前回、障害物競争で恥ずかしい思いをしたRoseliaの宇田川あこ。そんなあこを元気づけたのは、主人公の松原陽斗だった。
それに感激したあこは、陽斗に告白&キスをした。そこに乱入してきたのは、同じく陽斗の事が好きな戸山明日香、朝日六花、倉田ましろだった。
彼女達はお互いに宣戦布告し、陽斗争奪戦が本格的に勃発した。果たして陽斗はどうなるのか?
前回のあらすじ終了!本編に入ります!
羽丘体育祭もいよいよ大詰め。最終競技の400mリレーだ。合計400mのコースを、代表4人がそれぞれ1人100m走ってリレーをしていく。この競技で優勝が決まる。
ちなみに現在の状況は、白組が僅かだがリードしている。つまり紅組白組のどちらも、この400mリレーに優勝がかかっているのだ。
最初は3年生の部である。紅組の女子代表はRoseliaの今井リサとパスパレの氷川日菜だ。
日菜「リサちー!同じアンカーだし、競争しよー!」
リサ「えー!?日菜に勝てる訳ないじゃん!」
2人共アンカーを務めるらしく、日菜がリサに競争しようと提案するが、リサに日菜相手じゃ勝負にならないと却下される。そもそも、同じ紅組で勝負する必要性が無い。
そんなこんなで3年生の部の400mリレーがスタートした。最初は、白組が1位2位が独占していたが···
日菜「るーーんっ♪」
ダッーーーー!!!!
紅組のアンカーである日菜が、驚異的速さでビリから一気にごぼう抜きして、1位になってゴールした。
リサ「やっぱ、日菜ってスゴいなぁ〜!」
それを見た同じく紅組のアンカーであるリサは、日菜の事を凄いと改めて感じた。ちなみに、リサはなんとか3位になった。こうして紅組はB組が1位、A組が3位という結果になった。
※3年生男子の部では、白組のD組が1位、紅組のA組が2位、白組のC組が3位、紅組のB組が4位となった。
3年生の次は2年生の部だ。紅組の女子代表は、Afterglowのメンバーだ。ただし、キーボード担当の羽沢つぐみは、生徒会の仕事で疲れてるだろうという仲間の配慮から出場しない。最初の走者は、ギター&ボーカル担当の美竹蘭だ。
蘭(絶対に負けない!)
天性の負けず嫌いである蘭は、気合いを入れてリレーに臨む。
つぐみ「蘭ちゃん!ファイト〜!」
つぐみは、生徒会本部から蘭を応援している。
体育教師「よーい···」
パンッ!
体育教師のスターターピストルの発射音と同時に、蘭を含むリレー出場者達が一斉にスタートした。
蘭「うわぁーーー!」
ダッダッダッ!!!!
トップは蘭だ。他の生徒達を寄せつけない速さで走っている。
巴「いいぞ!蘭!」
ひまり「その調子だよ!」
モカ「ら~ん、ファイト〜」
つぐみ以外のAfterglowの仲間達も蘭を応援している。
そして、半分の50mに差し掛かった時、蘭に異変が起こる。
蘭「はぁ····はぁ····」
突然失速してしまったのだ。その為、他の生徒達に抜かされてビリになってしまった。
どうやらペース配分を考えずに、いきなり本気を出して走った事が原因で、後半の体力が無くなってしまったらしい。
つぐみ「蘭ちゃんったら···」
ひまり「もう〜何やってんの〜!?」
巴「ったく···蘭の奴。」
Afterglowの仲間達は、そんな蘭を見て呆れている。
蘭「ごめんモカ···お願い!」
モカ「アイアイサー〜」
パシッ!ダッ!
それでも頑張って走り切り、次の走者であるモカにバトンを渡して、モカは走る。
モカ「さ~て···モカちゃんの本気を見せようか〜···よっ!」
ダッダッダッ······ビュゥーン!
最初はゆっくり走っていたモカだが、20m地点に到達すると一変し、本気で速く走ったのだ。その速さは蘭よりも速く、あっという間に1人抜かして3位になった。
蘭「モカ···速い···」
つぐみ「モカちゃんって、ああ見えて昔から走るの速かったっけ。」
巴「いいぞ!モカ!!」
Afterglowの仲間達は、モカの走力に感心している。
モカ「ひーちゃん、パース!」
パシッ!
ひまり「任せて!」
ダッ!
モカからバトンを託されて、第3走者のひまりが走った。すると···
周りの男子達「オオオ〜ー!」
何故か羽丘の男子や観客席から黄色い声援が聞こえてきた。その原因は······
プルンッ♪プルンッ♪プルンッ♪
ひまりの身体に付いている豊満Wメロンのせいだ。ひまりが全力疾走する事により、豊満Wメロンが揺れるに揺れて、男子達は興奮しているのだ。
ひまり(うぅ〜!///////50メートルでも応援合戦でもそうだったけど、何で男子達は私の胸ばっかり見るの〜!?////////////)
ひまりは、自分の胸ばかり見る男子達を嫌がる。走るスピードも落ちて、抜かされそうだ。しかし、ひまりが1年生の席が近くにあるコーナーに差し掛かった時···
陽斗「ひまりさーん!頑張って下さーい!!」
ひまり「っ!//////////////////」
1年A組の席にいた陽斗がひまりに声援を送っていた。その目には全く下心も邪気も無く、キラキラ光る星のように純粋に輝いていた。
ひまり(陽斗クンが応援している!///////私の胸なんて1mmも見てない···純粋に応援してくれている!////////////////)
ひまりは、自分の胸を見ずに純粋に応援してくれている陽斗を嬉しく思った。
ひまり「よーしっ!頑張るぞー!えい、えい、おー!!」
ダーーーーッ!!!!
ひまりは、いつもの号令で気合いを入れて、猛ダッシュをして前にいる2位の選手を抜かした。
陽斗「わっ!?凄いなひまりさん!突然速くなって前の人を追い抜かした!」
突然速くなったひまりに驚く陽斗。
明日香·六花·あこ「むぅ~!!!」
その陽斗を、クラスメートトリオが嫉妬心溢れる目で睨みつけていた。
この後、ひまりからバトンを受け継いだ巴が激走して、1位でゴールする事が出来た。
2年生女子の部は、紅組が2年A組が1位となったが、B組は最下位の4位になった。
※2年生男子の部では、白組のD組が1位、紅組のB組が2位、白組のC組が3位、紅組のA組が4位となった。
最後は、いよいよ1年生の部だ。最初は女子からスタートする。1年A組のアンカーは、宇田川あこである。
体育教師「よーい···」
パンッ!
体育教師のスターターピストルの発射音と同時に、1年生女子の部がスタートした。
1年D組の女子1「はあっ!」
ダッダッダッ!!!!
トップを走るのは1年D組だ。1年D組は8割以上の生徒が運動部のエースや格闘技の達人といったスポーツクラスなので、走力は他のクラスの中でもトップクラスなのだ。
この後の第2走者、第3走者もD組がトップを走り続けている。一方のA組は3位、B組は2位、そしてC組が4位だ。そして、いよいよアンカーへとバトンが渡される···
1年D組の女子アンカー「やあっ!」
ダッダッダッ!!!!
D組のアンカーは、陸上部のエースであり2位との差を更に広げた。
あこ「まだまだ〜!!」
ダッダッダッ!!!!
A組のアンカーであるあこは、諦めずに自慢の俊足でD組を追いかける。しかし······
バッ······!
体育教師「ゴール!1位···1年D組!2位···1年A組!」
1年D組の生徒達「わぁ~~!」
残念ながら、D組を追い抜く事は出来ずに、2位という結果に終わった。
あこ「皆···ごめんね。1位になれなくて···」
あこは落ち込みながら、1年A組の席に戻り皆に1位をとれなかった事を謝る。
六花「そんな事ないよ!2位でも充分凄いよ!」
明日香「そうだよ。後は陽斗君達が挽回するから!」
1年A組女子達「うんうん!」「大丈夫!」「松原君や板橋君なら安心ね!」
1年A組の女子達は、気にしていない様子で、あこの事を励ます。
あこ「みんなぁ~······ごめんね···ありがとうー······」
あこは、皆の優しさに感激して泣いてしまう。
陽斗(あこちゃん···よしっ!)
400mリレーのアンカーを務める事になった陽斗は、泣いてるあこを見て、400mリレーに向けて気合いを入れる。
そして······
体育教師「よーい···」
パンッ!
体育教師のスターターピストルの発射音が響き渡り、1年生男子の部が今スタートした。
純平「おぅりゃあー!」
ダッダッダッ!!!!
A組の第1走者は豊島純平だ。女の子大好きな変態故に、女の子にモテる為なら何でもするので、スポーツ万能な男でもある。しかし······
1年D組陸上部男子1「はぁー!」
ダッダッダッダッダッダッ!!!!!!!!
最大のライバルである1年D組の陸上部男子を追い抜く事が出来ない。それでも、同じ紅組のB組や白組のC組の男子には抜かされずに2位である。
純平「頼むぜ!高尾!」
パシッ!
高尾「よしっ!」
純平は100mをしっかりと走り切り、第2走者の高尾『たかお』にバトンを託す。
ちなみに高尾は、1年A組のモブキャラ男子なので、これ以上の説明も出番も無い···かもしれない。
そんな高尾だが······
高尾「はっ!」
ダッダッダッダッダッダッ!!!!!!!!
400mリレーの第2走者として、恥じない位に速く走りD組男子との距離を徐々に縮めていく。
高尾「後は任せた!板橋!」
パシッ!
烈火「よっしゃ!」
高尾は、D組男子を追い抜く事は出来なかったが、充分追い抜ける距離まで縮めて、第3走者で1年A組の委員長である板橋烈火にバトンを託した。
烈火「うおおおー!!」
ダッダッダッダッダッダッ!!!!!!!!
烈火は純平や高尾を超える速さで、D組男子を追い抜く為に猛ダッシュした。
1年D組陸上部男子2「でやぁぁぁー!」
ダッダッダッダッダッダッ!!!!!!!!
それでも、D組の陸上部男子には追いつけずにどんどん離されていく。
1年D組陸上部男子2「頼むぜ!テル!!」
パシッ!
輝幸「よしっ!行くぜっ!!」
そして、D組のアンカーで委員長(代理)である荒川輝幸にバトンが託される。
輝幸「オラァーー!!」
ダッダッダッダッダッダッ!!!!!!!!
輝幸は、プロボクサーを目指して毎日ロードワークをしているので、オリンピック選手並みの速さで走れる。
烈火「ちくしょう!すまん!陽斗!頼んだ!」
パシッ!
陽斗「任せて!」
ダッダッダッダッダッダッ!!!!!!!!
輝幸に30秒遅れて到着して、A組のアンカーである陽斗にバトンを託す烈火。
輝幸「あの野郎か!かかってこい!」
ダッダッダッダッダッダッ!!!!!!!!
輝幸は、一瞬後ろを振り向いて50m徒競走の時から一目置いている陽斗の姿を確認して本気で走る。
陽斗「速いな···よしっ!こうなったら·····!!」
輝幸の後ろ姿を見て普通に走ってたら絶対に勝てないと確信した陽斗は···!
ゴキンッ!べキンッ!バキンッ!!
明日香「えっ!?」
六花「何や!?」
あこ「何々!?陽斗クン!?」
なんと···足の関節や骨格を調節して、リミッターを解除した。そして!
陽斗「やああああーーー!!!!」
ダッダッダッダッ!!!!!!!!
ドゥビュゥーーーーーン!!!!
つぐみ「えええ!?」
ひまり「速すぎだよ〜!?」
モカ「ソニックブーム出てる気する〜」
リサ「凄すぎ······」
美咲「は···速すぎじゃない?」
彩「スマホのカメラでも捉えきれないなんて···」
ましろ「カッコいい//////////////////」
本気モードになった陽斗は、ソニックブームを出す勢いで激走して、輝幸との差を徐々に縮めていく。その速さに周りの人達は驚いている。
輝幸「何!?いつの間に隣に···くそったれがぁーー!!」
ダッダッダッダッダッダッ!!!!!!!!
輝幸も、20m以上も離れていた距離を、50m地点で一気に隣合わせにまで縮めた陽斗に驚きつつも、更に加速してゴールを目指す。
陽斗「うおおおおおお!」
ダッダッダッダッ!!!!!!!!
ドゥビュゥーーーーーン!!!!
陽斗も、更にリミッター解除してゴールに向かって一直線に走る。
バッ············!
そして、先にゴールテープを切ってゴールしたのは······!
※羽丘体育祭·得点発表
日菜「結果発表するよ〜!······770対760で!紅組の優勝〜ーー!」
紅組の生徒達「やった〜!」「優勝だ〜!」
白組の生徒達「くそ〜!」「悔しい〜!」
羽丘体育祭の競技が全て終了して、生徒会長の氷川日菜から結果発表された。得点は770対760により紅組が優勝した。
そう···1位でゴールしたのは陽斗だった。輝幸を抜かして見事1位でゴールしたのだ。そして、1年B組は3位でゴールして、10点差で紅組が優勝したのだ。
優勝した紅組の全クラスには、同じ形の優勝トロフィーが授与された。
また、優勝した組の各クラスで、最も活躍して優勝に大きく貢献した生徒が『体育祭名誉生徒』として、特別なご褒美が与えられる。今年の体育祭で体育祭名誉生徒の中には勿論······
陽斗「ボクが体育祭名誉生徒の1人か···」
陽斗もいる。リレーを含む全ての出場競技で1位を獲得して、紅組の優勝に大きく貢献したからだ。そして陽斗に与えられたご褒美とは········
※校庭のど真ん中、フォークダンス会場
♪〜♫〜♬〜♪〜♫〜♬〜♪〜♫〜
得点発表の後は、皆の頑張りを祝って校庭のど真ん中に設置された会場で、生徒、保護者全員自由参加のフォークダンスを踊る。
皆がそれぞれ好きな人と組んで音楽に合わせてフォークダンスを踊っている。そんな中陽斗は······
陽斗「この格好は···//////////////////」
童話に出てきそうな王子様の格好していた。更に陽斗の周りには······
明日香「恥ずかしいけど···陽斗君となら///////////////」
六花「でら恥ずかしいけど、陽斗くんとなら···//////////////////」
あこ「白き魔女になった大魔姫あこと共に···とにかく!//////あこと踊ろう?////////」
つぐみ「陽斗君!///////私と踊ろう!///////」
ひまり「ズルいよ!///////私も踊る!////////」
モカ「モカちゃんと踊ろう〜////////////////」
リサ「アタシと踊らない?//////////////」
彩「私とも〜!////////////////」
美咲「わ、私も陽斗君と踊りたいかな///////////////」
ましろ「まーくん!///////一緒に踊ろ!!////////」
陽斗大好きメインヒロイン達が、これまた童話に出てきそうなお姫様のドレスを着て、陽斗をフォークダンスの相手に誘う。
そう···これが、体育祭名誉生徒に選ばれた陽斗のご褒美だ。
陽斗「待ってよ皆!//////////順番順番!///////////////」
メインヒロイン達「待って〜〜〜!」
この後、陽斗はお姫様となったメインヒロイン達と終了するまでフォークダンスを踊った。
※体育祭から3日後の羽丘学園高校、放課後の1年A組教室
ギュウッ〜!ギュウッ〜!ギュウッ〜!
陽斗「ちょっと皆!痛いって!!」
明日香「ちょっと!六花、あこ!!陽斗君は、これから私と図書館で勉強するの!」
六花「そんなの駄目!陽斗くんは渡さないよ!」
あこ「我が大魔姫あこの伴侶となる陽斗クンを連れ去る事など許さぬ···陽斗クンは、あこと遊ぶの!」
体育祭が終了してから3日後。羽丘学園高校の教室では、陽斗を取りあう明日香、六花、あこの光景が日常茶飯事になってきた。
つぐみ「こらー!皆!陽斗君を困らせたら駄目だよ!陽斗君は、生徒副会長の私が守るからね!」
ギュウッ〜!ダッダッダッ!
陽斗「つぐみさん!?いや、何処に行くんですか!?」
明日香「そうですよ!陽斗君を連れて行かないで下さい!」
ガシッ!ギュウッ〜!
六花「そうです!陽斗くんは絶対に渡しません!」
ガシッ!ギュウッ〜!
あこ「あこも!」
ガシッ!ギュウッ〜!
陽斗「お願いだから離して〜!」
そこに、つぐみといった羽丘先輩組が乱入する事もある。更に休日ともなれば、他のメインヒロイン達が松原家に押しかけて陽斗を取りあうようになったらしい···果たして陽斗の運命はどうなってしまうのか?
第23話終了!
陽斗争奪戦がますます激化した体育祭編でした。
第24話以降は、時期に関係なく陽斗とメインヒロインとの日常話を投稿する予定です。
投稿が遅くなる、予定変更の恐れありです。ご了承ください。
それでは次回もよろしくお願いします。
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