お助けマンな弟   作:シュステーマ・ソーラーレ

17 / 34
2学期になって、主人公の松原陽斗は、修羅場とお助けが同時に来ます。


2学期編パート1
第16話〜2学期スタート!陽斗争奪戦もお助けもスタート!?


第16話〜2学期スタート!陽斗争奪戦もお助けもスタート!?

 

 

長かった夏休みも終わり、主人公の松原陽斗が通う羽丘学園高校は、今日から2学期が始まる。

 

※羽丘学園高校の昇降口

 

生徒達「おはよー!」「久しぶり〜!元気だった?」「夏休み終わっちゃった〜!授業ダルい〜!!」

 

昇降口では登校してきた生徒達が、それぞれ友達と他愛もないお喋りをしながら、靴から上履きに履き替えて自分達の教室に向かう。そんな中······

 

 

陽斗(今日から2学期か···うぅ···明日香ちゃんやつぐみさん達に顔を会わせにくい···////////////////)

 

登校してきた陽斗は、上履きに履き替えながらも、夏休み中に自分に告白してきたクラスメートの戸山明日香と、先輩の羽沢つぐみ、上原ひまり、今井リサに会うのが恥ずかしかった。

 

彼女達に告白された後も、毎日SNSには彼女達からの電話やメッセージが来るようになった。

 

なので、どういう顔をして会えば分からない···陽斗は悩んだ。するとそこに···

 

あこ「おっはよー!陽斗クン!!」

 

六花「お、おはよう陽斗くん!」

 

陽斗「うわぁ!?びっくりした···お、おはよう。あこちゃん。六花ちゃん。」

 

悩む陽斗に、元気良く挨拶をしたのは、クラスメートの1人である宇田川あこ。あことは対象的に控えめに挨拶したのは、同じくクラスメートの朝日六花だった。

 

あこ「あれ?どうしたの?元気無いね。」

 

陽斗「そ···そうかな?昨日、宿題を一夜漬けで終わらせたから、疲れているだけだよ!」

 

元気が無さそうな陽斗を心配するあこ。陽斗は、昨日宿題を一夜漬けで終わらせて疲れているだけだと説明した。

 

※本当は前回、トコナッツパークに行く前日に全ての宿題を終わらせてた。

 

あこ「そうなんだ!あこも、おねーちゃんに手伝ってもらって、ようやく終わったよ〜!」

 

六花「あはは···流石に進学校だけあって難しかったね。」

 

説明に納得したあこが、自分の宿題事情について話した···その時!

 

明日香「···おはよう。あこ、六花。···陽斗君?」

 

陽斗·あこ·六花「!?」

 

陽斗達の後ろから冷たい感じの声が聞こえてきた。振り返るとそこには、クラスメートの1人である戸山明日香がいた。

 

明日香「どうしたの?皆、そんな幽霊に遭遇したような目をして。」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!

 

陽斗「い···いや···」

 

あこ「え、え~と···」

 

六花「あわわわ···」

 

明日香(陽斗君···予想はしていたけど···早速だね····ふふふ·····)

 

今の明日香は、般若+なまはげ+閻魔大王=めっちゃ怖い顔になって嫉妬深いオーラを出している···そういう状態なのだ。

 

それに恐怖を覚えて震えている陽斗達。そして···

 

明日香「···ほら。早く教室に行こう?ホームルームが始まるから。」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!

 

陽斗·あこ·六花「はい!!」

 

明日香の闇の嫉妬オーラに、陽斗達は従うしかなく、明日香の後ろについて行きながら、1年A組の教室まで黙って歩いた。

 

明日香(もう!////////バカバカバカバカ!//////陽斗君の女タラシ!/////)

 

心の中では、女の子にモテモテの陽斗にヤキモチする明日香であった。

 

※授業終了後の1年A組教室

 

正午の羽丘学園高校。今日は2学期最初の日という事なので、始業式と夏休みの宿題提出と2学期の予定確認等をして、午前中で終了した。

 

そんな中、陽斗は鞄に筆記用具やノート等を詰めて帰り支度をしていた。

 

 

明日香「陽斗君。」

 

陽斗「明日香ちゃん?何か用かな?」

 

そこに明日香が話しかけてきた。

 

明日香「この後···暇?暇なら一緒にお昼食べに行こう?」

 

陽斗「えっ?」

 

話の内容は、暇ならこの後自分と一緒にお昼を食べに行こうというモノだ。

 

明日香「···で?どうなの?暇なの?」

 

ゴゴゴ·······!

 

陽斗「う、うん!暇だよ!」

 

明日香のプレッシャー攻撃に陽斗はNOとは言えずに暇だと言った。

 

明日香「そう···じゃあ行こっか!」

 

ギュウッ!グイッ!

 

陽斗「ちょっと!?待てって!」

 

陽斗の返事を聞いた明日香は、陽斗の手を繋いで引っ張って行く。

 

明日香(強引だったかな?でも、こうでもしないと陽斗君を誰かに取られちゃう!)

 

明日香は、本来こんな強引に人を連れ出す女の子ではない。しかし、恋する陽斗を取られたくない明日香は、陽斗を無理矢理連れて行く。

 

あこ·六花「むむむ···!」

 

1年A組男子達「ぐぬぬぬ!」

 

それを、あこと六花が悔しそうな顔で、一部を除く男子達が嫉妬の目線を向けている。

 

※あこは、この後バンド練習があるので一緒に行けない。六花もバイトがある為に行けない。

 

陽斗は明日香に連れられて廊下を歩いていた···その時!

 

つぐみ「陽斗君!?」

 

明日香「あっ···」

 

日菜「あれ〜?花音ちゃんの弟くんじゃん!」

 

陽斗「つぐみさん!?それに生徒会長さんまで!?」

 

丁度、生徒副会長の羽沢つぐみと生徒会長の氷川日菜と鉢合わせした。

 

明日香「···どうも。生徒会長さんに副会長さん。」

 

つぐみ「···どうも。」

 

ゴゴゴゴゴゴゴ!!!!

 

陽斗(うわぁー!?明日香ちゃんとつぐみさんから、禍々しいオーラが!?)

 

日菜(こんなつぐちゃん、見た事無いよ〜!)

 

明日香とつぐみは、表面上は穏やかな笑顔で挨拶しているが、体中から禍々しい闇の嫉妬オーラを出して、陽斗と日菜を怯えさせた。

 

明日香(羽沢先輩って、最近陽斗君が行く羽沢珈琲店の看板娘だよね···噂じゃあ、確か陽斗君に何度も助けてもらったって···そして、告白やキスまでしたとか!)

 

つぐみ(この子は、確か香澄ちゃんの妹さんで、陽斗君のクラスメート!何で陽斗君と手を繋いで歩いてるの!?まさか···陽斗君の事を!?むむむ!)

 

ゴゴゴゴゴゴゴ!!!!

 

明日香とつぐみは、陽斗の事を譲らない構えに入り、ますます嫉妬オーラを高めていく。

 

つぐみ「···日菜先輩。」

 

日菜「えっ!?何?」

 

つぐみ「私···急用が出来たので、今日の生徒会はお休みします。···よろしいですね?」

 

日菜「···いいよ〜」

 

陽斗(生徒会長さーん!?)

 

つぐみは、日菜に向かって禍々しい闇のオーラを出しながらも、今日の生徒会を休ませてほしいと頼む。流石の日菜でも、般若モードになったつぐみを敵にしたくないので承諾する。

 

つぐみ「···という訳で。陽斗君。私もご一緒するね。······いいよね?」

 

陽斗「···はい。」

 

明日香「···は?」

 

つぐみは、自分も一緒にお昼を食べに行くと言って陽斗に無理矢理承諾させた。

 

つぐみ「よかった!それじゃあ、早速行こうか♪」

 

ギュウッ!

 

陽斗「えっ!?」

 

明日香「むっ!」

 

ギュウッ!

 

つぐみは、満面の笑みになって陽斗の左側に立って手を握る。それに対抗するように、明日香も元々握っていた右手を離さないと言わんばかりに強く、陽斗が痛がらない程度に握った。

 

つぐみ·明日香「むむむ!!」

 

陽斗「ちょっと2人共!?」

 

つぐみと明日香は、お互い牽制しながらも陽斗を連れて廊下を歩き出した。陽斗の意向等は殆ど無視して······

 

この後、つぐみの実家である羽沢珈琲店で陽斗はお昼ごはんをつぐみと明日香と食べる事になった。陽斗曰く『鬼と般若と一緒に食事してるみたいで、正直生きた気がしなかった』と、家に帰る時に疲れ果てながらそう思ったらしい······更に······

 

2学期に入って最初の休日。主人公の松原陽斗は姉の花音と共に、最寄り駅にあるショッピングモールの1角で開催されているPastel*Palettes···通称パスパレの握手会に行く事になった。花音は親友の白鷺千聖に誘われて来た。陽斗はというと···

 

※昨日の夜

 

彩『明日ショッピングモールでパスパレの握手会があるの!絶対に来てね?···絶対だよ?///////////////』

 

リーダーである丸山彩から、握手会に絶対に来てほしいという電話を受けて、方向音痴の花音が迷子にならないようにする為と口実をたてて来たのだ。

 

 

※ショッピングモール、パスパレ握手会特別会場

 

彩「今日は来てくれてありがとう!これからも応援してね♪」

 

ファン1「はい!これからも頑張ってください!!」

 

 

日菜「来てくれてありがとー!るんっ♪ってきた!!」

 

ファン2「僕も、日菜ちゃんにいつもるんっ♪ってキテます!!」

 

 

千聖「握手会に来てくれてありがとうございます!」

 

ファン3「子役時代からずっとファンです!来てよかったです!!」

 

 

麻弥「ジブンの所に来てくれてありがとうございます!」

 

ファン4「私は、機材に詳しい麻弥ちゃんは凄いと思います!!」

 

 

若宮イヴ「今日はパスパレ握手会に来てくれてありがとうございます!ブシドー!」

 

ファン5「うわぁーー!生のブシドーが聞けてよかった〜!!」

 

 

ワイワイガヤガヤ!ワイワイガヤガヤ!

 

花音「ふぇぇ〜!人がたくさん並んでる〜!!」

 

陽斗「もっと早く家を出ればよかったね···」

 

握手会会場は、パスパレのファンが大勢いて、皆それぞれの推しの子の列に並んでいる。出遅れてしまった松原姉弟は、その人の多さに驚く。

 

陽斗「とにかく早く並ぼう?ボクは彩さんの、姉さんは千聖さんのブースに!」

 

花音「う、うん!」

 

陽斗は、これ以上ファンの行列が増える前に、花音を千聖のブースがある行列に並ばせてから、自分も彩がいるブースの行列に並んだ。

 

 

陽斗(本当に凄い数のファンだな···彩さんのブースだけでも50人はいるよ···それだけ人気だって事だからアイドル冥利に尽きるよね。)

 

陽斗は、改めてパスパレのファンの多さに驚きつつも嬉しく思う。姉の親友やバイト仲間が所属するアイドルバンドがこんなに人気になっているからだ。

 

※約30分後

 

陽斗(後10人位か······)

 

約30分が経過しても、陽斗の前には10人程並んでいる。

 

彩(あっ!陽斗君がいる!来てくれたんだ!よ~しっ!!まだまだ頑張るぞー!!)

 

彩「今日は来てくれてありがとう〜♪」

 

彩は、自分のブースに陽斗の姿を見つけて、より一層の気合いを入れて極上の笑顔を見せてファンと握手する。その時だった!

 

DQN変態オヤジ「ムッハーー!もう我慢できん!!彩チャン!ワシの身体にサインして〜ーー!!」

 

バッバッバッ!!ドガアッッッッッッ!

 

彩のファン達「うわぁーー!?」

 

陽斗「何!?」

 

陽斗の半分位前で並んでたオヤジが、突然着ていた服を脱ぎ捨ててパンツ一丁になり、前に並んでた彩のファン達を思いっきり突き飛ばした。

 

突然の不審者の行動に、後ろに並んでた陽斗も驚いた。

 

彩「えっ!?きゃあああああ!?」

 

日菜「はぁ!?何あれ!?」

 

千聖「へっ変態!」

 

麻弥「だ、誰か警備の方!」

 

イヴ「フトドキモノです!」

 

彩達パスパレのメンバーは、DQN変態オヤジの奇行に慌てる。

 

警備員1「こらー!何をしている!?」

 

警備員2「確保だ確保!!」

 

警備員達「でやぁーーー!!」

 

握手会会場にいる警備員達が総出で、DQN変態オヤジを取り押さえようとする。しかし!

 

 

DQN変態オヤジ「無駄ですぞーー!」

 

ドガアッッッッッッ!!!!

 

警備員達「うわぁーーー!?」

 

ドサッッッッッッ!!!!

 

DQN変態オヤジのパワーの前に、まるでボーリングのピンのように吹っ飛んでやられてしまった!

 

DQN変態オヤジ「さーて!邪魔者はいなくなりましたぞ〜!彩チャ〜ン♪ワシの身体にサインして〜ーー!♪」

 

彩「いやあ〜ーー!?」

 

警備員達を片付けたDQN変態オヤジは、パンツ一丁のまま、再び彩に襲いかかる。

 

日菜「彩ちゃん!」

 

千聖「止めなさい!」

 

麻弥「あ、彩さん!」

 

イヴ「スケダチします!」

 

他のメンバーが、彩の手助けに向かうが、既に彩とDQN変態オヤジとの距離は目の前にいたので、すぐに彩の救援が出来ない。そんな彩の救援が出来たのは···勿論!

 

 

陽斗「何やってんだ!?」

 

ドガアッッッッッッ!

 

彩「陽斗君//////////////」

 

地面自体を縮めることで距離を接近させ、瞬時に相手との間合いを詰めたり、相手の死角に入り込む体捌き、『縮地』と呼ばれる技で、彩と変態オヤジの前に立ち、DQN変態オヤジを正拳突きで吹っ飛ばした。

 

日菜「また、花音ちゃんの弟くんだねぇ〜!」

 

千聖「相変わらず花音の弟は、凄いわね······」

 

麻弥「羽丘での噂のあの人ですか!?」

 

イヴ「正にブシドー!···です!!」

 

DQN変態オヤジを、ぶっ飛ばす陽斗に感心するパスパレメンバー。

 

DQN変態オヤジ「うぐぐ···でも諦めませんぞ!彩ちゃーーーん!」

 

それでも挫けず、DQN変態オヤジが、彩に襲いかかるが···

 

 

 

 

陽斗「馬鹿か!?義務教育からやり直せーーー!」

 

ヒュッ···ドガアッッッッッッ!!!!

 

DQN変態オヤジ「グェェェ!?」

 

陽斗は、それに屈しず、プロレスワザの『ジャーマン·スープレックス』を決めて、DQN変態オヤジを気絶して倒した。

 

 

彩「陽斗君!//////////////////」

 

千聖(あっ···彩ちゃん···陽斗君に惚れたわね···無理無いわね···陽斗君···責任とりなさい!)

 

陽斗が、DQN変態オヤジを倒した時に、彩が完璧に彩が完璧に惚れてしまった。

 

その後、DQN変態オヤジはその後に駆けつけた警察に逮捕された。

 

 

※あの後、警察の事情聴取が続いた後の控室で丸山彩と陽斗が2人きりになった数十分···

 

 

陽斗「大丈夫ですか?彩さん?」

 

陽斗が、彩の事を心配すると···

 

彩「···ダメかもしれない。」

 

彩が、辛い声で告げる。

 

陽斗「えっ!?ボクに出来る事は無いですか!?」

 

陽斗は、慌てた声で彩に告げる。すると···

 

彩「だから···陽斗君の指圧マッサージ···///////受けたいな//////////////」

 

陽斗「えっ!?」

 

彩は、バイト仲間の花音の噂で聞いた陽斗の指圧マッサージを受けたいと言ってきた。

 

陽斗「分かりました。5分だけですよ?」

 

彩「うん···お願い////////////////」

 

陽斗は、彩の要望に答えて指圧マッサージをした。すると!

 

グイッ!

 

彩「ひゃあん!?///////////////////」

 

彩が、陽斗のあまりに気持ちいい指圧マッサージに思わず気持ちいい喘ぎ声を上げる。

 

陽斗「ごめんなさい!力強すぎですか!?」

 

彩「ううん···続けて//////////////////」

 

陽斗「分かりました···それっ!」

 

グイッ!グイッ!グイッ!!

 

彩(何これ···/////すっごい気持ちいい///////あっ···/////////あぁ~~///////////)

 

※10分後

 

彩「はぁ····はぁ////////はぁ····///////////」

 

陽斗「えっ!?大丈夫かな!?」

 

千聖「···うん。陽斗君のせいね。」

 

花音「···そうだね。」

 

陽斗「···なんで?」

 

 

この後、陽斗は『陽斗君は、もっと女心を知るべきだ!』っと言っていたけど···何の事か分からない松原陽斗であった···

 

第16話終了!




2学期になっても、主人公の松原陽斗の修羅場とお助けは、変わらないです(笑)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。