お助けマンな弟   作:シュステーマ・ソーラーレ

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今回は、陽斗が初めてお助けします(笑)


第3話〜お助け第1号

色々あって、元女子校だった羽丘学園高校に入学した松原陽斗。

 

入学式の翌日。陽斗は、超絶過保護でブラコンな姉の花音をいなして、羽丘学園高校に行く。

 

陽斗(はぁ···朝から姉さんの相手するの疲れたよ·······おっ、学校が見えてきた!)

 

陽斗は、疲れた表情を見せながらも、学校が見えてきたので少し笑顔になった。すると···

 

つぐみ「だから!バイク通学は校則違反です!」

 

DQN男子1「あぁ!?何だと!?」

 

DQN男子2「俺達ぁ、免許持ってんぜ!」

 

校門前で、何やら騒ぎが起きているらしく人集りができている。陽斗は、気になって1番前までやって来た。

 

どうやら、禁止されているバイク通学している2人組のDQN男子を生徒副会長の羽沢つぐみが引き止めて注意しているようだ。

 

※ちなみに、バイクは1台でDQN男子1が操縦して、2が後ろに乗っている2人乗りである。ヘルメットは装着している。

 

つぐみ「免許持っている、持っていないの問題じゃありません!バイクで学校に来る事自体校則違反なんです!とにかく、バイクから降りて生徒指導室に来てください!!」

 

つぐみは、DQN男子2人に対して臆する事無く、バイクの前に立って進路を塞ぐ。しかし······

 

DQN男子1「うるせぇ!あんな『るんっ♪ってしよう』って言ってるような奴が生徒会長やっている学校で校則もヘッタクレもあるか!」

 

DQN男子2「そうだ!固い事ぬかしてんじゃね!!」

 

つぐみ「それとこれとは話が別です!」

 

陽斗(はぁ···どうしようもないクズバカだよ。)

 

DQN男子2人は、屁理屈言って逆ギレしてしまい、つぐみに詰め寄る。つぐみもそれに負けずに言い返す。これでは埒が明かない。するとそこに現れたのは···

 

 

美竹蘭「ちょっと!あんた達!!」

 

青葉モカ「うちのつぐに何してるんですか〜?」

 

上原ひまり「バイク通学してる方が悪いでしょ!?」

 

宇田川巴「それなのに、つぐに絡みやがって···許さないぞ!」

 

つぐみ「み、皆!」

 

陽斗(あれ?あの人達は確か···Afterglow···だよね。)

 

つぐみが所属しているガールズバンド、『Afterglow(アフターグロウ)』のメンバーだった。

 

Afterglowとは、羽丘学園の2年生同士で結成された王道ガールズロックバンド。メンバーが全員幼なじみで、皆が『いつも通り』に過ごせる為に音楽バンド活動を行っている。

 

そんな、彼女達は大事な幼なじみの親友であるつぐみのピンチに駆けつけて、DQN男子2人の乗っているバイクの前に立ち、つぐみを守っている。

 

陽斗(へぇ···噂で聞いた通りに、仲間想いのいい人達なんだな。)

 

その様子を見た陽斗は、Afterglowの友情に感動を覚えた。

 

 

DQN男子1「へっ!いい度胸だ!」

 

DQN男子2「俺達に逆らうとどうなるか教えてやる!」

 

ブゥン!ブーーン!!

 

それに怒ったDQN男子1は、バイクを発進させて、1番前に出ている蘭と巴に向かって突っ込んできた。

 

モカ「蘭!トモちん!!」

 

ひまり「きゃあああ!?危ない!」

 

つぐみ「止めて!!」

 

モカ達が、蘭と巴の所へ向かおうとするが···

 

蘭「来ちゃダメ!!」

 

巴「駄目だ!!来るんじゃない!!」

 

モカ·ひまり·つぐみ「!!!」

 

蘭と巴の叫びに、モカ達は立ち止まった。

 

蘭(ここで退いたら、つぐみ達が······)

 

巴(せめて···つぐ達だけでも守らなきゃな!)

 

蘭と巴は、つぐみ達を守る為に一歩も退く事無く、DQN男子のバイクに向き合う。

 

DQN男子1「オラオラ!」

 

DQN男子2「くたばれー!!」

 

ブゥーーン!!!!

 

DQN男子が運転するバイクが、猛スピードで蘭と巴の方に突っ込んで来る。

 

つぐみ「止めてーーー!」

 

つぐみが、涙を流しながら叫んだ···その時!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガシャン!ブゥーン······

 

DQN男子1「何!?」

 

DQN男子2「おい!何で止めるんだよ!?」

 

DQN男子1「ちげーよ!動かねぇんだよ!!」

 

突然、DQN男子のバイクが蘭と巴がいる目の前で停止した。その場でタイヤが回っている。そして···

 

ブワァァ······

 

DQN男子1·2「うわぁーーー!?」

 

蘭「はっ!?」

 

巴「何だ!?」

 

モカ「およ?」

 

ひまり「ウソ!?」

 

つぐみ「えっ!?えっ!?」

 

周りの生徒「おおーーー!」

 

突然バイクが宙に浮いた。それを見た全員が驚いている。一体何が起こったのか?それは······

 

 

陽斗「よっと!やれやれ···聞き分けの無い生ゴミ達だな。」

 

ガシッ!ガチャン!!

 

なんと······陽斗が地面自体を縮めることで距離を接近させ、瞬時に相手との間合いを詰めたり、相手の死角に入り込む体捌き、『縮地』と呼ばれる技でDQN男子のバイクに追いついて、更に人間離れした怪力で、バイクをDQN男子2人ごと持ち上げているのだ。

 

陽斗は、昔から気弱でどこか頼りない姉の花音を守る為に、空手や中国拳法等の格闘技を我流で習得していく内に、人間離れした身体能力、格闘術を身に着けたのだ。

 

蘭「何···あれ···」

 

モカ「おお〜!」

 

ひまり「あの人が、バイク持ち上げてるの!?」

 

巴「な···なんて怪力なんだ···」

 

つぐみ「あっ···あ···」

 

 

 

あこ「うわぁーー!スゴいスゴい!!」

 

明日香「す、凄い···」

 

六花「まるで鬼みたいや〜!?」

 

 

今井リサ「スゴイね〜」

 

湊友希那「何かしら?あれは。」

 

 

氷川日菜「校門前が騒がしいから来てみたら···スッゴーイ♪」

 

大和麻弥「何ですかあれは!?」

 

瀬田薫「か弱き乙女達の危機に立ち上がる勇者···儚い。」

 

 

 

 

周りの生徒達「あんな重そうなバイクを、あの男子ごと持ち上げている!?」「何だ彼奴!?」

「見た目は、女の子っぽいけど男子の制服着てる。」

 

Afterglowのメンバーや、陽斗と同じ1年A組の宇田川あこ、戸山明日香、朝日六花、その他の生徒達がDQN男子ごとバイクを持ち上げている陽斗に驚いている。

 

DQN男子1「うわぁ!?おい止めろ!」

 

DQN男子2「降ろせー!!」

 

ブゥーン!

 

DQN男子2人が、慌ててバイクの上で騒いでいる。

 

陽斗「うるさい生ゴミだな···こういうゴミはこうして···!」

 

グググッ·······!

 

陽斗は、体勢を変えて周りを見て投げ飛ばす構えをとった。そして!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

陽斗「ポーイだっ!!」

 

ブワンッ!!

 

DQN男子1·2「うわああああー!?」

 

周りの生徒達「おおおーー!」

 

ガシャアアアアアン!!!!

グシャァァァ·········

 

DQN男子1·2「あへぇ~~·······」

 

陽斗は、羽丘学園のゴミ捨て場にDQN男子2人が乗ったバイクを思いっきり投げ飛ばした。バイクは大破して、DQN男子2人は気絶してしまった。しかも今日は生ゴミの日だったらしく、DQN男子2人は生ゴミまみれになっている。

 

陽斗「ざまあみろ!······あっ。」

 

それを見た陽斗はドヤ顔をした。しかし周りを見ると······

 

周りの生徒達「おお〜!すげぇ!!」「あの子···女の子みたいな見た目してるけど···かっこいい////////////」

 

陽斗の活躍に皆は賞賛の嵐である。

 

陽斗「す、すみませんでしたーーー!!////////////////////」

 

バッ!!ドドドドドーーー!!

 

それに照れた陽斗は、ソニックブームを出せそうな勢いで、ダッシュで教室まで走り去った。

 

つぐみ(あの人···カッコいいなぁ/////////後でお礼しに行かないと!////////////)

 

そんな陽斗の姿をつぐみは恋する乙女の目で見つめていた·······

 

 

その後·······

 

教師「松原···校則違反の生徒を懲らしめてくれたのはいいが、やり過ぎだぞ。でも、よくやったな!」

 

警察官「ありがとうございます!あの男子達は連行していきます!事情聴取は授業が終わった後でお願いします!」

 

 

陽斗はすぐに事情聴取の為、先生に呼ばれて職員室で事情を説明した。そして、通報を受けた警察官は、DQN男子2人を連行して行った。

 

こうして、陽斗は羽丘学園高校で知らない人はいない位に有名人となってしまった。···いい意味で(笑)

 

第3話終了!




今回は、羽沢つぐみをお助けした陽斗。次回もたくさんお助けします(笑)
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