「今回の目的は、佐賀県で打ち上げられる予定のSSTO打ち上げ」
ーーとある海域の深度深く
「なんでそんなところに行くの?」
ーーある艦船の中
「そこには恐らく彼らが来るはずだからね。そろそろ、コンタクトしてもいいかなって。嫌なら別に行かないけど」
ーー広いブリッジの中。居るのはたったの二人
「別に問題なーし。興味もあるしね」
片方は女性。歳は17〜20。髪は長く黒髪で、目は薄い黒色。体系は女性の理想形だろう。出るとこは出て、引き締まるところは引き締まっている
「んじゃ、そういうことで」
片方は男性。こちらも歳は17〜20。髪も目も黒い純日本人に見える。しかし女性に比べこちらの容姿は平均的だ
「了解、艦長」
名は、女性をシナノ。男性を名倉 零次
正体は元霧の超戦艦級と改造人間である
ーーー霧の潜水艦 イ401内
「5番、6番、デコイ発射。次いで5番に侵食魚雷装填」
艦長席に座る人物は笑みを浮かべ、そう告げた
「デコイ発射.....デコイテクスチャ転調を確認しました」
ソナー席に座る人物は冷静に報告をする
「敵魚雷群さらに接近中、雷速80ノット距離8100」
報告を聞き、艦長が指示を出す
「1〜4番、目標敵魚雷群!魚雷群に並列して散開斉射!」
「ほい、ほい」
砲雷長と思わしき人物が操作し、魚雷を指示通りにセットする
「本艦の進路修正、取り舵3度。深度このまま、撃て!」
魚雷が発射され、相手の魚雷を爆発させていく
しかし、全ては迎撃できない。一発の魚雷が船に当たる
だが、無傷である
「侵食魚雷発射!」
401から一つの魚雷が撃たれた
それは敵の船に当たり、爆発は周りの空間ごと削っていった
その光景を間近で見ている者達がいた
ーー信濃 ブリッジ内
「いやはや、なかなかの練度だな」
「だねー。軽巡とは言えあんなに容易く破るなんてね」
「その代わり高かった索敵能力は平均に落ちてるみたいだけどな」
そう、信濃は現在戦闘区域で無音潜行中
普通の艦船ならばそれでも見つからないが、イ400型であれば見つけられたはずだ
しかし向こうはこっちに気付いている様子はない
即ち、戦闘能力の代わりに索敵能力を失ったというわけだ
まあそれでも潜水艦の平均値はあるようだが
「だったらあれにも気付かないかも」
「だな。一応準備しておこうか、魚雷発射管準備」
「準備完了、1番に通常魚雷、2番に侵食魚雷装填。発射用意完了」
シナノの手に薄く
「重力子機関はちゃんと止めたままな」
「わかってますって」
そのまま、彼らは401の出方を待つのであった
ーー401内部
「ナガラの撃沈を確認しました。周囲警戒....敵影無し、あとはSSTOの発射を待つだけです」
「ふいー、終わった終わった」
「まだ油断するなよ。増援が来るかもしれない」
「とりあえず蓄積エネルギーの放出をしませんか?今なら多少安全にできるかと」
「そうだな。よしイオナ、強制波動装甲の蓄積エネルギーを放出してくれ」
「了解した」
この時、401クルーはイオナを含めて、敵に気付いていなかった
強制波動装甲とは、霧の艦隊が持つ絶対防御である
そこに蓄積されているエネルギーを放出するということは即ち、防御が一旦なくなると言う事だ
そして、その時を待っていたと言わんばかりに
「っ!タナトニウム反応!侵食魚雷です!!」
「!まずい!!緊急回避!!!」
「間に合え!!」
そのままであれば間に合わなかっただろう
だが
ドン!
ギギギーーバシュン!!
「侵食魚雷が、誘爆した?あ、タナトニウム反応です!でもこれは...こちらではなく相手を狙っている?」
「どういうことだ?」
「お仲間同士の仲間割れか?」
「ですが、重力子機関の反応がありません。妙ですね」
「着弾した模様、潜水艦と思われる船が撃沈されました、それとSSTOが無事発射されたとのことです」
「終わった...のか?」
水雷長ーー杏兵が聞いた
「いや、まだだ。侵食魚雷を撃った船がいる」
「重力子機関反応!これは....まさか!?」
「波長のデータ一致....ヤマト型だ」
「超...戦艦」
「......」
艦長ーー群像は冷静だった。この状況でも諦めていなかった
『こちらシナノ。イ401、いや蒼き鋼で間違いはないか?』
ーーシナノ、内部
「こちらシナノ。イ401、いや蒼き鋼で間違いはないか?」
俺は401に対し通信を行った、恐らく向こうは戸惑っているだろうからな。こちらから話しかけたのさ
『そうだ。艦長の千早群像だ」
「そっか。単刀直入に言う、話がしたい。今から浮上してもらえるか?」
『......了解した』
よし、先ずはオーケーかな?
「全然オーケーじゃないし。思いっきり脅迫というか投降勧告じゃん」
「あ、そうとも取れるか。まあ大丈夫大丈夫、なんとかなるさ」
「はぁ...なんでこんなのに惚れたんだか」
「まあ、結果よければすべて良しってことで。シナノ、浮上しよう」
「りょーかい」
俺たちも401に近付きながら浮上していく
ザパーー
という音が時間差で二つ聞こえ、二つの船が姿を見せた
ーー401内部
「あれは...空母?いや、でも主砲もある。しかし航空戦艦にしては飛行甲板がデカイ気がするな」
杏兵は信濃を見て相手の艦種を予測し、攻撃方法を予測しようとした。だが、相手の姿は異様だった
簡単に言えば、戦艦と空母を足して二で割った形をしている
そう、信濃とは設計当初は大和型3番艦として生まれて来る予定だった
しかし、WW2時の戦況の変化により正規空母化、いや装甲空母化せざるを得なかった
だが、この霧のシナノは違う
戦艦にも空母にもなることが出来たのだ
故に艦長ーー零次の意向でこのような姿をとっている
「あれは....データにないな」
「そうか....俺は少し行ってくる」
「おいおい、危なくはないか?」
「相手は超戦艦。此方を撃沈するのは容易なはず。ならば関係ないさ」
「私も行く」
「どうか気をつけて」
そうして群像とイオナは甲板へと向かった
ーー信濃 デッキ
「まだ来ないのかよ...長いな、釣りしよ」
「え?ちょっ!今から!?」
零次は
「はぁ〜。そんなことしてると」
「此方は401のかん....長の千早群像だ?」
「群像、なぜに疑問詞?」
「え?まじ??タイミング悪いな...少し待ってくれ。いま、お!かかった!!.....く....おらっ!!フィッシュ!!」
「おう、なかなか大きい!後でさばくの?」
「もち、ということで保存よろしく」
「りょーかい」
シナノは船を操作し、釣れた魚を冷蔵場所に保管した
「さてさて、改めて自己紹介といこうか」
ここにきてやっと、零次とシナノは群像とイオナに向き合った
「戦艦空母 シナノの艦長を務める名倉 零次だ」
「メンタルモデル シナノ」
「潜水艦 イ401の艦長を務める 千早群像」
「メンタルモデル イオナ」
「まず初めに、一つ質問。その船に乗る目的はなんだ」
「.......世界に風穴を開けるためだ」
「成る程、そのためには霧の艦隊を全滅させるのも厭わないのか?」
「いや、もし話し合いができるのならそれに越したことはない。寧ろそちらの方がいいと思っている」
現在、群像は質問に対して嘘はつけないと直感的に悟っていた。そしてその判断は正しかった
「嘘はつかないんだな」
「当然、つかせてもらえないからな」
「違いない」
群像と零次はお互いに苦笑いした
そして、零次は本題を、群像にとっては予想外の言葉を放った
「よし!問題なさそうだ、千早艦長、俺も参加しよう」
「.....は?」
「だから、俺も蒼き鋼の一員になるって言ったんだ。もしかして...だめか?」
「いや....もしかしてそれを言うために?」
「ああ。今まではこっちの都合上隠れてなきゃいけなかったがもうその理由もなくなったしな。丁度いい機会だと思って」
「成る程。歓迎するよ、ようこそ蒼き鋼へ、名倉艦長」
「やめてくれ、零次でいい」
「なら俺も群像でいいよ。それで、これからどうする?」
「一応、シナノは潜水艦とドッキング可能だからそうしないか?少しなら侵食魚雷なんかも分けられる」
「本当か!?ありがたい。そうさせてもらうよ」
「あ!その前に、シナノ!旗艦登録しといてくれ」
「忘れるところだった...シナノからイオナにユニオンコアのキーコードを送る。登録求む」
「イオナ了解。...登録完了」
「これで敵対する理由もなくなったな」
「わざわざそこまでしなくてもよかったのにな」
そう言い、群像たちと零次たちはお互いに船の中に入って行った
その10分後、シナノと401はドッキング
零次と401クルー達の顔合わせが終わり、正式に蒼き鋼の一員となった
初めての作品なので恐らく拙い文章だと思いますが、頑張って改善して行きます!
因みにこのシナノは一応、霧のヤマト型です。ヤマト型です
武装は主砲と副砲があり、高角砲と連装機銃もばっちし完備
航空機はナノマテリアル製の烈風と流星、彩雲になってます(現時点)
超重力砲の威力は改造401よりも少し大きいくらいかな?
ではでは、また次の投稿で!