この日は8月21日。主人公の松原陽斗が通う羽丘学園高校の登校日である。夏休みも後10日程で終わるこの日に、宿題の確認や2学期の予定の確認等を行う。その後は···
そして、午後からは羽丘学園高校で夏の伝統行事が行われる······
※羽丘学園高校の校庭
日菜「ただいまより!羽丘学園高校の納涼祭を開催しちゃいまーす!♪」
羽丘の生徒達「イエーーイ!」
校庭の1角で、羽丘学園高校の生徒会長である氷川日菜が皆に向かって納涼祭開催を宣言した。羽丘の生徒達は、それに対して元気よくノリノリで返事する。
納涼祭とは···羽丘学園高校の登校日に行われる祭りだ。残り少ない夏休みを楽しく過ごしてもらおうと校長先生が主催した。どんな祭りかというと···
※露店コーナー
純平「かき氷うめー!うぅ〜!頭にキターッ!!」
烈火「一気に食べ過ぎだ。」
露店コーナーでは、たくさんの縁日の屋台が出ていて、陽斗のクラスメートである豊島純平と板橋烈火はかき氷を食べている。
※流しそうめんコーナー
つぐみ「それじゃあ、行くよ〜!」
ジャーー······!!バチャ!
ひまり「えいっ!···あ~ん!速いよ〜!」
バチャ!
蘭「うぅ···取れない。」
バチャ!
巴「ソイヤ!···うしっ!取れた!」
バチャ!
モカ「モカちゃんも〜♪」
流しそうめんコーナーでは、生徒副会長の羽沢つぐみが流しそうめんのそうめんを流して、それを彼女が所属するAfterglowのメンバーが取ろうとする。
上原ひまりと美竹蘭は、そうめんの流れるスピードが速いのか取れず、宇田川巴と青葉モカが器用にそうめんを取って食べている。
※水浴びコーナー
日菜「それ〜!」
ジャアーーーー!!!
バチャーーーー!!!
リサ「キャア〜!ちょっと日菜〜!」
友希那「冷たいわね···」
あこ「冷たーい!気持ちいい〜!!」
薫「青い空···白い雲···陽の光を浴びてキラキラ輝く水···儚い。」
麻弥「日菜さん!水の勢いが強過ぎですよ〜!!」
六花「ヒィーー!水強いーー!」
明日香「冷たいし!」
陽斗「生徒会長、容赦無いな···」
水浴びコーナーでは、日菜がホースから出る水を生徒達に遠慮無用と言わんばかりにぶっかける。
こうして羽丘の生徒達は納涼祭を満喫した。そして、もうすぐ夜になる頃に納涼祭のメインイベントが開催される。それは······
※午後6時の羽丘学園高校校舎前
日菜「皆〜!クジは引いたね?それじゃあ、これから始まる肝試し大会のチームを確認してね〜♪」
ホラー平気な生徒達「はーい♪」「おおー!」「イエーイ♪」
ホラー苦手な生徒達「ええ!?」「いや~~!」「お化け怖いよ〜!」
つぐみ「はーい!掲示板に貼ってあるチーム表を確認して、一緒に肝試しを周るチームの人とスタート地点まで移動して下さーい!!」
そう···肝試し大会だ。羽丘学園高校の校舎を生徒会や演劇部の生徒達がお化け屋敷風に改造して、羽丘に伝わる恐怖の七不思議を元に、肝試しを行っていく。
生徒達が事前に引いたクジは、肝試しのチームを決める為のクジだった。
ルールは、校舎内にある6つのポイントにある場所に行って、そこにある試練に挑戦する(どのポイントに行くのかはチームの自由)。
試練をクリア出来なかったら、仕掛け人である演劇部の生徒達が扮したゾンビ達が放たれる。もしゾンビに捕まったりしたら失格となる。
ゾンビを止めるには、スタート地点にいる生徒会役員から支給されるお札をゾンビ達のリーダーの体に貼ればその場で全員止まる。
6つの内、半分以上クリアしてゴールである生徒会室まで1人でもたどり着けば合格である。
あこ「クックックッ···草木も眠る丑三つ時···冥府魔道から来たりし魔物達の···え~と···」
陽斗「···饗宴?」
あこ「饗宴の儀が始まる!」
六花「ひぃー···お化け嫌や〜!」
明日香「ちょっと六花!くっつかないで!暑いよ!」
純平「お、お化けなんて···いる訳ねぇジャンガリアンハムスターだぜぇ···」
烈火「怖いからって、くだらないダジャレ言うなよ·······」
蘭「何であたしまで参加しなきゃいけないの?」
モカ「あれ〜?蘭怖いの〜?」
蘭「べ、別に怖くないし!」
ひまり「と〜も〜え〜!」
巴「ひまり、あんまりくっつくなよ···」
リサ「ど、ど、どうしよう友希那〜!」
友希那「リサ···あまりくっつかないでちょうだい···暑いわ。」
生徒達が、それぞれ肝試しに対しての反応を見せている。
薫「フッ···肝試しに怯える子猫ちゃん達を驚かすのは心苦しいが···これも天から君達に与えられた試練だ。」
麻弥「薫さん。そろそろ準備しましょう。」
日菜「つぐちゃん!皆をブルッ♪ってさせようか?」
つぐみ「そうですね。···あんまり気は進まないですけど···」
仕掛け人である演劇部の瀬田薫と大和麻弥、生徒会の氷川日菜と羽沢つぐみが校舎に入って準備する。
※掲示板前
陽斗(えーと···ボクは18番だから···一緒に肝試しをする人は···25番と55番の人だな。どこにいるのかな?)
陽斗は掲示板まで行って、自分と一緒に肝試しを周る人を確認する。陽斗が事前に引いたクジの番号は18番だ。
掲示板に貼られた表によると、25番と55番の人が陽斗と一緒に周る人達だ。
陽斗は、25番と55番の人を捜す。
一方、肝試しスタート地点の校舎前から少し離れた所では···
ひまり「私は25番かぁ···うぅ···蘭は5番···モカは17番···巴は28番···おまけにつぐは生徒会で肝試しの仕掛け人。Afterglowの皆と組めないなんて〜!」
羽丘学園高校の2年生で、Afterglowのベース担当である上原ひまりが、自分のクジの紙を見てメンバーと組めない事に嘆く。するとそこに···
リサ「あっ!ひまり!どうしたの?」
ひまりの1年先輩の3年生で、Roseliaのベース担当である今井リサが、ひまりに声をかけてきた。
ひまり「あっ!リサさーん!聞いて下さいよ〜!」
ひまりは、羽丘の先輩としても同じベーシストとしても尊敬するリサに、ひまりは半泣き状態で肝試しのクジについて話した。すると······
リサ「えっ!?ひまり、25番なの!?アタシ55番だから一緒だよ〜!よかった〜!」
ひまり「本当ですか!?やった〜ーー!!」
リサが、自分のクジの紙を見せて喜んだ。リサのクジには55番と書かれていた。ひまりも嬉しくてガッツポーズをして喜ぶ。
リサ「いや〜!友希那もあこも違う番号で組めなくて、心細かったんだよね〜!あっ!残りの18番の人は誰?」
ひまり「それが、まだ分からないんです。」
リサがひまりと一緒のチームの1人である事に喜びを噛み締めながら、残りの18番の人を捜した。するとそこに···
純平「おーい!25番と55番の人ーーー!どこですかーーー?俺が18番ですよーーー!」
陽斗のクラスメートの1人で、変態男子の豊島純平が大声をあげて、自分は18番である事をアピールして、一緒のチームの人を捜している。それを聞いたリサとひまりは······
リサ(ええーー!?あの人って、羽丘1の変態男子って言われてる···最悪。)
ひまり(やだよ〜!あんな変態と一緒に肝試しなんて〜!)
変態男子である純平と一緒のチームとなった事を露骨に嫌がった。そしてここで1つ問題が生じた。
陽斗(は?何で豊島君が18番なんだ?18番はボクだぞ?···あっ。もしかして!)
そう···陽斗も18番なのだ。にも関わらずに何故純平は自分の番号を18番と公言するのか?そして、陽斗は自分のクジの紙を見てある事に気づく。そして···
陽斗「ちょっと豊島君。そのクジ見せてもらっていいかな?」
純平「おぅ!いいぜ!」
陽斗は、純平の所まで行ってクジの紙を見せてもらうように頼んで、純平はそれを快く承諾した。陽斗は、純平のクジを確認してある事を確信した。
陽斗「豊島君···この紙逆だよ。ほら、紙の下の部分に赤い丸が付いてる。クジには、紛らわしい番号が書いてある場合は、赤い丸が上に付いてるのが真正面だって、さっき生徒会長が説明してなかった?」
純平「何っ!?···あっ!本当だ。赤丸が下に!じゃあ俺、本当は81番!?カーッ!間違えたーー!」
そう···クジの紙は真正面か逆さまか分かるようにする為に、紙の上に赤丸が付いているのが真正面だというのを、純平は忘れていた···というより聞いてなかったのだ。
陽斗のクジは、18と書いてある方の上部分に赤丸が付いている為、陽斗が本当の18番である。
それに対して純平のクジは、18と書いてある方の下部分に赤丸が付いている為、逆さまであり本当の番号は81番である事が証明された。
するとそこに···
ゲ○の男子「そうかいそうかい!君が81番かい!」
ホ☓の男子「それじゃあ、私達と一緒だよ!さぁ行こうじゃないか!!」
ガシッ!ガシッ!
81番である純平と一緒のチームであるゲ○男子とホ☓男子が、それぞれ純平の腕をがっちり組んで、スタート地点まで連れて行く。
純平「えっ!?何だお前らは!?···止めろーー!離せーー!イヤだーーーー!」
純平は、抵抗空しくゲ○男子とホ☓男子に連れてかれた。
陽斗「豊島君···お気の毒様だね。さて、25番と55番の人を捜さないと···」
陽斗は、純平がゲ○男子とホ☓男子に連れていかれる様子を気の毒そうに見送り、自分のチームと同じ人を搜そうとした。するとそこに···
ひまり「陽斗クン?」
リサ「陽斗···もしかして18番なの?」
陽斗「ひまりさんにリサさん?はい。ボクは18番ですけど···」
ひまりとリサがやって来た。陽斗に番号を聞いて、陽斗が自分のクジを見せた。そして、陽斗が18番だと分かると···
ひまり「やったー!私25番だから一緒だよ〜!♪」
ムギュー//////////////////
リサ「アタシも55番だから一緒だよ~!よかった〜!!」
ムギュー//////////////////
陽斗「ちょっと!?/////////急に抱きつかないで下さいよ!/////////////」
ひまりとリサは、大好きな陽斗と同じチームになれた事が嬉しいあまり、陽斗に抱きついて豊満ボディを押し付ける。
モカ(ほ〜···ひーちゃん、リサさんがハル君と一緒なんだ〜···)
あこ(いいな!いいな〜!)
六花(でら羨ましい〜!)
明日香(ふ〜ん······)
友希那(リサ···嬉しそうね。)
蘭(ひまり···すごく嬉しそう···)
巴(さっきまで『と〜も〜え〜!』って言ってたくせに···現金なヤツだな。ひまりも······)
同じく陽斗大好きなモカ、あこ、六花、明日香は陽斗に抱きついているリサとひまりに嫉妬していて、それ以外の女の子達は呆れている。
果たしてこの肝試しはどんな展開を見せるのだろうか?
第13話終了!
この話で、今井リサと上原ひまりが一緒のチームになったけど、この後どうなるか?
投稿が遅くなる、予定変更の恐れありです。ご了承ください。
それでは次回もよろしくお願いします。
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