悪魔も泣き出す召喚獣   作:ミステリーフード

9 / 12
投稿遅れて申し訳ない

学校→バイト→学校→……が続いたもので




Mission 4

 

 

「それじゃあまずDクラスに戦争を仕掛ける。………そうだな………明久!Dクラスに使者として宣戦布告に行って大役を果たしてくれ!」

 

「……確か下位のクラスの使者って酷い目にあうよね?」

 

明久は雄二を睨みつつそう返した。

 

上位クラスは基本的に下位クラスからの宣戦布告を断ることが出来ない。なので、宣戦布告に来た使者に その鬱憤を晴らす為に過激なことをする傾向がある。

 

「まあ、お前なら何かあっても問題ないだろ」

 

「はぁ、分かったよ。でも……」

 

明久はそこで一旦言葉を切って

 

「やられそうになったらやり返してもいいよね?」

 

物騒なことを言った。

 

「あっああ……」

 

雄二が返事をすると、明久は教室を出てDクラスに向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

明久がDクラスに向かっている間Fクラスでは……

 

「さて、明久が帰ってくるまで作戦の最終確認でもしておくか………」

 

雄二がそう呟いて頭の中で確認をしていると、島田が雄二に話しかけた。

 

「坂本、ナイスよ」

 

「……は?」

 

雄二には島田の言っていることの意味が分からなかった。

 

「吉井をDクラスに行かせたことよ。痛い目見ればいいのよ」

 

どうやら自己紹介の時の舌打ちを根に持っているようだ。なんとも器量が小さいのだろうか

 

「明久なら逆に相手を返り討ちにすると思うんだがな」

 

「ふん、帰ってきたらウチが止めをさしてやるわ」

 

そう言って島田は自分の席に戻っていった。

 

(明久……出来れば無傷で戻って来いよ。あと火種になることがなければいいが)

 

雄二はそう呟くと作戦の確認を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Dクラス前

 

「さて……どうやって宣戦布告を伝えよう」

 

明久は悩んでいた。普通にドアから入っても面白みがなく、派手な登場をしてもみんなに引かれるだろう。

 

「……普通に入ろう」

 

そう言って明久はDクラスに入った。

 

「失礼しま~す。代表の方はおられますか?」

 

明久がそう言った途端、Dクラスの中が急に静かになった。

 

「?」

 

明久が疑問に思っていると

 

「「「「キャーーーーーー」」」」

 

いきなり女子が大声を上げた。

 

「何で吉井君がここに!?」

 

「まっまさか私に会いに?」

 

「あっ吉井君、これ食べて!後で感想聞かせてね!」

 

「あっありがとう」

 

明久が貰ったのは小さな袋に入ったクッキーだった。明久は女子からの人気が高く、ファンクラブがある位である(明久はその事を知らない)。明久はお礼を言いつつ、気を取り直して再度聞いた。

 

「え~と、代表はいる?」

 

「俺が代表の平賀だけど……って吉井じゃないか。どうした?」

 

「代表って平賀君だったんだ」

 

明久と平賀はちょっとした知り合いで、平賀が不良に絡まれているところに明久が出くわし、その不良を撃退した。そのこともあり、明久と平賀は知り合いになった。

 

「それで吉井、どうしたんだ?」

 

「ああそうだった。」

 

明久はそこで一旦言葉を切って

 

「FクラスはDクラスに宣戦布告します!!」

 

「分かった。下位クラスからの宣戦布告は拒否出来ないからね。それで、いつ開戦にするんだ?」

 

「ん~そうだね、じゃあ午後1時からで」

 

「分かった。お互いにいい勝負をしよう」

 

明久と平賀が話しを進めていると

 

「試召戦争だと!」

 

「新学期早々何なんだよ!」

 

「最下位クラスの分際で!」

 

なにやら声が聞こえるが明久は無視して教室を出ようとすると

 

「待てよ!」

 

急にDクラスの一人に呼び止められた。

 

「何?」

 

明久が聞き返した。

 

「宣戦布告しておいて無事に帰れると思ってないよな?」

 

「悪いけど俺らの憂さ晴らしに付き合ってもらうぞ!」

 

そう言って四人程明久に向かって歩いて来た。

 

「おい!やめろ!」

 

平賀が止めようとするがその四人は止まらず

 

「オラアァァ!」

 

一人が明久の顔面目掛けて殴ってきた。

 

「……too late(……遅すぎる)」

 

そう呟くと首を僅かに傾けて飛んでくる拳を避け、足払いを掛けて相手のバランスを崩して首に手刀を入れて気絶させた。

 

「これ以上来るようなら容赦しないけど?」

 

明久がそう言うと残った三人は首を縦に振っていた。それを確認して明久は平賀の方を見て謝罪した。

 

「平賀君ごめんね」

 

「いや、謝るのは俺の方だ。止めれなくてすまない」

 

「まあこんなことになるとは予想してたしね。それじゃあ試召戦争で会おう」

 

そう言って明久はDクラスを出ていった。

 

 

 

 

 

 

「ただいま~」

 

明久がFクラスに戻ると雄二が聞いてきた。

 

「おっ戻ったか。それで開戦は何時にしたんだ?」

 

「一応午後1時から開戦と云うことにしておいたけど」

 

明久がそう答えると

 

「そうか。ところで何もなかったか?」

 

雄二がそんなことを聞いてきた。

 

「ん?ああ宣戦布告した後に襲われたけど返り討ちにしたよ。あと……女子にこれを貰ったね」

 

そう言って袋に入ったクッキーを見せた。見せた途端島田が明久に近づいてきて

 

「あんたは何しにDクラスに行ったのよ!」

 

などと言い明久の腕を掴もうとしてきた。明久は掴もうとしてきた手を払って島田に抗議した。

 

「ねえ島田さん、いつも腕を掴もうとするのやめてくれないかな」

 

「吉井が他の女子と話したりするからよ!」

 

島田が意味不明なことを言っていると姫路も来て

 

「吉井君」

 

「ん?何姫路さん?」

 

「私と美波ちゃん以外の女子と話さないで下さい!」

 

どうやら姫路も島田と同類のようで

 

(まあ姫路が同類かはもう少し様子を見て決めよう)

 

そう結論を出して

 

「……別に僕が誰と話そうと勝手でしょ」

 

そう言って二人を無視して雄二と話すことにした。

 

「それじゃあさっき呼んだ四人は昼飯のついでに屋上でミーティングをするから来てくれ」

 

それを聞いて明久は昼御飯を持って雄二と屋上に向かった。

 

 

 

 




アンケートの票が少ないので期間を延長したいと思います。詳しいはアンケートの方迄

感想や指摘よろしくお願いいたします
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。