実は作者リアルでは学生なのですが定期テストの時期になりましてヒーコラ言ってる今日この頃なのです。ただでさえ成績悪いので執筆を控えていたのですが、これ以上空けるのもどうかと思いまして合間を縫って投稿させていただきました。視点が入り乱れたりとクオリティは低いですがとりあえずどうぞ!
「合同模擬戦?またですか?」
「うん、機種転換してからはまだ一回もしてないしお互いどこまで成長したか分かるでしょ?」
「まぁそうですけど…急ですね」
「…ちょっと
「あぁ…」
北郷さんは疲れたように遠い目をした。俺はそれだけで理解した。大方穴吹さんか徹子が三日前の出撃の事で申し出たのだろう。
ー三日前ー
「方位南南西!数5!飛行型!」
「久々に来たわね!鬱憤晴らしてやるわ!」
「智子お願いだから単独先行しないで!」
穴吹さんは毎回いち早く出撃してしまう。それを止めようとするのはフジさんなのだが最近はどこか諦めモードに入っている。
「ははは…私たちも行こうか」
「「「「了解!」」」」
「それにしてもホント陸軍さん早いよね」
醇子が暢気に言葉を漏らす。
「その分俺達との連携が取れてないけどな」
徹子が不満顔で呟く。ガランド大尉がいた時よりは良くなったのだがおてんば娘達…主に穴吹さんが先行して一人で倒そうとしてしまうのだ。周りの人がなんとかカバーしながら戦っているがこのままでは何時か皺寄せが来ると言われていた。
「いたぞ!」
「私の刀の錆にしてあげるわ!」
「いや、血出ないんだから錆びる事は無いだろ…」
騒がしく怪異に攻撃を開始する。今は陸軍さんが三機を引っ張り、二機はこっちが引き受けていた。以前の俺達なら二機同時に相手にすることなど出来なかったが今までの訓練、実戦で誰がどのような役割を持てば一番良いかが体で理解できるようになった。
「徹子右に20、醇子は上に50!美緒は俺ともう一機!どっちも一撃離脱で行くぞ!」
「「「了解!」」」
俺が固有魔法によって敵の行動を把握して指示。徹子と美緒は格闘戦に長けているので怪異を引き付ける役が多く、醇子が一撃離脱で仕留める。これがいつもの戦い方だ。でもミスは当然あって
「ああっ!ごめんなさい!」
「あと一歩だったな…」
醇子が怪異の右翼と尾翼の一部を削ったが撃墜には至らなかった。だがここは…
「醇ちゃんよかったよ、後は任せなさい」
我らが軍神、北郷さんの登場だ。北郷さんは最初は俺らに任せて少し離れた場所ですぐに出られるように待機しているのが殆どだ。俺達も北郷さんがいてくれるおかげで思い切って自分の事が出来る。
「美緒!俺達もやるぞ!」
「わかった!」
美緒が格闘戦に持ち込み怪異の体勢を崩す。
「今だ!美緒離脱しろ!」
俺は急降下しながら指示を飛ばす。美緒が離れていく。同時に怪異も美緒を追っていく。
「行かせるかよ!バラキやるぞ!」
『承知!』
俺は音と並ぶ。弾丸のシールドを張る。
「
少し狙いから逸れ中心を捉えられなかったが後から来る衝撃波で粉々に砕けた。
「一機撃墜!」
「わかった!若!とどめを頼む!」
「よっしゃあ!これで終わりだっ!」
徹子が突っ込みながら銃撃を浴びせもう少しで撃墜できたその時。
「っ!徹子危ない!」
「えっ?うわ!」
徹子の頭すれすれを銃弾が通り抜けて行った。そこで銃撃が途切れてしまい怪異が逃げて行ってしまう。
「くそっ!バラキもいっちょやるぞ!」
『存分にやれい!』
「
連続で五発放つ。命中率はさほど高くないが威力はかなり高い。二発、怪異の中心を捉え墜とした。
『肝が冷えたわい。今の銃弾はやはり…』
「ああ、間違いないな…」
俺は銃弾の来た方向に目を向ける。そこには陸軍の人たちがいた。
「ちょっと智子!あなた味方に向けて何撃ってんのよ!」
「いや、こっち終わったから援護してあげようと…」
「っ!ふざけんなよ!こっちはこっちで仕留められたのに何邪魔してんだよ!しかも
「な、なによ…そこまで怒らなくても…」
「こっちはそれで死にかけてんだ!突然すぎてシールド張れなかったし怒るのは当然だ!刀しかまともに扱えねぇくせに勝手にでしゃばんな!」
「お、おい徹子言い過ぎ…」
俺は宥めようと声を掛けるが…
「フ、フフフフ…言ってくれるじゃない
「んだと!もう新人じゃねぇ!」
「そういう事は私より敵を墜としてから言う事ね!」
「いつも単独先行して隊列乱しまくってる奴が何言ってんだ!協調性皆無ヤロー!」
「それ以上に敵倒してんだから何の問題も無いわよ!」
「問題大有りだろうが!」
「何よ!」
「なんだと!」
二人は不毛な言い争いをしていて気付かなかった。この会話が怒るともっとも怖い
「…いい加減にせんか!!!」
「うひ!」「みぎゃ!」
「ああぁぁぁぁ…耳がぁぁ…」
ー江藤さんお願いです、怒るなら
俺はインカムを付けている方の耳を意味もなく抑えてしまう。美緒と醇子も同様にしている。ちなみに北郷さんと他の陸軍の方達は分かっていたのかインカムを切っていた。事前に教えてください。
「言い訳は帰ってから聞く、ここがまだ戦闘空域というのを忘れるな!」
「「は、はい…」」
さっきとは打って変わり基地に戻るまで二人はとても静かにしていた。が、基地に戻ってから江藤さんが二人の言い分を聞いているとまた再燃して怒られる、というのを繰り返していた。
「それであちらさんが痺れを切らして模擬戦でケリを付けようって話になったんですね?」
「ははは…その通りだよ、悪いけど付き合ってやってくれないかな?」
「それは構いませんがルールは前回と同じなんですか?」
「それなんだが言い争いしてる間にいつの間にか“個人の技量”の高さに変わっていたらしく一対一の五本勝負になっていたよ…」
「なにやってんだあのバカ…」
集団戦ならいざ知らず個人で勝てる奴なんて北郷さん位だろう。技術的にもあっちの方が優れているのに何吹っかけてんだか…
「分かりました。いつやるんですか?」
「二日後がちょうど開いていたらしい、その日になったよ」
「二日か…」
「どうしたんだい?」
「いや、どうせやるんなら勝ちたいんでどういう戦略を立てようかなと…」
「ふむ…健人君は隊長とかに向いているのかもね、よし!今回の模擬戦は健人君に任せた!私も従うから案が浮かんだら言ってくれ」
「え、えええええええぇぇぇぇぇぇ!!!?」
なぜかいきなり大役を任されてしまった。
「いや、え?俺には荷が重いです!それに俺は基地で最年少ですよ!?いきなりそんなの任されても困ります!」
「なに、健人君なら出来るさ。それにいい経験になるだろう?」
「だからって…」
「それじゃあ私はこの後会議があるからよろしくね」
「ちょ、ちょっと…」
北郷さんはそう言うとさっさと行ってしまった。俺はポツンとその場に立ち尽くす。
「勘弁してくれよ…」
『…手伝うか?』
「ああ、頼む…」
あと二日で美緒や醇子、徹子をどうやって勝たせるか。俺には見当がつかなかった。
とりあえず俺は三人に模擬戦の事と俺が作戦を考えるという事を伝えた。場所は例の林だ。
「い、一対一でやるの…?私絶対勝てないよ…」
「醇子何弱気になってんだよあんな奴ら余裕だ余裕!」
「いや、徹子が元凶だからね…」
美緒その通り、あと醇子いちいち泣くな。
「で、作戦はどうすんの?」
「俺はぜってー穴吹の奴とやるからな!」
「…正直一対一で勝てる見込みがあるのは北郷さんだけだ、飛行時間も技術的にもあっちの方が有利だ」
「じゃ、じゃあどうするの?」
「…意表を突くしかない。そしてもっとも意表を突けるのは…」
俺はそこでもっとも相手に
「醇子、お前だ」
「え、えええ!!?」
醇子は驚きのあまり大声を上げてしまった。
「お前が今回の模擬戦での鍵だ、俺がお前に一つ技術を教える。二日間みっちりとな…」
俺はものすごく悪い笑みを浮かべた。
「ひっ!お、お手柔らかに…」
「保証しかねる」
「そ、そんなぁ…」
「安心しろ、五体満足ではいられるはずだ」
「どこまで厳しくするつもりなの!?」
醇子は既に涙目になっている。少し脅しただけなんだがな…
『主も中々悪い性格をしとるの』
ーお前には言われたくねぇ…
「で、健人俺たちはどうしたらいいんだ?」
「美緒と徹子はバラキに教えてもらうよ」
俺の隣に光が集まり形を成す。…これ久々に見たな。
『二人ともよろしくの』
バラキは暢気に挨拶するが俺達はその姿を見て固まった。バラキが変化できるのは知っていたが、
ーこいつ小さくもなれんだな…
そこにはいつもの180㎝越えの体ではなくその半分ほどしかないバラキがいた。
「バラキその体どうした!?」
『なに、主に半分ほど力を残したからこうなってるに過ぎん。問題は無い』
「別にいつも道理でいいんじゃ…」
『主は儂が完全に実体化した時に魔法を使えたのかの?』
「…そういう事ね」
『それじゃ初めて良いかの』
「あ、ああ。頼む」
『ほれ、二人とも行くぞい』
「え、あ!ちょっと待てって!」
美緒と徹子は慌ててバラキの後をついて行った。残された俺と醇子はバラキの変化に少し放心状態になっていた。
「か、かわいくなっちゃったね…」
「その評価もどうかと思うぞ」
確かに小さくはなっているが目つきやら雰囲気は変わってないぞ?
「とにかく俺達も始めるぞ」
「う、うん…そういえば私たちは何をするの?」
「やる事は簡単だよ、ちょっと死にかけてもらうだけだから」
「……………………………え?」
醇子の顔が絶望に染まった。
「え、えっと…それで私たちは何をするんですか?」
『二人は空戦技術がそれなりにできているからの、今から教えるのは体の動かし方じゃよ』
「動かし方ぁ?それならもう出来てるじゃんか」
『もっと言えば力の流し方じゃよ。儂の肩を押してみなさい』
美緒と徹子はとりあえず言われた通りに肩を押した。
「あれ?」「え?」
『分かったかの?』
「押したはずなのにビクともしない…」
『今の世じゃ合気とでも言うのかの?受けた力を体の中で廻し流す感じじゃ。健人の動きが急によくなったと思ったことが無いか?』
「そういえばそうだな」
急に健人の機動の無駄が少なくなった事を俺は思い出した。
『あれも儂があやつに力の流し方と逃がし方を教えた結果じゃ』
「でもそれって一日や二日で習得できるものなんですか?」
『無理じゃよ?』
「…え?」
「じゃ、じゃあどうすんだよ!」
『厳しくするしかなかろう。それでいて最小限の事のみ教える。そうすれば間に合うやもしれん』
「ちなみにどれくらい厳しく…」
『…健人が吐く位と言えば伝わるかの?』
「「……………………………え?」」
ほぼ同時刻醇子とまったく同じ反応をした二人であった。
その後二か所からの悲鳴が離れた基地にまで響いたという……南無
「「「死んでないよ〈ぞ〉!?」」」
最後の一幕やってみたかった!沢山の先輩作者様の小説を見ていて、やってみたい一幕の一つを昇華!世界観崩れる可能性ありですがちょくちょくこういうのも入れていきたいと思います。
それと実は新しく別の小説を書こうと思っています。原作はソードアート・オンラインです。テスト後になると思いますがなにとぞよろしくお願いします。
ツイッターもよろしくです。@arklove19返信とか分からないですがとりあえずつぶやいているので。