悪魔も泣き出す召喚獣   作:ミステリーフード

10 / 12
アンケートの結果

1 2票
2 2票
3 0 票
となりました。

1と2が同票数になりましたので作者の独断で決めたいと思います。
考えた結果2IS×のデート・ア・ライブにしようと思います。


Mission 5

屋上

 

明久たちが屋上に着くとそこには誰も居なかった。ミーティングをするには絶好の場所だった。しかし、本来此処に居るのは雄二、明久、秀吉、康太、姫路の五人のはずだったのだが、何故か島田が付いてきた。

 

「……おい島田、何でお前が此処に居る?」

 

雄二が不審に思いそう聞いた。

 

「ふん、吉井が呼ばれてウチが呼ばれない訳が無いじゃない。それにウチの成績はFクラスの貴重な戦力でしょ?」

 

どうやら自分はFクラス内の重要戦力と思っているようだ。正直言うと島田の成績で数学は確かに一番良く、Bクラスに匹敵するだろう。しかし考えて欲しい。数学はBクラス並みだとしてその他の教科はどうなのだろうか?島田の数学以外の成績はFクラスの中でもかなり下位に位置する。武器が数学しかないのでは重要戦力と言い難い。総合教科になると結局Fクラス並みになる。

 

「島田、勝手に付いてきて勝手なこと言ってんじゃねえぞ。」

 

雄二が言うと島田は呻きながらも引き下がったが姫路が

 

「坂本君、美波ちゃんもミーティングに参加させてあげて下さい」

 

そんなことを言い出した。雄二は島田がこのミーティングに参加したところで何にもならないが、参加させなかったら姫路がうるさいと判断してミーティングへの参加を許した。

 

 

 

 

 

「そういや明久、お前弁当持ってきたのか?」

 

不意に雄二がそんなことを聞いてきた。明久は昼御飯に弁当を持って来る日とそうでない日があり、今日はたまたま持って来る日だった。

 

「うん、一応持って来てるよ」

 

そう言って明久は手に持っている弁当を開けた。弁当箱は二重になっており、一段目には綺麗に並べられたBLTサンドイッチ、ツナサンドが入っていた。

 

「は~お前の弁当は毎回出来がいいな。俺は作るまでに障害が多すぎて……」

 

明久は雄二の呟きが聞こえていたが気にせず二段目を開けた。中にはサラダとハンバーグのようなものが入っていた。

 

「……これはハンバーグか?」

 

康太が疑問に思って明久に聞いた。

 

「ううん。これはフィスキボールっていう料理だよ。タラをミンチにして丸めて焼いた料理だよ」

 

「……そんな料理もあるんだな」

 

康太が感心していると姫路と島田が近づいて来た。

 

「何その弁当?吉井が作ったの?」

 

「吉井君が作ったんですか?」

 

姫路と島田が聞いてきたので明久は素直に答えた。

 

「そうだよ」

 

「嘘ね」

 

「嘘ですね」

 

「吉井が料理なんか出来るわけないじゃない!」

 

「そうです!吉井君が料理なんて出来るわけありません!本当は誰がそのお弁当を作ったんですか!」

 

いきなり嘘つき扱いされた明久は苛ついていたが、

 

「いや、明久は料理が上手いぞ」

 

「確かに、明久の料理は絶品じゃぞ」

 

「……普通に店で出せるレベル」

 

雄二、秀吉、康太がすかさずフォローした。三人とも明久の料理を食べたことがあるので貶されるのは気分が悪かった。

 

「まさこの話しはここまでだ。ミーティングについて何か質問はあるか?」

 

そう言われたので秀吉が疑問に思っていることを雄二に聞いた。

 

「それで雄二よ、何故最初に攻めるのがDクラスなのじゃ?」

 

Fクラスの目標がAクラスなら、すぐにAクラスに戦争を仕掛けたほうが良いのではないか、またAクラスが無理ならEクラスに仕掛けたほうが良いのではないかと、秀吉は考えていた。

 

「ああその事か。理由は単純だ、Eクラスは戦うまでもない相手だからだ」

 

雄二がそう言うと秀吉が考える仕草を見せるが分からなかったようで、代わりに明久が雄二に聞いた。

 

「でも相手は僕らよりも格上だよ?」

 

成績順でクラス分けされているので、テストの点数では負けている。

 

「確かに試験の点数ではな。だが明久、周りのメンツを見てみろ」

 

そう言われ明久は周りを見渡した。

 

「え~と、クラスのまとめ役の悪友でしょ、女の子に間違えそうになる演劇部のホープの親友でしょ、ムッツリな親友でしょ、(鬱陶しい暴力を振るってくる)帰国子女でしょ、優等生の女の子でしょ。……ああ、なるほどね」

 

「分かっただろ。ここにいるメンバーはFクラスから逸脱したメンバー(島田を除いて)だ。まあここにいるメンバーならEクラス程度の相手には負けないだろ」

 

「それってDクラス相手じゃ確実とは言えないってこと?」

 

明久は確認するように聞いた。

 

「確実とは言えないが作戦通りにいけば勝てるな」

 

「何でさっさとAクラスに戦争を仕掛けないの?」

 

Dクラス相手に確実に勝てないなら最初からAクラスに攻めたほうが良いのではないか、と明久は思った。

 

「まあそれでも良かったんだが、初陣なら派手にいきたいだろ?それにいきなりAクラスに攻めるよりも、こっちのほうが確実性が高いんだ」

 

雄二が説明すると明久は納得した。

 

「それじゃあ今からDクラス戦のミーティングを始めよう」

 

「……Dクラスに負けたら元もこうもない」

 

「康太の言うとおりじゃな」

 

「そうだ。いいか、うちのクラスは…………最強だ」

 

こうして打倒Dクラスのミーティングが開始された。

 

 

 

 

 

ミーティングが終わってFクラスでは雄二が教卓の前に立っていた。

 

「お前ら、これが俺たちの打倒Aクラスの第一歩になる。派手に盛り上げていくぞ!」

 

雄二が演説すると

 

「「「「おおおおおおお!!!」」」」

 

こうしてFクラス対Dクラスの試召戦争が幕を開けた。

 

 

 

 




アンケートへの協力ありがとうございました。

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