ウマ娘に転生しました。えぇ…足無いじゃん…   作:(トヨ)

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1週間ほど旅行に行っていたので遅くなりました

感想、ここすき、コメント、しおり、評価、誤字報告ありがとうございます。
モチベの維持につながっております。

この物語は皆様のコメント等によってガバが補完されていっております。
この場を借りてお礼申し上げます。


幕間:VS薙刀蒲公英

僕は今でも後悔してることがある。

薙刀蒲公英グラスちゃん…正直すまんかった

 

 

 

夜中にこっそり義足でターフを走る練習をしようとして偶々見かけた自主トレ中のグラスちゃんに

 

通りすがりの雑用係だ、覚えておけ!

そんなんでレース走って勝てると思ってんの?

義足の僕にすら勝てんぞ???

これが不退転の覚悟ですよ!

一緒にお風呂入ろう!ぐへへ…

 

って絡んですみませんでした(土下座)

だってあまりに"怪物二世"を意識し過ぎて焦って過度なトレーニングをオハナさんに内緒でしてたんだもん。

折角チームに入ったのにさぁ

無茶なトレーニングを繰り返してたからさぁ…思わず、ね?

 

でも完全に煽っちゃってるよね、やらかしたよ…

ただカッコつけて走りたかっただけなんだよ…

おさまりが付かなく…口が勝手にベラベラと…

一貫性が無くて芝生える。

 

 

はい、ターフを走りました。

この後滅茶苦茶トレセンとルドルフちゃんと色んな人に怒られました。

でも今回は義足折ってないんだよ!?凄くない?僕も成長してるのさ!

…え?そもそも勝手に走るな?

はい、仰る通りです。後悔しています、反省も……していますよ、ええ。

カーブがなぁ、あとちょっとなんだよなぁ…

カッコつけようとして、僕の生き様見せてやる!、とか言っちゃってさぁ…

カッコ悪いところ見せちゃったなぁ…

次は転ばないぞ!

僕頑張るぞー、おー!

 

ちなみにお風呂には一緒に入れました。きれいでした。ナイス美尻。

 

 

 

 

 

 

そしてクラシック級に入って直ぐグラスちゃんは怪我をした。

 

 

 

 

あのさぁ

またもや史実を知ってたのに防げなかった…

ルドルフちゃんの二の舞じゃん

何のためにトレーナーやってんの?(まだトレーナーじゃ無いけど)

自分が情けない……

 

 

……切るか…………

 

 

 

 

 

髪を。

一度やってみたかったんだよねぇ!

刀で長い髪をバサってやるやつ!断髪?だっけ?

髪ばっさーっていけば反省してますって雰囲気でるやろ!

思い立ったが吉日というもんね!

では自室で早速。

下にシートを敷いてその上に座って刀…は無いから代わりに包丁でいいや!

いざ参る!

あれ?どうやんのこれ?

逆で持ったらやりやすいのかな?

 

と、髪を切ろうとしてるところを()()入ってきたグラスちゃんに見られて止められてしまった。

グラスちゃんに

 

「私が悪いんです!!もう二度と!このような事はなさらないでください!」

 

って泣きながら怒られた。グラスちゃんが悪いって何?悪いのは僕だよ?ごめんね??

 

やはり僕は自由に髪を切れないのか……

 

………ションボリル(ry

 

グラスちゃんに怒られた直後、()()()()()()きたルドルフちゃんにも泣きながら怒られた。

はい、髪は大切にします。

 

 

 

 

オハナさんに、将来的にトレーナーとしてチームを作るなら担当ウマ娘一人一人にのめり込み過ぎるのは良く無いって言われた。

 

オハナさん……推しが目の前におるのにのめり込むな、なんて無理無理無理カタツムリ!

大変申し訳ないがこれだけは無視させてもらう。

僕は推しウマ娘ちゃんたちと触れ合いたいという邪な理由でトレセン学園に入ったのだ。

別に、命を懸けてGⅠを勝たせる〜とかそーいうのはノーサンキューなのだ。

 

でも怪我だけはいかんよ〜

怪我なんてしちゃったらシリアスなお話になっちゃうだろ!

僕はもうウマ娘ちゃんの曇った顔は見たくないのだ。

スポーツに怪我は付き物とか知らん知らん!!

綺麗事だって?

ふふふ、

 

そうだよ。

だからこそ、現実にしたいんじゃない。

本当は綺麗事が一番良いんだもん。

 

もう推し関係無くウマ娘ちゃんの怪我は死ぬ気で防いじゃえ!

よし、えい、えい、むん!

 

せや!今更だけどグラスちゃんやリギルの皆に怪我予防のストレッチ入念にするように注意喚起したろ!ついでに教えたろ!

 

 

あ、グラスちゃん!まだ怪我治ってないんだから無茶しちゃダメだよ!

焦るのは分かるけど、チームのトレーニングは見るだけって言ったでしょ!我慢することが今のトレーニング!

めっ!ほら!エルちゃんも何か言ってあげて!ほら!今日も良いお胸様ですね!

 

 

 

とかやってたら、グラスちゃんに呼び出されて

 

「■■■■■■■さん

 

このグラスワンダー

不肖の身ではありますが、

精一杯精進いたす所存でございます。

私のトレーナーになってください。

お願いいたします。」

 

と土下座された。

 

 

さっきも言ったけど僕まだサブトレーナーですらないよ?

しかも君リギルに入ってるよね?

って土下座やめてやめて!!

返事は一旦保留にしてもらって、後でオハナさんにどうなってるんですか!?って聞いてみたら

 

「グラスワンダーの方から言われてね。随分と信頼されているのね。

名残惜しいけどアナタが正式にトレーナーとして担当を持つことになったら良いわよ。」

 

と言われた。

 

どうしてこうなった?

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

私がトレーナーさん…ではまだないですね。■■■さんと出会ったのは、私がデビューしてしばらく経った頃。

私が夜中に無茶な自主トレーニングをしていた時の事です。

 

 

私はマルゼンスキー先輩に準えられて"怪物の再来"や"怪物二世"として期待されています。

当時は、レースで絶対に勝たなくてはならない、勝つのが当たり前と考えており、オハナさんに内緒で過度な自主トレーニングをしておりました。

今思えば愚かでお恥ずかしい限りです…

 

「無茶なトレーニングは身体を壊しますよ!」

 

私の走る最低限の外灯に照らされたターフに女性の声が響きました。

この時間、ここには私以外居ないと思っていたので、驚いた私は立ち止まって声の方へと振り返りました。

声がしたターフの外側の方にはジャージ姿にエルのようなマスクをつけた尾花栗毛のウマ娘がいらっしゃいました。

それが彼女との運命の出会いです。

当時はまだ■■■さんとは関わりが薄く、シンボリルドルフ会長と仲の良い方で、オハナさんを通して何度か顔を合わせた車椅子に乗ったウマ娘の職員さん、くらいの認識でした。

そんな方が、消灯後の時間にジャージにマスク姿で、しかも普段乗っている車椅子無しでいる状態に大変驚いて混乱してしまいました。

そんな状態の私に彼女は近づいてきて再度声をかけてきます。

 

「こんな時間までリギルはターフの使用申請を出していません。グラスワンダーさん、無茶なトレーニングは身体を壊しますよ。さぁ今日はもう終わりにしましょう。」

 

皆さんには内緒でしていたトレーニングを見られてしまった私は気が立っており素っ気ない強気な態度で接してしまいました…

 

「■■■■■■■さん、このような時間にこのような場所で私に何か御用がおありですか?」

 

ぁ……

私は通りすがりの雑用係です、覚えておいてください。

そんなことよりもグラスワンダーさん、その無茶な自主トレーニングを止めに来ました。

貴方にはオハナさんが毎日最適なトレーニングを考えてくださっています。

今日はもう身体を休めましょう。」

 

「オハナさんのトレーニングはしっかりとこなしています。その上でしていることです。それに、貴女には関係のない事でしょう。放っておいてください。」

 

「関係のない事ではありません。貴女はこのトレセン学園で最も期待されているルーキーの1人です。貴女の実力なら、順調に行けばクラシック三冠や世界を目指すことも」

「だから!!その為の努力を!トレーニングをしているんです!」

 

「…正直、そのような状態で朝日杯フューチュリティステークスで勝てるとは思えないのですが?」

 

それは私にとって衝撃的な発言でした。

周りの方々やメディアでは既に1番人気確実、1着を取れるかどうかではなく1着をレコード更新で取れるかどうかと言われていた中で、この発言です。

 

「そのようなトレーニングをしていては怪我をしてしまいそもそもレースに出走できない可能性が高くなってしまうかと。

そうなった場合、オハナさんの想いや我々の期待、そしてあなた自身のこれまでの努力を棒に振るおつもりで?」

 

「なら…ならばどうすれば良いというのですか!私は、このトゥインクルシリーズに!不退転の覚悟で」

「甘い…甘いですね。その程度で不退転の覚悟?片腹痛いですね…それでは義足の私にすら勝てませんよ?」

 

「え?な…義足?」

 

突然の暴露に理解が追いつきませんでした。

この自然な立ち姿が義足?

 

「良いでしょう。私は口があまり達者ではありませんので。今からターフを走ります。この姿をその目に、焼き付けてください。

私の生き様見せてやる。

 

そう言いながらジャージの上着を脱ぎ棄て、呆然としている私を尻目にターフへと歩みを進めました。

 

スタート地点に立つ■■■さん、今なら分かります、あれはGⅠレース級の気迫でした。

 

命、燃やすぜ

 

そう呟くと同時にスタートしました。

走るフォームはとても綺麗でお手本その物でした。

これが本当に義足での走りなの!?あの時はそう疑ってしまいました。

 

 

しかし、第1コーナーにさしかかったところで彼女は転倒しました。

私が呆気に取られていると何かが足元に飛んできました。

よく見たらそれは、金属製の棒状のようなモノ、義足でした。

カーブでの負荷に義足が耐えられず、こちらまで弾け飛んできたのでしょう。

事態を重く見た私は義足を拾って■■■さんの元へ駆け寄りました。

 

そこで私が見たものを、私は一生忘れません。

 

転倒時の痛みに顔を歪め歯を喰いしばりながらも両手のみで懸命に前に進もうと、絶対にゴールせんというその姿。

 

これこそが命懸けの、不退転の覚悟!

 

私が甘いといわれる理由を理解しました。

私は彼女の身体に縋りつきながら言いました。

 

「■■■■■■■さんの覚悟と決意、しかと伝わりました!もう大丈夫です!御身体を休めてください!」

 

すると

 

「あれだけ言ったのに恰好悪いところをみせてしまってごめんなさいね…」

 

「…いいえ、そんなことありませんよ。」

 

「本当にごめんなさい、ご迷惑おかけしてしまうのですが、近くにある車椅子を持って来ていただけますか?」

 

そう言いながら痛みに顔を歪めているので私は辺りを見回し、■■■さんの車椅子を見つけ持って来ました。

それから彼女を車椅子に乗せる手伝いをして、治療の為にウマホで人を呼ぼうとしたら

 

「人は呼ばなくて大丈夫です。いつものことですから…自分で手当てできます。」

 

物凄い勢いで転倒していましたが、あれがいつものこと…?だとしたら一体今までどれだけの苦痛を…

って考えている場合じゃありません。

 

「だとしても!保健室までご一緒します。良いですね?」

 

「…分かりました。お願いします…」

 

不服そうに了承してましたが、ここは譲れません。

 

義足を回収して、保健室に着くまではお互い無言でした。

そして、無理矢理手当を手伝っていると

 

「結局何が言いたかったのかと言うと、

グラスちゃんはグラスちゃんなんですから、焦らなくて良いんです。

自分が思うままに走ってください。

だから、居残り自主トレは、めっ!ですよ。グラスちゃん。

 

我ら思う故に我ら在り。

私は足が無いので一人では何もできません。色々な人の支えがあって今日まで生きてトレセン学園で働くことが出来ています。

レースも同じだと思うんです。私は出走できませんが…

一緒に出走するウマ娘、それを支える裏方の人たち、その人たちの協力があってこそレースが成立します。

えと…要するに抱え込まないでください。私じゃなくてもいいから、オハナさんやリギルの皆さん、クラスメイトやルームメイトに、今抱えている思いを話すことをお勧めします。

みんな一緒になって悩んで考えてくれる人たちばかりだと思います!

 

同じ時代に今出会えた仲間たちよ、我ら思う故に我ら在り

 

人生は、トゥインクルシリーズは誰も皆一度きりです。

みんなで協力して、悔いの無いようにしましょう。

あっ…今更ながらグラスちゃんって勝手に呼んじゃったけど良いですか?ありがとうございます。えっと、私のせいで二人とも泥だらけですしお近づきの印に一緒にお風呂に入りませんか!?私ウマ娘ですから特例で寮に住まわしてもらえているんですよ!美浦寮です!え、同じですか?じゃあ一緒に入りませんか?良いんですか!?えへへ

 

 

私は私。だから私の走りをすれば良い。”怪物二世”と評価されるあまりそんな単純なことが分かっていませんでした。

後半はぼうっとしてしまっていたのでなんと仰っていたか定かではありませんが、その後お風呂にご一緒させて頂いたことは覚えています♪

これを機に仲が深まりましたね。

後日、オハナさんに報告したらこっ酷く叱られ、そして凄く心配されました。

■■■さんの仰る通りでしたね。これ以降オハナさんによく相談をするようになりました。

 

 

 

 

 

そして朝日杯FSでは無事に1着をとれました。チームの皆さんとクラスメイトの皆と■■■さんに盛大に祝っていただきました。

だけど■■■さん、それを一発芸にするのはちょっと……いや凄いんですけどね。

 

 

そしていよいよクラシック級に挑戦というところで、

怪我をしてしまいました。

やはり以前の無理が祟ったのでしょうね…

これも■■■さんの仰るとおりに…オハナさん、■■■さんごめんなさい…

去年転入してきたばかりのスぺちゃんやセイちゃんやキングちゃんは皐月賞へ挑戦。

エルは世界への足掛かりとしてNHKマイルカップへ挑戦。

 

 

私だけ何もできない…本当に無様です…

 

 

 

 

ある時■■■さんに相談しに行こうと部屋を訪れたところノックをしても返事がありません。

でも部屋に居らっしゃる気配はします。失礼ながらドアに耳を当てて中の音を聴いてみると

 

「切るか」

 

切る!?何やらただごとではないご様子。

ドアノブを捻ると鍵はかかっていなかったようでドアはすんなり開きました。

中を見ると部屋の真ん中、シートを敷いた上に座った■■■さんが包丁を逆手に持っていました。

急いで近寄って包丁を奪い取りました……間一髪。

 

私のせいでそこまで思い詰めていただなんて……

 

 

「私が悪いんです!!ごめんなさい!!もう二度と!このような事はなさらないでください!」

 

「グラスちゃんは悪くありませんよ。だから、ごめんなさい。もうしませんよ。」

 

と約束してくださいましたが……心配なので暫く頻繁に様子を見に行くことを決意しました。

その後、部屋を出たらすぐにシンボリルドルフ会長がいらっしゃいました。

会長さんも心配して様子を見に来たそうです。

 

そして現在、オハナさんは基本的に他の皆さんのトレーニングを見ているため、■■■さんの方からリギルに頻繁に顔を出してくださるようになりました。

凄く私の事を気にかけてくださいます。

私が皆さんのトレーニング風景を見てソワソワして立ちあがってしまった時など

 

「グラスちゃん、気持ちは分かりますがまだ怪我は治っていませんよ。

我慢することが今のトレーニングです。ほら、座りましょうね。

エルちゃんにも協力して貰いましょうか」

 

と言ってエルを呼ばれて無理矢理大人しくさせられてしまいます。

 

 

更に怪我再発予防の為のストレッチを今まで以上に教えてくださり、実践してくださいました。

 

 

 

 

もう私の心境は今までとは違っています。

レースで皆に勝ちたい、その気持ちは同じですが、

 

それと同じくらい■■■さんの為に勝ちたい。貴女と勝ちたい。

そう思うようになりました。

 

ここまで面倒を見て下さったオハナさんには大変申し訳ないのですが、チーム移籍のことを相談しました。

すると

「やっと相談に来たのね。最近はもういつ来るのか、とずっと待っていたわよ。」

と言われてしまいました。

 

今年から急に仲良くなったので、薄々勘付いていたらしいです///

そしてオハナさんが注意点を教えてくださいました。

 

1.■■■さんはとある理由によってまだサブトレーナーですらない為、担当を持てないということ。

しかし、現在は3月上旬。来月から来年度への辞令が出るため、そこでトレーナーになれる可能性が高いということらしいです。

 

2.私の移籍は■■■さんにとってデメリットが大きいということ。

私の実績はGⅠを取っているとは言え、現在は療養中で夏まで復帰はできない、復帰しても実力は未知数というウマ娘を担当しなければならないということになってしまいます。

走れないウマ娘を担当するということは、トレーナーとしての実績をそもそも作れないということになってしまいます。ましてや■■■さんは新人トレーナー、周りから厳しい目で見られてしまうことでしょう。

 

 

……私は必ずや怪我を完治させ、■■■さんに勝利をお届けいたします。

絶対に汚名は着させません。

今度こそ、貴方から教わった不退転の覚悟でレースに挑みます!!

 

 

 

いざ、参りましょう。まずは■■■さんの部屋へと向かって決意表明、そしてトレーナーさんになっていただくお願いを……

 




新キャラ楽しみだぁ

追記
メジロブライトでしたね!
どーゆうサポカでキャラ性能になるか楽しみですね!
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