ウマ娘に転生しました。えぇ…足無いじゃん…   作:(トヨ)

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タイトルは内容に何も関係ありません。


コントレイル流石でした!!!お疲れ様!!


このターフで一番美しい推しを守るため

ここ数日お母さまが、学園を辞めて帰って来いと更にうるさくなった……

私はキングなのよ!GⅠレースに勝ってお母さまをギャフンと言わせてやるはずだったのに…

この体たらくは何?

前回の皐月賞は2着、そして今回のダービーは……14着…。

スペさんやスカイさん、エルさんにグラスさんも皆GⅠレースに勝っているのに…私だけ……3強とは一体何だったの…?

わ、私は…お母さまの言う通り才能が無い…?

トレセン学園に来たこと自体が間違いだった?

…そんな…そんなことって……

 

その時

「キングヘイローさん。

間違いじゃありませんよ、貴方が選んだことは。

だから後悔などしないで、諦めないでください。」

 

背後から声をかけられた

「あ、貴方は…」

顔だけ振り変えると車椅子に乗ったウマ娘がいた

 

「申し遅れました、私ス■■カ■■■と申します。」

 

「知っているわよ、貴方は有名だもの…」

 

「それは…光栄ですね。

…貴方のお母さまで有らせられるグッバイヘイローさんの現役時代はそれはもう酷い時代だったそうです。

だから貴方のことをとても心配されているのでしょう。

同じ夢を見ていたのに、回り道ばかりでお2人共すれ違っておられるだけです。」

 

「急に何!?貴方にお母さまと私の何が分かるのよ!!」

 

「……貴方の名前は?」

 

「…え?」

 

「貴方のお名前は!?」

 

「…キングヘイローよ…」

 

「もっと大きな声で!貴方の名前は!?」

 

「一体なんなのよ!?」

 

「良いから!貴方の名前は!?」

 

「キング!!」

 

「誰よりも強い!?」

 

「っ…勝者!!」

 

「その未来は!?」

 

「輝かしく!…誰もが憧れるウマ娘!!………そう…一流のウマ娘といえばこの私!!…

キング、ヘイローッ!!!

そうよ、私はキングなのよ!!!」

わ、私は…

 

「そう、貴方はキングヘイローです。一流のウマ娘なんです。それで十分です。」

 

「なんで…貴方…このコールを知って…」

 

「キングさん、はっきり言って貴方はスプリンター向きです。そして脚質は、終盤まで足を溜めて一気に解き放つ差しが向いています。

ダービーの時のような逃げは愚策でした。走り切るスタミナが足りていません。

その為、クラシック三冠の最後、長距離の菊花賞は大変厳しい戦いになるでしょう。

それでも挑戦しますか?」

 

スタミナが足りてないことなんて自覚してるわ!でも!

「私はキング、一流のウマ娘なのよ!当たり前じゃない!挑戦せずに諦めることなんてしないわ!」

 

「よろしい、なら7月から私のいるチームで行われる夏合宿に貴方もついて来なさい。そこで長距離を一流に走り切ることができるスタミナを徹底的につけます。現在貴方にトレーナーは付いていませんね?」

 

「…ええ、そうよ。皆一流の私に相応しくない人ばかりで…って合宿!?え、なんで」

 

「詳細な日程が決まり次第連絡しますから。ほら、UMINE教えてください。」

 

「え、ええ…って貴方!勝手に話を進めないでくださるかしら!?」

 

「ん?でも今同意してくださいましたよね?じゃあ今日はもう遅いし明日から私のいるスピカで一緒にトレーニングしましょう。」

 

「だから勝手に!」

 

「大丈夫、貴方のことはずっと見て来たのでトレーニングメニューくらい明日までにすぐ作れます。」

 

「もう!話を聞きなさ……ずっと見て来た…?」

 

「ええ…私がここに来てから、ね。そろそろ私は戻りますので、クールダウンとストレッチを充分行ってくださいね。では」

そう言うと車椅子を操作して行ってしまった。

 

「あ、ちょっと……もう…なんなのよ……ずっと見て来たって………。私はお母さまとすれ違っている?…私は…スプリンター……差し………」

なんなのかしら…あの人……?

 

 

 

翌日、放課後に同じクラスのスペさんと一緒にスピカの部室へ向かった。

 

スペさんは昨日のうちにス■■カ■■■さんから連絡を貰っていたみたいで、寮に着いたらすぐ連絡が来た。

 

「さっきス■■さんから聞きました!キングちゃんと一緒にトレーニング出来るなんて嬉しいです!明日から一緒に頑張りましょうね!」

 

もうホントにスペさんったら……

 

 

 

現在、スピカの部室内。

 

「私の一存で暫くキングさんはスピカで一緒にトレーニングします。

皆さん、勝手に決めてしまって申し訳ありません…

でも凄く良い子なので皆さんもすぐ仲良くなれると思います。ね、スペちゃん?」

 

「はい!キングちゃんは私がここに転入した時から面倒見てくれる凄く良い人なんです!」

 

なっ!

「ちょっと!スペさんにス■■カ■■■さん!」

 

「長いから私のことはス■■で良いですよ、私はキングちゃん、って呼ばせてもらいますね。

と言うわけで良いですよね?トレーナーさん?」

 

「あ、ああ構わない。様子を見て、このままスピカに入ってくれれば尚嬉しい。

先日のダービーではうちのスペが1着、君は14着と残念な結果になってしまったが……見るからに良いトモをしているな……どれ…」

 

「…お触りは禁止されていますよ?トレーナーさん?」

 

 

そんなこともあって私はスピカでトレーニングをすることになった。

 

…本当に細かく私のトレーニング考えて来てる…

 

 

 

スピカのメンバーであるゴールドシップさんの宝塚記念も無事終わって夏合宿の時期になった。

 

まさか今年になって私もチームの夏合宿に参加できるなんてね…しかもメンバーがとても豪華で……!!

 

 

なんて思ってたら急にス■■さんが合宿に参加しないなんて言い出した。

 

……はぁ!?人を散々煽っておいて何なのよ一体!?

スピカの皆さんや他のチームの皆さんも納得がいってないみたいじゃない!

 

皆さんで相談した結果、体調が悪いとかじゃない限り無理矢理連れて行くことになったわ!!

 


 

勢いでキングちゃんに声を掛けようとしたけどなんか画面真っ暗なウマホに向かってぶつぶつ言っている……

こ、これ声掛けていいやつなん?

……ま、まぁいいか!よーし僕も一流のトレーナーをイメージしてなんか良い感じに話かけるぞー

 

「わ、私は…お母さまの言う通り才能が無い…?

トレセン学園に来たこと自体が間違いだった?

…そんな…そんなことって……」

 

……………

キングちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!

 

 

 

 

 

トレーナー室に戻ってきた。

沖野Tが云々唸りながらトレーニングメニューを作成している。

泣いているキングちゃんを見て気づいたら頭の中が真っ白になっていて勝手に口がベラベラと動いていた。

勢いで夢だったキングコールしちゃったよぉ〜うへへ…

しかもキングちゃんの連絡先ゲットしてしまいました!?!?

ふぉぉぉぉぉぉ⤴︎⤴︎⤴︎⤴︎⤴︎⤴︎

もう何人もの推しウマ娘ちゃんたちの連絡先を頂いているけど、この興奮には未だに慣れないんだよぉぉ!!!

 

というか菊花賞までトレーニング見るって言っちゃったなぁ…欲望が漏れ出てしまった……

…グラスちゃんにどう言い訳しよ……

というか、沖野Tに許可もらわないと…事後承諾になっちゃうけど…まあ貸しもあるしなんとかなるかな…?

 

「トレーナーさん、少しお話があるのですがよろしいですか?」

 


 

「トレーナーさん、少しお話があるのですがよろしいですか?」

 

戻ってきたス■■に声を掛けられた。

「ん?おお?何だ?」

 

「実は……というわけで明日から菊花賞までキングヘイローさんをスピカでトレーニングを見る約束をしました。宜しいですよね?トレーナーさん?」

 

……は?なんだ急に?

「何がというわけで、なのか説明が皆無で全く分からないんだが……入部希望?いや菊花賞までということは、違うのか?」

 

「私から強引にお誘いしましたので…一応合意は取れたと思いますが……入部体験…的な?」

 

また急な事を言いやがってこいつ…

「的な?ってお前なぁ…」

 

「きっとキングさんもスピカを気に入ってそのまま入ってくれると思いますよ!だからヨシ!」

 

「ヨシじゃねえよ!大体そういう事は事前に相談してくれよ!」

 

「申し訳ないです!その場の勢いでつい…じゃあここはこの前の貸しの取り立てという事で、許してください。キングさんのことは私が責任を持って見ますので。」

 

ぐっ…ここでそれを持ち出してくるか…

「…分かったよ。それを言われちゃ仕方ないな、というか拒否するつもりは無かったが…」

 

「ありがとうございます。では、早速キングさんのトレーニングメニュー考えますね。」

 

「おう…」

こいつの言う貸しとは、俺がス■■のトモを不意に触ってしまった事故の事だ。

気をつけてはいるんだが…手が勝手に無意識で…

今でも思い出せるが均等に鍛えられていて、重賞ウマ娘と比べても遜色ない見事なトモだった。それだけにやっぱり惜しいよなぁ…

 


 

「ありがとうございます。では、早速キングさんのトレーニングメニュー考えますね。」

 

よーし許可ももらったし、徹夜でメニュー考えるぞー!!

あ、スペちゃんに連絡しとこ。

 

 

 

 

さーて、ゴルシちゃんの宝塚記念も無事終わった事だし!(勿論1着)

あれ……スズカちゃんとエアグルーヴちゃんはいつ走るんだろ……?あれ?うっ…頭が……

 

えっと…なんだっけ?そう!いよいよ夏合宿!

生ウマ娘ちゃんたちの生水着姿が海で!!拝見できるなんて!!!

うおおおおおおお、ファイアー!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

ってすっげー楽しみにしてたけど砂浜で車椅子無理じゃね?

どしよ…詰んだ…みんなに迷惑かけるわけにもいかないし。

宿にずっといたら合宿行く意味無いし。

 

お留守番かぁ………仕方ないね………

ごめん、キングちゃん…勢いで誘った僕が馬鹿だった……

作ったメニューを沖野Tに託すしか手がないか…

内容を調整する時は逐一連絡してもらうか……迷惑かけるなぁ……

うわぁーやらかしたー……

 

 

……ションボリ……ルドルフ……うぇぇぇ…

 

 

 

 

 

き、気を取り直して!

今後スズカちゃんは毎日王冠からの天皇賞秋に出るんだね、なるほどねーそれは原作と同じかー

いやー、毎日王冠ではやっぱりスズカちゃんがぶっちぎっちゃうのかな?

生で「どこまで行っても逃げてやる!!」聴けるのかなー!?!?

それとも復帰したグラスちゃんの下剋上なるか?はたまたエルちゃんが勝つか?

からの天皇賞秋でしょ?もう楽しみ過ぎてやばいね!!!

 

ん?天皇賞秋?

 

 

 

 

 

………………え?

主人公の名前について:このタイミングでフルネーム公開!って想定はあるのですが……

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  • いるけどぼかしたり小出しにしたりしないで
  • いまのまま(想定通り)でいいよ
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