなかにいた。耳をふさいでいた三人は無事であったがふさいでいなかった真耶は目をぐるぐるさせながら体をふらふらさせていた。そこへため息をつきながら千冬が教室へ入ってきた。

 

「はぁ、まさかと思ってきてみたらやっぱりか・・・お前ら!少しは静かにせんか!山田先生大丈夫ですか?」

 

「あっ、はい!だ、大丈夫です!」

 

そんなやり取りの後津冬はもう一人の編入生の紹介を始めていた。

 

「まぁとりあえず編入生紹介の続きをしよう。ラウラ!ラウラ・ボーデヴィッヒ!」

 

「はい、教官」

 

ラウラと呼ばれた少女は軍人らしさを前面に出しつつ自己紹介を行った。

 

「ラウラ・ボーデヴィッヒだ。以上」

 

「え?それだけですか?」

 

ラウラのかなり短い自己浄化意に真耶は困惑してしまうがその発言した声は誰にも聞こえなかった。当のラウラは自己紹介を終えるなり教壇から降りては一夏のもとへ歩み寄る。歩み寄られた一夏が次に感じたのは頬の痛みで会った。そう彼女は一夏を平手でたたいたのであった。

 

「貴様が織斑一夏か・・・ッ!貴様のせいで教官は大会二連覇を逃すことになってしまったんだ・・・ッ!恥を知れ!!!」

 

今まで無表情だったラウラが急に激情を露わにしたのだ。当の一夏も痛みより先に困惑を感じていたが、それを見たラウラはさらに激情に駆られようとするがそれは千冬によって止められてしまう。

 

「ラウラ、ここでは先生と呼べと言ったはずだ。そして、いきなり職員室で叱責されたいか?」

 

「チッ・・・わかりました教官」

 

千冬はため息をつくと気持ちを切り替えたのか言葉を発し始めた。

 

「よし・・・自己紹介が終わって編入生が席に着いたところでHRを始めるぞ」

 

波乱というものは簡単に過ぎ去ろうとはしなかった・・・

 


 

「なるほど?つまりあまり騒がれていない2人目の男性操縦者には裏がありそうということなのね?」

 

「ああ、だがこれはあくまで想像にすぎん、詮索するにしても理由が薄いだろ?」

 

「いえ、一人目でかなり大騒ぎだったのよ?二人目も同じくらい騒がれていないと疑問にしか思えないからこちらで情報を探ってみましょう」

 

「なら、役に立てるとは思えないからそちらに任せよう。必要なら伝えてくれ」

 

「分かったわ」

 

学園にある生徒会室で弘治と楯無の二人が定期連絡をしあっていたが今回の会話の話題は最近編入されてきたシャルルのことであった。だがそれもひと段落したところで楯無から思いがけない爆弾が落とされるのであった。

 

「一応確認なのだけれど、フランスには行ってないわよね?」

 

「はい?そこまでヘリで行くのに何日かかると思ってるんだ?第一ここの防衛も依頼の一つだぞ?依頼主に何の断りもなく離れられるか?」

 

「それもそうだったわね。でもこれだけは頭の片隅でも良いから覚えておいて、フランスであなたの機体のような物体が3体確認されたのだけれど情報が曖昧過ぎて正体不明の状態だから何かわかったらこれも連絡しましょう」

 

「AC・・・か?わかったこちらの事案を最優先にしてくれ。ではこのあたりで」

 

そういうと弘治は席を立ち生徒会室から出ていく。弘治が生徒会室から退出すると目の前には件の人物であるシャルルがいた。驚いている彼を尻目に弘治は何事もなかったかのように過ぎ去っていった。

 

「(さて、とりあえず何事もなかったようにしたがこれが鬼が出るか蛇が出るか楽しみだな)」

 

少し歩いていると彼が素人ながらも尾行していることに弘治は気づいていたがあえて無視していたそして入り組んでいる場所で撒くことにしたのだった。

 

だが、かつての敵から生き抜くことを権利と義務であると宣言された傭兵が再び戦場に出ることはそう遠くないことに確定してしまったのである。




ここまで読んでいただきありがとうございます。

更識楯無と弘治の口調が変わったように思えるのは気のせいです()

次回は誰かが身バレしたり対策練ったり喧嘩が起きたりしそうな話になると思います。

面白かったら評価と感想のほどよろしくお願いいたします。

ではまた次回~ノシ
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