第11話〜夏休み突入!商店街でデート
現実世界では本格的に寒い冬の到来だが、この小説世界では夏休みに突入した。そんな中、主人公の松原陽斗は何をしているかというと······
※最寄り駅の広場
陽斗「くーちゃん!」
ましろ「まーくん!ごめんね?待ったよね?」
陽斗「大丈夫だよ!じゃあ、早速行こうか?」
ましろ「うん♪」
陽斗の家から1番近い駅の広場で、陽斗は幼なじみで初恋の人である『くーちゃん』こと倉田ましろと待ちあわせしていた。
訳あって幼い頃に離れ離れになってしまった2人は、会えなかった時間を取り戻そうと、今日デートをする事になった。
そんな2人は何処へデートをするかというと······
※商店街
ミッシェル「風船だよ〜!楽しいよ〜!どうぞ〜!」
子供達「わーい♪」「クマさん!わたしにも!」「モフモフだ〜!」
毎度お馴染みの商店街だ。そこには、ハロハピのDJ担当であるミッシェルが子供達に風船を配っていた。
ましろ「うわ〜!まーくん!ミッシェルだよ!可愛いなぁ〜♪」
陽斗「う、うん。」
ましろは、ミッシェルを見て無邪気にはしゃいでいる。ふわキャラのような可愛いモノには目がないましろのテンションの高さに陽斗は戸惑う。
ましろ「ねぇねぇ!私達も風船もらいに行こうよ!!」
陽斗「えぇ!?」
ましろが陽斗に向かって、自分達も風船をもらいに行こうと誘う。陽斗は驚いた。幼稚園児位の子供しかいない中、高校生になった自分が風船をもらいに行くなんて恥ずかしいのだ。しかし······
ましろ「···ダメ?」
ウルウル······
陽斗「そんな事ないよ!是非もらおう!!」
ましろの涙目攻撃に陽斗はあっさりKOされた。
ましろ「わーい♪」
陽斗(可愛い///////////////)
子供のように喜ぶましろの姿に陽斗は可愛いと本気で思った。そして······
ミッシェル「はい!風船だよ〜···って···えっ?」
ましろ「ありがとう♪」
陽斗「ど···どうも////////////」
ましろと陽斗の番になり、ミッシェルから風船をもらって喜ぶましろ。それに対して陽斗は凄い恥ずかしそうにしている。
美咲(えっ!?陽斗君!?何で陽斗君が風船をもらいに!?それに···あの人はモニカのボーカルの子···何で陽斗君といるの?·······まさか彼女!?むぅ·········)
ゴゴゴゴゴゴ·······!!!!
ミッシェルの正体である奥沢美咲は、想い人である陽斗がましろと一緒に風船をもらいに来た事に驚いたと同時に、凄まじい嫉妬のオーラを着ぐるみ越しに出している。
陽斗(何か美咲さん···もといミッシェルから凄まじい怨念のようなモノを感じる······よく分からないけど、ボク達のせいで怒っているのは確かだ!)
陽斗「く、くーちゃん!そろそろお腹空かない?何処かでお昼ごはんにしよう!」
ましろ「そうだね!ミッシェル!またね!!」
それを察した陽斗は、慌ててましろに昼飯を食べに行く事を提案する。ましろがそれを承諾して、ミッシェルにバイバイする。
美咲(···くーちゃん?何で倉田さんの事をあだ名で呼んでるの?後で陽斗君にじっくりと話を聞かないと!)
美咲は後で陽斗にましろの事についてじっくりと話をしないといけないと決心した。
※羽沢珈琲店前
ましろ「はざわこーひーてん?まーくんがお昼食べたい場所ってここ?」
陽斗「うん!ここのパスタが絶品なんだ!!」
陽斗がましろを連れて昼飯に誘った場所···それは羽沢珈琲店だった。陽斗は、前にここで食べたパスタがお気に入りなのだ。
ましろ「そうなんだ!」
陽斗「じゃあ入ろう!」
ましろ「うん♪」
こうして、陽斗はましろと一緒に羽沢珈琲店に入っていった。修羅場が待っている事に気づかずに···
※羽沢珈琲店の店内
つぐみ「コーヒーをホットですね!かしこまりました!!あっ!お客様、ご注文はお決まりですか?」
同じ頃の羽沢珈琲店の店内では、看板娘の羽沢つぐみが、たくさんのお客様の接客に全力投球していた。
モカ「今日は、一段とツグってるね〜」
ひまり「最近、めちゃくちゃ調子良いみたいだしね!」
巴「流石アタシ達のつぐだな!」
蘭「うん。」
そんなつぐみの働きぶりに、つぐみが所属するガールズバンド、Afterglowのメンバーが感心している。するとそこに···
カランカラン♪
つぐみ「いらっしゃいませ!あっ!陽斗······君?」
モカ「あ〜!ハル···君?」
ひまり「えっ!?陽斗···クン?」
巴「えっ?」
蘭「はっ?」
陽斗「こんにちは!」
ましろ「ど···どうも。こんにちは。」
陽斗とましろが入店してきた。それに対して、つぐみとモカとひまりが陽斗の後ろですがりついているましろの姿を見て一瞬で嫉妬心に溢れた表情になる。
つぐみ「···いらっしゃいませ。···2名様ですか?···こちらの席へどうぞ。」
陽斗「は、はい。失礼します。」
ましろ「失礼します!」
つぐみは、禍々しい闇のオーラを出しながらも、陽斗とましろを席にご案内する。
陽斗(何だ?つぐみさん···いつもと違って怖い。)
ましろ(あの人達···Afterglowの···つぐみさんとモカさんとひまりさんの目線が怖い···もしかしてまーくんの事を···うぅ···でも!まーくんは絶対に渡さないんだから!)
ギュウッ!
陽斗は、いつもと違うつぐみの様子に戸惑い、ましろはつぐみ達の嫉妬深い視線に怯えながらも、陽斗は渡さないと言わんばかりに、陽斗の手をしっかり握ってから席に座る。
陽斗「くーちゃんは何にする?」
ましろ「え~と···どうしようかな?まーくんのお勧めはパスタなんだよね?こんなにあると迷っちゃうな。」
陽斗とましろがメニュー表を見ながら会話を始めた。
つぐみ(『くーちゃん』!?それに『まーくん』って!?)
ひまり(何々!?2人はどういう関係!?)
モカ(どんな関係か知らないけど、これはちょっと許しがたいですな〜··········)
それを聞いたつぐみとひまりは心乱れる。モカはますます嫉妬心が芽生えてきた。
蘭(どうでもいいけど、何で名字の方をあだ名にしてるの?)
巴(あこがいなくてよかったな···)
蘭は冷静な表情で何故名字の方であだ名をつくって呼びあっているのか疑問に思い、巴は妹のあこが今この場にいなくてよかったとホッとしている。
陽斗「じゃあ、ボクはナポリタンとブラックコーヒーにしようっと!」
ましろ「じゃあ、私はカルボナーラとオレンジジュースにしようかな。」
陽斗「分かった!すみませーん!!」
つぐみ「···はい。」
陽斗とましろの注文が決まりつぐみを呼ぶ。つぐみは、ましろに対する嫉妬からまだ怒っている。
つぐみ「ナポリタン、カルボナーラ、お飲み物は、ブラックコーヒーにオレンジジュース···以上でよろしいですか?」
陽斗「は···はい。」
つぐみの般若オーラに陽斗は戸惑う。
つぐみ「···かしこまりました。少々お待ち下さい。」
ましろ(こ···怖い···でも、まーくんは渡さない!)
ましろも、つぐみに怯えながらも陽斗を渡す気はない。
その後···注文したモノが来て食事にする。そんな中···
ましろ「まーくんのナポリタン美味しそう···ひと口食べていい?」
陽斗「うん!いいよ!」
ましろが、陽斗のナポリタンをひと口食べていいか聞いて、陽斗はそれを承諾した。そして······
ましろ「ありがとう!···あ~ん///////////」
陽斗「えっ!?////////////////」
Afterglow「!?」
ましろは、お口を大きく開いて陽斗に『はい、あ~ん』をねだった。それに驚く陽斗とAfterglow。
ましろ「あ~ん···して?/////////////」
ましろが、原作なら絶対にしない小悪魔的表情で陽斗に『はい、あ~ん』をおねだりする。
陽斗「わ、分かったよ!///////////はい、あ~ん//////////////」
それにやられた陽斗は、フォークでナポリタンを一口サイズに巻いて、ましろの口に近づけて、『はい、あ~ん』をした。
ましろ「ハムッ···ムグッモグッ···美味しい////////////」
ましろは、陽斗のフォークに巻いてあるナポリタンをパクッと食べて色々な意味で美味しいと笑った。
ましろ「それじゃあお返しに······はい、あ~ん/////////////////////////////////」
つぐみ·ひまり·モカ「!!?」
そして、お返しとばかりに自分のカルボナーラを差し出した。勿論『はい、あ~ん』で······
陽斗「あ···あ~ん///////モグモグ···美味しいね/////////」
ましろ「うん/////////////////」
抵抗しても無駄である事を悟った陽斗は、ましろの『はい、あ~ん』に応じて、カルボナーラを食べる。
蘭(うぅ···見てるこっちが恥ずかしくなるよ···//////バカップルじゃん///////)
巴(いちゃつくのは勝手だけど······場所を考えろよ!///////////////)
陽斗とましろのバカップル的いちゃつきに蘭と巴は恥ずかしくなった。そして······
つぐみ(陽斗君とあんなにいちゃつくなんて······ズルい·········)
ひまり(羨ましいよ〜······陽斗クンのバカ〜!!)
モカ(これは···既成事実を作らざるを得ませんなぁ〜··········)
ゴゴゴゴ········!!!!
つぐみ達の嫉妬心が噴火直前の火山の如く燃えていた。
その後も、バカップル的行動は10分程続いて店を出た。その際に······
つぐみ「陽斗君···後でじっくりとお話しようね······♪」
目が笑っていないつぐみに、じっくりとお話するように、恫喝された陽斗であった······
※商店街の服屋
陽斗「この白いワンピース、くーちゃんに似合いそうだね!」
ましろ「そ、そうかな?//////////」
午後になってからは、商店街にある服屋で陽斗が白いワンピースを手にとってましろにお勧めする。そんな2人の様子を······
リサ「·······ねぇ彩?あれは何かな?」
彩「·······何で陽斗君がましろちゃんとデートしているのかな?」
たまたま服屋に買い物をしに来た今井リサと丸山彩が、ハイライトが消えた目で秘かに見ていた。
※ゲームセンター
陽斗「やった!2個ゲットしたぞ!」
ましろ「凄いね!2個同時に取るなんて///////////////」
服屋の後には、ゲームセンターに行き、UFOキャッチャーで、ましろの大好きなアニメに登場する妖精のぬいぐるみを2個同時にゲットした。このぬいぐるみは陽斗とましろで1個ずつ分けた。この様子も······
明日香·あこ·六花「むむむ······!!!」
たまたま遊びに来ていた。陽斗のクラスメートトリオにしっかり見られていた。嫉妬に満ち溢れた目線で······
※午後6時、陽斗の家がある住宅地
陽斗「本当に家まで送らなくて平気?」
ましろ「うん!私の家はこの近所だし!」
楽しかったデートも終わり、家に帰る事になった。
陽斗「じゃあ、ボクの家こっちだから。気をつけてね!」
ましろ「うん!バイバイ!!···それと···チュッ////////////////////」
陽斗「んっ!?//////////////」
別れ際にましろは、不意打ちで陽斗の唇にキスをした。
ましろ「大好きだよ、まーくん♪///////////じゃあね!//////////」
陽斗「くーちゃん······/////////////////」
ましろは、いたずらっぽく笑いながら家に帰っていった。キスをされた陽斗は、顔を赤らめながら呆然とした。
※午後9時、陽斗の部屋
陽斗「ふぅ~さっぱりした〜···」
風呂からあがってさっぱりした陽斗は、勉強机の椅子に座って髪をバスタオルで拭いている。すると······
ピコン♪
陽斗「ん?LI○Eだ······」
陽斗のスマホからSNSの通知メッセージを知らせる音が鳴った。陽斗がスマホをとって通知メッセージを見るとそこには·······
つぐみ『陽斗君···今度、羽沢珈琲店で皆と重要な会議があります。絶対に参加してね?···もし欠席したら·······ゼッタイニユルサナイカラ』
後日、陽斗が羽沢珈琲店でましろ以外の女の子達にじっくり尋問された······
ましろ「陽斗君···絶対に私だけの陽斗君にするからね!絶対陽斗君と結婚して子供をたくさん産んで幸せいっぱいに暮らそうね♪///////////////フフフフフフ·······♪//////////////////////」
第11話終了!
今回も倉田ましろの快進撃でした(笑)
しかし、次回では他のメインヒロインの快進撃がある···かも知れないです。
投稿が遅くなる、予定変更の恐れありです。ご了承ください。
それでは次回もよろしくお願いします。
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