ネロとアンジェロの年齢が5才になろうとしたとき
ネロ「おい、アンジェロを見なかったか?」
その一言がすべての始まりだった。
数時間前
アンジェは数人の子どもと一緒に川まで遊びに行っていた。
アンジェロ「お~い、あんまり遠くまでいくなよ~」
しかし、アンジェロの注意も虚しく1人が川の近くの森に入っていってしまい、アンジェロはその子どもを探すために森へ入っていた。
アンジェロ「お~いどこにいるんだ~」キョロキョロ
しかしいくらさがしてもなかなかその子は見つからなかった。そうしてさがしている内に森の奥にどんどん進んで行ってしまった。
そして、そこで見てしまった。
アンジェロがさがしていた子どもが『何か』に襲われているのを。
それは、その『何か』は一目見て思ったことは動く袋だった。しかしその袋の腕には湾曲した鋭利な刃がついており、はっきり言って物騒極まりない。しかも、その袋の破れたところからなにか小さな虫のようなものが出てきているのがここが現実から切り離されているのではないかと感じさせていた。(要するにスケアクロウ)
アンジェロはなぜか『悪魔』だと思った。
アンジェロは悪魔から子どもを守るためにその袋に向かって落ちていた石を思い切り投げつけた。
すると投げた石は見事にあたって悪魔は少しよろけた。そして注意をこちらに向けたのを確認して子どもに向かって「今のうちにこっちに来い」と叫んだ。
子どもは隙をついてアンジェロと合流した。しかしアンジェロの予想外なことが起こった。
子どもがもう一人いたのである。しかもその子は悪魔に怯えきっていて動けないようだった。アンジェロはその子を助けようと走り出したが目の前でその子は腹に刃を刺された。
アンジェロ「そっそんな…ウワワワワーーーーー!!」
アンジェロが叫んだ瞬間アンジェロの周りに藍色の魔力が膨れ上がって爆発した。その余波を受けて悪魔は吹き飛ばされた。
そしてアンジェロはその悪魔に向かって走り出し、思い切り殴り付けた。殴られた悪魔は破裂してピクリとも動かなくなった。
アンジェロ「ハァ…ハァ…」
アンジェロは息が切れていたがなんとか立っていた。
だがそんなアンジェロを嘲笑うかのように同じ悪魔がなんとに五体も現れたのである。アンジェロ達は一目散に悪魔から逃げたが追い詰められてしまった。前には悪魔が五体もいる。なら後ろはどうだろう?
しかし後ろは崖だった。しかも五体だけだと思っていた悪魔はいつの間にか数が増えていた。それを見てアンジェロは不意に
アンジェロ「こりゃヤバイな…ねえネロに伝言を伝えてくれない?」
こんなことを言い出した
アンジェロ「もし僕が戻って来なかったらネロにこう伝えて欲しい。僕の兄なら次に会うときには強くなってキリエ達を守って欲しいって。」
そう告げてアンジェロは悪魔の集団に突っ込んでいった。
アンジェロ「早く行って!絶対に伝えてよ!」
そうして、アンジェロは戻って来なかった。
アンジェロは悪魔の集団を全滅させることに成功した。しかし、アンジェロの体はもうボロボロだった。特に重傷なのは腹に刺さった刃である。
アンジェロ「ハァ…もうダメかな…」
そう呟いてアンジェロは崖から転落していった。
だが、その時奇跡が起こった。突然時空が歪みアンジェロはどこかに転移した。
その場所は日本だった。