正義の味方を目指していた少年   作:斬る斬るティー

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第3話:綠の主人公との出会い

 

 

 ~中学三年~

 

 

あの事件以降俺は一ヶ月ほど警察とヒーローの厄介になった。ヒーローはあの白い布を使ってたヒーロー、名をイレイザー・ヘッドって人だった。あの人にももの凄く迷惑を掛けてしまった。

それで、俺がやらかした事が罪になら無かったのはごくたまに居るらしい。家族をヴィランに殺されてせいで犯人のヴィランを襲い殺す者も居るみたい。特に未成年で俺の様に小6から中一の人なら尚更のようらしい。それに今回の事件を担当した警察とヒーローは偶然なのか俺の両親が殺されたときに担当してた人達だった。・・・うん俺説明下手だな。

 

それで俺はその後普通に学校生活しているがあんな事をして尚且つ同じクラスの人の命を危険に晒したんだ、勿論学校生活は――

 

「でよー衛宮ー」

「・・・」

「ん?どうしたの?衛宮君」

「いや、なんでお前ら俺に普通に接していられる?」

クラス全員「????」

 

皆普通に俺と学校生活を送ってる。いやなんで?しかもクラス全員が俺の言葉に対していきなり何?って顔をしているし。

 

「諸刃、いきなりなんでそんな事聞くんだ?」

「悪い物でも食べたの?」

「それとも夜更かしか?」

「夜更かしは肌に悪いからダメよ!」

「ちっげーよ!」

「じゃあどうして?」

「お前らもあの動画見たろ?おれが仇のヴィランを殺そうとしたの、特に楓はさあのヴィランに人質になってたのに俺はお前の命関係無く行動していたじゃん。本来なら皆俺のこと無視するもんだろ?」

「本当にいきなりどうしたの?」

「・・・」

「あの時は確かに衛宮君に絶望したよ?でも一瞬だけね。私に危害が及ばないようにしてくれたし助けてくれた・・・よね?それで、衛宮君とヴィランの関係知ったから仕方無いと思ってるよ衛宮君の夢の関係も大きいし。それで何より私達皆衛宮君が優しいこと知ってるからね」

 

「・・・そうか」

「そうよ!それでなんでいきなりそんな事聞いたの?」

「いや、今日久々にあの頃の夢を見てな」

「・・・諸刃。お前だから朝から元気無かったのか」

「・・・衛宮君」

「何?楓」

「さあおいで!!お姉さんが励ましてあげる!」

「いや、俺とお前歳同じだろ、俺の方が誕生日先だし。あと両腕広げて向かい入れ体勢辞めてね? 男子の目が『衛宮殺す』って成ってるから!」

 

「あはははは。衛宮君つれないな~私はいつでもウェルカムなのに」

「やめて!!お前の見た目は清潔委員長なんだから!てか、最初そのキャラだったんだから最後まで貫き通してよ!?」

「あはは」

「楓ちゃん、2年になってイメチェンしたもんね」

「あのキャラ疲れるの」

「メタイ!!」

「あはは」

 

 キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン

 

「は~い、皆さ~ん。予鈴が鳴ったら席に着いてくださ~い」

 

 優しそうでふわふわした感じの人は衛宮のクラス担任の軽沢(かるさわ) 最項(さいこ)だ。

 

「は~い。皆さんももう三年生です。この先の事も考えなければ行けませんが、まあ皆さんはヒーロー校ですよね~!」

 

先生よ、皆がヒーロー校に進学を目指すのは分かるが、進路調査の紙を上に投げ捨てるのはどうかと思うよ?集めるの大変じゃん。あ、前列の人達が必死に集めて「あ、門谷君は進学しないんだっけ?」・・・は?

 

「はぁぁぁああああ!!?!?」

「どうしたの衛宮君?」

「おい!零」

「なに?」

「お前ヒーロー校進学しないのか!?」

「しないよ」

「じゃあ何すんの?」

「なにしようかな~。旅でもしようかな~」

 

マジか此奴!俺にヒーローになれって言ったくせに此奴はヒーローに成らないのかよ・・・マッジカー!!

 

「そう言えば衛宮君はヒーローの学校はあの雄英高校目指のよね?」

「え!?マジなの衛宮君!!」

「まじ」

「雄英ってヒーロー校トップの学校じゃん!!」

「偏差値79で倍率300倍の学校だろ!?マジかよ!!」

「ま、まあ衛宮君頭良いし個性も強いから行けるだろうけど・・・」

「なあ諸刃なんで雄英なんだ?」

「・・・は?」

「え?」

「まじか零よ」

「?」

「俺にヒーローになれって言ったのお前だろ」

 

 

『なあ、諸刃。」

『何?』

『お前ヒーローに成れよ』

『なんだよ急に』

『お前強いからその方が沢山の人を救えるし、あの世で両親に会った時に胸を張れるだろ?』

『確かにな』

『決まりだ!!雄英に行って、ヒーロー! いや、やっぱなし! 英雄を目指せ!!』

『でかいな色んな意味で』

 

「って!事が有ったじゃん!」

「あったけ?」

「・・・」

「・・・てへ☆」

「え、衛宮君大丈夫か?」

 

「体は剣で出来ていた」

 

「へ?」

 

「血潮は鉄で心は硝子。幾たびの戦場を越え不敗」

 

「も、諸刃!?ごめん!嘘覚えてるよ!」

 

「ただ一度の敗走は無く」

 

「だ、ダメよ衛宮君!?なんかダメよ!?」

 

「ただ一度も理解はされない。 彼の者は常に独り 剣の丘で勝利に酔う」

 

「ちょ!!諸刃ソレはしゃれにならん!?」

 

「故に生涯に意味は無く」

 

「み、皆さん!先生命令!!衛宮君を全力で止めなさい!!」

 

クラス全員「は、はい!!」

 

「その体は、きっと剣で出来ていた!!」

 

クラス全員「やっぱムリゲー!?!?!?」

「冗談だよ」

「はへ?」

「本当にはしないよ」

「は~あ」

 

あら、先生腰抜かしちゃった。少しやり過ぎたかな?後、本気で詠唱したけど宝具は使えなかったか。

 

「そ、それじゃあ授業を始めるわよ~」

「「「「はーい」」」」

「衛宮君は反省文ね」

「ですよねー」

 

 

その後は普通に学校も終わって良かったが、先生が家に来ることになった。朝のことでかって?違う。俺は親が居なくなったあと身元引き取り人の話があったけど俺は仇を探して全部無視していてそれで話は全部先生が代わりにしてくれた。先生は3年間担任なんよー。

 

でもね不思議なことに俺の身元引受人は親戚なんだけどおれはその人に会ったこと無いんだよー不思議~。そもそも父さんも母さんも両親は居らず、一人っ子なんだよな~。だから俺に親戚は居ないんだよ~不思議~。

 

「どった?諸刃」

「何にも無いよ」

 

いま俺達は数人と一緒に帰ってる。

 

「てか先生家に来るの良いな~」

「なんで?私は緊張するからいやかな~」

「え~良いじゃんだって、さわちゃん先生美人じゃん先生の中じゃダントツだろ?先生が大好きな生徒多いし」

「確かに美人」

「お前らな」

「はは。それより衛宮君そのチラシ何?」

「ん?ああ、先生来るからいつものように何かご飯食べるかと思って夜ご飯考えてた」

「衛宮君って本当に家庭的だよね」

「それで彼女は居ない・・・クソ!さっさと彼女作れや!このクソ宮!」

「誰がクソ宮だ!?そもそも俺は彼女とか興味無い!!」

「じゃあじゃあ!私達とかもそう言う風には見れないの?」

「私達自分で言うのもあれだけど顔は良い方よ?」

「胸もある!」

 

「お前ら冗談でもそんな事言うな~変な誤解生まれるぞ?」

「え~私は本気だぞ!キュウピン!」

「だから辞めろって楓!あとキュウピンは古い!」

「あははは」

「・・・・・・?」

「どうしたの衛宮君?」

「なあお前ら、なんか変ないや焦げ臭くないか?」

「?あ、言われて見れば?・・・っえ!衛宮君!?」

 

 そう言うと衛宮は唐突に走り出す。その少ししてから爆発の様な音がする。

 

この匂い間違いなく火災の匂いそしてさっきの爆発音はもう間違い無い、ヴィランだ!

 

「うわ」

 

目線の先には液体型の個性を持ったヴィラン、なんかヘドロみたいな見た目だからヘドロヴィランで、そのヘドロヴィランが学生みたいな人を人質にしていた。ヒーローもいるがどいつもこいつも相性がどうのこうのって言って見捨ててた。

捕まった学生の個性なのか辺りは爆発炎上していて、木みたいな人は炎に弱くて近寄れない、巨大化出来る女の人は商店街という狭い空間では役に立たない。ベテラン風の筋肉モリモリの人が物理攻撃タイプでヘドロと相性が悪い。といった感じの言い訳してる戦闘が出来そうなヒーローはこれだけ。あとは消防関係の救命活動系のヒーローばっかり。

 

「衛宮君!?」

「って、なにあれ」

「あれ隣の学校の制服じゃん」

「言ってる場合か!ヒーロー何してんの!」

「相性が悪いと言って見捨ててる」

「「「「!?!?!?」」」」

 

だがその時だった、捕まった少年と同じ服を着た綠髪の少年が人混みの中から出て行きヴィランに向かって走り出した。

 

「何彼奴!」

 

ヒーローは自殺志願だとかバカとか叫んでるけど、綠髪の少年は持ってた鞄をヴィランの目に向けて投げた。

 

「言い判断だ」

「なんで?」

「液体の体とはいえ、目があると言うことはその部位は物理攻撃が効くと言うことだ」

 

現に目に荷物が当たってヴィランの拘束は緩んでる。

 

「で、でもあの子」

「ああ、ヒーローの素質がある」

「衛宮君!?言ってる場合ってあれ?居ない!?!?」

「まさか」

 

 ヘドロヴィランは邪魔した綠髪の少年を殴ろうと液体の腕を振り下ろすがヴィランの腕は少年に当たる前に切り落とされビチャッって音と共に少年の手前で落ちた。そして少年の前には独りの男、学生が立ってた。

 

「大丈夫か?」

「え?」

「が、ガキ!何しやがった!」

「五月蠅いヴィランだ。何って?ただ手刀で斬っただけだ」

「はあ?」

「お前は液体操作じゃなく体が液体なだけだ。だからお前の体から切り離されれた液体は操れ無いだろ」

 

まあただの予想だが、そもこの反応だと当たりか。

 

「さてその人も帰して貰う」

 

 衛宮は一瞬で人質に近寄ると勢いよくヴィランから引き抜く。その速度はヴィランでも反応出来ず人質を少年に取りかえされる。

 

「そこのヒーロー(綠髪の少年)!!受け取れ!!」

「え!?わ、わわ!!か、かっちゃん!大丈夫!?」

「くそ、デクゴホゴホ」

「このガキがぁぁああ!!」

「危ない!」

「大丈夫!」

 

 ヘドロヴィランは人質を取り替えされた事に怒り衛宮を殴ろうとするが、衛宮は少し腰を下ろし左手の拳をヴィランの体に当てる。

 

「死ね!!」

「破ァ!!」

 

 次の瞬間起きたのは誰しも言葉を失う光景だった。液体タイプの個性のヘドロヴィランは内部から爆発したかの様に周囲に飛び散り、唯一攻撃が通じた目の部分は背後のお店のシャッターに張り付いておりヴィランは恐らく気絶していた。(死んでないはず)

 

「大丈夫か少年達よ」

「す、凄い!君の個性はなんなの!?」

「お、おう凄い食いつきだね」

「君達!何してるんだ!危ないだろ!」

 

五月蠅いのが来た。人質を見捨ててたくせにヴィランが片付くとこれだよ、ヴィランが俺に攻撃するときに、助ける素振りすらしてくれなかったくせに。

 

「ああ、そうだ綠髪の少年、俺の本当の個性を教えるよ」

 

 そう言うと衛宮は両手を握り左腰に当て、まるで抜刀の構えをして、本当に刀が有るかのようにして、右手を前に出すと衛宮の手には剣が握られていた。

 

「エクスカリバー」

「剣?あの攻撃が個性じゃ無いのか?いや個性複数持ち!ならなんの個性だ?今のは恐らく創造でさっきのは衝撃は?だとすると――」

 

 衛宮はを脇構えをとると勢いよくエクスカリバーを天に向けて振り上げる。

 

風王(ストライク・)鉄槌(エア)!!」

 

 全てを吹き飛ばそうとする暴風が天高く巻き起こる。

 

「きゃあ!なになに!?」

「何がしたいんだあのガキ!!」

 

 そして暴風は次第に収まり、ヒーローは衛宮達の元に行き色々言うが衛宮はヒーロー達を睨む。

 

「うるせえなぁ黙ってみてろ。次第に降るから」

「「は?」」

 

 衛宮が言った事が意味が分からなかったが、次第に近くに居たヒーローと野次馬は驚愕する。何故なら雨が降り出したからだ。

 

「はあ!?雨が降り出した」

「そうか!?今の暴風が上昇気流になって雨を降らしたのか!だとするとその風圧はオールマイトのデトロイトスマッシュに匹敵する強さぁ!!だとすると――」

「呼吸呼吸!君ノーブレスで喋り続けてるよ!?」

「あ、スミマセン。あの助けてくれてありがとう御座います」

「俺はお前に助けられてなんかいねえ!!独りでもやれたんだ!クソが!!」

 

なんかいきなり人質なっていた子が怒りだした。何故に?

 

「か、かっちやん!?ダメだよ!!そんな言い方!?」

「いいよ。君を助けるつもりは無かったから」

「へ?」

「俺は綠髪君を助けるために行動しただけで君はその過程のついでに過ぎないよ」

「っ!?」

 

 

 

  ★

 

 

 

いきなりなんだけどさ、なんか腹立つ。あの後は雨も止み鎮火も出来たが、綠髪くんはヒーロー達に怒られてるのに人質になってた子は良く耐えたとか称賛されてるの理不尽じゃね?あ、おれは怒られもせず称賛もされずシャッターに寄りかかってその光景を見てるだけ。因みに綠君は緑谷 出久と言って人質っ子は爆豪 勝己って言うみたい。

 

「全く!!無茶にも程がある!!」

「自分がした事分かっているのか?」

「君があんな無茶しなくてもよかったんだぞ!我々ヒーローが――」

 

イラ!

 

「おい!さっきから黙って聞いてりゃあよぉ!今の言葉可笑しいだろ?」

 

 衛宮の怒鳴り声に場は一気に静まり返る。

 

「何が無茶しなくてもだ!何が我々ヒーローがだ!巫山戯た事ぬかしてんじゃねえぞぉ!お前ら全員人質の此奴を見捨てたろ!」

「そ!そんな」

 

「そんな事は無いってか?は!説得力ねぇ~。なあ樹木野郎お前はなんだ?火は弱点とか言い訳して勝手に諦めてよぉ。そしてそこの力しか取り柄のねぇ筋肉ゴリラ!お前は更に酷い、なんだ液体タイプは相性が悪い?は!巫山戯てんの?なんで俺が人質の子を引っこ抜いた様なこと考えなかったの?バカなの?脳みそも筋肉なの?」

 

「そう言う君は個性無断使用の犯罪だよ!」

「そうだな。でもそのお陰で雨が降って直ぐに火は消えたろ?あの消防士みたいなヒーローだと何時間かかった?あ”?後いっとくがヘドロ野郎にやった打撃は個性じゃ無いただの技術だ。」

「「は?」」

「お前らは個性にしか頼ってないからあんな無様晒すんだろうが!!・・・あれ?でもそれだと綠君きみの個性は何?個性発動モーションも無ければ使った感じも無い、あの場で飛び出したから有利な個性だったんだろ?」

 

え?違うの?この子「えっとー」とか言って凄い目が泳いでる。まさかだよね・・・。

 

「なあ、没個性?まさか無個性じゃないよな?」

「・・・む、無個性です」

「まじ?」

「はい」

「・・・ふ、あっははははは!!まじかよお前!!お、お前凄いヒーローの素質有るじゃん!!」

「え?」

「お前没個性どころか無個性とかやばいな!お前無個性なのに戦う力が無いのに友を助ける為にヴィランに立ち向かうとかお前正しくヒーローじゃないか!!」

 

 そして衛宮は周りの野次馬にも聞こえるぐらいの大声を出す。

 

「最ッ高じゃないか!戦う力も無いのにお前は動いた!後ろの二人は炎は弱点だとか物理攻撃が効かないだとか言い訳をして人質を見捨てた!!それに対してお前は助けに動いた!その行いをヒーローと言わずしてなんと言う!!確かに人によっては愚行!愚か!自殺行為と、言うだろう!だが!歴史に名を刻むヒーローは皆こう言う!『頭より先に体が動いていた!』と!」

「ぼ、僕は」

「綠君!!この場に居る全員が!世界中が!お前のあの行いを否定しようと!俺はお前の行いを肯定しよう!・・・緑谷出久!」

「はい!」

「お前は――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒーローに成れる!」

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