ウマ娘に転生しました。えぇ…足無いじゃん…   作:(トヨ)

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続きを書こうとしていたのですが、スコーピオ杯全敗したので急遽思いついた何も関係ない短編です。
※主人公の名前の文字数変更しました。
6文字→7文字


幕間: 「注射をしている最中、謝罪しないでくれ」

時が過ぎるのは早いもので、姉さんがトレセン学園に入って来て1年経ち新年度になった。

新年度最初の難関と言えば、あれだ。

 

健康診断の採血。

 

あれが平気な者がいるだろうか、いやいるはずがない。

私も生徒たちの模範になる為に注射を克服しようしとしたが……無理難題だな……

しかし当日までには覚悟を決めなくては!

そういえば姉さんは注射は平気なのだろうか?

今度、それとなく聞いてみよう。

 

やはり姉さんも苦手だったらしい。といっても子供の頃の話だそうだが。

今ではもう、注射針が刺さる様子を観察する余裕さえあるらしい。

いやはや…流石と言うべきか。

余裕綽々とは正にこのことだ。

私なら例え克服することができても観察する余裕まで身につけることができるだろうか…とととと当日までになんとか覚悟を………

 

 

当日になった……注射……頑張る……

 

 

 

 

さて、残すはあと採血のみ……

…私は皇帝だ…いつまでもこのような場所で怖気付いているわけにはいかない!

我の前に道は無し。なればこそ…勇往ー邁進!道は自ら切り拓く…!

い、いくぞ!

ん?

あ、あれは姉さん!これぞ天からの助け!

 

 

 

もう30分も姉さんを引き止めてしまっている…

姉さんにも他の手伝いがある…分かってはいるのだが…

すると何かを察した姉さんが

 

「ルドルフちゃん、貴方がいなければ私はここにいることは無かったわ。」

 

「え?」

 

「悪い意味じゃない、私は今貴方とここに居ることを誇りに思っているの。感謝しているわ、ルドルフちゃん。」

 

「……私もだ、姉さん。行こう!」

 

「一緒に頑張りましょう。」

 

ああ!なんだかよく分からないが勇気が出た、気分は最高だ!さあ、行こう!

 

 

 

私は今、腕を差し出したことを猛烈に後悔している…

あ、あんなにも注射針とは恐ろしいものだったか!?

ぅぅぅぅぅーー

 

「ほら、ルドルフちゃん、手を握っててあげるからね?ほらこっち見て。頑張って」

 

「ぅー……姉さん、すまない…」

迷惑かけてしまってすまない…

ん?姉さん?

 

「注射の最()()罪するなんて……フフッ…」

 

…… 注射……さいちゅう、しゃざい…ちゅうしゃ…!!

「っ!!……フフフッ…」

なんと!!

 

「今です!」

 

「っ……フフフッ!…最中、謝罪…ハハハッ!」

 

「ルドルフちゃん、終わりましたよ。よく頑張ったね。」

 

 

 

 

あっさりと乗り切ることが出来た。

流石は姉さん。駄洒落で私の気を逸らしてくれるとは。

これからは駄洒落を考えている間に注射を打ってもらおう。

うん、そうしよう。

では残りの生徒会の仕事に取り掛かるとしようか。

 

 

 

 

 

ウギャアァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!

 

 

 

 

ん?注射が苦手な者がまだ残っていたのかな?

注射の最中、謝罪だなんて、か……フフフッ

 

 

 


 

 

新学期と言えば始まりの季節である。

これからの期待に胸が膨らみ色々と興奮してしまうのも無理はない。

世の中には興奮することが色々あるが、一番興奮するのは、学生たちの健康診断である間違いないね。

 

学園内でも数少ない女性トレーナーということで、健康診断のお手伝いをお願いされたのだ!ぐひょひょ…

当日は合法的にお触りが出来てしまうかもしれない!?!?

あーでもみんなテンション下がってるだろうからあまりふざけるのも憚られるなぁ…

最後に採血が待ってるからね……

ウマ娘は注射が苦手な子が多いので、取り押さえ要員も居るほどなのだ

え?僕?ルドルフちゃんにも聞かれたけど、僕は前世もあるからね。そりゃあ昔、子供の頃は苦手だったけど。今はもう全然余裕よ、余裕綽々釈由美子よ。

だからアニメのテイオーちゃんみたいに泣き叫んだりなんてしないのさ!

ほ、ほんとうなんだからね!!

 

 

さて生徒たちの健康診断が始まって暫く経った。

途中テイオーちゃんが本気走りで逃げ出したりしたけどはちみーで釣ってなんとかなった。

そして、残り僅かな人数になったんだけど、なんでルドルフちゃんこと我らが皇帝さまは僕の前でずっと喋っているの?

会ってから世間話で始まり今では駄洒落評論会になっている。

もう30分くらい経ったよ…

話を聞くと残すは採血だけっぽいんだけど。

ははーん、取り繕ってはいるけどルドルフちゃんも注射苦手なんだねぇ!

よく見たら耳は垂れてるし、ずっと僕の手に尻尾は巻きついてるし。

 

じゃあ僕がついていってあげるからほら励ましてあげるから!

一緒にがんばろー!マーベラス!

 

いやビビりすぎでしょ、めっちゃプルプルやん。

今お医者さんが準備してるんだけど、あーあ涙目になっちゃって…かわいい…やばい…Sっ気に目覚めそう…。

ぅぅぅぅぅ、とか言っちゃって!かわゆ…

ほら手握っててあげるからほらこっち見て、直ぐ終わるから!

 

「ぅー……姉さん、すまない…」

 

もーしょーがないなー

「注射の最()()罪するなんて……フフッ…」

 

「っ!!……フフフッ…」

 

孔明「今です!」

 

 

 

 

 

作戦成功ー!V!ブイブイブイー!V

 

 

 

 

 

 

 

はー、これで全員終わったかな?

無事しゅーりょー!

じゃあ葵ちゃん、トレーナー寮もどろーか。

え?手伝いのついでに僕らも健康診断受けるって?

は、はぁ!?き、聞いてないぞ!え?説明要項に書いてあった?み、見てなかった…

葵ちゃん!ちょっと待って!!車椅子押さないで!心の準備が……

え?注射平気なんですよね、って?そりゃあ勿論!決っっっして注射が怖いだなんて思ってないやい!

よ、よしっい、イクゾー! デッデッデデデデ!カーン

 

 

 

 

 

 

ウギャアァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!

 

 

 

 

数時間後、東京湾に浮かぶ■■■■■■■の姿が発見されたとかされてないとか。

 

 

 

主人公の名前について:このタイミングでフルネーム公開!って想定はあるのですが……

  • いらない
  • いるけどぼかしたり小出しにしたりしないで
  • いまのまま(想定通り)でいいよ
  • 投稿者のお好きにどうぞ
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