死神さまの大冒険 〜ゲームから転移しましたが、自分だけバグって最強です〜   作:サンサソー

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題名に関してアンケートとります。よければ投票お願いします。



生産職の苦難

プレイヤー名:Rキン

Lv:101

種族:ブラパー

職業:覚成術LvMAX

 

攻撃力:E001

防御力:E001

敏捷性:E001

魔力:E001

技巧力:E001

運:E001

 

装備

頭:

体:

アクセサリー:

 

スキル

 

魂の掌握

常闇の儀式

死霊使役

死神の大鎌

超錬金術

超調合術

探知SP

武器錬成SP

防具錬成SP

エンチャント

収納魔法

 

 

これはマズイ。ステータスがバグると、少し暴れただけで周りが吹き飛んでしまう。先程までは普通に動けたのに、今では少し進もうとすると足に予想以上の力が入る。これは、まともに歩くと建物にツッコミそうだ……。

 

というか、喧嘩もからっきしな私にどうにかできるとも思えない。ステータスが元通りになったら無理矢理引っ張ってでも村人たちを村の外に出さないと!

 

そうやって私が動けない間に、山賊たちは村人たちを襲い、家々を破壊していく。

 

「おいおい、しけてんなぁ!どこも大したもんがねぇじゃねーか!」

「わけぇ女も見当たらねぇし、もう焼いちまうか!?」

 

どうやら奴らはこの村を焼く気らしい。果敢にもクワなどの農具を持っている男たちもいるが、数は山賊たちの方に分がある。

 

「キン様!これは…!」

「っ!?来るな!どこかに隠れて……」

「お?おいお前らぁ!こんなところに上物が隠れてやがったぞ!」

 

最悪のタイミングで出てきてしまったか!荒縄を持った山賊が数人、サヤさんへと迫る。くそ、もう被害そっちのけで動くか!?いや、サヤさんまで巻き込む可能性が高い。たが、このままでは……待てよ?

 

メニューを開ける。スキルも使える。そうだ、現実でのやり方で対処しようとしていたが、ここはゲームの要素も使えるわけで。ということは……な〜んだ、動かなくても良かったんだ。

 

「おら、大人しく…!?」

 

山賊の眼前に何かが飛来し、地面に刺さる。突き刺さったのは立派な大剣。目を丸くした山賊たちはサヤさんから完全に注意を外した。

 

空間が歪み、様々な武器が顔を出す。これらは全て私が作ったものであり、そのストックは999個。

 

覚醒錬成術士などの、収納魔法が使える生産職は基本的に戦いを苦手とする。武器を振るうことはもちろん、使える()も自作しなければならない。武器・防具・アイテム、その全ては私たちにとって投稿武器になりうる。

 

1度生産職のみでの大戦が起こった時は、互いが収納魔法を利用して弾を放ち、互いに避けられず全滅したこともあったなぁ。

 

なぜ生産職だけこんな戦い方に落ち着いたのかというと、ステータスの低さから近接は論外、遠距離は弓術士系、魔法は魔術師系、罠は盗賊系の職に劣りほとんど戦闘に参加できないからだ。特にプレイヤーを相手にすると、威力も補正も無い生産職の攻撃は歯が立たない。

 

PKの標的になるのは、ステータスが低くレアな武器防具を所持している可能性のある生産職たち。武器集めのためにギルドへと特攻をしかけ、手強そうな戦闘職には目もくれずに生産職を攻撃。倒して持ち物を奪ったら即座に帰還アイテムや転移アイテムを使うという方法もザラだった。

 

どれほど注意して守ろうとも、ギルドメンバーの最高人数は10人まで。奇襲でもされれば必ずと言ってもいいほど生産職は死ぬ。

 

【黒鉄の翼】を例にあげるならば、他のギルメンが今までの被キル数が数十の中、唯一の生産職である私は数千にも及ぶ。そんな事情から生産職の絶対数が減り、需要と襲撃頻度が爆上がりするという負のループに入ってしまった。

 

流石に修正を入れるべきか迷ったが、被ダメージを減らすなどしても生産職のステータスでは焼け石に水。ステータスを上げようものなら、ゲームのバランスが崩れるほどの強さになる。超火力の遠距離攻撃、倒そうにもステータスが邪魔し倒しきれないなんてことになったら目も当てられない。

 

なら第二の職業はどうか?これもダメだ。生産職を取った者にだけこれを適用しても、状況に合わせて武器防具を変えたりできるというバケモノキャラが跋扈するゲームになる。逆に全員がほかの職をとれるようにしても、それはそれで強すぎる。

 

そこまで個人個人が強くなってしまえば、ログインしてない間に攻め込まれるなどでほとんどのギルドは崩壊、プレイヤー激減待ったなし。

 

戦法一つ、職業一つでこんなにも悩ませられるとは、開発初めは全く思わなかったぞ。

 

「おい……なんだよアレ」

「し、知るかよ。あの女がやって…っ!?」

 

状況に頭が追いついていない山賊たちの足元から、突如鈍く光る黒い粘体が生えた。それらは山賊たちを拘束し、地面に転がした。

 

【無尽蔵スライム】

私が作成したアイテムの一つ。自由自在に動かすことができ、伸縮自在で体積も増減可能。モンスターとしてのスライムの性能を模した三つのモードがあり、武器を射出しながら地面や壁に潜ませて相手を攻めるのが常套手段だった。

 

これのせいでゲームでは遠距離の撃ち合いしながら地中でのスライム合戦までするはめになった。生産職が戦うには、他の職との差を埋めるために頭を使うが、二つや三つ戦いを同時進行させるのは流石に難しすぎた。

 

これも生産職が少なかった理由の一つ。他の職との差を埋めるために強いアイテムを実装しても、使い勝手と作成素材などなど、強い分の難易度も設定しないといけなかった。

 

こういった理由から生産職自体を消すべきかどうか会議で悩んだこともある。

 

「サヤさん、ここは私に任せてキミは村人たちを避難させなさい。山賊たちはできる限り迅速に対処する」

「は、はい。お願いします…!皆さん、村の外に!」

 

サヤさんが周囲に声をかけながら走っていく。隠れていた村人たちも、巫女であるサヤさんについて行った。その顔は何が起こっているのかわからないという表情を浮かべていたが……説明のしようもないしな。まずは山賊たちを拘束しよう。

 

村人を襲う、または家々を荒らそうとしている山賊たちを、見つけ次第武器を射出して牽制。その隙にスライムで捕縛していく。怪我をして動けない村人には、回復のポーションを振りかけておいた。

 

サヤさんがいない今、私では何も伝えられないからな。見つけた村人は怪我をしていない限り無視して山賊の捕縛にあたる。

 

「ぎゃっ!?」

「ヒィッ!?なんだよコレ!」

「……ふう、これで……20人ぐらいか?だが指揮を執る者が見当たらない……いや、そもそも統制のとれた動きではなかったな。長はいないのか?」

 

それならそれで楽なんだがな。そうだ、探知SPを山賊だけに絞って発動してみようかな?

 

少し体が震える。トラウマになりつつあるあの痛み。来ないだろうとはわかっているのだが、いざまた発動させようとするのも少し勇気がいるな……。

 

いよいよ発動させようと口を開いたその時、甲高い悲鳴が響いた。これは……サヤさんの声か!?もしやあっちに山賊の残りが行っていたのか…!

 

「どうすれば……そうだ、スライム!私を運ばせれば……」

 

スライムが私を包み、ウニョウニョと動く。スライムではあるが、魔力を流せば滑るように地上を移動できる。これならばサヤさんのところに着くのはそうかかるまい。

 

スライムが動きを止め、私から剥がれていく。どうやら目的地に着いたらしい。スライムから顔を出し、そこで見たものは……体から血を流し、老夫婦を背に倒れているサヤさんの姿だった。

 




な〜んか愚痴回になっちゃいました。思ってたのと違う。

下の3つから題名を選んで投票お願いします。来週の日曜日に締め切りたいと思います。

1・2番目、3・4番、5・6・7番で一つの題名です。

題名、どれがいいかな?(締め切り11/13)

  • The Virus
  • 〜仲間に会いたいだけなんです〜
  • 死神さんの異世界めぐり
  • 〜仲間の行方とゲーム世界〜
  • 死神さまの大冒険
  • 〜ゲームから転移しましたが、
  • 自分だけバグって最強です〜
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