悪魔も泣き出す召喚獣   作:ミステリーフード

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テストがやっと終わった~

更新遅れて申し訳ない


Mission 6

Fクラス対Dクラスの試召戦争が幕を開けた。明久は

 

「ではテストを開始してください」

 

回復試験を受けていた。試召戦争では点数が0になると戦死となり、戦争終了まで補習室で勉強しなくてはならない。しかし、点数が0にならなければ回復試験を受けて点数を回復すれば戦争に参加し続けることができる。明久と姫路は点数が無いので開始と同時に回復試験を受けている。

 

 

 

 

 

 

テスト開始から30分経過したころ

 

「……そろそろか」

 

明久はそう呟いて席を立って先生にもうテストはいい。と言うことを伝えた。

 

「え!吉井君もう終わったんですか?」

 

姫路が驚いた様子で明久に尋ねた。

 

「雄二に適当な時間になったら前線に来いって言われたからね」

 

そう言うと明久は教室を出ていった。

 

 

 

 

 

 

FクラスとDクラスの中間地点

 

「戦死者は補習!!!」

 

どうやら誰かが戦死したようだ。

 

「げ!鉄人!」

 

「さあ来い!」

 

「ほっ補習室は行きたくない!」

 

「戦死者は戦争が終わるまで特別補習だ!みっちり指導してやるから覚悟しろ」

 

「いっ嫌だ!あんな拷問耐えられない!」

 

「拷問?あれは立派な教育だ!趣味は勉強、尊敬する人は二宮金次郎という理想的な生徒に教育してやる!」

 

「それって洗脳じゃ………ぎゃあああ………」

 

明久が到着すると、そこには地獄絵図が広がっていた。戦死した生徒(大概がFクラスの生徒)が鉄人によって補習室に担がれていく光景だった。

 

「島田隊長、指示を!」

 

Fクラスの一人が前線の指揮をとっている島田に指示を仰いだ。

 

「全員撤退よ」

 

島田が出した指示は撤退だった。そんなことをすれば前線が崩壊してFクラスが負けてしまう。

 

「……何をしてるの?」

 

明久は呆れて島田に聞いた。

 

「吉井、来るのが遅い!ウチが戦死したらどうするの!」

 

明久からしたら心底どうでも良いことを喚いていたが、明久はそれを無視した。

 

「あれは美波お姉さま!五十嵐先生、ついてきてください!」

 

オレンジ色のドリルヘアーの女子生徒が生徒を連れて島田に向かって行った。

 

「げっ美春!」

 

どうやら島田の知り合いだったようだが、明久はそれを無視して前線に向かった。

 

「Fクラス吉井・A・明久が此処にいるDクラス全員に勝負を仕掛ける!」

 

明久が宣言すると、Dクラス全員が明久の方を見た。この場にはDクラスの生徒が20人ほどいた。

 

「全員だと!」

 

「舐めやがって!」

 

「試験召喚獣、召喚!」

 

「「「「召喚!」」」」

 

召喚のキーワードを唱えると、それぞれの召喚獣が召喚された。明久の召喚獣は銀髪をオールバックにし、藍色のロングコートを着て、腰に日本刀と差していた。

 

化学

 

Dクラス×20 平均110点

 

吉井・A・明久 90点

 

「さて、今回の装備は……」

 

明久が自分の召喚獣を確認していると

 

「すきあり!」

 

一人が向かって来たので、明久は攻撃を引き付けて回避して腹に蹴りをいれて吹っ飛ばした。

 

「Waste of time (時間の無駄だ)」

 

そう言うと明久は顎を上げて挑発した。それに反応して

 

「一斉にかかれ!」

 

10人ほどが召喚獣を取り囲んで一斉に飛びかかってきた。明久はコートの中からある物を取り出して正面の相手に攻撃した。

 

「……Ha!」

 

取り出したのは、青色のヌンチャク『ケルベロス』だった。明久はそれを器用に振って全方位からの攻撃を弾いた。

 

「……Too Late(……遅すぎる)」

 

そう言って、明久の召喚獣が相手の目の前から消えた。

 

「な!どこにいった!」

 

一人が叫んだ瞬間、いきなり上から現れて『ケルベロス』を二体の召喚獣の頭に叩きつけて戦死させた。着地と同時に回転して『ケルベロス』を叩きつける技『リボルバー』を放って3体を戦死させた。

 

Dクラス×5 0点

 

「一瞬で5人も倒しただと!」

 

残った5人が驚いている隙をついて一気に戦死させた。

 

「さてと、とりあえず点数が半分を切った人は回復試験に、余裕がある人はこのまま前線維持するよ!」

 

明久は指示を出して前線維持に努めた。

 

 

 

 

 

 

 

明久が前線に出てから20分が経過した。着いたときには15人ほどいたFクラスの生徒も残り3人になってしまった。すると、突然校内放送が流れた。

 

ピンポンパンポン~《船越先生、二年Fクラスの吉井・A・明久君が体育館の裏で待っています。大事な話があるそうです》

 

船越先生とは、仕事に明け暮れたせいで婚期を逃し、単位を盾に生徒に交際を求めてくる、文月学園の中でもかなり危険な先生のことである。

 

「ねえ、一つ頼みがあるんだけど」

 

明久は殺気を出しながらクラスメイトの一人に頼みごとをした。

 

「30秒だけ離れるけどいい?」

 

「わっわかった」

 

承諾を得た瞬間、明久はクラスメイトの目の前から消えた。

 

《繰り返します、船越先生、二年Fクラスの……な!吉井、何故此処に!》

 

「誰の指示でこんなことをした?独断ならこの場で痛い目をみてもらうけど?」

 

《しっ島田だ!島田の指示でやったんだ!》

 

「ち、分かった。とりあえず前線に戻って来て。どうするかは後で決めるから」

 

そんな会話が放送で流れた。放送が終わった瞬間、明久が戻ってきた。

 

「ごめん、じゃあ再開しよ」

 

 

 

 

 

 

明久が中心になって前線を押し上げて、平賀の前までやって来た。

 

「流石吉井だな。もうこんなところまで来たのか」

 

「まあね。でも相手は僕じゃないよ(相手の前線の人数が妙に少なかったし、そこの影から気配がするな……)」

 

明久がそう言うと、後ろから姫路が出てきた。

 

「あの……姫路 瑞希が現代国語で勝負を「させるか!」仕掛けま!」

 

姫路が平賀に勝負を仕掛けようとした瞬間、物陰からDクラスの生徒が3人出て、姫路に勝負を仕掛けた。

 

「姫路さんがいるとは思わなかったけど何とかなったか」

 

平賀は保険として近衛を隠していた。雄二の作戦では、姫路を使って平賀を倒す予定だったが失敗に終わった。

 

「じゃあ僕が相手をするよ。召喚!」

 

「吉井が相手か……召喚!」

 

現代社会

 

Dクラス 平賀 源二 126点

 

Fクラス 吉井・A・明久 102点

 

平賀は召喚した途端、武器であるバスタードソードで斬りかかった。明久はそれを回避して考え込んだ。

 

「そろそろ使うか」

 

明久は腰の日本刀に手をかけた。そして平賀に向かって走った。

 

「はあああぁぁぁ!!!」

 

平賀も明久に向かって走って、間合いに入った瞬間に剣を振り降ろした。

 

剣が当たる直前に、アビリティの『放出』を発動させて加速して、すれ違いざまに相手を斬る居合の技『疾走居合』で平賀の召喚獣を何度も斬った。

 

平賀 源二 0点

 

平賀が戦死したことによってDクラスとの戦争はFクラスの勝利となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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