そして、陽斗に告白するメインヒロインが増えます(笑)
羽丘学園高校では、2学期が始まり1週間程が経ったある日の放課後。主人公の松原陽斗は、特に用事も無い為に家に帰ろうと校門まで歩いていた。するとそこへ!
六花「ひぃぃぃ〜!」
明日香「もう!しつこいな!!」
ダダダッ!
陽斗「ん?···なっ!?」
陽斗の後ろ側から、クラスメートの朝日六花と戸山明日香の声が聞こえてきた。陽斗が後ろを振り向くとそこには···
パレオ「はっ!はっ!はっ!」
チュチュ「はぁ···はぁ···はぁ···」
犬みたいな声をあげながら、六花と明日香を追いかけるカラフルな色の髪をした女の子と、その後ろには肩で息をしながら必死に走る猫耳ヘッドホンを付けた背の小さい女の子が陽斗の方に向かって走ってきた。
この2人は、プロデューサーのチュチュが『自身のプロデュースする最強の音楽でガールズバンド戦国時代を終わらせる』という目的の為に結成された凄腕ガールズバンド、『RAISE A SUILEN
(レイズ ア スイレン)』、通称は『RAS(ラス)』のメンバーだ。
カラフルな髪をしているのが、キーボード担当のパレオ(鳰原令王那)。
猫耳ヘッドホンをしているのがプロデューサー&DJを担当しているチュチュ(珠手ちゆ)である。
六花「あっ!陽斗くん!助けて!!」
明日香「陽斗君!お願い!助けて!!」
陽斗「う、うん!!」
陽斗の姿を見た六花と明日香は、陽斗の後ろに隠れた。
陽斗「ちょっと待って!」
バッ!
パレオ「はい?」
ピタッ!
チュチュ「ちょっ···ちょっと···急に止まるんじゃないわよ···」
ザッ···!
陽斗が、六花と明日香を守る為に、前に出てパレオとチュチュに対峙する。
それに合わせてパレオとチュチュが止まる。
陽斗「何なんですか!?ボクのクラスメートを追いかけ回して!何者なんですか!?」
陽斗が怒りながらパレオとチュチュに問う。
チュチュ「朝日六花のクラスメート?私はRAISE A SUILENのプロデューサーのチュチュと申します。」
チュチュはそう自己紹介して、陽斗に名刺を差し出した。
パレオ「私はチュチュ様の忠実なメイドにしてRAISE A SUILENのキーボード担当のパレオです♪」
パレオもチュチュに続いて自己紹介した後、スカートの裾をつまんで舞台風にお辞儀した。
陽斗「RAISE A SUILEN?」
明日香「今、人気急上昇中のガールズバンドらしいよ。」
陽斗が疑問に思ってると、明日香が耳打ちして説明してくれた。
陽斗「そのガールズバンドのプロデューサーさんが、六花ちゃんに何の御用何ですか?」
それを聞いた陽斗がチュチュに何の用かと尋ねると···
チュチュ「ロッカアサヒを我がRAISE A SUILENのGuitar(ギター)としてScout(スカウト)しに来たのよ!」
六花「うぅ···」
陽斗「スカウト?」
チュチュが、六花に向かって指差して宣言した。そう彼女は、六花を自分のバンドのギタリストとしてスカウトしに羽丘学園高校に来たのだ。
※羽丘学園高校の校長には許可をとってる為出入り可能。つまり不法侵入ではない
チュチュ「私の最強のバンドによる音楽で大ガールズバンド時代をブッ壊す!その為には、ロッカアサヒ!あなたの力が必要なのよ!!」
陽斗(ブッ壊す?なんて物騒な事を言ってるんだ·········)
六花「ヒィィィ······」
明日香「この子···この前ラスのライブの時に『ポピパとRoseliaをぶっ潰す!』って宣言したみたいだよ···」
陽斗「···なる程。」
チュチュと明日香の言葉を聞いて、陽斗は大体事情を察した。
RAISE A SUILENは今、ギタリストがいない。そこで、六花がギター演奏している姿を見て、六花に目をつけてスカウトをしに来た。
しかし、チュチュの目的はRAISE A SUILENの音楽で明日香の姉がリーダーを務める『Poppin'Party』、通称『ポピパ』と、陽斗達のクラスメートである宇田川あこが所属する『Roselia』をぶっ潰して、大ガールズバンド時代を終わらせる事である。
そんな物騒な事を考えてるプロデューサーがいるガールズバンドに、六花は入りたくないにも関わらず、チュチュは無理矢理スカウトをしに来たのだ。
陽斗「申し訳ありませんけど、六花ちゃんは貴方達RAISE A SUILENに入る気は無いですよ。どこの世界に自分の大ファンであるバンドと、自分の友達がいるバンドをぶっ潰そうとする人がプロデューサーしているバンドに入りたいと思うんですか?」
チュチュ「何ですって!?」
陽斗の言葉にチュチュがキレた。
陽斗「そんな人達に、ボク達の大事な友達を引き渡す訳には行きません!とっととお帰り下さい!!」
六花「陽斗くん/////////////////////」
明日香「陽斗君···////////////////////」
男前な陽斗に、六花と明日香はすっかり恋する乙女となってうっとりとしている。
チュチュ「フン!あなたにそう言われてYes!···なんて諦める訳ないでしょ!こうなったら力づくで!パレオ!」
パレオ「はい!チュチュ様♪」
しかし、それで諦めるチュチュではなく、パレオに六花を捕まえるように命じる。
陽斗「くっ!問答無用って訳か!六花ちゃん!明日香ちゃん!逃げるよ!ちょっと失礼!!」
バッ!ギュウッ!ギュウッ!
六花「へっ!?//////////////」
明日香「ちょっと!?////////////////」
陽斗は六花をお姫様だっこして、明日香をおんぶして、パレオとチュチュから逃げる為に、羽丘の中庭の方に走って行った。
パレオ「ワオッ♪ステキですね♪」
チュチュ「感心してないで追いなさい!」
それを追いかけるパレオとチュチュ。
陽斗「くっ!しつこい!!」
六花(あわわわ!/////////陽斗くんにお姫様だっこされとる〜!///////でらかっこええなぁ〜陽斗くん/////////)
明日香(陽斗君ったら···////////////////////////)
陽斗は、パレオとチュチュから逃げるのに必死な為に、六花と明日香が完全に恋する乙女になった事に気づいてない。
※羽丘学園高校の屋上
ひまり「いよいよ今月末は体育祭だね!」
巴「おぅ!今から気合いが入るぜ!!」
モカ「パン食い競争楽しみ〜」
つぐみ「ふふふ!モカちゃんらしいなぁ!」
蘭「今から気合い入れたら、本番持たないよ。」
あこ「あこも楽しみ〜!」
リサ「アハハ!あこ〜張り切ってるね〜!」
同じ頃、羽丘学園高校の屋上ではAfterglowのメンバーと、Roseliaの宇田川あこと今井リサが、今月末に開催される体育祭についてお喋りをしていた。すると下から声が響いてきた。
チュチュ「パレオ〜!早く捕まえなさい!」
パレオ「六花様〜!」
陽斗「しつこいって〜!」
六花「あわわわ!////////////」
明日香「ううう////////////////」
陽斗達とチュチュ達の追いかけっこが続いていた。
モカ·ひまり·つぐみ·あこ·リサ「はっ?」
蘭「何あれ?」
巴「またアイツか!?何やってんだよ!?」
それを見た陽斗大好き組である、モカ·ひまり·つぐみ·あこ·リサは、六花をお姫様だっこして、明日香をおんぶして走っている陽斗に怒りの眼差しを向けた。
モカ「ハル君···モカちゃんという者がいながら〜······」
ひまり「もう!何で陽斗クンはいつもああなの!?」
つぐみ「陽斗君···何をしているのかな······?」
あこ「闇の戒律を破りし者は、この大魔姫あこが···え~と···その···お仕置きだね!」
リサ「これは流石に許せないかな〜·····?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!
蘭「ひぃぃぃぃ!?」
巴「ちょっと皆!落ち着けって!」
陽斗大好き組のメインヒロイン達は、怨念とも言うべき嫉妬による闇のオーラを出している。蘭はそのオーラに怯えて、巴は慌てふためく。
※昇降口前
陽斗「いい加減に諦めて下さいよ!」
パレオ「イヤです♪」
チュチュ「はぁ···はぁ···NO!絶対に諦めないんだから!はぁ···はぁ······」
陽斗は、六花をお姫様だっこ、明日香をおんぶしながら必死に逃げている。そして昇降口前まで来た。その時!
日菜「皆〜!お、か、し、だよ〜!押さない!駆けない!知らない人について行かなーい!」
麻弥「あの人···また大変ですね···」
羽丘学園高校の生徒会長でPastel*Palettes (パステルパレット)』、通称『パスパレ』のギター担当である氷川日菜と、同じくパスパレのドラム担当である大和麻弥がいた。
陽斗「避難訓練じゃないですよ〜!」
明日香「ツッコミしてる場合じゃないよ!」
六花「助けて下さーい!」
陽斗が、日菜の注意にツッコミを入れて、明日香がそれに上乗せツッコミをして、六花が日菜達に助けを求める。すると······
パレオ「はっ!?///////日菜ちゃんに麻弥さん!?///////そういえばこの学校には御二人が在学していらっしゃるのを忘れてました!//////////」
日菜と麻弥の姿を見たパレオはその場で膠着してしまった。
実はパレオはパスパレの大ファンであり、ライブの際には会場に一番乗りをしたり、髪をパスパレカラーに染める等、ガチ勢と呼ばれる部類に入る。
チュチュ「ちょっとパレオ!何してるの!?早くロッカアサヒを捕まえなさい!」
チュチュが膠着状態のパレオに早く六花を捕まえるように命ずるが···
日菜「あれ〜?令王那ちゃん?」
麻弥「ああ!パスパレのライブに1番乗りして応援して下さってる方ですね!」
パレオ「はぅ〜!////////私の名前を覚えて知ってくださったなんて〜!パレオ感激です〜!/////////////」
チュチュ「パ〜レ〜オ〜!」
日菜と麻弥が自分の事を知ってくれていた事に感激したパレオは、チュチュの命令など聞く耳を持たずに立ち止まる。
陽斗「今の内に!」
ヒュッ···!
六花·明日香「ひゃあ!?」
そんなパレオとチュチュを見て、陽斗は地面自体を縮めることで距離を接近させ、瞬時に相手との間合いを詰めたり、相手の死角に入り込む体捌き、『縮地』で素早く校舎内へ逃げ出した。
※入る際に素早く下駄箱から自分達の上履きに履き替えた。
※1年A組教室
陽斗「はぁ···はぁ···とりあえずここでやり過ごそう。」
明日香「そうだね。」
六花「うん。」
陽斗達は、自分達の教室である1年A組に逃げ込んだ。もう皆帰ったのか教室には誰もいない。明日香と六花を降ろした陽斗は、疲れたのか教室のロッカーに寄りかかる。
陽斗(もぅ···女の子じゃなかったら、いつも通りに正拳突きかジャーマン·スープレックスで倒せるのに!)
心の中で、いつも通りだったら得意の格闘技で倒せるのに、パレオとチュチュは女の子なので迂闊に手を出せない事に悔しがる。
六花「2人共、ごめんね。私のせいでこんな事に巻き込んじゃって···」
六花が申し訳無さそうに、陽斗と明日香に頭を下げて謝った。
明日香「六花、気にする事ないよ!あの2人がしつこいのが悪いんだから!」
明日香が、六花を慰めつつしつこいパレオとチュチュに怒る。
陽斗「そうだよ!バンドをぶっ潰すなんて物騒な事言って、六花ちゃんを誘拐するような人達に渡す気は更々無い!絶対に守るから!!」
陽斗も、六花に向かって漢気溢れる台詞を言った。
六花·明日香「っ!/////////////////////」
ズキューーーン///////////////////!!
六花と明日香は、心にキューピットの矢が刺さったように、陽斗の漢気が体中に響き渡った。思わず心臓がある左胸を両手で押さえた。
陽斗「えっ!?何で突然胸を押さえて···苦しいの!?」
陽斗が慌てて2人の元に駆け寄った···その時!
六花「陽斗くん!//////////////////」
バッ!チュッ////////////
陽斗「ん!?///////////////////」
明日香「あっ/////////////////////」
六花が陽斗の唇を奪った。
六花「ぷはっ!/////////私、陽斗君の事が好きなんやって!/////////////」
陽斗「ぷはっ!···///////えええー!?//////////」
そして、陽斗に愛の告白をした。
明日香「ふふふ!六花も陽斗君に告白しちゃったか···///////////」
六花「えええ!?ま、まさか!?」
明日香「そうだよ!////////私も陽斗君に告白とキスをしたよ!////////////」
六花「そうなんだ···//////////でも陽斗くんは渡さないよ!/////////」
ギュウッ!
明日香「それはこっちの台詞だよ!//////////////」
ギュウッ!
陽斗「ちょっと2人共!?////////////////」
明日香も陽斗に告白+キスをした事を話した途端、六花は陽斗の右腕をがっしり捕まえて離さない。
それに対して、明日香も陽斗の左腕をがっしりしがみついて離さない。
六花「そう···じゃあ、ライバルだね!//////////////」
明日香「そうだね!/////////////////」
陽斗「え···えっと〜////////////////」
六花と明日香が恋のライバル宣言をしたその時!
つぐみ「皆?何をしているのかな?」
陽斗·六花·明日香「!?」
突然教室に響いてきたつぐみの声に驚いた陽斗達。教室の入口には、つぐみだけでなく、陽斗大好き組のメインヒロイン達+美竹蘭と宇田川巴がいた。
陽斗大好き組のメインヒロイン達は、いつになく嫉妬深い闇のオーラを出している。
つぐみ「これから羽沢珈琲店で緊急会議を開きます。陽斗君達もご出席お願いします♪」
ゴゴゴゴゴゴゴ!!!!
陽斗·六花·明日香「···はい。」
この後、陽斗達はつぐみ達に連れられて羽沢珈琲店でしっかり尋問される事になった(笑)
ちなみにパレオとチュチュは、その日は素直に家に帰った。
しかしその後は、『BanG Dream!』の第3期的な出来事があり、無事にRAISE A SUILENのギタリストとして迎えられた。
第17話終了!
朝日六花が松原陽斗に告白した話です。
次回は、体育祭の話···にするか、その他のメインヒロインの話にするか考え中です。
投稿が遅くなる、予定変更の恐れありです。ご了承ください。
それでは次回もよろしくお願いします。
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