お助けマンな弟   作:シュステーマ・ソーラーレ

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この話では、あるガールズバンドのリーダーを、松原陽斗がお助けします。


第8話〜リーダーをお助け

色々な事があったゴールデンウィークが終わってから約1ヶ月が過ぎた6月のある日。

 

主人公の松原陽斗は、授業を終えて家に帰るべく、羽丘学園高校の校内を歩いていた。すると···

 

羽丘女子達「キャアー///////////////」

 

陽斗「!?」

 

突然、中庭の方から女子達の甲高い声が聞こえてきた。何事かと陽斗は驚いた。

 

※羽丘学園高校の中庭

 

気になったので、中庭に来た陽斗。するとそこには······

 

薫「大空で1番美しい2つの星に···何かの様で装いき···戻るまで光ってくれと···あの人の目に頼んでいるのか!?」

 

女子達「きゃあー//////////」「薫様〜/////////」「ステキ〜!//////////」

 

麻弥「相変わらず、凄い人気ですね。」

 

ひまり「うっとり〜////////////////」

 

 

日菜「アハハ!薫君、今日も絶好調だね〜♪」

 

つぐみ「ひまりちゃんったら···」

 

 

お城のセットの上で演技する羽丘学園高校の演劇部所属である瀬田薫と、そのファンの女子達がいた。セットの下では、パスパレのドラマーで、演劇部の裏方兼機材担当の大和麻弥。ファンの女子達の中には、Afterglowのリーダーでベース担当である上原ひまりがいた。

 

更に、生徒会長の氷川日菜と副会長の羽沢つぐみが生徒会役員を連れて警備をしている。

 

 

瀬田薫は、容姿端麗でスタイル抜群の男装の麗人であり、その演技力の高さから絶大な評価を得て、羽丘のみならず周辺の学校で女性人気が高い有名人なのだ。そして、陽斗は薫の事をよく知っている。

 

陽斗(あの人···姉さんと同じハロハピのメンバーの瀬田薫さん···だよね?演劇部所属で羽丘1の人気者だって姉さんから聞いてたけど········凄い熱気だ。)

 

そう···薫は、陽斗の姉である花音が所属するガールズバンド、ハロハピのギター担当なのだ。

 

だが、陽斗は薫と直接話した事は無い。その理由は2つある。

 

1つは、上記の通り薫には女性ファンが多く、薫は常にファンの女の子に囲まれている為に、女の子が大の苦手な陽斗は近づけない。

 

もう1つは、ハロハピの3馬鹿の1人でキャラが濃過ぎる薫に関わらせたくないのか、花音は薫に陽斗の事を教えていない。薫の幼なじみである白鷺千聖も、陽斗が羽丘学園高校に入学する事を知ると······

 

 

千聖『いい?陽斗君。瀬田薫とは絶対関わっちゃ駄目よ?もし、薫がちょっかい出してきたら言ってね······薫をお仕置きするから♪』

 

っと、いつになく禍々しい腹黒オーラを出しながら陽斗に警告した。

 

なので、陽斗は羽丘学園高校に入学してから約2ヶ月が経過しているが、薫とは全くと言っていい程関わりが無い。

 

ちなみに、薫は第3話で陽斗の事を見かけたが、陽斗が花音の弟である事に気づいていない(大和麻弥も)。

 

陽斗(うぅ···女子がいっぱいいるし···帰ろう···触らぬ神に祟りなし···君子危うきに近寄らず···だね···早く家に帰ろう。)

 

あまりの女子の多さに陽斗は気分が優れない。なので早く家に帰る事を決めた。その時!

 

 

ビューーー!!!!

 

陽斗「何!?」

 

薫「おや?くっ!」

 

麻弥「うわっ!?突風!?」

 

ひまり「きゃあ!?」

 

女子達「キャアー!?」

 

突然、猛烈な突風が吹き荒れた。そして!

 

ギィィィィ········

 

女子達「危なーい!」「セットが倒れてくるわ!!」

 

お城のセットの一部が、女子達の方に倒れてくる。

 

日菜「大変!皆逃げてー!!」

 

つぐみ「皆さんで救助しましょう!!」

 

日菜達、羽丘生徒会の人達が女子達の救助を行う。なんとか殆どの女子達の救助は出来た。しかし!

 

ひまり「あぁ···」

 

薫「ひまり!」

 

麻弥「上原さん!?」

 

日菜「ひまりちゃん!?」

 

つぐみ「ひまりちゃん!?」

 

ひまりが逃げ遅れてしまった。ひまりは恐怖で足が竦んで動けない。

 

周りの人達がひまりを心配している。

 

ギィィィィ······ヒュウウウ······

 

そこにセットが勢いよく倒れていく。あわやセットの下敷きになってしまいそうになるひまり。そんな彼女のピンチを救ったのが······

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

陽斗「危ない!ハイヤーーーッ!!」

 

ドガァァァッッッッッッ!!!!

ガシャアーーーーン!!!!

 

勿論、陽斗だった!陽斗は、地面自体を縮めることで距離を接近させ、瞬時に相手との間合いを詰めたり、相手の死角に入り込む体捌き、『縮地』と呼ばれる技で、ひまりの前まで瞬時に移動して、セットを全力回し蹴りで人のいない所まで吹っ飛ばした。

 

※ちなみに、セットの重さは約50〜60kg。それを陽斗は空手の回し蹴りで、10m先まで吹っ飛ばした

 

ひまり「···えっ?」

 

薫「なっ···!?」

 

麻弥「ええええっ!?」

 

日菜「うわぁ!?スゴーイ!!」

 

つぐみ「陽斗君////////////////」

 

何が起こったのかイマイチ理解出来ていないひまり。

 

陽斗の凄まじい回し蹴りに、薫と麻弥と日菜が驚いた。

 

そして、つぐみは恋する乙女の目でひまりを助けた陽斗を見つめている。

 

陽斗「よしっ!あっ···無事でしたか?」

 

セットを吹っ飛ばした陽斗は、ひまりの安否確認を行う。

 

ひまり「えっ!?えっと···大丈夫!ありがとう!助けてくれて!(この子···つぐみを2回も助けてくれた、花音先輩の弟君だ!)」

 

ひまりは、我に帰って陽斗にお礼を言って、同時に陽斗が花音の弟で、前につぐみを2回も救った男だと認識した。

 

つぐみ「ひまりちゃん!陽斗君!大丈夫?」

 

つぐみは、ひまりと陽斗の元に駆けつけて無事を確認する。

 

薫「大丈夫かい?ひまりと···おや?君は···」

 

麻弥「大丈夫ですか上原さん!それと···貴方は!?」

 

日菜「大丈夫?ひまりちゃん。それと···あ〜!前にバイク通学しようとした男子をバイクごとビューンって投げ飛ばした子!!」

 

薫達も駆けつけた。そして、陽斗を見て入学式の翌日にバイク通学しようとしたDQN男子2人をバイクごと投げ飛ばして懲らしめた男子だという事に気づいた。

 

女子達「本当だ!」「ゴリラ並みの怪力でバイクを投げ飛ばした、羽丘最強の男子よ!」「可愛いくて強くてカッコいいなんて···反則よ///////////」

 

周りの女子達も気づいて陽斗に注目している。

 

陽斗「うっ······//////////////////」

 

その視線に陽斗は恥ずかしくなり···

 

 

陽斗「失礼しましたーーーーーー!!!!!//////////////////////」

 

ビューーーーーーン!!!!!!

 

ソニックブームを出す勢いの猛スピード走りで、中庭を去っていった。

 

つぐみ「陽斗くーん!?」

 

ひまり「速っ!?」

 

猛スピードで去ってしまった陽斗に驚くつぐみとひまり。そして···

 

 

日菜「車より速くなかった?」

 

薫「照れ屋な子犬君だね····儚い······」

 

麻弥「本当ですね。でも、なんか可愛いッスね。フヘヘ···」

 

あまりの速さに感心する日菜達だった···

 

 

※翌日の羽丘学園高校1年A組教室

 

 

ひまり「昨日はありがとうね!お礼にAfterglowの主催ライブチケットあげる!···見に来てね?////////////////」

 

つぐみ「···絶対だよ?////////////////」

 

陽斗「は、はい。(何でそんな可愛い上目遣いで見てくるんだろう?//////////)」

 

翌日。羽丘学園高校の昼休み、1年A組の教室にひまりとつぐみが来て、陽斗にAfterglowの主催ライブのチケットを渡した。

 

その際、色っぽい上目遣い目でライブを見に来るようにお願いした為、陽斗は戸惑いながらも承諾した。

 

 

明日香「···陽斗君···また、女の子を誑かして···どうしようかな?」

 

あこ「···我が眷属は生粋の女誑しであったか···クククッ···これは闇の審判の元に······え~と·······何とかしなくちゃ!」

 

六花「あわわわわ······」

 

それを見ていたクラスメートの戸山明日香と宇田川あこは、嫉妬による闇のオーラを出して、朝日六花を盛大に怯えさせた。

 

 

 

Afterglowのリーダーである上原ひまりをお助けして惚れさせた松原陽斗。

果たしてこれからどうなるのか?

 

第8話終了!




今回のお話で、上原ひまりをお助けして惚れさせた陽斗。
これからどうなるのか?

投稿が遅くなる、予定変更の恐れありです。ご了承ください。

それでは次回もよろしくお願いします。

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